66 / 68
第二章
作戦会議
しおりを挟む
「さーて、残るは敵の本隊だね」
イベント開始時に各チームの配置を確認した後、ボク達は一気に〈阿修羅会〉に攻撃を仕掛けた。
確かに数の暴力は強いが、見た限り個人の練度は中の下くらいだった。
余りにも歯ごたえが無さすぎて、まさか開始して30分程度で勢力の3分の2を倒せるとは思わなかったけど。
「さっきの攻撃で敵の本隊も警戒しちゃってるね。ここからどう攻めようかな」
木々に身を隠しながら、左右前後の方角を向いて固まっている〈阿修羅会〉の本隊を見据える。
「気が緩みまくってるところを攻めたからな。流石にアレは同じようには行かないんじゃないか?」
「そうね、第一階層のケンタウロスを討伐してるんだもの。正面からのゴリ押しは止めた方が良いわ」
「〈エクスプロージョン〉を山なりに撃って、反応を見てみますか?」
「多分撃ち落とされるんじゃないかなぁ……」
三人の意見を聞きながら、ボクは胸の前に腕組して考える。
今敵の本隊が陣取っているのは、見晴らしの良い広場。
今までは森の中に展開していたチームを各個撃破してきたけど、あそこでは奇襲を仕掛けるのは難しい。
どこから攻めても気づかれて、あっという間に囲まれて数に押し潰されてしまう。
砲撃で消し飛ばすにも、警戒されているので三分の一を倒すのが関の山だ。
先程は敵が此方を発見しておらず、タンク隊が明後日の方角に盾を構えていたからできたこと。
流石に盾を撃ち抜くほど〈ガンブレイダー〉の砲撃は強力ではない。
恐ろしいくらいに徹底した守りの布陣だが、それは同時にあそこから動けないことを意味する。
「他の奴らに攻撃させてライバル減らして、自分達は芋ゲーとかつまんねーことしてやがるな」
「あんなので勝って嬉しいのかしら。絶対にみんなで協力して勝ち抜いた達成感とか、そういう感動とかないわよね」
「……ミカゲもそう思うけど、カイナさんはすごく勝ち誇った顔しますよ」
「「うわぁ……」」
リッカとユウが引き攣った顔をするのを眺めながら、ボクは現状からアレの崩し方を考える。
「アレだけガチガチだと、想定外の事があったときに脆そうだよね」
「そうだな、シエルは何か思いついたのか?」
「うん、アレを崩すのは簡単だよ。ただそのためにはリッカとユウに頑張ってもらう必要があるかも」
「オレとユウって事は、シエルと先輩は?」
ボクは人差し指を天に指し、にっこり笑顔を浮かべる。
「もちろん上から」
「アレをするのね、シエル」
「あー、アレかぁ……」
直ぐに親友の二人は察する。
その目はミカゲ先輩に対し、同情するように向けられた。
「アレってなに?」
唯一状況を理解できずにいるミカゲ先輩は、ボク達の会話に首を傾げる。
にこやかに彼女に近づき、その耳に今考えている作戦を教えてあげた。
「え、本気?」
「はい、本気ですよ」
「それ、ミカゲもしないといけないの?」
「はい、ボクだけじゃ火力が足りないかもしれないので」
「ちょ、ちょっとお腹痛くなって……」
「嘘をつかないで下さい。フルダイブゲームでリアルにトラブルがあったら、強制で切断されますよね」
「……ぴぇん」
観念したミカゲ先輩は、弓を杖代わりにガクガク震える。
一方別の問題を抱える二人は、真剣な顔でボクにこう言った。
「敵全体の注意を引くには、ちょっと戦力が足りないな。少なくともオレとユウと同じレベルが二人は欲しい」
「それなら大丈夫だよ、流石に此処はガーディアン君とガウルフ君にも協力してもらうからね」
ショートカットで『使い魔』の画面を開く。
そこからボクは、温存していた騎士型モンスターとオオカミ型モンスターを召喚した。
『遂に出番ですか、胸が熱くなるのデース』
『グルルルルルルル』
「ガーディアン君はリッカと組んで、ガウルフ君はユウを乗せて敵を引っかき回してね」
これが一つ目の切り札。
ボク達と同じレベルの二体なら、十二分に二人のサポートをできる。
「おいおいおい、しかも曇ってきたじゃないか!」
「これは勝利の女神が、私達に勝ちなさいと言ってるみたいね」
「おー、本当だ」
空を見上げたボクは、天候が晴れから曇りになるのを確認する。
イベント中のマップ内の天候は、一定時間でランダムに切り替わる。
できれば雨が良かったが、曇りでも十分に有り難い。
この視界にデバフが掛かるのは、ボク達にとっては勝率に大きく関わるから。
「みんな心の準備はオーケー?」
「オレに遅れるんじゃないぞ、ガーディアン!」
『お任せください、追い越す気持ちで挑みマース』
「乗り心地は良いわね、よろしくねガウルフ」
『ワン!』
陽動組は意気込み良い感じ、後はミカゲ先輩なのだが。
「が、頑張ります……!」
「メタ~」
足がガクガク震えていて、メタちゃんとボクは漏らすんじゃないかと不安になった。
イベントの実況チャンネルを開いているシエルのファン達は、画面内で起きている殲滅劇に大いに湧き上がっていた。
「すごいいいいいいいいいいい!?」
「あっという間に13チーム落とした?」
「13って事は83人だよ!? たった4人でそんな事ができる?」
「現にやってみせたからね!」
「私の嫁最強! シエル様最強!」
「いやー、シエル殿達が強いことを差し引いても、あのガチガチの守りはドン引きでござるな……」
画面にはしっかり〈阿修羅会〉の引きこもり戦術が映っていた。
数をフルに使った戦略的には安定なのかも知れないが、盛り上がるかといえば正直微妙。
現にSNSでもネタにされていて、
『私が考えた最強の布陣(ドヤ!』
『味方を使った引きこもり(ドヤ!』
『防御は最強の攻撃(ドヤ!』
『行きなさい部下ファン○ル(ドヤ!』
と皮肉めいた言葉が並んでいた。
しかしこれも、カイナが高笑いしながら称賛とポジティブに受け取るレベルの内容なのだが。
「あの人本当にぶれないねー」
「ほんと、あの神経の太さだけは見習いたい」
「むしろそこしか褒めるポイントがない」
「ドヤ顔でボス戦を譲ってくれって来て、ムダに長生きした末に毒で死んでいったからね」
「タンクは味方の前で盾を構えることしかしない、ただの案山子ですからなぁ」
「キツいジョークでござるなぁ……」
先月までアレと同じ階層にいた彼女達は、しみじみと〈阿修羅会〉との思い出を語る。
すると画面内で〈スターリンク〉が行動を開始した。
「「「「「「なにこれぇ!!?」」」」」」
びっくりした彼女達は驚きのあまり叫ぶ。
そしてSNSのコメント欄も、彼女達と全く同じ『なにこれぇ!?』が綺麗に並んでいた。
イベント開始時に各チームの配置を確認した後、ボク達は一気に〈阿修羅会〉に攻撃を仕掛けた。
確かに数の暴力は強いが、見た限り個人の練度は中の下くらいだった。
余りにも歯ごたえが無さすぎて、まさか開始して30分程度で勢力の3分の2を倒せるとは思わなかったけど。
「さっきの攻撃で敵の本隊も警戒しちゃってるね。ここからどう攻めようかな」
木々に身を隠しながら、左右前後の方角を向いて固まっている〈阿修羅会〉の本隊を見据える。
「気が緩みまくってるところを攻めたからな。流石にアレは同じようには行かないんじゃないか?」
「そうね、第一階層のケンタウロスを討伐してるんだもの。正面からのゴリ押しは止めた方が良いわ」
「〈エクスプロージョン〉を山なりに撃って、反応を見てみますか?」
「多分撃ち落とされるんじゃないかなぁ……」
三人の意見を聞きながら、ボクは胸の前に腕組して考える。
今敵の本隊が陣取っているのは、見晴らしの良い広場。
今までは森の中に展開していたチームを各個撃破してきたけど、あそこでは奇襲を仕掛けるのは難しい。
どこから攻めても気づかれて、あっという間に囲まれて数に押し潰されてしまう。
砲撃で消し飛ばすにも、警戒されているので三分の一を倒すのが関の山だ。
先程は敵が此方を発見しておらず、タンク隊が明後日の方角に盾を構えていたからできたこと。
流石に盾を撃ち抜くほど〈ガンブレイダー〉の砲撃は強力ではない。
恐ろしいくらいに徹底した守りの布陣だが、それは同時にあそこから動けないことを意味する。
「他の奴らに攻撃させてライバル減らして、自分達は芋ゲーとかつまんねーことしてやがるな」
「あんなので勝って嬉しいのかしら。絶対にみんなで協力して勝ち抜いた達成感とか、そういう感動とかないわよね」
「……ミカゲもそう思うけど、カイナさんはすごく勝ち誇った顔しますよ」
「「うわぁ……」」
リッカとユウが引き攣った顔をするのを眺めながら、ボクは現状からアレの崩し方を考える。
「アレだけガチガチだと、想定外の事があったときに脆そうだよね」
「そうだな、シエルは何か思いついたのか?」
「うん、アレを崩すのは簡単だよ。ただそのためにはリッカとユウに頑張ってもらう必要があるかも」
「オレとユウって事は、シエルと先輩は?」
ボクは人差し指を天に指し、にっこり笑顔を浮かべる。
「もちろん上から」
「アレをするのね、シエル」
「あー、アレかぁ……」
直ぐに親友の二人は察する。
その目はミカゲ先輩に対し、同情するように向けられた。
「アレってなに?」
唯一状況を理解できずにいるミカゲ先輩は、ボク達の会話に首を傾げる。
にこやかに彼女に近づき、その耳に今考えている作戦を教えてあげた。
「え、本気?」
「はい、本気ですよ」
「それ、ミカゲもしないといけないの?」
「はい、ボクだけじゃ火力が足りないかもしれないので」
「ちょ、ちょっとお腹痛くなって……」
「嘘をつかないで下さい。フルダイブゲームでリアルにトラブルがあったら、強制で切断されますよね」
「……ぴぇん」
観念したミカゲ先輩は、弓を杖代わりにガクガク震える。
一方別の問題を抱える二人は、真剣な顔でボクにこう言った。
「敵全体の注意を引くには、ちょっと戦力が足りないな。少なくともオレとユウと同じレベルが二人は欲しい」
「それなら大丈夫だよ、流石に此処はガーディアン君とガウルフ君にも協力してもらうからね」
ショートカットで『使い魔』の画面を開く。
そこからボクは、温存していた騎士型モンスターとオオカミ型モンスターを召喚した。
『遂に出番ですか、胸が熱くなるのデース』
『グルルルルルルル』
「ガーディアン君はリッカと組んで、ガウルフ君はユウを乗せて敵を引っかき回してね」
これが一つ目の切り札。
ボク達と同じレベルの二体なら、十二分に二人のサポートをできる。
「おいおいおい、しかも曇ってきたじゃないか!」
「これは勝利の女神が、私達に勝ちなさいと言ってるみたいね」
「おー、本当だ」
空を見上げたボクは、天候が晴れから曇りになるのを確認する。
イベント中のマップ内の天候は、一定時間でランダムに切り替わる。
できれば雨が良かったが、曇りでも十分に有り難い。
この視界にデバフが掛かるのは、ボク達にとっては勝率に大きく関わるから。
「みんな心の準備はオーケー?」
「オレに遅れるんじゃないぞ、ガーディアン!」
『お任せください、追い越す気持ちで挑みマース』
「乗り心地は良いわね、よろしくねガウルフ」
『ワン!』
陽動組は意気込み良い感じ、後はミカゲ先輩なのだが。
「が、頑張ります……!」
「メタ~」
足がガクガク震えていて、メタちゃんとボクは漏らすんじゃないかと不安になった。
イベントの実況チャンネルを開いているシエルのファン達は、画面内で起きている殲滅劇に大いに湧き上がっていた。
「すごいいいいいいいいいいい!?」
「あっという間に13チーム落とした?」
「13って事は83人だよ!? たった4人でそんな事ができる?」
「現にやってみせたからね!」
「私の嫁最強! シエル様最強!」
「いやー、シエル殿達が強いことを差し引いても、あのガチガチの守りはドン引きでござるな……」
画面にはしっかり〈阿修羅会〉の引きこもり戦術が映っていた。
数をフルに使った戦略的には安定なのかも知れないが、盛り上がるかといえば正直微妙。
現にSNSでもネタにされていて、
『私が考えた最強の布陣(ドヤ!』
『味方を使った引きこもり(ドヤ!』
『防御は最強の攻撃(ドヤ!』
『行きなさい部下ファン○ル(ドヤ!』
と皮肉めいた言葉が並んでいた。
しかしこれも、カイナが高笑いしながら称賛とポジティブに受け取るレベルの内容なのだが。
「あの人本当にぶれないねー」
「ほんと、あの神経の太さだけは見習いたい」
「むしろそこしか褒めるポイントがない」
「ドヤ顔でボス戦を譲ってくれって来て、ムダに長生きした末に毒で死んでいったからね」
「タンクは味方の前で盾を構えることしかしない、ただの案山子ですからなぁ」
「キツいジョークでござるなぁ……」
先月までアレと同じ階層にいた彼女達は、しみじみと〈阿修羅会〉との思い出を語る。
すると画面内で〈スターリンク〉が行動を開始した。
「「「「「「なにこれぇ!!?」」」」」」
びっくりした彼女達は驚きのあまり叫ぶ。
そしてSNSのコメント欄も、彼女達と全く同じ『なにこれぇ!?』が綺麗に並んでいた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ダンジョン冒険者にラブコメはいらない(多分)~正体を隠して普通の生活を送る男子高生、実は最近注目の高ランク冒険者だった~
エース皇命
ファンタジー
学校では正体を隠し、普通の男子高校生を演じている黒瀬才斗。実は仕事でダンジョンに潜っている、最近話題のAランク冒険者だった。
そんな黒瀬の通う高校に突如転校してきた白桃楓香。初対面なのにも関わらず、なぜかいきなり黒瀬に抱きつくという奇行に出る。
「才斗くん、これからよろしくお願いしますねっ」
なんと白桃は黒瀬の直属の部下として派遣された冒険者であり、以後、同じ家で生活を共にし、ダンジョンでの仕事も一緒にすることになるという。
これは、上級冒険者の黒瀬と、美少女転校生の純愛ラブコメディ――ではなく、ちゃんとしたダンジョン・ファンタジー(多分)。
※小説家になろう、カクヨムでも連載しています。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました
髙橋ルイ
ファンタジー
「クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました」
気がつけば、クラスごと異世界に転移していた――。
しかし俺のステータスは“雑魚”と判定され、クラスメイトからは置き去りにされる。
「どうせ役立たずだろ」と笑われ、迫害され、孤独になった俺。
だが……一人きりになったとき、俺は気づく。
唯一与えられた“使役スキル”が 異常すぎる力 を秘めていることに。
出会った人間も、魔物も、精霊すら――すべて俺の配下になってしまう。
雑魚と蔑まれたはずの俺は、気づけば誰よりも強大な軍勢を率いる存在へ。
これは、クラスで孤立していた少年が「異常な使役スキル」で異世界を歩む物語。
裏切ったクラスメイトを見返すのか、それとも新たな仲間とスローライフを選ぶのか――
運命を決めるのは、すべて“使役”の先にある。
毎朝7時更新中です。⭐お気に入りで応援いただけると励みになります!
期間限定で10時と17時と21時も投稿予定
※表紙のイラストはAIによるイメージです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる