52 / 78
五十二話『ビターと質問』
しおりを挟む
「ゆきなん。今日、家にきてくれない? ちょっと話したいんだけど~」
古町さんと別れて教室に戻り、のんびりお弁当を食べていると命がそう訊いてきた。特段珍しいことでもないのだが、視線が私から外れていた。
「別に問題ないけど。今じゃダメ? 別に家まで行かなくても放課後少し残ってとか」
「学校で話すことじゃないかな~。いや、あるある学校で話す話題なんだけどさ」
命は歯切れ悪く、内容には触れようとしない。提案しておきながら、その話をしようかどうか命自身が迷っているようにも見える。NGそうな質問しようとしているコメンテーターや、イタズラがバレる前に自首する小学生のような態度だ。
何かやましいことでもあるのか? この前も勝手に人の写真を古町さんと志穂さんに送ってたし。……冷静になって考えると、絶対に送ったの二人だけじゃないよね。あとで夢国さんと七津さんにも訊いておかないと。礼ちゃんは命のデータ消せば大丈夫でしょ。
「わかった。行けばいいんでしょ」
「さっすがゆきなん。なんだかんだお人好し~」
私が行くことを決めたことで腹を括ったのか、命は意気揚々と頷いた。一瞬まだ迷ったような顔をしていたので、括りきれてはいないようだが。
まあ、仮に懺悔とかならあまり怒らないであげよう。でも、わざわざ家に言って話す内容とは思えないんだよな。命は悪ふざけが過ぎるところはあるけれど、写真を送った相手は少なからず私を知っている人たちだけだろうし。ましてやネットにアップしたりはしないし、しようとするなら一言ある。基本断っているけど。
「じゃあ、学校終わったら直ね~」
「はいはい」
スマホを操作しておそらく家族に連絡を入れている命を横目に、私は買ってきたコーヒーの缶を開ける。舌を火傷しないようにゆっくりと缶を傾ける。
コーヒーの飲むの久しぶりだなぁ。最近はココア買ってもらってばかりだったし、自分で買うのは基本お茶だったし。このコーヒー特有の匂いは結構好きなんだよね。そこにミルクのまろやかな口当たりと砂糖の甘さ……甘さ?
想定外の苦さに思わずコーヒーを戻しそうになるのを堪えて飲み込む。顔が硬直したように強張っているのを感じながら改めて缶に目を向ける。
これ、稀に見かけるガチの微糖コーヒーだ。無糖ほど飲みづらさはないけれど、甘い、よ? くらいの甘さしか感じない。それとも、最近甘いもの飲みすぎて私の味覚がおかしくなっているだけなのか。どちらにせよ、残り時間で飲み切るのは難しいかもしれない。せめてペットボトルタイプにするべきだった。
「どしたの? 苦い顔して」
「いや。コーヒーが思ったより苦くて」
「大人しく練乳コーヒーにしとけばよかったのに」
最もな指摘をしながら、命は私からコーヒーを取り上げて自分でも一口飲んだ。命からしても苦かったようで、かなり微妙な表情をしている。そもそも命は私以上に甘党なので、自然な反応だ。
どうしよ、このコーヒー。飲みかけを誰かにあげるのは気が引けるし、気兼ねなく上げられるヤトちゃん先生は無糖しか飲まないし。大人しく飲み切るしかないか。せめてアイスコーヒーなら少しは飲みやすいんだけどなぁ。
悪戦苦闘しながらコーヒーを飲み進め、最後の一口に。捨てる時間も考えて、自販機横のゴミ箱近くで飲み干すことにした。
ちょっと胃がキリキリしてきた。流石に一気に飲み進めすぎたかな。かといって授業中机の上に置いて置くわけにもいかないし、床に置くのはもっと嫌だし、最後の一口くらい、飲み終わらないと。
「何してんだ、三条。深刻な顔で缶コーヒー見つめて」
「あ、ヤトちゃん先生」
ここまで飲んでおいて気が進まずコーヒーと睨めっこになっていると、やや呆れ顔のヤトちゃん先生が真っ黒な缶を右手に持ちながら立っていた。
やっぱり飲むのブラックコーヒーなんだ。私も家でコーヒー入れた時に一口だけ飲むけれど、耐えられなくてお砂糖とミルクたくさん入れちゃうんだよなぁ。ちょっとだけ憧れ。
「飲みます? 飲みかけですけど」
「ほぼ空で渡すか、普通。それに微糖コーヒーじゃねぇか。自分で飲め」
「あはは。ですよねぇ」
期待していない望みも外れ、クイッと残りのコーヒーを流し込む。最後まで苦味になれることはなかった。次からは大人しく加糖、もしくはお茶を買うことにしようと決めた。
私が空き缶をゴミ箱に入れると、続いてヤエちゃん先生も空き缶を捨てた。教室に戻ろうとした時、ふと、古町さんと話したことを思い出した。私と古町さんが少し似ているらしい、という話。
「ヤトちゃん先生」
階段を上って戻ろうとするヤトちゃん先生を呼び止めると、段差に足をかけたままこちらに振り向いてくれた。何も言わす、静かに私に質問を待っている。
「私と古町さんって、似てる?」
「…………」
ヤトちゃん先生は表情を変えることなく、視線を横に逸らして僅かに首を傾けた。質問の意図がわからないという様子で考えていたが、ピクッ、と一瞬だけ驚いたような表情をした気がした。
「かもな。頑固でお人好し同士」
しかし、すぐに冗談めいた揶揄ったような口調と表情に戻り、そのまま上に戻っていってしまった。私も授業に遅れないように、普段の移動よりも少し足を速く動かす。
ヤトちゃん先生も、命や友杉先輩と同じ意見ってことでいいのかな。ちょっと気にかかる表情はしていたけど、嘘をついたり、気を遣ったような感じには見えなかった。
小さなモヤモヤを抱えて教室に戻った。命にそのことは話さずに、五限目の授業を受ける。そのまま六限、掃除とこなして帰りのホームルーム。大した連絡事項もなく下校となった。
「よーし、うちの家までレッツラゴー!」
「うるさいよ、命」
妙にハイテンションな命と一緒に、通学路を歩く。前回とは違い、私にとって普段より短い帰り道。最も、今日は泊まる予定がないので寄り道でしかないのだが。
命の家に行くのもなんだかんだで久しぶりだな。確か礼ちゃんは手芸部に入ってたから、もしかしたら会う前に帰ることになっちゃうかも。帰ってくるまでは待っていようかなぁ。せっかく行くなら会いたいし。
命の家に到着すると、予想通り礼ちゃんは帰ってきていなかった。予定よりも長くお邪魔することになりそうだ。
「たっだいま~。って、誰もいないんだけどさ~」
陽気なご帰宅の挨拶をして、命は靴を脱ぎ捨てて洗面所の方に歩いていった。行儀の悪さと育ちの良さを同士に発揮する親友の靴を綺麗に並べてから、自分も靴を脱技、整えてから洗面所をお借りする。
「先にうちの部屋行ってて~。飲み物持ってくから~」
命の言葉通り、私は階段を上がって先に命の部屋にお邪魔する。おしゃれなクローゼットに大量の服。白いミニテーブルにピンクと水色の丸型クッション。一言で言えば、女の子らしい部屋。壁にかけられたコルクボードには、私とのツーショット写真と、それぞれのソロ写真が貼り付けられている。
改めてこう見せられると結構恥ずかしいな。
「お待たせ~。はい、ホットなストレートティー。うちは甘いミルクティー」
「ありがと、命」
コーヒーは砂糖が入っていないと飲めないが、紅茶はなぜか砂糖が入っていない方が好きな私だ。購入する際は。しっかり無灯火どうかの確認している。
一口飲んでホッと一息吐くと、命が立ち上がって部屋の鍵をガチャリと閉めた。今までこんな対応はされた記憶はない。なんとなく、嫌な予感がする。ティーカップをテーブルにおいて次の言葉に少し身構えた。
「まどろっこしいのなしでズバリ訊くよ、ゆきなん。……琉歌ちゃんのこと好きっしょ?」
古町さんと別れて教室に戻り、のんびりお弁当を食べていると命がそう訊いてきた。特段珍しいことでもないのだが、視線が私から外れていた。
「別に問題ないけど。今じゃダメ? 別に家まで行かなくても放課後少し残ってとか」
「学校で話すことじゃないかな~。いや、あるある学校で話す話題なんだけどさ」
命は歯切れ悪く、内容には触れようとしない。提案しておきながら、その話をしようかどうか命自身が迷っているようにも見える。NGそうな質問しようとしているコメンテーターや、イタズラがバレる前に自首する小学生のような態度だ。
何かやましいことでもあるのか? この前も勝手に人の写真を古町さんと志穂さんに送ってたし。……冷静になって考えると、絶対に送ったの二人だけじゃないよね。あとで夢国さんと七津さんにも訊いておかないと。礼ちゃんは命のデータ消せば大丈夫でしょ。
「わかった。行けばいいんでしょ」
「さっすがゆきなん。なんだかんだお人好し~」
私が行くことを決めたことで腹を括ったのか、命は意気揚々と頷いた。一瞬まだ迷ったような顔をしていたので、括りきれてはいないようだが。
まあ、仮に懺悔とかならあまり怒らないであげよう。でも、わざわざ家に言って話す内容とは思えないんだよな。命は悪ふざけが過ぎるところはあるけれど、写真を送った相手は少なからず私を知っている人たちだけだろうし。ましてやネットにアップしたりはしないし、しようとするなら一言ある。基本断っているけど。
「じゃあ、学校終わったら直ね~」
「はいはい」
スマホを操作しておそらく家族に連絡を入れている命を横目に、私は買ってきたコーヒーの缶を開ける。舌を火傷しないようにゆっくりと缶を傾ける。
コーヒーの飲むの久しぶりだなぁ。最近はココア買ってもらってばかりだったし、自分で買うのは基本お茶だったし。このコーヒー特有の匂いは結構好きなんだよね。そこにミルクのまろやかな口当たりと砂糖の甘さ……甘さ?
想定外の苦さに思わずコーヒーを戻しそうになるのを堪えて飲み込む。顔が硬直したように強張っているのを感じながら改めて缶に目を向ける。
これ、稀に見かけるガチの微糖コーヒーだ。無糖ほど飲みづらさはないけれど、甘い、よ? くらいの甘さしか感じない。それとも、最近甘いもの飲みすぎて私の味覚がおかしくなっているだけなのか。どちらにせよ、残り時間で飲み切るのは難しいかもしれない。せめてペットボトルタイプにするべきだった。
「どしたの? 苦い顔して」
「いや。コーヒーが思ったより苦くて」
「大人しく練乳コーヒーにしとけばよかったのに」
最もな指摘をしながら、命は私からコーヒーを取り上げて自分でも一口飲んだ。命からしても苦かったようで、かなり微妙な表情をしている。そもそも命は私以上に甘党なので、自然な反応だ。
どうしよ、このコーヒー。飲みかけを誰かにあげるのは気が引けるし、気兼ねなく上げられるヤトちゃん先生は無糖しか飲まないし。大人しく飲み切るしかないか。せめてアイスコーヒーなら少しは飲みやすいんだけどなぁ。
悪戦苦闘しながらコーヒーを飲み進め、最後の一口に。捨てる時間も考えて、自販機横のゴミ箱近くで飲み干すことにした。
ちょっと胃がキリキリしてきた。流石に一気に飲み進めすぎたかな。かといって授業中机の上に置いて置くわけにもいかないし、床に置くのはもっと嫌だし、最後の一口くらい、飲み終わらないと。
「何してんだ、三条。深刻な顔で缶コーヒー見つめて」
「あ、ヤトちゃん先生」
ここまで飲んでおいて気が進まずコーヒーと睨めっこになっていると、やや呆れ顔のヤトちゃん先生が真っ黒な缶を右手に持ちながら立っていた。
やっぱり飲むのブラックコーヒーなんだ。私も家でコーヒー入れた時に一口だけ飲むけれど、耐えられなくてお砂糖とミルクたくさん入れちゃうんだよなぁ。ちょっとだけ憧れ。
「飲みます? 飲みかけですけど」
「ほぼ空で渡すか、普通。それに微糖コーヒーじゃねぇか。自分で飲め」
「あはは。ですよねぇ」
期待していない望みも外れ、クイッと残りのコーヒーを流し込む。最後まで苦味になれることはなかった。次からは大人しく加糖、もしくはお茶を買うことにしようと決めた。
私が空き缶をゴミ箱に入れると、続いてヤエちゃん先生も空き缶を捨てた。教室に戻ろうとした時、ふと、古町さんと話したことを思い出した。私と古町さんが少し似ているらしい、という話。
「ヤトちゃん先生」
階段を上って戻ろうとするヤトちゃん先生を呼び止めると、段差に足をかけたままこちらに振り向いてくれた。何も言わす、静かに私に質問を待っている。
「私と古町さんって、似てる?」
「…………」
ヤトちゃん先生は表情を変えることなく、視線を横に逸らして僅かに首を傾けた。質問の意図がわからないという様子で考えていたが、ピクッ、と一瞬だけ驚いたような表情をした気がした。
「かもな。頑固でお人好し同士」
しかし、すぐに冗談めいた揶揄ったような口調と表情に戻り、そのまま上に戻っていってしまった。私も授業に遅れないように、普段の移動よりも少し足を速く動かす。
ヤトちゃん先生も、命や友杉先輩と同じ意見ってことでいいのかな。ちょっと気にかかる表情はしていたけど、嘘をついたり、気を遣ったような感じには見えなかった。
小さなモヤモヤを抱えて教室に戻った。命にそのことは話さずに、五限目の授業を受ける。そのまま六限、掃除とこなして帰りのホームルーム。大した連絡事項もなく下校となった。
「よーし、うちの家までレッツラゴー!」
「うるさいよ、命」
妙にハイテンションな命と一緒に、通学路を歩く。前回とは違い、私にとって普段より短い帰り道。最も、今日は泊まる予定がないので寄り道でしかないのだが。
命の家に行くのもなんだかんだで久しぶりだな。確か礼ちゃんは手芸部に入ってたから、もしかしたら会う前に帰ることになっちゃうかも。帰ってくるまでは待っていようかなぁ。せっかく行くなら会いたいし。
命の家に到着すると、予想通り礼ちゃんは帰ってきていなかった。予定よりも長くお邪魔することになりそうだ。
「たっだいま~。って、誰もいないんだけどさ~」
陽気なご帰宅の挨拶をして、命は靴を脱ぎ捨てて洗面所の方に歩いていった。行儀の悪さと育ちの良さを同士に発揮する親友の靴を綺麗に並べてから、自分も靴を脱技、整えてから洗面所をお借りする。
「先にうちの部屋行ってて~。飲み物持ってくから~」
命の言葉通り、私は階段を上がって先に命の部屋にお邪魔する。おしゃれなクローゼットに大量の服。白いミニテーブルにピンクと水色の丸型クッション。一言で言えば、女の子らしい部屋。壁にかけられたコルクボードには、私とのツーショット写真と、それぞれのソロ写真が貼り付けられている。
改めてこう見せられると結構恥ずかしいな。
「お待たせ~。はい、ホットなストレートティー。うちは甘いミルクティー」
「ありがと、命」
コーヒーは砂糖が入っていないと飲めないが、紅茶はなぜか砂糖が入っていない方が好きな私だ。購入する際は。しっかり無灯火どうかの確認している。
一口飲んでホッと一息吐くと、命が立ち上がって部屋の鍵をガチャリと閉めた。今までこんな対応はされた記憶はない。なんとなく、嫌な予感がする。ティーカップをテーブルにおいて次の言葉に少し身構えた。
「まどろっこしいのなしでズバリ訊くよ、ゆきなん。……琉歌ちゃんのこと好きっしょ?」
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
せんせいとおばさん
悠生ゆう
恋愛
創作百合
樹梨は小学校の教師をしている。今年になりはじめてクラス担任を持つことになった。毎日張り詰めている中、クラスの児童の流里が怪我をした。母親に連絡をしたところ、引き取りに現れたのは流里の叔母のすみ枝だった。樹梨は、飄々としたすみ枝に惹かれていく。
※学校の先生のお仕事の実情は知りませんので、間違っている部分がっあたらすみません。
ほのぼの学園百合小説 キタコミ!
水原渉
青春
ごくごく普通の女子高生の帰り道。
帰宅部の仲良し3人+1人が織り成す、ほのぼの学園百合小説。
♪ 野阪 千紗都(のさか ちさと):一人称の主人公。帰宅部部長。
♪ 猪谷 涼夏(いのや すずか):帰宅部。雑貨屋でバイトをしている。
♪ 西畑 絢音(にしはた あやね):帰宅部。塾に行っていて成績優秀。
♪ 今澤 奈都(いまざわ なつ):バトン部。千紗都の中学からの親友。
※本小説は小説家になろう等、他サイトにも掲載しております。
★Kindle情報★
1巻:https://www.amazon.co.jp/dp/B098XLYJG4
2巻:https://www.amazon.co.jp/dp/B09L6RM9SP
3巻:https://www.amazon.co.jp/dp/B09VTHS1W3
4巻:https://www.amazon.co.jp/dp/B0BNQRN12P
5巻:https://www.amazon.co.jp/dp/B0CHFX4THL
6巻:https://www.amazon.co.jp/dp/B0D9KFRSLZ
7巻:https://www.amazon.co.jp/dp/B0F7FLTV8P
Chit-Chat!1:https://www.amazon.co.jp/dp/B0CTHQX88H
Chit-Chat!2:https://www.amazon.co.jp/dp/B0FP9YBQSL
★YouTube情報★
第1話『アイス』朗読
https://www.youtube.com/watch?v=8hEfRp8JWwE
番外編『帰宅部活動 1.ホームドア』朗読
https://www.youtube.com/watch?v=98vgjHO25XI
Chit-Chat!1
https://www.youtube.com/watch?v=cKZypuc0R34
イラスト:tojo様(@tojonatori)
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
春に狂(くる)う
転生新語
恋愛
先輩と後輩、というだけの関係。後輩の少女の体を、私はホテルで時間を掛けて味わう。
小説家になろう、カクヨムに投稿しています。
小説家になろう→https://ncode.syosetu.com/n5251id/
カクヨム→https://kakuyomu.jp/works/16817330654752443761
学園の美人三姉妹に告白して断られたけど、わたしが義妹になったら溺愛してくるようになった
白藍まこと
恋愛
主人公の花野明莉は、学園のアイドル 月森三姉妹を崇拝していた。
クールな長女の月森千夜、おっとり系な二女の月森日和、ポジティブ三女の月森華凛。
明莉は遠くからその姿を見守ることが出来れば満足だった。
しかし、その情熱を恋愛感情と捉えられたクラスメイトによって、明莉は月森三姉妹に告白を強いられてしまう。結果フラれて、クラスの居場所すらも失うことに。
そんな絶望に拍車をかけるように、親の再婚により明莉は月森三姉妹と一つ屋根の下で暮らす事になってしまう。義妹としてスタートした新生活は最悪な展開になると思われたが、徐々に明莉は三姉妹との距離を縮めていく。
三姉妹に溺愛されていく共同生活が始まろうとしていた。
※他サイトでも掲載中です。
義姉妹百合恋愛
沢谷 暖日
青春
姫川瑞樹はある日、母親を交通事故でなくした。
「再婚するから」
そう言った父親が1ヶ月後連れてきたのは、新しい母親と、美人で可愛らしい義理の妹、楓だった。
次の日から、唐突に楓が急に積極的になる。
それもそのはず、楓にとっての瑞樹は幼稚園の頃の初恋相手だったのだ。
※他サイトにも掲載しております
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる