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三十八話『強がって、甘えて』
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季節もすっかり秋へと移り変わり、冬に向けて人も街も準備を始めた。高校も例外ではなく、生徒会の引き継ぎ式が行われる。雪菜先輩の二年半に及ぶ生徒会長の仕事も今日でお終いだ。
最後の日ということで、生徒会室に雪菜先輩がいるんじゃないかと朝早くから向かっている。今日は風が吹いていないが、冷たい空気が体を刺す。
人気のない校舎を歩いて生徒会室の扉の前に立った。大きな音こそ聞こえないが、中で誰かが動いているのはわかった。呼吸を整えて、雪菜先輩にプレッシャーをかけないよう、あくまで普段通りを意識して扉を開けた。
「おはようございます」
「おはよう、古町さん。今日も早いね」
雪菜先輩はホワイトボードの前に立って、手に今日の原稿と思われる紙を持っていた。朝早くからイメージトレーニングをしていたようだ。笑って挨拶を返してくれたが、先輩のまとう空気が張り詰めているのを感じた。
「お邪魔みたいですね」
「ううん。ちょうど休みたかったんだ。話し相手、してくれる?」
「もちろんです」
雪菜先輩のお願いを快諾すると、少し気が緩んだように先輩は肩の力を抜いた。私が来るまでの間、ずっと練習していたのだろうか。
本番前に倒れちゃわないか心配になるなぁ。もし無理しそうだったら、命先輩が助けてくれると思うけれど。
「今日で会長の仕事は終わり。なんだけど、あんまり実感湧いてないんだ」
「雪菜先輩は長い間頑張りましたから。無理もないですよ」
八戸波先生や命先輩が言うには、雪菜先輩は一年生の二学期からずっと生徒会長を続けている。なんでもないことのように軽い口調で話しているが、不安そうな息が漏れていた。
雪菜先輩が生徒会長を目指した理由を、私は知らない。けれど、本当の自分を隠してでも、今日この日に至るまでやり遂げたことは知っている。だからせめて、雪菜先輩が仮面を気にせず外せるようになってほしい。
「命先輩は今日来るんですか?」
「多分ね。一応、私にとって親友みたいなものだし」
そう言うと、雪菜先輩は頰を掻いて「内緒だよ?」とはにかんだ。命先輩のテンションに雪菜先輩が付き合わされているようなことが多い二人だが。きっと、その強引さが雪菜先輩の心を助けてくれていたんだと思う。
鬱陶しそうな反応は。きっと夢国さんと同じ照れ隠しなんだろうな。
「ちょっと休憩できたし、スピーチ練習、聴いてもらっていいかな?」
「はい。私でよければ」
雪菜先輩は原稿を手に取って立ち上がった。しかし、雪菜先輩はすぐに椅子に腰を落とした。立ちくらみかと心配したが、そういうわけではなさそうだ。
力が抜けて、と言うより。力が入りすぎてるような。
「あれ? うまく立てないな。さっきずっと立ちっぱなしだったから疲れたかな」
冷静を装っているが、雪菜先輩も明らかに困惑していた。必死に立ちあがろうと力を入れるたび、体は持ち上がることなく小刻みに震える。何度体を持ち上げようとしても、その度に椅子がガタンと揺れるだけだった。先輩の表情に、焦りと恐怖が強くなっていく。
「嫌だ。なんで。嫌われたくない……」
焦点が定まらないほど怯えた雪菜先輩は、ボソッと言葉を漏らした。私は、それが雪菜先輩の本音に聞こえた。
きっと。雪菜先輩のこれまでの立ち振る舞い。生徒会長としての動きは。信用されて、憧れられて、信頼されて、そして何より、嫌われないで認められることが一番重要だった。そのために、自分のイメージ通りの仮面をつけていたんだ。
「大丈夫です、雪菜先輩」
私は怯える雪菜先輩を抱きしめて、ゆっくりと背中をさすった。先輩も痛いくらいの力で私を抱きしめ返し、少しずつ震えがおさまっていった。
「昔のことはわかりませんけれど。三条会長より、雪菜先輩のことを知っているつもりです」
「古町、さん」
「だから、嫌いになったりしません。命先輩も、夢国さんも、七津さんも、八戸波先生も、志穂ちゃんや礼ちゃんも」
以前にも同じことを先輩に伝えた。けれど、雪菜先輩が不安になってしまうというなら何度だって伝える。言葉でも、行動でも。
雪菜先輩から一度離れて顔を確認すると、不安そうではあるが焦点は定まっていた。
「ごめん。前にも、そう言ってくれたのに。不安になっちゃって」
「不安になったら何度でも。頼ってくださいって、言ってますから」
そう言って笑いかけると、雪菜先輩は恥ずかしそうに笑って私のことを抱きしめた。先ほどよりも強い力に感じるが、痛くはなかった。
「もうちょっとだけ」
甘えるように力を強める雪菜先輩。その先輩の背中を優しくさすることで、受け入れる意思を伝えた。
雪菜先輩は、イメージとか関係なくカッコをつけたがるところもある気がする。けれど本当は、こうやって誰かに甘えたかったのかもしれない。今まで少し、大人ぶりすぎちゃったんですよね。
「最終日に生徒会室で後輩を抱きしめる生徒会長。これは特ダネだな」
不意の声に驚いて扉の方を見ると、八戸波先生がペットボトル片手に扉に寄りかかっていた。私も雪菜先輩も、反射的にお互いを弾いて距離をとった。イタズラっぽく笑う八戸波先生は、安心したように満足げな笑顔を浮かべている。
「少しは他人に甘えること覚えたか、三条」
そう言うと、八戸波先生は歩きながらアンダースローでココアを雪菜先輩に投げた。先輩がキャッチに集中している間に、先生は先輩の頭に手を置いてグリグリと撫でた。私の頭を撫でてくれてる時よりも荒っぽく見える。
「痛いからグリグリしないでください」
雪菜先輩の噛み付くような視線に、八戸波先生は笑いながら手を引っ込めた。甘えるように私を抱きしめていたのが嘘みたいだ。
捉え方によっては、あれも甘え方の一つなのかな。どんなにツンケンしても受け入れてくれる、みたいな。
「ありがとうな、古町。俺がでしゃばるまでもなかった」
そう言って八戸波先生は私の頭を撫でてくれた。久しぶりに頭に伝わる熱にとても安心する。雪菜先輩の力になれるかどうか、私も不安で緊張していたらしい。
でしゃばる、って先生は言っていたけれど。先生も雪菜先輩のこと心配できたんだ。先輩の好きな甘いものまで買ってきて。優しくて大好きだけれど、やっぱり嫉妬しちゃうな。
もしかしたら。八戸波先生だけが、教師の中で唯一本当の雪菜先輩見てくれていたのかもしれない。
「ゆきなん、ごめん! 寝坊しちゃった!」
雪菜先輩と八戸波先生の関係性を考えていると、息を荒げて大きく白い息を吐く命先輩が扉を一度通り過ぎ、すぐに戻ってきた。いつものどこか余裕のある表情ではなく、とても焦っている様子だった。
命先輩は雪菜先輩を見るや否や、飛びつくように抱きついた。雪菜先輩のことを一番理解しているであろう命先輩が、きっと一番不安だったのだろう。
「うち、ちゃんと見てるから。ゆきなんのこと、見てるからね」
「知ってる。教えてもらったから。ありがとう、命」
「ゆきなん……。ならよし! 本番までみっちり練習しよ~!」
雪菜先輩の落ち着いた様子を見て安心した命先輩は、いつもの調子を取り戻した。机に置いてあった原稿を手に取って、雪菜先輩をホワイトボードの前までグイグイ押していった。うざったそうにしながら、雪菜先輩も満更ではなさそうだ。
「私もでしゃばり、でしたかね?」
「かもな」
その場を命先輩に任せて、私と八戸波先生は生徒会室を出ていった。気兼ねなく話してほしいとは伝えているけれど、親友と二人きりの方が話しやすいこともきっとあるだろう。
「本当にありがとうな、古町。三条のこと」
「いえ、私は何も。先生の尽力のおかげだと思います」
「さあな。俺は面白いから揶揄ってただけだ」
教室までの道のり、八戸波先生はとぼけるようにそう答えた。少し恥ずかしいのか、頬を引っ掻いている。
「俺に似てたってのも、あるかもしれんが」
「先生に、似てる?」
雪菜先輩と先生のスタンスは、全く違うように見えるけれど。いやでも、先生は適当に見えて真面目に仕事している人だし、そう言う意味では似てるのかな? それとも、先生も雪菜先輩みたいに何か抱えている?
あの寂しい目の正体が、それなのかな。
「なんてな。下手くそな冗談だよ。三条のスピーチ、しっかり聞いてやれよ」
「もちろんです」
雪菜先輩のように。先生のことも、私はちゃんと知ることができるのかな。
最後の日ということで、生徒会室に雪菜先輩がいるんじゃないかと朝早くから向かっている。今日は風が吹いていないが、冷たい空気が体を刺す。
人気のない校舎を歩いて生徒会室の扉の前に立った。大きな音こそ聞こえないが、中で誰かが動いているのはわかった。呼吸を整えて、雪菜先輩にプレッシャーをかけないよう、あくまで普段通りを意識して扉を開けた。
「おはようございます」
「おはよう、古町さん。今日も早いね」
雪菜先輩はホワイトボードの前に立って、手に今日の原稿と思われる紙を持っていた。朝早くからイメージトレーニングをしていたようだ。笑って挨拶を返してくれたが、先輩のまとう空気が張り詰めているのを感じた。
「お邪魔みたいですね」
「ううん。ちょうど休みたかったんだ。話し相手、してくれる?」
「もちろんです」
雪菜先輩のお願いを快諾すると、少し気が緩んだように先輩は肩の力を抜いた。私が来るまでの間、ずっと練習していたのだろうか。
本番前に倒れちゃわないか心配になるなぁ。もし無理しそうだったら、命先輩が助けてくれると思うけれど。
「今日で会長の仕事は終わり。なんだけど、あんまり実感湧いてないんだ」
「雪菜先輩は長い間頑張りましたから。無理もないですよ」
八戸波先生や命先輩が言うには、雪菜先輩は一年生の二学期からずっと生徒会長を続けている。なんでもないことのように軽い口調で話しているが、不安そうな息が漏れていた。
雪菜先輩が生徒会長を目指した理由を、私は知らない。けれど、本当の自分を隠してでも、今日この日に至るまでやり遂げたことは知っている。だからせめて、雪菜先輩が仮面を気にせず外せるようになってほしい。
「命先輩は今日来るんですか?」
「多分ね。一応、私にとって親友みたいなものだし」
そう言うと、雪菜先輩は頰を掻いて「内緒だよ?」とはにかんだ。命先輩のテンションに雪菜先輩が付き合わされているようなことが多い二人だが。きっと、その強引さが雪菜先輩の心を助けてくれていたんだと思う。
鬱陶しそうな反応は。きっと夢国さんと同じ照れ隠しなんだろうな。
「ちょっと休憩できたし、スピーチ練習、聴いてもらっていいかな?」
「はい。私でよければ」
雪菜先輩は原稿を手に取って立ち上がった。しかし、雪菜先輩はすぐに椅子に腰を落とした。立ちくらみかと心配したが、そういうわけではなさそうだ。
力が抜けて、と言うより。力が入りすぎてるような。
「あれ? うまく立てないな。さっきずっと立ちっぱなしだったから疲れたかな」
冷静を装っているが、雪菜先輩も明らかに困惑していた。必死に立ちあがろうと力を入れるたび、体は持ち上がることなく小刻みに震える。何度体を持ち上げようとしても、その度に椅子がガタンと揺れるだけだった。先輩の表情に、焦りと恐怖が強くなっていく。
「嫌だ。なんで。嫌われたくない……」
焦点が定まらないほど怯えた雪菜先輩は、ボソッと言葉を漏らした。私は、それが雪菜先輩の本音に聞こえた。
きっと。雪菜先輩のこれまでの立ち振る舞い。生徒会長としての動きは。信用されて、憧れられて、信頼されて、そして何より、嫌われないで認められることが一番重要だった。そのために、自分のイメージ通りの仮面をつけていたんだ。
「大丈夫です、雪菜先輩」
私は怯える雪菜先輩を抱きしめて、ゆっくりと背中をさすった。先輩も痛いくらいの力で私を抱きしめ返し、少しずつ震えがおさまっていった。
「昔のことはわかりませんけれど。三条会長より、雪菜先輩のことを知っているつもりです」
「古町、さん」
「だから、嫌いになったりしません。命先輩も、夢国さんも、七津さんも、八戸波先生も、志穂ちゃんや礼ちゃんも」
以前にも同じことを先輩に伝えた。けれど、雪菜先輩が不安になってしまうというなら何度だって伝える。言葉でも、行動でも。
雪菜先輩から一度離れて顔を確認すると、不安そうではあるが焦点は定まっていた。
「ごめん。前にも、そう言ってくれたのに。不安になっちゃって」
「不安になったら何度でも。頼ってくださいって、言ってますから」
そう言って笑いかけると、雪菜先輩は恥ずかしそうに笑って私のことを抱きしめた。先ほどよりも強い力に感じるが、痛くはなかった。
「もうちょっとだけ」
甘えるように力を強める雪菜先輩。その先輩の背中を優しくさすることで、受け入れる意思を伝えた。
雪菜先輩は、イメージとか関係なくカッコをつけたがるところもある気がする。けれど本当は、こうやって誰かに甘えたかったのかもしれない。今まで少し、大人ぶりすぎちゃったんですよね。
「最終日に生徒会室で後輩を抱きしめる生徒会長。これは特ダネだな」
不意の声に驚いて扉の方を見ると、八戸波先生がペットボトル片手に扉に寄りかかっていた。私も雪菜先輩も、反射的にお互いを弾いて距離をとった。イタズラっぽく笑う八戸波先生は、安心したように満足げな笑顔を浮かべている。
「少しは他人に甘えること覚えたか、三条」
そう言うと、八戸波先生は歩きながらアンダースローでココアを雪菜先輩に投げた。先輩がキャッチに集中している間に、先生は先輩の頭に手を置いてグリグリと撫でた。私の頭を撫でてくれてる時よりも荒っぽく見える。
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雪菜先輩の噛み付くような視線に、八戸波先生は笑いながら手を引っ込めた。甘えるように私を抱きしめていたのが嘘みたいだ。
捉え方によっては、あれも甘え方の一つなのかな。どんなにツンケンしても受け入れてくれる、みたいな。
「ありがとうな、古町。俺がでしゃばるまでもなかった」
そう言って八戸波先生は私の頭を撫でてくれた。久しぶりに頭に伝わる熱にとても安心する。雪菜先輩の力になれるかどうか、私も不安で緊張していたらしい。
でしゃばる、って先生は言っていたけれど。先生も雪菜先輩のこと心配できたんだ。先輩の好きな甘いものまで買ってきて。優しくて大好きだけれど、やっぱり嫉妬しちゃうな。
もしかしたら。八戸波先生だけが、教師の中で唯一本当の雪菜先輩見てくれていたのかもしれない。
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雪菜先輩と八戸波先生の関係性を考えていると、息を荒げて大きく白い息を吐く命先輩が扉を一度通り過ぎ、すぐに戻ってきた。いつものどこか余裕のある表情ではなく、とても焦っている様子だった。
命先輩は雪菜先輩を見るや否や、飛びつくように抱きついた。雪菜先輩のことを一番理解しているであろう命先輩が、きっと一番不安だったのだろう。
「うち、ちゃんと見てるから。ゆきなんのこと、見てるからね」
「知ってる。教えてもらったから。ありがとう、命」
「ゆきなん……。ならよし! 本番までみっちり練習しよ~!」
雪菜先輩の落ち着いた様子を見て安心した命先輩は、いつもの調子を取り戻した。机に置いてあった原稿を手に取って、雪菜先輩をホワイトボードの前までグイグイ押していった。うざったそうにしながら、雪菜先輩も満更ではなさそうだ。
「私もでしゃばり、でしたかね?」
「かもな」
その場を命先輩に任せて、私と八戸波先生は生徒会室を出ていった。気兼ねなく話してほしいとは伝えているけれど、親友と二人きりの方が話しやすいこともきっとあるだろう。
「本当にありがとうな、古町。三条のこと」
「いえ、私は何も。先生の尽力のおかげだと思います」
「さあな。俺は面白いから揶揄ってただけだ」
教室までの道のり、八戸波先生はとぼけるようにそう答えた。少し恥ずかしいのか、頬を引っ掻いている。
「俺に似てたってのも、あるかもしれんが」
「先生に、似てる?」
雪菜先輩と先生のスタンスは、全く違うように見えるけれど。いやでも、先生は適当に見えて真面目に仕事している人だし、そう言う意味では似てるのかな? それとも、先生も雪菜先輩みたいに何か抱えている?
あの寂しい目の正体が、それなのかな。
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