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五十八話『渡す難易度』
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週明けの朝、クッキーを詰めた袋と羊羹を詰めたタッパーを鞄に入れて学校に向かう。羊羹切り離し用のプラスチック製ミニナイフも忘れずに入れてある。
沙穂さんに買ってもらった本、怖かったなぁ。油断して夜に読み始めたのもあると思うけれど、人怖でも背筋が冷たくなったし、思い出すと外気と相まってさらに寒い。でも、言葉遊びが多くて結構読めちゃったんだよね。ほとんど駄洒落だったけれど。……寒いのってもしかしてそっちが理由?
今朝は欲張って本を読み進めてしまったので、普段より少し遅い登校になった。それでも、遅刻の時間はまだまだ先なので焦る必要もない。
「おはようございます、先生」
「おはよう。今日は少し遅めだな、古町」
「ちょっと朝読書に耽っちゃって」
「ほどほどにしろよ」
校門前で挨拶をしている八戸波先生に、はにかみながら答えた。先生は普段と変わらない軽い返しをしているが、少し気分が優れていないように見えた。どこか虚というか、血の気が薄いというか。
「先生、体調悪そうですけど。また風邪ですか?」
「ああ、なんだ。久しぶりに連日酒飲んだら、少し気分がな。アルコールは抜けてるはずなんだが」
八戸波先生は右手で口を塞ぎ、少し遠くを見た。
そんなに連日お酒飲んだのかな? 土曜日は多分アオさんと飲んだんだと思うけれど、流石に日を跨いだりして飲みあかしたわけではないだろうし。……もしかして、先生単純にお酒弱いだけだったりする?
「先生もほどほどに。ですよ?」
「うるせぇ。って言いたいところだが、肝に銘じておくよ」
少し気分が悪い程度にしか見えなかったが、相当堪えているらしい。軽口も可愛い悪態も出てこない。
最後に会釈をして、昇降口の方へと向かう。普段と比べると、やや人気が多いように感じる。人混みを避けて登校しているわけでもないのだが、少し勢いの強い人波はあまり好きじゃない。
明日からはちゃんといつも通りに登校しよう。今日は油断しただけとはいえ、ちょっとつらい。
「おはようございます、古町さん。今日は少々遅い登校ですわね」
「うん、本読んでいたら時間見るの忘れちゃって」
教室に入ると、珍しく夢国さんと七津さんがくっついていなかった。対面に座り、七津さんはノートを広げて問題を解いている。状況から察するに、夢国さんが勉強を教えているところのようだ。あまりの集中具合に、私がきたことに七津さんは気がついていないようだ。
「う~、解けた! あーちゃんチェックお願い! おはよう、古町さん! 少し遅いの珍しいね!」
問題を解き終わると、球技祭の時よりもハキハキとした熱のこもった声でまとめて言った。どうやら、私が来たことには気がついていたが、目の前の問題を最優先にして挨拶が待機状態になっていたらしい。問題に対する熱量がそのまま反映されている。
「朝から勉強……。もしかしてテスト勉強してた? テストまでまだ少しあるけれど」
「う~ん。中間テストダメだったから、少し頑張ろうと思って。あーちゃんもご褒美くれるって言うから~」
勉強でヒートアップしていた七津さんも落ち着き、ゆるふわさが戻ってきた。「ご褒美」というワードが気になって夢国さんを見ると、真面目な表情で七津さんのノートを採点していた。軽口を気にしないくらい慣れてきてしまっているのかと思っていると、頬と耳が紅潮してきた。
否定しないあたり、冗談じゃなくて本当のことなんだ。夢国さんも頑張ってアピールしてるんだな。私も頑張らないと。
「前より解けるようになりましたわね。良いことですわ」
七津さんに帰ってきたノートを一緒に確認すると、七割ほど正解していた。間違えた問題にも、原因と思われる点の説明が書き込まれている。
短時間で正解不正解だけじゃなくて、赤ペン先生までやっちゃうなんて。さすが夢国さん
「席につけ。ホームルーム始めるぞ」
夢国さんの頭の良さに改めて感心していると、八戸波先生が教室に入ってきた。校門で見た時よりは、少し顔色が良くなっていた。いつもと変わらないホームルームを聴きながら、ちらりとバッグを確認する。
帰りに志穂ちゃんの家に寄って、クッキーと羊羹届けてあげよう。先輩たちには、命先輩に連絡して廊下で渡そうかな。自販機前に行ったらまたばったり会ったりして。先生には……どのタイミングで渡せばいいかな。
何度目かの悩みに少し頭を痛めながら、一日が始まった。
いつも通り授業をこなし、時間が過ぎていく。今朝から気合いを入れて勉強していた七津さんは、普段以上に集中して授業に取り組んでいる。その姿に、私も少し気合が入った。
「疲れた~」
お昼休みに入ると。七津さんは机に項垂れて、空気が抜けた風船のようにヘニャヘニャになっていた。集中力を使い過ぎてエネルギー切れを起こしてしまったようだ。
「全く。張り切りすぎですわよ」
夢国さんが頭を撫でると、七津さんは嬉しそうに少しだらしないぐらいの笑顔を浮かべた。しかし、本当に疲れているようで抱きつきに動くことはおろか、頭を撫でている手を掴むことすらしない。
持久走の時は全然余裕そうだったのに、勉強より運動のほうが七津さんにとっては楽なんだろうな。
「そうだ。食べるのはご飯の後がいいと思うけれど」
私は鞄の中から袋とタッパーを取り出して、七津さんの近くに置いた。袋からはほのかに甘い香りがする。鼻を少しピクピクさせる七津さんを見ながらタッパーを開けて、中の羊羹を気持ち小さめに切り分けてピックを刺す。動かない七津さんの代わりに夢国さんにタッパーを近づける。意図を理解した夢国さんはピックを手に取り、七津さんに近づけた。
「楓さん。お口開けてください」
夢国さんがしゃがみ込んで、覗き込むように羊羹を差し出すと七津はゆっくりと口を開け、ゆっくりとモグモグ食べ始めた。
「あま~い、美味しい~」
糖分を補給したことで少し回復したのか、七津さんは体を起こした。それに合わせて立ち上がった夢国さんに抱きついてギューっとした。七津さんが午前中頑張ったからか、夢国さんは優しく頭を撫でている。
「ありがと~、古町さん」
七津さんは顔は私の方に向けお礼を言った。夢国さんはサービスタイムが終了したのか、くっついている七津さんを剥がそうとしている。
「口にあって良かった。たくさん作ったから、カトリさんにも食べさせてあげて。もちろん、夢国さんのもあるよ」
「ありがとうございます。楓さんのお茶と一緒にいただきますわ」
「ママも喜ぶよ~」
「さっすが、琉歌ちゃん。和菓子もいけるんだ~」
三人で話していると、当たり前のように命先輩が教室に来て紛れ込んでいた。温かいお茶を両の手に二本ずつ挟んでいる。
「いつこちらに?」
「今さっき。お菓子あるかも~って、思ってさ~」
確かに休み前にお菓子作る予定があるとは言ったけれど、具体的に日付とは伝えてないはず。そんなに食べたかったのかな、お菓子。甘いものが大好きなのは知っているけれど。無駄足になる可能性もあったのに。
「三条先輩置いてきちゃったの~? みこみこ先輩~」
「うーん。本当は連れてきたいんだけど、下級生の間だとまだキツそうなんだよね~」
命先輩は複雑そうな表情で首を傾げ、ため息を吐いた。生徒会長を引退してからそれなりに時間が経ったのだが、確かに一年生の間で雪菜先輩のイメージが崩れずアイドル化したままなのは事実だ。
真樹会長も大変だろうなぁ。
「ま、同学年だと少しは気楽にやれてそうだから、うちも安心して置いてこられるんだけどね~」
先ほどの複雑な表情から一転。お気楽な声でそういうと、命先輩は私にくっついて頬をプニプニ押すと「今日もキュ~トだよ~」、恒例の挨拶のように付け加えた。
命先輩からはキュートって言われ過ぎて、だんだん慣れてきた気がするなぁ。……嘘です、まだちょっと恥ずかしい。
「これ、命先輩と雪菜先輩の分のクッキーと羊羹です。タッパーは後日返していただければ」
「わお。小分け配慮バッチリかよ、琉歌ちゃん」
命先輩がお菓子を受け取って喜んでいると、スマホの通知音が鳴った。命先輩がポケットからスマホを取り出すと、やれやれと言いたげにため息を吐いた。相手はきっと雪菜先輩だろう。
呆れている。と言うより、頼ってもらえて嬉しいって感じだなぁ、命先輩。
「救難信号出たから戻るね。今度はうちらのクラスおいで~。後輩との交流に飢えてるから~」
命先輩はそう言い残すと、お茶を三本置いて足早に帰って行った。スッと現れてサッといなくなる。台風みたいな人だ。
先輩たちの分は渡せたけれど、先生は、また放課後にタイミング見て……かな。
沙穂さんに買ってもらった本、怖かったなぁ。油断して夜に読み始めたのもあると思うけれど、人怖でも背筋が冷たくなったし、思い出すと外気と相まってさらに寒い。でも、言葉遊びが多くて結構読めちゃったんだよね。ほとんど駄洒落だったけれど。……寒いのってもしかしてそっちが理由?
今朝は欲張って本を読み進めてしまったので、普段より少し遅い登校になった。それでも、遅刻の時間はまだまだ先なので焦る必要もない。
「おはようございます、先生」
「おはよう。今日は少し遅めだな、古町」
「ちょっと朝読書に耽っちゃって」
「ほどほどにしろよ」
校門前で挨拶をしている八戸波先生に、はにかみながら答えた。先生は普段と変わらない軽い返しをしているが、少し気分が優れていないように見えた。どこか虚というか、血の気が薄いというか。
「先生、体調悪そうですけど。また風邪ですか?」
「ああ、なんだ。久しぶりに連日酒飲んだら、少し気分がな。アルコールは抜けてるはずなんだが」
八戸波先生は右手で口を塞ぎ、少し遠くを見た。
そんなに連日お酒飲んだのかな? 土曜日は多分アオさんと飲んだんだと思うけれど、流石に日を跨いだりして飲みあかしたわけではないだろうし。……もしかして、先生単純にお酒弱いだけだったりする?
「先生もほどほどに。ですよ?」
「うるせぇ。って言いたいところだが、肝に銘じておくよ」
少し気分が悪い程度にしか見えなかったが、相当堪えているらしい。軽口も可愛い悪態も出てこない。
最後に会釈をして、昇降口の方へと向かう。普段と比べると、やや人気が多いように感じる。人混みを避けて登校しているわけでもないのだが、少し勢いの強い人波はあまり好きじゃない。
明日からはちゃんといつも通りに登校しよう。今日は油断しただけとはいえ、ちょっとつらい。
「おはようございます、古町さん。今日は少々遅い登校ですわね」
「うん、本読んでいたら時間見るの忘れちゃって」
教室に入ると、珍しく夢国さんと七津さんがくっついていなかった。対面に座り、七津さんはノートを広げて問題を解いている。状況から察するに、夢国さんが勉強を教えているところのようだ。あまりの集中具合に、私がきたことに七津さんは気がついていないようだ。
「う~、解けた! あーちゃんチェックお願い! おはよう、古町さん! 少し遅いの珍しいね!」
問題を解き終わると、球技祭の時よりもハキハキとした熱のこもった声でまとめて言った。どうやら、私が来たことには気がついていたが、目の前の問題を最優先にして挨拶が待機状態になっていたらしい。問題に対する熱量がそのまま反映されている。
「朝から勉強……。もしかしてテスト勉強してた? テストまでまだ少しあるけれど」
「う~ん。中間テストダメだったから、少し頑張ろうと思って。あーちゃんもご褒美くれるって言うから~」
勉強でヒートアップしていた七津さんも落ち着き、ゆるふわさが戻ってきた。「ご褒美」というワードが気になって夢国さんを見ると、真面目な表情で七津さんのノートを採点していた。軽口を気にしないくらい慣れてきてしまっているのかと思っていると、頬と耳が紅潮してきた。
否定しないあたり、冗談じゃなくて本当のことなんだ。夢国さんも頑張ってアピールしてるんだな。私も頑張らないと。
「前より解けるようになりましたわね。良いことですわ」
七津さんに帰ってきたノートを一緒に確認すると、七割ほど正解していた。間違えた問題にも、原因と思われる点の説明が書き込まれている。
短時間で正解不正解だけじゃなくて、赤ペン先生までやっちゃうなんて。さすが夢国さん
「席につけ。ホームルーム始めるぞ」
夢国さんの頭の良さに改めて感心していると、八戸波先生が教室に入ってきた。校門で見た時よりは、少し顔色が良くなっていた。いつもと変わらないホームルームを聴きながら、ちらりとバッグを確認する。
帰りに志穂ちゃんの家に寄って、クッキーと羊羹届けてあげよう。先輩たちには、命先輩に連絡して廊下で渡そうかな。自販機前に行ったらまたばったり会ったりして。先生には……どのタイミングで渡せばいいかな。
何度目かの悩みに少し頭を痛めながら、一日が始まった。
いつも通り授業をこなし、時間が過ぎていく。今朝から気合いを入れて勉強していた七津さんは、普段以上に集中して授業に取り組んでいる。その姿に、私も少し気合が入った。
「疲れた~」
お昼休みに入ると。七津さんは机に項垂れて、空気が抜けた風船のようにヘニャヘニャになっていた。集中力を使い過ぎてエネルギー切れを起こしてしまったようだ。
「全く。張り切りすぎですわよ」
夢国さんが頭を撫でると、七津さんは嬉しそうに少しだらしないぐらいの笑顔を浮かべた。しかし、本当に疲れているようで抱きつきに動くことはおろか、頭を撫でている手を掴むことすらしない。
持久走の時は全然余裕そうだったのに、勉強より運動のほうが七津さんにとっては楽なんだろうな。
「そうだ。食べるのはご飯の後がいいと思うけれど」
私は鞄の中から袋とタッパーを取り出して、七津さんの近くに置いた。袋からはほのかに甘い香りがする。鼻を少しピクピクさせる七津さんを見ながらタッパーを開けて、中の羊羹を気持ち小さめに切り分けてピックを刺す。動かない七津さんの代わりに夢国さんにタッパーを近づける。意図を理解した夢国さんはピックを手に取り、七津さんに近づけた。
「楓さん。お口開けてください」
夢国さんがしゃがみ込んで、覗き込むように羊羹を差し出すと七津はゆっくりと口を開け、ゆっくりとモグモグ食べ始めた。
「あま~い、美味しい~」
糖分を補給したことで少し回復したのか、七津さんは体を起こした。それに合わせて立ち上がった夢国さんに抱きついてギューっとした。七津さんが午前中頑張ったからか、夢国さんは優しく頭を撫でている。
「ありがと~、古町さん」
七津さんは顔は私の方に向けお礼を言った。夢国さんはサービスタイムが終了したのか、くっついている七津さんを剥がそうとしている。
「口にあって良かった。たくさん作ったから、カトリさんにも食べさせてあげて。もちろん、夢国さんのもあるよ」
「ありがとうございます。楓さんのお茶と一緒にいただきますわ」
「ママも喜ぶよ~」
「さっすが、琉歌ちゃん。和菓子もいけるんだ~」
三人で話していると、当たり前のように命先輩が教室に来て紛れ込んでいた。温かいお茶を両の手に二本ずつ挟んでいる。
「いつこちらに?」
「今さっき。お菓子あるかも~って、思ってさ~」
確かに休み前にお菓子作る予定があるとは言ったけれど、具体的に日付とは伝えてないはず。そんなに食べたかったのかな、お菓子。甘いものが大好きなのは知っているけれど。無駄足になる可能性もあったのに。
「三条先輩置いてきちゃったの~? みこみこ先輩~」
「うーん。本当は連れてきたいんだけど、下級生の間だとまだキツそうなんだよね~」
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真樹会長も大変だろうなぁ。
「ま、同学年だと少しは気楽にやれてそうだから、うちも安心して置いてこられるんだけどね~」
先ほどの複雑な表情から一転。お気楽な声でそういうと、命先輩は私にくっついて頬をプニプニ押すと「今日もキュ~トだよ~」、恒例の挨拶のように付け加えた。
命先輩からはキュートって言われ過ぎて、だんだん慣れてきた気がするなぁ。……嘘です、まだちょっと恥ずかしい。
「これ、命先輩と雪菜先輩の分のクッキーと羊羹です。タッパーは後日返していただければ」
「わお。小分け配慮バッチリかよ、琉歌ちゃん」
命先輩がお菓子を受け取って喜んでいると、スマホの通知音が鳴った。命先輩がポケットからスマホを取り出すと、やれやれと言いたげにため息を吐いた。相手はきっと雪菜先輩だろう。
呆れている。と言うより、頼ってもらえて嬉しいって感じだなぁ、命先輩。
「救難信号出たから戻るね。今度はうちらのクラスおいで~。後輩との交流に飢えてるから~」
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