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疲れた…。まだ朝なのに。
ビンセント先生の捜索は今からなのに。
ベッドに座ってぼーっとしている。レオナルド様は朝から元気に支度をして、僕に服を着せたり髪まで整えてくれる。
「ルーファス、ごめんね?今日はここで休んでいて。私が一人で探してくるよ。」
「だ、大丈夫です。」
「ごめんね。ルーファスが可愛くて、気持ちよくて。ごめん。」
レオナルド様に夜中まで付き合わされてぐったりしていると、反省したのかしきりに謝ってくる。
まぁでもレオナルド様ばかりが悪い訳じゃない。
「大丈夫です。僕だって、その、気持ちよくて…。」
「ルーファス!ダメ…そんなこと言われたら。私の奥さんが誘惑してくる。はぁはぁ。」
硬くなってるーー!反省してないーー!
好き好きと言いながらのしかかってきた。
「ダメです!夜しましょう。ね?ビンセント先生を探さないと!」
「そうだった。ルーファスとセックスしたくなると全てのことが頭から飛んでいってしまう。」
なんとかこの性欲魔獣を押さえつけて僕たちは外に出た。
ラザウェル様たちは森の辺りをうろつくと行っていた。
僕たちは川の方に行ってみる事にした。
うーん、何もない…。人も居ない。
川の水は澄んでいて綺麗だ。魚が泳いでいるのか見える。捕まえられるかな?
僕は靴を脱いで川の中に足を入れた。
「冷たーい。」
冷たくて気持ちいい。
川辺に座っているレオナルド様が僕に水をかけてくる。
僕もかけ返した。
「やめて~!やめてくださいよ~。」
「あはは」
水のかけっこをしているとレオナルド様が急に手を止めて僕をじっと見つめる。そのまま手招きするので近づいた。
「どうしたんですか?」
「透けてる…。ピンクの乳首。ルーファスの可愛い乳首。」
「えっ?」
下を向くとシャツが水で濡れてうっすらと透けていた。
本当だ。でも乾けば大丈夫だろう。
「吸いたい、舐めたい。ルーファスのピンクの乳首。いい?」
「ダメですよ!」
「はぁはぁ。吸いたい。」
逃げようとすると背中からガバッと抱きついてきた。
足が水の中なので上手く動けない。
そのまま乳首を触ってきた。
「じゃあ触る。あぁ可愛い。コリコリしてきた。舐めたい、吸いたい。吸いながら中で射精したい。」
おまけに硬くなったものをお尻に擦り付けてくる。
僕はバシャバシャ水の中で暴れた。このままでは…。
「相変わらず仲が良いですね。」
え?その声は!僕は顔を上げて声の主を見た。
「カナン様!!!」
「カナン!!!」
カナン様が網を片手に川の中を歩いてきた。本物?本物だよね?
「朝っぱらから外でイチャイチャして。魚がみんな逃げちゃいますよ。ナチェンまで新婚旅行ですか?」
「カナン様~。」
僕はカナン様に抱きつこうとした。でもレオナルド様に怖い顔をして引き留められてしまった。
「カナン、新婚旅行じゃないんだ。イチャイチャしているわけでもない。おまえたちを探しにきたんだ。」
いや、イチャイチャしてましたよ。
僕を抱きしめて透けた乳首を隠しながら言った。
「え?僕を?」
「正確にはビンセントだ。」
「ビンセント?」
「そうだ。また力を貸して欲しい。」
♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎
僕たちはカナン様の後に着いて歩き、川の近くにある崖にたどり着いた。下から見上げると崖が横縞模様のように見える。
「縞々ですね。」
「これは地層だね。」
レオナルド様が楽しそうに説明してくれる。
「地層?」
「昔ここは海の底だったんだよ。」
後ろから声が聞こえた。振り返るとビンセント先生がスコップを持って立っていた。
「ビンセント先生!」
「レオナルド様とルーファス君。奇遇だね。君たちも遺跡の採掘に?」
「いえ、ビンセント先生を探しに来たんですよ!」
「僕を採掘しに来たの?物好きだね。」
僕たちは見つけた二人を連れて宿に戻った。ラザウェル様とオズベルト様はまだ居なかった。森の方は言ったので昼食の時間まで戻ってこないだろう。
「遺跡の採掘ですか?」
「そう。この間、さっきの地層付近で見つかったんだ。海に沈んだラーマ大陸かもしれないと言われている。」
「ラーマ大陸ですか?」
レオナルド様が身を乗り出した。
「そうです。魔術が栄えた都、ニカナがあった大陸です。」
「それがここに?」
「大地震と地殻変動で大陸が大きく動いた。どうやらその時に海に沈んだラーマがここまで動いて来たと言われているんです。」
ぐぬぬ…難しい。ラーラ?ニナニ?覚えられない。三人は楽しそうに話をしている。
「ビンセントがいるのか⁉︎」
難しい話に僕が頭を痛めていると、勢いよく扉が開いてラザウェル様とオズベルト様が入ってきた。
「お久しぶりです。ラザウェル様。何でも僕に用事とか。」
「そうだ。おまえを探しにきたんだ。」
僕たちは食堂で昼食を食べながら話すことにした。
今日のメニューはサーモンのムニエル、魚介のパスタ、これはペスカトーレという名前らしい。タコのサルサヴェルデ、魚のスコッタートという料理だ。どれも本当に美味しい。ナチェンの料理を勉強してフォーゼットに戻ったら作ろうかな。
「で?僕に用事とは?」
早食いのビンセント先生は早速食べ終わってラザウェル様に話しかけた。
ラザウェル様はこれまであったことを話した。ビンセント先生とカナン様はじっと聞いていた。
ビンセント先生の捜索は今からなのに。
ベッドに座ってぼーっとしている。レオナルド様は朝から元気に支度をして、僕に服を着せたり髪まで整えてくれる。
「ルーファス、ごめんね?今日はここで休んでいて。私が一人で探してくるよ。」
「だ、大丈夫です。」
「ごめんね。ルーファスが可愛くて、気持ちよくて。ごめん。」
レオナルド様に夜中まで付き合わされてぐったりしていると、反省したのかしきりに謝ってくる。
まぁでもレオナルド様ばかりが悪い訳じゃない。
「大丈夫です。僕だって、その、気持ちよくて…。」
「ルーファス!ダメ…そんなこと言われたら。私の奥さんが誘惑してくる。はぁはぁ。」
硬くなってるーー!反省してないーー!
好き好きと言いながらのしかかってきた。
「ダメです!夜しましょう。ね?ビンセント先生を探さないと!」
「そうだった。ルーファスとセックスしたくなると全てのことが頭から飛んでいってしまう。」
なんとかこの性欲魔獣を押さえつけて僕たちは外に出た。
ラザウェル様たちは森の辺りをうろつくと行っていた。
僕たちは川の方に行ってみる事にした。
うーん、何もない…。人も居ない。
川の水は澄んでいて綺麗だ。魚が泳いでいるのか見える。捕まえられるかな?
僕は靴を脱いで川の中に足を入れた。
「冷たーい。」
冷たくて気持ちいい。
川辺に座っているレオナルド様が僕に水をかけてくる。
僕もかけ返した。
「やめて~!やめてくださいよ~。」
「あはは」
水のかけっこをしているとレオナルド様が急に手を止めて僕をじっと見つめる。そのまま手招きするので近づいた。
「どうしたんですか?」
「透けてる…。ピンクの乳首。ルーファスの可愛い乳首。」
「えっ?」
下を向くとシャツが水で濡れてうっすらと透けていた。
本当だ。でも乾けば大丈夫だろう。
「吸いたい、舐めたい。ルーファスのピンクの乳首。いい?」
「ダメですよ!」
「はぁはぁ。吸いたい。」
逃げようとすると背中からガバッと抱きついてきた。
足が水の中なので上手く動けない。
そのまま乳首を触ってきた。
「じゃあ触る。あぁ可愛い。コリコリしてきた。舐めたい、吸いたい。吸いながら中で射精したい。」
おまけに硬くなったものをお尻に擦り付けてくる。
僕はバシャバシャ水の中で暴れた。このままでは…。
「相変わらず仲が良いですね。」
え?その声は!僕は顔を上げて声の主を見た。
「カナン様!!!」
「カナン!!!」
カナン様が網を片手に川の中を歩いてきた。本物?本物だよね?
「朝っぱらから外でイチャイチャして。魚がみんな逃げちゃいますよ。ナチェンまで新婚旅行ですか?」
「カナン様~。」
僕はカナン様に抱きつこうとした。でもレオナルド様に怖い顔をして引き留められてしまった。
「カナン、新婚旅行じゃないんだ。イチャイチャしているわけでもない。おまえたちを探しにきたんだ。」
いや、イチャイチャしてましたよ。
僕を抱きしめて透けた乳首を隠しながら言った。
「え?僕を?」
「正確にはビンセントだ。」
「ビンセント?」
「そうだ。また力を貸して欲しい。」
♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎
僕たちはカナン様の後に着いて歩き、川の近くにある崖にたどり着いた。下から見上げると崖が横縞模様のように見える。
「縞々ですね。」
「これは地層だね。」
レオナルド様が楽しそうに説明してくれる。
「地層?」
「昔ここは海の底だったんだよ。」
後ろから声が聞こえた。振り返るとビンセント先生がスコップを持って立っていた。
「ビンセント先生!」
「レオナルド様とルーファス君。奇遇だね。君たちも遺跡の採掘に?」
「いえ、ビンセント先生を探しに来たんですよ!」
「僕を採掘しに来たの?物好きだね。」
僕たちは見つけた二人を連れて宿に戻った。ラザウェル様とオズベルト様はまだ居なかった。森の方は言ったので昼食の時間まで戻ってこないだろう。
「遺跡の採掘ですか?」
「そう。この間、さっきの地層付近で見つかったんだ。海に沈んだラーマ大陸かもしれないと言われている。」
「ラーマ大陸ですか?」
レオナルド様が身を乗り出した。
「そうです。魔術が栄えた都、ニカナがあった大陸です。」
「それがここに?」
「大地震と地殻変動で大陸が大きく動いた。どうやらその時に海に沈んだラーマがここまで動いて来たと言われているんです。」
ぐぬぬ…難しい。ラーラ?ニナニ?覚えられない。三人は楽しそうに話をしている。
「ビンセントがいるのか⁉︎」
難しい話に僕が頭を痛めていると、勢いよく扉が開いてラザウェル様とオズベルト様が入ってきた。
「お久しぶりです。ラザウェル様。何でも僕に用事とか。」
「そうだ。おまえを探しにきたんだ。」
僕たちは食堂で昼食を食べながら話すことにした。
今日のメニューはサーモンのムニエル、魚介のパスタ、これはペスカトーレという名前らしい。タコのサルサヴェルデ、魚のスコッタートという料理だ。どれも本当に美味しい。ナチェンの料理を勉強してフォーゼットに戻ったら作ろうかな。
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