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四十八話『雨、語らい』
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朝だと言うのに、暗い雲に覆われて始まった一日。雨で電車が湿っぽくなるのが嫌で、いつもより早く家を出た。予報では、それなりに大ぶりにはなるが、長くは続かないとのことだ。
もし予報通りなら、今日の持久走は中止になるかな。まあ、先延ばしになるだけでやるかもしれないけれど。それに、どのみち体育館で走り込みみたいなことになるんだろうなぁ。あんまり変わらないや。
逃れられない体力の消耗を感じながら、ゆったりとした足取りで学校に向かう。湿った冷たい空気が肌を撫でる。校門の前に誰かが立っていることもなく、静かな校舎で一人、靴を履き替える。今日は遠巻きに聞こえる部活の声も聞こえない。
なんか、変な感じ。志穂ちゃんがいたら「私たちが最後の生き残りか……」とか言って楽しそうにしてるんだろうな。
教室についても、私以外に誰もいなかった。いくら早いとはいえ、一人二人くらいはいてもおかしくないのだが、全くの無人。外の薄暗さと相待って、早朝なのに放課後の気分だ。
もしかして、みんな遅延前提。さらには休校前提で来ていないのでは? 私は先生に会いたいから学校が休みになるのは困るけれど、行きたくない人は一定数いるよね。私も小・中ってそうだったし。
そんなことを考えていると、窓越しにパラパラと小さな雨音がしてきた。かと思うと、台風かと言わんばかりに、ザーという轟音に変わり、豪雨となった。先ほど考えていた「休校」の文字が頭をよぎる。
不安な気持ちを抱えたながら、図書室で借りた本を読んで時間を潰す。文字を読んでページをめくっているが内容が頭に入ってこない。目の情報より、耳の情報に注目してしまっている。足音がしないか、雨音が弱くならないか。どちらの希望も、残念なことに叶わない。
このまま休校になったら、しばらく帰れないだろうなあ。先生とは少し会えそうだからそれはいいのだけれど。
本を読み進めるより、時計を見る回数の方が増えてきた頃、カツンカツンと誰かが歩く音がした。
「来てたのか、古町。まあ、居る気がしたんだけどな」
胸が弾む声に振り向くと、左手に出席簿をもち、右手を扉にかけて立っている八戸波先生がいた。
「や、八戸波先生! お、おはようございます」
「おう、おはよう。生憎の天気だな」
八戸波先生は教室に入ると窓まで歩き、窓越しに空を見上げると大きめにため息を吐いた。さらに首を傾げ唸っている。こちらから表情は窺い知れないが、難しい顔をしていると思う。
先生も電車で来てるから、帰りが心配なのかな。あ、でも、休校になったからって帰れる訳でもないだろうし。授業の進行スピードの調整とかかな? 授業が潰れちゃうと、先生たちって普段以上に大変なのかも。
スマホで電車の運行情報を確認すると、しっかり運行停止中。この分だと休校は免れないだろう。
「もう少しで判断出るだろ。それまで待ってろ……って、どのみち雨が止むまでは帰れないか」
「あはは。予報では、そう長くは降らないそうなので、大丈夫だと思いますけれど」
「そうか。暇だったら、他のクラスのやつとお喋りしてきてもいいからな」
そう言うと八戸波先生は、教務員室へと戻って行った。先生と少し話せたと言う安堵からか集中して本を読めるようになった。
先生は他のクラスに行っても問題とは言ったけれど、そもそも他のクラスに知り合いがいないからどのみち動けない。もしかしたら雪菜先輩は来ているかもしれないけれど、他クラス通り越して他学年は流石にダメだよね。これを機に他のクラスに行くのも……一人で行くのは怖いなぁ。
自身のコミュニケーション能力の低さに呆れながら本を読み進めていると、スマホの通知が鳴った。画面を確認すると学校からのメールで、休校が決まったとのこと。帰宅しても良いのだが、雨で運行ストップしている以上、帰れない。天気予報も、あと一時間ほどは降り止まないとのこと。
大人しく待つしかないか。
今日の予定がある程度定まったところで、読書に集中する。先ほどまでとは違い、環境音をほとんど気にすることなく読むことができる。むしろ、その音のおかげで集中できる。無音は逆に気になって集中出来なくなってしまう。
すると突然、頬に温かく固い感触が触れた。思わず振り向くと、八戸波先生がお汁粉の缶を持って立っていた。
「飲むか? クッキーのお礼だ」
「いただきます」
私は本に栞を挟んでから、お汁粉を受けとった。元々お汁粉が大好きな私だが、八戸波先生から受け取ると尚更嬉しい。アクシデントで奢ってもらった一本目と違い、意図的に先生が買ってきてくれたという事実が何よりも嬉しいのだ。
八戸波先生は私の前の席の椅子を引っ張り出し、ブラックコーヒー片手に腰掛けた。
「『ノーブル家のお嬢様』か。随分年季の入った小説を選んだな」
缶コーヒーの蓋を開けると、八戸波先生は興味深そうに本を見ながらコーヒーを飲んだ。写真に収めたくなるぐらい、とても様になる絵だ。
「はい。夢国さんのオススメで、読んでみたんです。面白くて、二周目入っちゃいました」
「なるほど。確かに、夢国らしい作品かもな」
八戸波先生もこの小説をしっかり読み込んでいるようで、お気に入りのシーンについて語り合うことができた。なんでも、先生の友人に、夢国さんほどではないが、主人公の強さに惹かれて愛読している人がいたそうだ。私と同じで、その人にオススメされて読んでみたらハマってしまったのだとか。
「溺れた女の子を助けに行くシーン。感動と同時にハラハラするんだよな」
「わかります。途中で主人公も溺れそうになって」
嬉しいな。先生と同じものを楽しめて。オススメしてくれた夢国さんに感謝しないと。読書は好きだったけれど、あまり触れてこなかったジャンルだったから。
「先生オススメの本とかあるんですか?」
「そうだなーー」
担当科目の関係か、それとも只野趣味なのか。八戸波先生はいろんな本を読んでいるようだった。ホラー、ミステリー、ファンタジー、時代もの、恋愛もの。ジャンルも幅広く、あらすじの説明が上手いので引き込まれてしまう。恋愛ものだけは、聞いていて少し恥ずかしくなってしまった。
八戸波先生を独り占めしている。最初はただただ憂鬱でしかなかった雨に、感謝していた。雨が止まないことすら望んでしまっている。
この時間が永遠に続けばいいのに。
「そういえば、先生。少し気になっていたんですけれど、昔バンドとかされてたんですか?」
「いや? バンドの経験はないな。少しギターを齧ってたことならあるが」
そう言うと、八戸波先生は見えないギターを構えて弦を弾いた。弾けない人のエアギターとは違い、音楽ほぼ未経験の私にもギターが見える。そんな指遣い。自然と、文化祭の日を思い出す。
「昔は落ち込んでる三条に、弾き語りの一つでもしたっけな。我ながら恥ずかしい話だ」
やっぱり、昔先生の演奏を聞いていたのは雪菜先輩だったんだ。七津さんの家で、フォークギターの話が出た時に懐かしそうにしていたからもしかしたらって思っていたけれど。
「少し、聴かせてくれませんか?」
雪菜先輩を羨む思いで、八戸波先生に頼んでみる。先生は少し困ったような顔をした。一心に先生の瞳を見つめて訴えると、小さくため息をこぼした。
「暇だから、特別だぞ。アカペラで我慢しろ」
先生がどんな演奏をするのかも気になるけれど、先生の歌声が聴けるなら私はそれがいい。
音楽室のギター借りることも考えたけれど、さすがに学校の備品を勝手に使っちゃダメだよね。あ、でも。雪菜先輩の前で弾き語りしていた時って、ギターどうしていたんだろう。持ち込んでいたのかな?
疑問を浮かべていると、先生はアカペラで歌い出した。洋楽で、歌詞は断片的にしかわからないけれど、雨に関連した歌であることは感じ取れた。先生の歌声、その一音一音が私の心を震わせる。今だけは、私一人の先生。そんな妄想に浸ってしまうほどに。
「さて、そろそろ俺は戻るか。授業の調整もしないといけないしな」
そんな私の望みは儚くもすぐに散ってしまった。歌い終わると、八戸波先生は立ち上がって体を伸ばした。もっと話していたいし歌を聴いていたい。けれど、八戸波先生に迷惑をかけたくはないのだ。
「帰れるようになったら、気をつけて帰れよ」
「はい。まだですけれど、一応。さようなら」
別れの挨拶をすると、八戸波先生は嬉しそうに小さく笑った。
「ああ、また明日な」
八戸波先生の姿が見えなくなるまで私はその後ろ姿をジッと見ていた。その姿が扉で見切れると、追いかけるように立ち上がって、扉から少し顔を覗かせる。教務員室に入ったのを確認して、小さくため息を吐いた。
さきほど聴いた歌を、鼻歌で歌って目を閉じる。雨の音すら、八戸波先生の歌を思い出すための演奏になった。
もう少しくらい、帰れなくてもいいかな。
もし予報通りなら、今日の持久走は中止になるかな。まあ、先延ばしになるだけでやるかもしれないけれど。それに、どのみち体育館で走り込みみたいなことになるんだろうなぁ。あんまり変わらないや。
逃れられない体力の消耗を感じながら、ゆったりとした足取りで学校に向かう。湿った冷たい空気が肌を撫でる。校門の前に誰かが立っていることもなく、静かな校舎で一人、靴を履き替える。今日は遠巻きに聞こえる部活の声も聞こえない。
なんか、変な感じ。志穂ちゃんがいたら「私たちが最後の生き残りか……」とか言って楽しそうにしてるんだろうな。
教室についても、私以外に誰もいなかった。いくら早いとはいえ、一人二人くらいはいてもおかしくないのだが、全くの無人。外の薄暗さと相待って、早朝なのに放課後の気分だ。
もしかして、みんな遅延前提。さらには休校前提で来ていないのでは? 私は先生に会いたいから学校が休みになるのは困るけれど、行きたくない人は一定数いるよね。私も小・中ってそうだったし。
そんなことを考えていると、窓越しにパラパラと小さな雨音がしてきた。かと思うと、台風かと言わんばかりに、ザーという轟音に変わり、豪雨となった。先ほど考えていた「休校」の文字が頭をよぎる。
不安な気持ちを抱えたながら、図書室で借りた本を読んで時間を潰す。文字を読んでページをめくっているが内容が頭に入ってこない。目の情報より、耳の情報に注目してしまっている。足音がしないか、雨音が弱くならないか。どちらの希望も、残念なことに叶わない。
このまま休校になったら、しばらく帰れないだろうなあ。先生とは少し会えそうだからそれはいいのだけれど。
本を読み進めるより、時計を見る回数の方が増えてきた頃、カツンカツンと誰かが歩く音がした。
「来てたのか、古町。まあ、居る気がしたんだけどな」
胸が弾む声に振り向くと、左手に出席簿をもち、右手を扉にかけて立っている八戸波先生がいた。
「や、八戸波先生! お、おはようございます」
「おう、おはよう。生憎の天気だな」
八戸波先生は教室に入ると窓まで歩き、窓越しに空を見上げると大きめにため息を吐いた。さらに首を傾げ唸っている。こちらから表情は窺い知れないが、難しい顔をしていると思う。
先生も電車で来てるから、帰りが心配なのかな。あ、でも、休校になったからって帰れる訳でもないだろうし。授業の進行スピードの調整とかかな? 授業が潰れちゃうと、先生たちって普段以上に大変なのかも。
スマホで電車の運行情報を確認すると、しっかり運行停止中。この分だと休校は免れないだろう。
「もう少しで判断出るだろ。それまで待ってろ……って、どのみち雨が止むまでは帰れないか」
「あはは。予報では、そう長くは降らないそうなので、大丈夫だと思いますけれど」
「そうか。暇だったら、他のクラスのやつとお喋りしてきてもいいからな」
そう言うと八戸波先生は、教務員室へと戻って行った。先生と少し話せたと言う安堵からか集中して本を読めるようになった。
先生は他のクラスに行っても問題とは言ったけれど、そもそも他のクラスに知り合いがいないからどのみち動けない。もしかしたら雪菜先輩は来ているかもしれないけれど、他クラス通り越して他学年は流石にダメだよね。これを機に他のクラスに行くのも……一人で行くのは怖いなぁ。
自身のコミュニケーション能力の低さに呆れながら本を読み進めていると、スマホの通知が鳴った。画面を確認すると学校からのメールで、休校が決まったとのこと。帰宅しても良いのだが、雨で運行ストップしている以上、帰れない。天気予報も、あと一時間ほどは降り止まないとのこと。
大人しく待つしかないか。
今日の予定がある程度定まったところで、読書に集中する。先ほどまでとは違い、環境音をほとんど気にすることなく読むことができる。むしろ、その音のおかげで集中できる。無音は逆に気になって集中出来なくなってしまう。
すると突然、頬に温かく固い感触が触れた。思わず振り向くと、八戸波先生がお汁粉の缶を持って立っていた。
「飲むか? クッキーのお礼だ」
「いただきます」
私は本に栞を挟んでから、お汁粉を受けとった。元々お汁粉が大好きな私だが、八戸波先生から受け取ると尚更嬉しい。アクシデントで奢ってもらった一本目と違い、意図的に先生が買ってきてくれたという事実が何よりも嬉しいのだ。
八戸波先生は私の前の席の椅子を引っ張り出し、ブラックコーヒー片手に腰掛けた。
「『ノーブル家のお嬢様』か。随分年季の入った小説を選んだな」
缶コーヒーの蓋を開けると、八戸波先生は興味深そうに本を見ながらコーヒーを飲んだ。写真に収めたくなるぐらい、とても様になる絵だ。
「はい。夢国さんのオススメで、読んでみたんです。面白くて、二周目入っちゃいました」
「なるほど。確かに、夢国らしい作品かもな」
八戸波先生もこの小説をしっかり読み込んでいるようで、お気に入りのシーンについて語り合うことができた。なんでも、先生の友人に、夢国さんほどではないが、主人公の強さに惹かれて愛読している人がいたそうだ。私と同じで、その人にオススメされて読んでみたらハマってしまったのだとか。
「溺れた女の子を助けに行くシーン。感動と同時にハラハラするんだよな」
「わかります。途中で主人公も溺れそうになって」
嬉しいな。先生と同じものを楽しめて。オススメしてくれた夢国さんに感謝しないと。読書は好きだったけれど、あまり触れてこなかったジャンルだったから。
「先生オススメの本とかあるんですか?」
「そうだなーー」
担当科目の関係か、それとも只野趣味なのか。八戸波先生はいろんな本を読んでいるようだった。ホラー、ミステリー、ファンタジー、時代もの、恋愛もの。ジャンルも幅広く、あらすじの説明が上手いので引き込まれてしまう。恋愛ものだけは、聞いていて少し恥ずかしくなってしまった。
八戸波先生を独り占めしている。最初はただただ憂鬱でしかなかった雨に、感謝していた。雨が止まないことすら望んでしまっている。
この時間が永遠に続けばいいのに。
「そういえば、先生。少し気になっていたんですけれど、昔バンドとかされてたんですか?」
「いや? バンドの経験はないな。少しギターを齧ってたことならあるが」
そう言うと、八戸波先生は見えないギターを構えて弦を弾いた。弾けない人のエアギターとは違い、音楽ほぼ未経験の私にもギターが見える。そんな指遣い。自然と、文化祭の日を思い出す。
「昔は落ち込んでる三条に、弾き語りの一つでもしたっけな。我ながら恥ずかしい話だ」
やっぱり、昔先生の演奏を聞いていたのは雪菜先輩だったんだ。七津さんの家で、フォークギターの話が出た時に懐かしそうにしていたからもしかしたらって思っていたけれど。
「少し、聴かせてくれませんか?」
雪菜先輩を羨む思いで、八戸波先生に頼んでみる。先生は少し困ったような顔をした。一心に先生の瞳を見つめて訴えると、小さくため息をこぼした。
「暇だから、特別だぞ。アカペラで我慢しろ」
先生がどんな演奏をするのかも気になるけれど、先生の歌声が聴けるなら私はそれがいい。
音楽室のギター借りることも考えたけれど、さすがに学校の備品を勝手に使っちゃダメだよね。あ、でも。雪菜先輩の前で弾き語りしていた時って、ギターどうしていたんだろう。持ち込んでいたのかな?
疑問を浮かべていると、先生はアカペラで歌い出した。洋楽で、歌詞は断片的にしかわからないけれど、雨に関連した歌であることは感じ取れた。先生の歌声、その一音一音が私の心を震わせる。今だけは、私一人の先生。そんな妄想に浸ってしまうほどに。
「さて、そろそろ俺は戻るか。授業の調整もしないといけないしな」
そんな私の望みは儚くもすぐに散ってしまった。歌い終わると、八戸波先生は立ち上がって体を伸ばした。もっと話していたいし歌を聴いていたい。けれど、八戸波先生に迷惑をかけたくはないのだ。
「帰れるようになったら、気をつけて帰れよ」
「はい。まだですけれど、一応。さようなら」
別れの挨拶をすると、八戸波先生は嬉しそうに小さく笑った。
「ああ、また明日な」
八戸波先生の姿が見えなくなるまで私はその後ろ姿をジッと見ていた。その姿が扉で見切れると、追いかけるように立ち上がって、扉から少し顔を覗かせる。教務員室に入ったのを確認して、小さくため息を吐いた。
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4巻:https://www.amazon.co.jp/dp/B0BNQRN12P
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