さよならイクサ

月並

文字の大きさ
1 / 1

さよならイクサ

しおりを挟む
 上空を飛行機が飛んでいきます。そこから何かが落とされたのを、彼は見ました。
 瞬間、彼の目の前は、真っ白に覆い尽くされました。





  軽いものしか入っていないはずの引出物は、齢90を超えた伊草いくさにとっては、ずしりと重たく感じられました。
 ここ数年で、葬儀に出る頻度が増えているせいか、スーツには焼香の匂いが染み付いているのではないか、と彼はぼんやりとそう考えました。

「イクさん」

 振り向くと、同じ広島被爆者の会員である林が、小さく手を振っていました。人の良さそうな笑みを浮かべる顔には、深い皺が刻まれています。
 林は、伊草よりも10個下です。しかしまあ、この歳になれば80も90もあまり変わらないな、と伊草は思いました。

 伊草と林は、並んで歩き出しました。
 2人のそばを、高校生がさっと通り過ぎていきます。そしてあっという間に、その姿は見えなくなってしまいました。

「この歳になれば、京都に来るのも一苦労でしょう?」
「ええ、まあ。でも、花岡さんにはお世話になりましたから」
「僕もですよ。しかし残念です。花岡さんは、僕たち会員の中でも誰よりも、原爆のことを語り継ぐことに精力的でしたから。でも、寿命じゃあ仕方ありませんよねぇ」

 林は惜しむように空を仰ぎました。つられて、伊草も顔を上げます。空は青く、白い雲がいくつか浮かんでいました。

「会員もずいぶん減りました。あの惨劇を、生々しく語れる人が、どんどん消えていく。こうやって、戦争は風化されていくんだろうなあ」

 ひゅるりと冷たい風が、ふたりの間を抜けていきます。

「ところでイクさん、今日はどこに泊まるんですか?」
「近くですよ。山の麓の」

 伊草は、左側にそびえ立つ山を指差しました。林はああ、と言って少し目を丸くしました。

「高くありませんでしたか? 私も近いから、考えたんですけどね。やっぱり5000円以上払うのはちょっと」
「林君は相変わらずケチだね」

 そう伊草が言うと、林は照れくさそうに頭をかきました。

「そういえばあの山、ご存知ですか? 鬼がいたんですって」

 急な話題に、伊草は足を止めました。

「鬼?」

 林は少しばかり先を進んで、伊草が止まったことに気づいて振り向きます。

「そう、鬼。白鬼びゃっき。白い髪に紫の目、一振りの白い刀を持つ鬼。その肉を食べれば不老不死になれる」
「はあ。どうしてまた、急に」
「いえ、花岡さんが言ってたんです。僕も急に思い出して」
「花岡さんが」
「そう。不老不死になれば、ずっと原爆のこと、語り続けられるのにって。いなくなったのが残念だって、言ってましたね」

 伊草は、悠々と広がる山を眺めました。

「はは、変な話しちゃってすみません。いるわけないですよね、鬼なんて」

 からりと林は笑います。伊草は山を眺めたままでした。





 焼香の匂いをつけたまま、伊草は山道を歩いていました。斜面は緩やかですが、伊草には少し厳しいものでした。
 革靴に泥が付いているのを眺めて、自分は一体何をしているんだろうと伊草は考えました。伊草のような老人が歩く道ではありません。老人でなくとも、日の落ちかかった山道を歩くなど、正気の沙汰ではないでしょう。
 それでも伊草は、歩みを止めませんでした。

 ふいに開けたところに、伊草は辿り着きました。
 周囲をぐるりと囲むのは、楓です。秋になれば絶景だろうと、伊草はぼんやりと考えました。

 どこからか、草を踏む音が聞こえます。伊草はハッとして辺りを見回しました。
 伊草の左斜め後ろに、少年が立っていました。髪は真っ白です。額に巻いている黒いヘアバンドのせいで、余計にその色が際立っています。
 服は黒いシャツの上に、白い半袖のパーカーを着ていました。灰色のズボンの裾を、黒いブーツに突っ込んでいます。

 伊草は夢見心地で、少年を眺めました。

「君は、こんな時間に、こんな所で、何してるんだい?」
「それはこっちのセリフだ」

 少年はまっすぐ伊草の元へ来ると、パーカーを脱いで4つに畳んだ後、地面に起きました。

「座れよ。こんな奥まで、疲れただろ」

 伊草を睨む鋭い目は、気のせいか腫れているように見えました。
 おずおずと、伊草は置かれた服の上に腰を下ろしました。

「もしかして遭難したとかか? 下までなら送って行ってやるよ」
「いや、私は白鬼を探しに来たんだ」
「白鬼を」

 平坦な口調で繰り返された単語に、伊草は小さく頷きました。

「聞いたことはないだろうか。その肉を食べれば、不老不死になれるらしい」
「なりたいのか」

 伊草は小さく息を吐きました。

「私は80年前、10歳の時、広島で被爆した。あの惨劇を後世に残すべく、私は自分の体験を語り続けてきた。だけどそれも、終わりに近くなってきている。だから不死の体を得て、この活動を続けていきたい」

 ふと少年を見上げた伊草は、彼の目が紫色であることに気が付きました。
 白髪に、紫色の目。林の言葉を思い出し、伊草は目を見張ります。
 恐る恐る、伊草は少年の腰元を見ました。その腰には、黒い日本刀が一振り差さっていました。なぜ今まで気付かなかったのかが不思議なほど、それは己の存在を強く主張しています。

「白鬼の不老不死は、多分お前が考えているものじゃない。例えば腕を切られたら、それまでだ。新しく腕が生えたりなんてしない。ただ老いず、死なないだけなんだ。魂が絶対に体から離れない。それだけ」

 表情を変えず、少年は淡々と告げます。伊草は、視線を少年の目に戻しました。

「君が、白鬼か?」

 少年はうっすらと口角を上げました。

「俺の肉を喰って不老不死になった人間は、何人かいる。全員結局、最後は死を望んだ。でも死ねない。その生を終わらせる方法はただひとつ。俺に喰われることだけだ。生きたままな」

 それを想像して、伊草は恐怖に身を震わせます。
 そんな伊草を見た白鬼は、少しだけ眉を下げました。

「山を下りろ。送っていくから」
「いいや」

 その伊草の声は、本人が思っていた以上に強く響きました。

「全て承知した。その上で、私は不老不死になりたい。あの痛みを、苦しみを、地獄を、もう誰にも味わわせたくない。風化させてはいけないんだ!」

 伊草はしわくちゃの手を、固く握りました。
 丸くなった白鬼の目から、ふいに涙が溢れ出し始めました。びっくりして、伊草は何も言えません。

「ああ、すまん。ちょっと前に大泣きしたもんでな。涙腺が緩んでんだよ」

 白鬼は、袖で涙を雑に拭いました。

「そこまで言うなら仕方ない」

 そう言うと、白鬼は自分の髪を1本抜きました。それを伊草に渡します。

「これは?」
「髪も肉の一部さ。それを喰え」

 伊草は手の中にあるそれを、じっと見下ろしました。

「もし死にたくなったら、俺のところに来な。この山に来て、白鬼とでも呼んでくれれば駆けつける」

 伊草は腹をくくると、白糸のようなそれを飲み込みました。





 それから伊草は、自分の体験を語り継ぐ活動に、今まで以上に精を出しました。
 林が亡くなった後も、会員が全員いなくなった後も。ある時はテレビに出て、ある時はライブ配信なるものに出て、ある時は壇上に立って。伊草は原爆の恐ろしさ、戦争の愚かしさを伝えていきました。

 もちろん、不老不死であるとバレないよう、名前や髪型、服装の好みを変えるといった努力も忘れていません。話す内容も、実体験であることは伏せ、父親から、あるいは祖父から、あるいは父の祖父から聞いた話だと、生きる年数に従って変えていきました。
 それでも伊草の話には、実体験者の生々しさがこもっているらしく、聴衆はみんな、息をのんで彼の話に聞き入りました。そうして講演が終わった後には、「戦争は二度と起こしてはいけない」と、異口同音に言ったものでした。


 そんな聴衆の様子が変わっていったのは、伊草が不老不死になってから100年が過ぎた頃でした。
 その頃になると、第二次世界大戦のことも、ドラマやアニメ、漫画、ゲームなどの題材に選ばれることも多くなっていました。実際に戦争に出て勇ましく戦った人物や、目のさえる指揮を繰り出し敵に打ち勝った人物といった、名のある人たちを、賞賛するような内容のものがほとんどでした。
 その裏で亡くなっていった、無辜の名もなき人々のことは、誰の目にも入らなくなっていきました。

 伊草はそうした状況を憂いましたが、そんな伊草に協力しようという人は現れません。むしろ、時代遅れだの、非国民だのと揶揄される始末です。

 そしてとうとう、伊草が最も恐れていたことが起きました。とある国が、「実験」と称して別の国の海域に、核爆弾を投下しました。それが敵対行為であるとみなされ、各国は連盟を組み、その国に対して宣戦布告をおこなったのです。





 伊草が足を運んだのは、首相官邸でした。

「どうか総理に合わせてください」

 受付に座る女性型アンドロイドに向かって、伊草は頭を下げました。アンドロイドは、困った表情を取り繕います。

「アポイントメントがなければ、お会いすることはできません。引き取っていただけますでしょうか」
「緊急なのです。どうか、お願いします」
「アポイントメントがなければ、お会いすることはできません。引き取っていただけますでしょうか。次にこの忠告文が聞き入れられなかった場合は、警備員をお呼びすることになります」
「どうかしたのかい?」

 受付の奥からひょこりと顔を出したのは、伊草が合わせてほしいと頼み込んでいた総理その人でした。
 まだ若い総理は、人の良さそうな笑みを浮かべています。その表情は、伊草の知っている林にそっくりでした。
 周囲のガードマンが、慌てて総理に、顔を出さないようと注意します。

「ごめんごめん。でも、困っているご老人がいるようだったからさ。それに、どこかで見たことある顔だよ。もしかして、伊草人志ひとしさんじゃないかい?」

 伊草は目を丸くします。

「どうして私のことを」
「ああ、やっぱりそうなんだ! 本当に不老不死なんだ!」

 総理は身を乗り出して、伊草の手を握ります。その力強さに、伊草は困惑しました。

「家の整理をしていた時にね、私の祖父の祖父の写真と手記が出てきたんだ。手記にはあなたのことが書いてあったよ」

 伊草はふと、林に不老不死になったことを話したのを思い出しました。そして目の前の総理大臣の苗字が、林であることも。

「総理、私は、開戦を止めていただくようお願いするために参りました。どうかこの老いぼれの願いを……」
「いやいや、それは無理だよ伊草さん。もう戦いの火ぶたは切られたんだ」

 当たり前のように吐き出されたその言葉に、伊草は背筋が凍り付くような気持ちになりました。

「それより伊草さん、白鬼はどこにいるんだい?」

 久方ぶりに聞いたその名前に、伊草は身を固くしました。

「それを知って、どうするんです」
「どうするって、そりゃあ、兵士を不老不死にするに決まってるじゃないか!」

 伊草はよろめきました。が、手は総理に握られたままです。その力は、どんどん強くなっています。

「わが兵が不老不死になればこの戦、買ったも同然! 伊草さんには、そのためにぜひご協力いただきたく。さ、白鬼、どこにいるんだい? 手記にあった山は捜索したんだけど、見つからなくてね。あなたなら知ってるんじゃないのか?」

 全身の血の気が、伊草の中から引いていきます。

「そ、それは、言えません」

 伊草がやっとのことでそう答えると、総理の顔から笑顔が抜け落ちました。

「言えない……ということは、知っているんだね。まあ、いいや。それじゃあ仕方がない。少々遠回りになるが、あなたを徹底的に解剖しつくして、我々との差を突き止め、あなたと同じになれるようにしよう。なんたってあなたは不死身。いくら切り刻んでも死なないんだよね?」

 総理の背後から、黒いスーツに身を包んだ男がふたり、現れました。彼らはあっという間に、伊草を取り押さえます。

「離してください!」

 伊草は男たちから腕を振りほどこうともがきますが、力の差は歴然としています。どうにもなりません。

「白鬼の居場所を教えてくれたら、すぐにでも解放しますとも」
「私は、私が戦争の道具になるなんて、そんなことは死んでも嫌だ!」
「ははは、死なないくせに何を。不死身ジョークというやつ?」

 総理の乾いた笑いが、伊草の頭の中でガンガンと響きました。
 怒り、悲しみ、悔しさ。それらが胸の中がぐちゃぐちゃになった後、あきらめにも似た気持ちが、伊草の中で芽生えました。

「……白鬼は、まだあの山にいるはずです。そう約束しましたから」

 全身から力の抜けた伊草を、総理は目を丸くして見ました。

「そうなの? あんなに捜索したのになぁ。まあ、山は広いし、どこにでも隠れられるか……」

 総理は顎に手を置いて、険しい顔を浮かべました。それはすぐに、パッと笑顔に切り替わりました。

「ではあなたを連れて、もう一度山に行こう。ああ、もちろん私は行かないよ。忙しいからね。代わりに秘書が付いていくからね」

 近くに控えていた秘書に、総理は伊草を連れて京都へ行くよう命じました。伊草はそれを、窓の向こうの景色を見るような感覚で眺めていました。





 斜面に降り積もった枯れ葉を踏みしめる伊草の口から、白い息が吐き出されます。
 その後ろから、まだ若い男が2人、しっかりと登山の格好をしてついてきていました。ひとりは総理の秘書で、もうひとりはボディーガードです。
 ボディーガードの手には、拳銃が握られています。いつでも引けるように、引き金には指がかけられていました。

 ふと足を止めた伊草は、きょろきょろと周囲を見回します。以前登った時よりも、さらに高い所まで登っているようです。

「おかしいな、この辺だったはずなんだが……。ちょっとお待ちください。思い出しますから」

 言いながら、伊草はその場をうろうろと歩きます。その様子を見た秘書は、小さく舌打ちをします。
 その彼の腹の虫が、大きく鳴りました。

「俺はここで飯を食う。お前は引き続き、白鬼を探しておけ! 不老不死なら飯もいらんのだろう?」

 確かに、不老不死になってから、伊草は食事を必要としていませんでした。

 秘書はその辺に適当に腰かけて、カバンを下ろしました。そして中をゴソゴソと漁ります。ボディーガードはそのそば近くに立ち、周囲を注意深く見回していました。
 それを横目で見ていた伊草は、ボディーガードの視線が自分と反対の方へ向いたのを確認すると、近くにあった崖へ足を踏み出しました。

「うわぁぁ!」

 わざとらしく声をあげて、伊草はそこから転がり落ちました。秘書たちの慌てたような声は、すぐに遠ざかってしまいました。





 全身の鈍い痛みで、伊草は目を覚ましました。
 すぐ視界に入ったのは、しゃがんでこちらを窺っている白鬼でした。以前会ったのと、背格好も何も、全く変わりがありませんでした。
 その目の色に悲痛が混ざっているように感じて、伊草は少し首をかしげました。白鬼は溜息を吐きました。

「お前さ、あいつらから逃げるためとはいえ、無茶しすぎじゃない? 言っただろ、俺の不老不死は便利なものじゃない。お前の折れた腕や脚、肋骨は治せない」

 じんじんと痛むのはそれが原因かと、伊草は納得しました。
 きょろりと周囲を見回すと、洞窟の中でした。白鬼のそばでは火が焚かれていて、それで寒さを感じずに済んでいるようです。

「名前を呼んだ覚えはないのだけれど、来てくれたんだね。助かるよ」
「見張ってたのよ。前に人が来た時、まあまあ荒らされたからな」

 白鬼は立てた膝に肘をつき、頬を手の上に置きました。

「それでお前、死にたくなったわけ?」
「ああ」

 パチンと、大きく火が爆ぜました。

「私は、もう戦争を起こさないために不老不死になったんだ。戦争のために利用されると言うのであれば、死ぬしかない」

 白鬼は頬杖をついたまま、伊草をじいっと見下ろしていました。

「分かった」

 白鬼は、腰に差した刀を抜きました。その刃の美しい白さに、伊草は思わず目を奪われてしまいます。
 切っ先を突きつけられても、伊草は恐怖を覚えませんでした。むしろ感じたのは、安堵でした。

「そうだ白鬼、君、私を食べたらすぐにこの山を出なさい。私と一緒にいた若者は、君の肉を狙っている」
「ご忠告どうも。遺言通りにするよ」

 白鬼が刀を小さく振り上げたのを見て、伊草はそっと目を閉じました。





 京都駅は人でごった返していました。その人波をすいすいと縫って、白いパーカーのフードを目深にかぶった少年――白鬼は、大通りへと出ました。
 電光の看板が、ビルの間近で浮きながら、ぴかぴかと光っています。そうやって己を主張する看板たちには見慣れている様子で、人々はさっさと目的地へ向かって歩いていきます。

 白鬼の目の前の信号が、赤になりました。白鬼は足を止めます。すぐ後ろに、女子高校生が2人並びました。

「ねえ、最近さ、神世かみよ、学校に来てないよね。どうしたんだろう」
「さあ。神世ちゃんのお父さんって、すごく有名なロケットの技術者じゃない? 戦争が始まるから、ロケットに詰め込まれて地球を脱出してるとか」
「ああ……神世のお父さん、神世に激甘っぽいもんね。ウザいって神世、愚痴こぼしてたし」
「いいよね、身内がロケットの技術者とか、お金持ちの人は。そうやってさっさと地球を出れるんだもん。私たち、戦争が始まってもここにいるしかないのにね」

 そんな会話が、バットケースごしに白鬼の耳に入ってきます。
 ぼんやりと信号が変わるのを待っていると、ぴかぴか光っていた電光看板が、すべてニュース画面に切り替わりました。

『速報です。A国が核爆弾を乗せた飛行機を、発射しました。目標はB国国内と見られます。これに応戦すべく、C国、D国、E国も、核爆弾を搭載した飛行機を発射しました』

「え、嘘ぉ」

 後ろの女子高生のうちひとりが、唖然とした様子で声をあげます。

「大丈夫でしょ。B国って遠いし。こんなところに落ちてくるわけないじゃん」
「でも、兄がさ、さすがに次に戦争なんかしたら、きっと人類は滅んじゃうって……」
「そんなわけないって! お兄さん、悲観主義すぎー」
「うん、まあね……。でも、考えない? 人間がこの世からいなくなれば、戦争も起きないのにって」
「それは極論すぎるっしょ」

 信号が、青に変わりました。
 女子高生の笑い声を背に、白鬼は横断歩道を渡ろうとしました。その時でした。


 上空を飛行機が飛んでいきます。そこから何かが落とされたのを、彼は見ました。
 瞬間、彼の目の前は、真っ白に覆い尽くされました。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

今更気付いてももう遅い。

ユウキ
恋愛
ある晴れた日、卒業の季節に集まる面々は、一様に暗く。 今更真相に気付いても、後悔してももう遅い。何もかも、取り戻せないのです。

盗み聞き

凛子
恋愛
あ、そういうこと。

悪役令嬢(濡れ衣)は怒ったお兄ちゃんが一番怖い

下菊みこと
恋愛
お兄ちゃん大暴走。 小説家になろう様でも投稿しています。

婚約者の心の声が聞こえるようになったが手遅れだった

神々廻
恋愛
《めんどー、何その嫌そうな顔。うっざ》 「殿下、ご機嫌麗しゅうございます」 婚約者の声が聞こえるようになったら.........婚約者に罵倒されてた.....怖い。 全3話完結

私に告白してきたはずの先輩が、私の友人とキスをしてました。黙って退散して食事をしていたら、ハイスペックなイケメン彼氏ができちゃったのですが。

石河 翠
恋愛
飲み会の最中に席を立った主人公。化粧室に向かった彼女は、自分に告白してきた先輩と自分の友人がキスをしている現場を目撃する。 自分への告白は、何だったのか。あまりの出来事に衝撃を受けた彼女は、そのまま行きつけの喫茶店に退散する。 そこでやけ食いをする予定が、美味しいものに満足してご機嫌に。ちょっとしてネタとして先ほどのできごとを話したところ、ずっと片想いをしていた相手に押し倒されて……。 好きなひとは高嶺の花だからと諦めつつそばにいたい主人公と、アピールし過ぎているせいで冗談だと思われている愛が重たいヒーローの恋物語。 この作品は、小説家になろう及びエブリスタでも投稿しております。 扉絵は、写真ACよりチョコラテさまの作品をお借りしております。

【完結】ドアマットに気付かない系夫の謝罪は死んだ妻には届かない 

堀 和三盆
恋愛
 一年にわたる長期出張から戻ると、愛する妻のシェルタが帰らぬ人になっていた。流行病に罹ったらしく、感染を避けるためにと火葬をされて骨になった妻は墓の下。  信じられなかった。  母を責め使用人を責めて暴れ回って、僕は自らの身に降りかかった突然の不幸を嘆いた。まだ、結婚して3年もたっていないというのに……。  そんな中。僕は遺品の整理中に隠すようにして仕舞われていた妻の日記帳を見つけてしまう。愛する妻が最後に何を考えていたのかを知る手段になるかもしれない。そんな軽い気持ちで日記を開いて戦慄した。  日記には妻がこの家に嫁いでから病に倒れるまでの――母や使用人からの壮絶な嫌がらせの数々が綴られていたのだ。

包帯妻の素顔は。

サイコちゃん
恋愛
顔を包帯でぐるぐる巻きにした妻アデラインは夫ベイジルから離縁を突きつける手紙を受け取る。手柄を立てた夫は戦地で出会った聖女見習いのミアと結婚したいらしく、妻の悪評をでっち上げて離縁を突きつけたのだ。一方、アデラインは離縁を受け入れて、包帯を取って見せた。

処理中です...