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始まる日

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何の変哲もない朝いや、昼か?
今は10時。休日なら、これくらいに起きるのは普通だろ。
目が覚めた。カーテンを開けると澄み渡った空が広がっていた。
「今日は、何しようかな、」
眠い目をこすりながら考える。
私は、あしな。普通、では無い中学生
何が普通じゃないか?それは、ヤクザのかしらだからだ。
この国いや。世界的にもトップクラスの、ヤクザのかしらをしている。
私がヤクザに入ったのは小3のころ。
先代のカシラがどん底にいた私を引き入れた。
先代は、
「おまえは、そばにいればそれでいい」
そう言う人だった。
だけど私はみんなと一緒に、訓練を受けた。
才能が開花した。脅し、殴り合い、立ち振る舞い、
ヤクザに必要な才能が開花したのだ。
2年がすぎ小5、気がついたらNo.2になっていた。
先代の傍につき。共に公務をする。
そんな生活が3年と少し。
先代が。なくなった。
必然的に私はカシラになった。
無論学校には通っている。同世代の友には、ヤクザであることは言ってない。
カシラになって半年久しぶりの休日
特に予定もなかったけど、ふと、国王に挨拶に行こうと思った。
ふらっと出かける。王座に着くと、見知らぬ集団がいた。
「国王、久しぶりです。」
挨拶をする。
「あ、あぁ、あしなさん。」
突然で戸惑っどったように答える。
「コヤツハダレダ」
集団の長なのか。話しかけてきた。
「お初にお目にかかります。芝組3代目組長あしな。と、申します。」
「ヨロシクタノムワレハシンオウゾク」
あいさつをかわす。カタコトで聞きにくい。
そこにいた、神王族は、こそこそ話しを始めた。
その中の一人が近ずいてきた。
「コイツガ、カミダ」
突然来て、変なことを言う
困惑する私は意味もわからず首を傾げる。
「あ、現れたのですか。」
国王が口を開く。
「国王、何事なんですか。」
分からないことばかりで、困惑する私は尋ねた。
「カミ  アラハレタ」
「えっと.......」
国王が説明してくれた。
簡単に言うと、この神王族というのは、天界からきた、神の一族の一部で、この世界に来たわけは、
数億年に1度くる。異世界からの訪問者(魔獣)
から、世界を救うため、地球に降り立った。
そして。地球にいる神の素質のある者を探していた。
そして、その神に私、あしなが。選ばれてしまった。
と、言うことだった。
「か、神と、突然言われても.......」
私は、。戸惑った。国王は、初めこそ困惑していたものの あしな の、功績。力その他もろもろを考えると納得したようだった。
「ほ、他の国に、いるのでは。」
あしながきくと。
「イナイ  ホウコクアッタ   アナタサマガ  カミデス」
神王族は。そう答えた。
どうやら。ここ以外の全ての国にもそれぞれ使いを送ったらしい。そこの国々で全ての人を見定めたが、
どうも あしな をこえるものは、いなかったらしいのだ。
「い、いや、」
困惑しかない。あしな にとってそれが喜ばしいのかそうでないのか、分からなかった。
神王族は、喜んでいた。
国王は、納得して、頷いている。
「か、神とは一体。」
あしな が尋ねた。
「カミ  ソレハ.......」
片言すぎてわからない。分かることを要約すると
神は、先程話した災害時(魔獣の襲来)に対して、全国、いや、世界全体を強化するための存在であり、
また、国民を見守りながら力を与える存在らしい。
神自体に力が膨大だと言うのだ。
「でも、みんなの元の力分からなくない?」
あしな が聞く国王が口を開いた
「それはな.......」
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