真夏の一秒🏖

陽紫葵

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真夏の一秒🏖

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時間を忘れるくらい、熱いキスをした。
「両想いだね」
「うん」
ずっと抱き合ってたい。
離れたくないって思った。
「今は、何処で暮らしてるの?」
「研修の間は、会社が用意してくれた部屋で暮らしてた。で、昨日はホテルに泊まった」
「今日は?」
「どうしようかなぁ?」
「ここに来れば」
「よかった」
「どうせ、そのつもりだったんでしょ?」
「うん」
「でも、しばらくは、会社の人たちには内緒よ」
「あぁ、わかった」
田多くんは、預けてあった荷物を、ホテルに取りに行った。
「今日はどっちに寝る?」
「えっと、一緒がいい」
「え?」
「ダメ?」
「ダメ!」
「いいじゃん」
と、目で訴えられると弱い。
「しょうがないなぁ」
と言いつつ、本当は嬉しい。
ロフトで一緒に眠ることにした。
「腕枕してあげる」
何て言いながら、寄り添って眠った。
キス以上の事はしなかった。

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