未来からの降霊

ジャメヴ

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  私は社長から、翌年の新卒入社は一人か二人で、と聞いている。内定者の一人を彼女に決定するからには、他の入社希望者の落選理由をある程度明確にしなければならない。私は、次の封筒から履歴書の学歴のみしか見ないようになった。全部で五十通程度の応募があったが、二通目以降は名前や顔写真すら、ほとんど見ていない。どうせ落選させるのだから。そうなると、落選理由が必要になる。一次審査で落としたのは低学歴だったからという理由であれば、社長も応募者も納得するだろう。私は書類審査の合格者を、この下村という女性とやや高学歴者四人に決め、不合格通知と二次試験の面接の詳細通知は、その旨を事務の佐野さんに伝え、全て任せた。

  とある土曜日の午後八時、私は、三分以上経ってしまったなと思いながら、カップ麺の蓋を開けた。むわっと白い湯気が立ち上る。箸を持ち、麺をつついてかき混ぜる。質素な生活をしてやがるな、と思った人もいるだろうが、実は、隣には焼いた冷凍餃子がある。いやいや、それでも質素だろ、と思う人もいれば、そこにビールがあれば充分だ、という人もいるだろう。まあ、私はビールを飲めないのだが・・・。
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