ショート小説 

サワヤ

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おはよう

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チュンチュン
小鳥が鳴くいつも通りの爽やかな朝。
僕はいつも通り起きる。
起きてから最初にやるのがスマホのチェックだ。
いつも通りニュース、SNSなどのネットサーフィンが終わったあとふと昨日のことを思い出す。

ザーザー
雨が降る中彼女は泣いていた。
なんとなくわかる。
そうだ、今日で最後なんだ。
最後の言葉は僕も良く覚えてはいないが、優しそうなマシンガンを心臓に撃ち込まれているような気分だった。
マシンガンが弾切れになり、僕はやっと帰路に着いた。
濡れた服も脱がずにそのまま布団の上に倒れ込んだ。

昨日のことを考えるとまだ頭が痛い。
でもそろっと起きないと仕事に遅れる。
僕は全身に力を込めて立ち上がった。
いつもと違い物凄く軽く体が動く。

そうだ僕は昨日死んだんだった
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