12 / 60
第2章:クラスメイト
12.
しおりを挟む
海難、事故……。
それで全身が濡れてるってこと?
マスターが私たちに、少し厳しい目を向けて告げる。
「先に言っておくけど、哀れみや同情を持ってはいけないよ?
幽霊の未練は、そういったものに引きずられてしまう。
ここは明るく心地良い時間を提供する店だ。
だから君たちも、明るい気持ちで接客して欲しい」
明るい気持ち……。
「そっか、お客さんに楽しんでもらおうと思えばいいのかな」
マスターがニコリと微笑んだ。
「うん、さすが伊勢佐木さんだね。合格だ。
――清水さんと荒川さんは、それができるかな?」
早苗と歩美は顔を見合わせていた。
「……できると思う?」
「でも、朝陽はできてるし、やってやれないことはないんじゃない?」
二人がうなずいてマスターを見る。
「やってみます!」
二人の声が、店内に響き渡った。
土屋さんがクスクスと笑う声が聞こえ、振り返った。
「元気なお嬢さんたちね。
私も学生時代を思い出すわ」
私はカウンター席から土屋さんに尋ねる。
「どんな学生時代だったんですか?」
「私、女子高だったのよ。
そりゃあもう、毎日女子で集まって賑やかだったの。
男子と縁はなかったけれど、あれはあれで青春だったわ」
早苗がおずおずと尋ねる。
「女子高って、慎みが無くなるって聞いたんですけど、ほんとですか?」
土屋さんはクスクスと笑みをこぼしながら応える。
「慎みなんて、まるでなかったわね。
ここじゃ言えないような酷い有様よ?
私も例に漏れず、あまり女性らしいとは言えない学生だったわ」
へぇ~、とてもそんな風に見えない。
「でも土屋さん、今は女性らしいですよね?」
「大学でね? ちょっと良い人ができたの。
その人に振り向いて欲しくて、必死に自分を磨いたのよ?」
ほぉ~。恋に生きる女子はタフだなぁ~。
コトリ、と背後で音がして振り返ると、クッキーアソートのお皿が置いてあった。
マスターがニコリと微笑んで早苗に告げる。
「さっき怖がったお詫びに、土屋さんに出してあげて」
ゴクリと唾を飲んだ早苗がうなずき、トレイにお皿を乗せて土屋さんに運んでいった。
「あ、あの。さっきはごめんなさい。
これ、お詫びのクッキーだそうです」
ことりと置かれたクッキーに、土屋さんが笑顔になる。
「まぁ、こんな裏メニューがあったの?」
マスターがニコリと微笑んで応える。
「内緒ですよ? 僕の手作りクッキーです。
お口に合うと良いんですが」
土屋さんがクッキーを一口かじり、満足気にうなずいた。
「オレンジピールとバターの風味が交わって、とっても美味しいわ。
これは癖になりそう。
ねぇ、次に来たときもお願いして良いかしら?」
早苗がマスターに振り返ると、彼は笑顔でうなずいた。
「ええ、構いませんよ。
アソートの内容は日替わりですが、そのクッキーは用意しておきます」
美味しそうにクッキーとブレンドを味わう土屋さんを見て、早苗の肩から力が抜けていったみたいだ。
「ごゆっくりどうぞ!」
そう言ってカウンターに戻ってくる早苗は、すっかり笑顔だった。
「なんだ! 普通のお客さんじゃん!」
私は呆れながら応える。
「だからそう言ったじゃん。
ここは『ちょっと変わったお客さん』がくるだけのお店。
怖がる必要、ないんだよ」
歩美を見ても、怖がる空気が抜けている。
ぼんやりと土屋さんを眺めながら、「本当に普通のお客さんなのね」とつぶやいていた。
私たちは土屋さんがメニューを楽しむのを、温かい気持ちで見守っていた。
食べ終わった土屋さんがふぅ、と小さく息をついて立ち上がり、レジに向かう。
マスターもレジカウンターに入り、ポンポンとキーを叩いて行く。
ぶわっと大きな『何か』がレジに吸い込まれ、土屋さんの姿が一気に薄くなった。
「また来るわね。
その時もよろしく」
いつの間にか乾いた姿になっていた土屋さんが、店のドアから出ていった。
マスターがレジカンターから出てきて、私たちの頭を撫でていった。
「今回は本当に上出来だったね。
土屋さんはとても満足して帰っていった。
あと一回か二回来店すれば、彼女の未練も消えるはずだ」
そっか、やっぱりあれでいいのか。
『カフェ・ド・ビジュー・セレニテ』は『宝石のような時間』を提供するお店。
哀れみや同情なんかじゃなく、キラキラと輝く想いで迎えてあげればいいのか。
早苗や歩美からも、もう怖がる様子はない。
マスターがカウンターに入って私たちに告げる。
「今夜はまだお客さんが来ると思うから、接客よろしくね」
「はい!」
私たちの元気な声が、お店の中に響き渡った。
****
午後十時になり、マスターが私たちに告げる。
「もう時間だから、三人は上がって」
私は驚いて振り向いた。
「え? でもまだお客さんがいますよ?」
店内では、私服の男性と若い女の子が美味しそうにコーヒーや紅茶を飲んでいた。
マスターが困ったように微笑む。
「午後十時以降は、高校生の労働が禁止されてるからね。
君たちにバイト代を払うためにも、そこは曲げられないかな。
なにより親御さんが心配するでしょ?」
ああ、それもそうだ。
帰りが遅くなったら、お母さんが心配するし。
早苗や歩美だって、遅くなったら怒られるはずだ。
「わかりました! それじゃあ上がらせてもらいますね!
――行こう! 早苗、歩美!」
私は二人を連れて、スタッフルームに入っていった。
****
学校の制服に着替えながら、二人に尋ねる。
「どう? バイト続けていけそう?」
二人はなんだか、ぼんやりとしながら着替えていた。
「早苗? 歩美? どうしたの?」
ハッとなった歩美が、真っ赤な顔で応える。
「なんでもないわ!
――そうね、これなら続けていけると思う」
早苗はまだぼんやりとしたまま、ぽつりとつぶやく。
「おっきな手だったなぁ……」
「あー、さては撫でてもらった感触を思い出してたな?」
ボフっと音がしそうなほど真っ赤になった早苗が、あわてて両手を横に振っていた。
「そ、そんなことない! あるわけないじゃん!」
私はニンマリと微笑みながら告げる。
「もっと頑張ると、いろいろご褒美もらえるかもよ?」
「ご褒美……これ以上の……?」
真っ赤な顔でうつむきながら、早苗は着替えを進めていった。
****
学校制服になってスタッフルームを出ると、着流し姿のマスターが待っていた。
「駅まで送っていくよ。
忘れ物はないかな?」
三人でうなずき、マスターの後に続いて店を出る。
店を出たあと振り返ると、やっぱり営業中の喫茶店があった。
店内にいるお客さんの姿も見える。
「本当にお客さんを放置してきちゃうんですね……」
「常連さんは待っていてくれるからね。
そこは安心して大丈夫だよ」
早苗と歩美は、マスターの隣を赤い顔でうつむいて歩いていた。
「なーに、二人とも。意識しちゃってるの?」
「そんなことないよ!」
二人同時に叫ばなくても……。
マスターがクスリと笑って、着流しの袖口から二通の封筒を取り出し、二人に差し出した。
「これ、雇用契約書ね。
保護者の同意が得られたら、きみたちも正式にバイトとして雇用できるよ。
年齢証明書は、後日でも構わないから」
早苗たちはおずおずと封筒を受け取ると、大事そうに鞄にしまっていた。
「あー、私も年齢証明書、用意しなきゃだー」
「そうだよ? 今月中であれば間に合うから、あわてなくて大丈夫だけどね」
「うーん、役所に行くの大変みたいだし、お母さんにコンビニで取って来てもらうかなぁ?」
歩美がクスリと笑った。
「うちはそうするつもりよ。
早苗はどうする?」
「お母さん説得する時、一緒に頼むかなぁ」
駅に付き、改札でマスターと笑顔で別れる。
私たちは同じ方向の電車に乗りこみ、今日の出来事を小声で話し合って過ごした。
****
カランコロンとドアベルが鳴った。
私はすかさずエントランスに出る。
「いらっしゃいませ!
『カフェ・ド・ビジュー・セレニテ』へようこそ!
一名様ですか?」
三井さんが首を横に振った。
「今日は三名だよ。
あとから二名来る」
「ハイわかりました!
お席にご案内します!」
店内では歩美や早苗も接客していて、ちょっとした賑わいだ。
私たち三人になってから、お客さんが増えたみたい。
席に案内すると、三井さんが座りながら私に告げる。
「どうやら繁盛してるみたいだね。
仲間内で、君たちバイトのことが噂になってるよ」
「それで来店者が多いんでしょうか?」
「ハハハ! そうかもしれないね!」
カウンターの中のマスターは大忙しだ。
『カフェ・ド・ビジュー・セレニテ』は今日もお客さんに、『宝石のような時間』を提供していく。
私もお仕事、頑張るぞ!
それで全身が濡れてるってこと?
マスターが私たちに、少し厳しい目を向けて告げる。
「先に言っておくけど、哀れみや同情を持ってはいけないよ?
幽霊の未練は、そういったものに引きずられてしまう。
ここは明るく心地良い時間を提供する店だ。
だから君たちも、明るい気持ちで接客して欲しい」
明るい気持ち……。
「そっか、お客さんに楽しんでもらおうと思えばいいのかな」
マスターがニコリと微笑んだ。
「うん、さすが伊勢佐木さんだね。合格だ。
――清水さんと荒川さんは、それができるかな?」
早苗と歩美は顔を見合わせていた。
「……できると思う?」
「でも、朝陽はできてるし、やってやれないことはないんじゃない?」
二人がうなずいてマスターを見る。
「やってみます!」
二人の声が、店内に響き渡った。
土屋さんがクスクスと笑う声が聞こえ、振り返った。
「元気なお嬢さんたちね。
私も学生時代を思い出すわ」
私はカウンター席から土屋さんに尋ねる。
「どんな学生時代だったんですか?」
「私、女子高だったのよ。
そりゃあもう、毎日女子で集まって賑やかだったの。
男子と縁はなかったけれど、あれはあれで青春だったわ」
早苗がおずおずと尋ねる。
「女子高って、慎みが無くなるって聞いたんですけど、ほんとですか?」
土屋さんはクスクスと笑みをこぼしながら応える。
「慎みなんて、まるでなかったわね。
ここじゃ言えないような酷い有様よ?
私も例に漏れず、あまり女性らしいとは言えない学生だったわ」
へぇ~、とてもそんな風に見えない。
「でも土屋さん、今は女性らしいですよね?」
「大学でね? ちょっと良い人ができたの。
その人に振り向いて欲しくて、必死に自分を磨いたのよ?」
ほぉ~。恋に生きる女子はタフだなぁ~。
コトリ、と背後で音がして振り返ると、クッキーアソートのお皿が置いてあった。
マスターがニコリと微笑んで早苗に告げる。
「さっき怖がったお詫びに、土屋さんに出してあげて」
ゴクリと唾を飲んだ早苗がうなずき、トレイにお皿を乗せて土屋さんに運んでいった。
「あ、あの。さっきはごめんなさい。
これ、お詫びのクッキーだそうです」
ことりと置かれたクッキーに、土屋さんが笑顔になる。
「まぁ、こんな裏メニューがあったの?」
マスターがニコリと微笑んで応える。
「内緒ですよ? 僕の手作りクッキーです。
お口に合うと良いんですが」
土屋さんがクッキーを一口かじり、満足気にうなずいた。
「オレンジピールとバターの風味が交わって、とっても美味しいわ。
これは癖になりそう。
ねぇ、次に来たときもお願いして良いかしら?」
早苗がマスターに振り返ると、彼は笑顔でうなずいた。
「ええ、構いませんよ。
アソートの内容は日替わりですが、そのクッキーは用意しておきます」
美味しそうにクッキーとブレンドを味わう土屋さんを見て、早苗の肩から力が抜けていったみたいだ。
「ごゆっくりどうぞ!」
そう言ってカウンターに戻ってくる早苗は、すっかり笑顔だった。
「なんだ! 普通のお客さんじゃん!」
私は呆れながら応える。
「だからそう言ったじゃん。
ここは『ちょっと変わったお客さん』がくるだけのお店。
怖がる必要、ないんだよ」
歩美を見ても、怖がる空気が抜けている。
ぼんやりと土屋さんを眺めながら、「本当に普通のお客さんなのね」とつぶやいていた。
私たちは土屋さんがメニューを楽しむのを、温かい気持ちで見守っていた。
食べ終わった土屋さんがふぅ、と小さく息をついて立ち上がり、レジに向かう。
マスターもレジカウンターに入り、ポンポンとキーを叩いて行く。
ぶわっと大きな『何か』がレジに吸い込まれ、土屋さんの姿が一気に薄くなった。
「また来るわね。
その時もよろしく」
いつの間にか乾いた姿になっていた土屋さんが、店のドアから出ていった。
マスターがレジカンターから出てきて、私たちの頭を撫でていった。
「今回は本当に上出来だったね。
土屋さんはとても満足して帰っていった。
あと一回か二回来店すれば、彼女の未練も消えるはずだ」
そっか、やっぱりあれでいいのか。
『カフェ・ド・ビジュー・セレニテ』は『宝石のような時間』を提供するお店。
哀れみや同情なんかじゃなく、キラキラと輝く想いで迎えてあげればいいのか。
早苗や歩美からも、もう怖がる様子はない。
マスターがカウンターに入って私たちに告げる。
「今夜はまだお客さんが来ると思うから、接客よろしくね」
「はい!」
私たちの元気な声が、お店の中に響き渡った。
****
午後十時になり、マスターが私たちに告げる。
「もう時間だから、三人は上がって」
私は驚いて振り向いた。
「え? でもまだお客さんがいますよ?」
店内では、私服の男性と若い女の子が美味しそうにコーヒーや紅茶を飲んでいた。
マスターが困ったように微笑む。
「午後十時以降は、高校生の労働が禁止されてるからね。
君たちにバイト代を払うためにも、そこは曲げられないかな。
なにより親御さんが心配するでしょ?」
ああ、それもそうだ。
帰りが遅くなったら、お母さんが心配するし。
早苗や歩美だって、遅くなったら怒られるはずだ。
「わかりました! それじゃあ上がらせてもらいますね!
――行こう! 早苗、歩美!」
私は二人を連れて、スタッフルームに入っていった。
****
学校の制服に着替えながら、二人に尋ねる。
「どう? バイト続けていけそう?」
二人はなんだか、ぼんやりとしながら着替えていた。
「早苗? 歩美? どうしたの?」
ハッとなった歩美が、真っ赤な顔で応える。
「なんでもないわ!
――そうね、これなら続けていけると思う」
早苗はまだぼんやりとしたまま、ぽつりとつぶやく。
「おっきな手だったなぁ……」
「あー、さては撫でてもらった感触を思い出してたな?」
ボフっと音がしそうなほど真っ赤になった早苗が、あわてて両手を横に振っていた。
「そ、そんなことない! あるわけないじゃん!」
私はニンマリと微笑みながら告げる。
「もっと頑張ると、いろいろご褒美もらえるかもよ?」
「ご褒美……これ以上の……?」
真っ赤な顔でうつむきながら、早苗は着替えを進めていった。
****
学校制服になってスタッフルームを出ると、着流し姿のマスターが待っていた。
「駅まで送っていくよ。
忘れ物はないかな?」
三人でうなずき、マスターの後に続いて店を出る。
店を出たあと振り返ると、やっぱり営業中の喫茶店があった。
店内にいるお客さんの姿も見える。
「本当にお客さんを放置してきちゃうんですね……」
「常連さんは待っていてくれるからね。
そこは安心して大丈夫だよ」
早苗と歩美は、マスターの隣を赤い顔でうつむいて歩いていた。
「なーに、二人とも。意識しちゃってるの?」
「そんなことないよ!」
二人同時に叫ばなくても……。
マスターがクスリと笑って、着流しの袖口から二通の封筒を取り出し、二人に差し出した。
「これ、雇用契約書ね。
保護者の同意が得られたら、きみたちも正式にバイトとして雇用できるよ。
年齢証明書は、後日でも構わないから」
早苗たちはおずおずと封筒を受け取ると、大事そうに鞄にしまっていた。
「あー、私も年齢証明書、用意しなきゃだー」
「そうだよ? 今月中であれば間に合うから、あわてなくて大丈夫だけどね」
「うーん、役所に行くの大変みたいだし、お母さんにコンビニで取って来てもらうかなぁ?」
歩美がクスリと笑った。
「うちはそうするつもりよ。
早苗はどうする?」
「お母さん説得する時、一緒に頼むかなぁ」
駅に付き、改札でマスターと笑顔で別れる。
私たちは同じ方向の電車に乗りこみ、今日の出来事を小声で話し合って過ごした。
****
カランコロンとドアベルが鳴った。
私はすかさずエントランスに出る。
「いらっしゃいませ!
『カフェ・ド・ビジュー・セレニテ』へようこそ!
一名様ですか?」
三井さんが首を横に振った。
「今日は三名だよ。
あとから二名来る」
「ハイわかりました!
お席にご案内します!」
店内では歩美や早苗も接客していて、ちょっとした賑わいだ。
私たち三人になってから、お客さんが増えたみたい。
席に案内すると、三井さんが座りながら私に告げる。
「どうやら繁盛してるみたいだね。
仲間内で、君たちバイトのことが噂になってるよ」
「それで来店者が多いんでしょうか?」
「ハハハ! そうかもしれないね!」
カウンターの中のマスターは大忙しだ。
『カフェ・ド・ビジュー・セレニテ』は今日もお客さんに、『宝石のような時間』を提供していく。
私もお仕事、頑張るぞ!
6
あなたにおすすめの小説
行き遅れた私は、今日も幼なじみの皇帝を足蹴にする
九條葉月
キャラ文芸
「皇帝になったら、迎えに来る」幼なじみとのそんな約束を律儀に守っているうちに結婚適齢期を逃してしまった私。彼は無事皇帝になったみたいだけど、五年経っても迎えに来てくれる様子はない。今度会ったらぶん殴ろうと思う。皇帝陛下に会う機会なんてそうないだろうけど。嘆いていてもしょうがないので結婚はすっぱり諦めて、“神仙術士”として生きていくことに決めました。……だというのに。皇帝陛下。今さら私の前に現れて、一体何のご用ですか?
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
子供にしかモテない私が異世界転移したら、子連れイケメンに囲まれて逆ハーレム始まりました
もちもちのごはん
恋愛
地味で恋愛経験ゼロの29歳OL・春野こはるは、なぜか子供にだけ異常に懐かれる特異体質。ある日突然異世界に転移した彼女は、育児に手を焼くイケメンシングルファザーたちと出会う。泣き虫姫や暴れん坊、野生児たちに「おねえしゃん大好き!!」とモテモテなこはるに、彼らのパパたちも次第に惹かれはじめて……!? 逆ハーレム? ざまぁ? そんなの知らない!私はただ、子供たちと平和に暮らしたいだけなのに――!
【完結済】25億で極道に売られた女。姐になります!
satomi
恋愛
昼夜問わずに働く18才の主人公南ユキ。
働けども働けどもその収入は両親に搾取されるだけ…。睡眠時間だって2時間程度しかないのに、それでもまだ働き口を増やせと言う両親。
早朝のバイトで頭は朦朧としていたけれど、そんな時にうちにやってきたのは白虎商事CEOの白川大雄さん。ポーンっと25億で私を買っていった。
そんな大雄さん、白虎商事のCEOとは別に白虎組組長の顔を持っていて、私に『姐』になれとのこと。
大丈夫なのかなぁ?
次期国王様の寵愛を受けるいじめられっこの私と没落していくいじめっこの貴族令嬢
さら
恋愛
名門公爵家の娘・レティシアは、幼い頃から“地味で鈍くさい”と同級生たちに嘲られ、社交界では笑い者にされてきた。中でも、侯爵令嬢セリーヌによる陰湿ないじめは日常茶飯事。誰も彼女を助けず、婚約の話も破談となり、レティシアは「無能な令嬢」として居場所を失っていく。
しかし、そんな彼女に運命の転機が訪れた。
王立学園での舞踏会の夜、次期国王アレクシス殿下が突然、レティシアの手を取り――「君が、私の隣にふさわしい」と告げたのだ。
戸惑う彼女をよそに、殿下は一途な想いを示し続け、やがてレティシアは“王妃教育”を受けながら、自らの力で未来を切り開いていく。いじめられっこだった少女は、人々の声に耳を傾け、改革を導く“知恵ある王妃”へと成長していくのだった。
一方、他人を見下し続けてきたセリーヌは、過去の行いが明るみに出て家の地位を失い、婚約者にも見放されて没落していく――。
【12月末日公開終了】有能女官の赴任先は辺境伯領
たぬきち25番
恋愛
辺境伯領の当主が他界。代わりに領主になったのは元騎士団の隊長ギルベルト(26)
ずっと騎士団に在籍して領のことなど右も左もわからない。
そのため新しい辺境伯様は帳簿も書類も不備ばかり。しかも辺境伯領は王国の端なので修正も大変。
そこで仕事を終わらせるために、腕っぷしに定評のあるギリギリ貴族の男爵出身の女官ライラ(18)が辺境伯領に出向くことになった。
だがそこでライラを待っていたのは、元騎士とは思えないほどつかみどころのない辺境伯様と、前辺境伯夫妻の忘れ形見の3人のこどもたち(14歳男子、9歳男子、6歳女子)だった。
仕事のわからない辺境伯を助けながら、こどもたちの生活を助けたり、魔物を倒したり!?
そしていつしか、ライラと辺境伯やこどもたちとの関係が変わっていく……
※お待たせしました。
※他サイト様にも掲載中
ゲーム未登場の性格最悪な悪役令嬢に転生したら推しの妻だったので、人生の恩人である推しには離婚して私以外と結婚してもらいます!
クナリ
ファンタジー
江藤樹里は、かつて画家になることを夢見ていた二十七歳の女性。
ある日気がつくと、彼女は大好きな乙女ゲームであるハイグランド・シンフォニーの世界へ転生していた。
しかし彼女が転生したのは、ヘビーユーザーであるはずの自分さえ知らない、ユーフィニアという女性。
ユーフィニアがどこの誰なのかが分からないまま戸惑う樹里の前に、ユーフィニアに仕えているメイドや、樹里がゲーム内で最も推しているキャラであり、どん底にいたときの自分の心を救ってくれたリルベオラスらが現れる。
そして樹里は、絶世の美貌を持ちながらもハイグラの世界では稀代の悪女とされているユーフィニアの実情を知っていく。
国政にまで影響をもたらすほどの悪名を持つユーフィニアを、最愛の恩人であるリルベオラスの妻でいさせるわけにはいかない。
樹里は、ゲーム未登場ながら圧倒的なアクの強さを持つユーフィニアをリルベオラスから引き離すべく、離婚を目指して動き始めた。
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる