孤独

かだか

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松添匠の場合

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孤独とは何だろうか?
そう今考えている事も明日になったら、忘れてしまうのだろうか。

ふと米をつまんだ箸を止めて考えてしまうものだ。
家族もいない俺がこの一軒家を買って住み始めてから丁度10年が経った。

何も変わらない。
そんな日々が続いている。
本当に、何も、、何も、、

昔はよく

「早く結婚して、私の孫を見せてくれ。」

とか

「子供は可愛いぞ。結婚したらいいよ。」

など言われたものだ。
何故か家族でも他人でも孤独を否定するようなことを言ってくるのか私は、よく今でもよくわからないままだ。

結婚するのが当たり前。
孫を産んで親父や母を喜ばすのが当たり前。
そんな国民性でありふれた世界だ。

確かに孤独は正直言って怖い。
嬉しい事があったら笑って、悲しい事があったら泣いてとか人として必要な感情が無くなるからだ。

それでも俺は孤独を選んだ。
孤独だからこそ自分が好きなゲームが出来る。
自分が好きな映画が見れる。
自分の好きな国に旅行にいける。

そんな孤独ではなかったら、薄い思い出になってしまう事も俺にとっては深くて、とても濃い思い出になるのだ。

そんな事が1番楽しい、嬉しいのだ。

俺は孤独を「濃厚で深い思い出作り」で選ぶ。
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