私はあなたを好きじゃない

陽紫葵

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私はあなたを好きじゃない

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毎週金曜日だと月に4日と、5日の日があるので、4日の日は、プラスでもう1日行ったりした。
敷さんや吉元さんがよく行っていた水曜日に行くことが多かった。
11月終わりの水曜日に行くと、吉元さんが来ていた。
「あのさぁ、話したいことがあるから、早めに出てもいい?」
「外で話すって事ですか?」
「そうだな」
9時頃店を出て、前に行ったファミレスに入った。
「玲衣ちゃんには言ってなかったけど、俺、結婚してる」
「え?」
「びっくりだよね」
「あ、うん」
少し、動揺していた。
「別居中だけどね。妻は仕事で海外に行ってる。5歳の子供もいて、俺と一緒に暮らしてるけど、殆ど、うちの両親が見てくれてる。自営だから、いつも家にいるから」
「一緒に暮らしてるんですか?」
「うん」
少し間が空き、
「離婚しようと思ってた。8月に帰国してて、話すつもりだった。でも、会っちゃうとダメだった。妻は別れる気はなくて。元々、スキンシップが多い人だったけど、海外生活が長いともっとなぁ、何てゆうか、こう、触れられると弱いってゆうか。何も話せないままで、また行ってしまった。それがさ、2日前に電話がかかってきて、日本で仕事することになったって言うんだ。一緒に暮らす部屋見つけといてね、って」
自分勝手じゃない?って、少し思ったけど、
「妻は、妊娠してて、だから、やり直すしかないよな」
それは、何も言えない案件だ。
「ごめんね、こんな話」
「ううん」
「いい加減な付き合い方で、ごめん」
「あの、私・・・」
「ん?」
「ううん、おめでとう」
「え?」
「お子さん、生まれるんでしょ?」
「あぁ、まだ先だけどね」
何でこんなこと言ってしまったんだろう?
それ以上、何も話せないまま、帰った。
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