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二種類の夢(2)

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女は夢を見ていた。

周囲はよく見えない。
しかし場が厨房である事だけは理解出来た。

今日も誰かが何処からか食材を運んで来る。
(今日もまたここで料理をするのだな)
カウンターと思しき場所で顔の見えぬ客が料理を催促する声が聞こえた。
現実において料理は得意では無い。
当然自炊なども行なっていない。
忙しい日常をやり過ごす中で自炊を行う余裕などありはしないのだ。
女がこの夢を見るのは初めてではない。
何故自分は夢の中で料理をする羽目に陥っているのか?
そんな状況をひどく滑稽に思いつつも黙々と料理をする。

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