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第二部 主と働く道 第一章 地上の妖魔
第百五十七話 ウルエス幻魔神殿
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「ここがウルエス幻魔神殿だよ。僕らが引き受けた
町の仕事は殆どここでの用事だったんだ」
俺hはリルに案内されて、幻魔神殿に辿り着いた。
受付まで行ってもらう。
「ようこそ幻魔神殿へ。御用命は何でしょう?」
「適性のあるジョブへのコンバートがしたいんですが、条件を
満たしているか確認したいのです。ジョブはソードアイ」
「では、こちらに手を翳してください。
おや、少々目が不自由なのでしょうか。こちらです……特殊ジョブ、ソードアイへのジョブコンバート可能です。
驚きました。適性者の特殊ジョブコンバートは無料で行えます」
特殊ジョブ……それもそうか。そんなジョブ聞いた事はない。
舞踏剣士では格闘を持っていない今の俺には戦いづらい。達人などの目が塞がれた剣使いか?と
考えたが、今の状態になればコンバート出来るって事か。
「ではジョブコンバートをお願いします」
俺は祭壇え案内された。
「金の幻、銀の幻 祈りを持ってかの物の真髄を呼び覚まさん。
持つべき力を幻の形に」
儀式を終えた。ゆっくり目を開けると、先ほど見えなかったのが噓のようにハッキリした。
視野が広くて気持ち悪い。多少後方まで見える。
「なんと、お目が不自由だった方が」
「いえ、少し怪我をしていただけです。ありがとうございました」
幻魔神殿にあまりいい思い出がない俺は、話を色々聞いた後、礼を言うと二人を連れてさっさと出た。
「リル、フェドラートさん付き合ってくれて有難う。二人はジョブ適性とか調べたのかい?」
「いや、僕ら妖魔だよ。地上に住む妖魔はいないからあまり大きな声では言えないけど」
「妖魔にジョブなんてありませんよ。そもそもあなたが半幻半妖という異常な状態だから出来る芸当でしょう」
「妖魔神殿とか建てたくなっちゃうよね。あれで強くなれるなら羨ましい」
言われてみればそうだな。適性はあるがジョブカードがあれば適性が無くてもそのジョブになれる。
つまり勇者や魔王にだってジョブカードがあればなれるってことだ。
そんなカード見たことはないが、シーブルー大陸の幻魔神殿に行けば
その手のカードも可能性としてはあるってことだよな。
「僕とフェドラートが調べた感じでは、幻魔神殿てのはかなり高位の神が造った物だね。
君が儀式してる間に僕は周りをグルっと調べたけど、この
建物にも地下がある」
「そうなのか。三夜の町にもあった。ガーランドのアジトだけど中はデイスペルの幻魔神殿地下とは大分違ったな」
「ここで働く者達は、知らないでしょうね。ただの町人
のようですし、受付の男性も普通の人間です」
俺は念のためリルとフェドラートさんに闘技大会での出来事を考え警戒するようお願いしていた。
杞憂で済んだのならそれでいい。
「でもついて来てよかったなー。あれがジョブコンバート。
超越した神の力はすごいね」
「ええ、この項目も古代樹の図書館で調べませんと。
辿り着くのが楽しみです」
……超越した神の力か。俺には少し恐ろしく感じるな。
圧倒的な力の前で、まだまだ無力だ。だが徐々に力は
ついている。
「二人とも、もう少し付き合ってもらえないか?このソードアイってジョブ、かなり特殊っぽいんだ」
「ええ勿論構いません。あなたと武で対峙するのは初めてですね」
「いいのかい? 凄く弱くなってるから早く状態を戻したくて」
フェドラートさんには付き合わせる形になって申し訳ないな。
俺たちは町の外を出て少し行った砂浜に足を踏み入れる。
周りに誰もいない事を確認した。
正面にリルとフェドラートさんが立つ。
さて、どう変わったかな。
町の仕事は殆どここでの用事だったんだ」
俺hはリルに案内されて、幻魔神殿に辿り着いた。
受付まで行ってもらう。
「ようこそ幻魔神殿へ。御用命は何でしょう?」
「適性のあるジョブへのコンバートがしたいんですが、条件を
満たしているか確認したいのです。ジョブはソードアイ」
「では、こちらに手を翳してください。
おや、少々目が不自由なのでしょうか。こちらです……特殊ジョブ、ソードアイへのジョブコンバート可能です。
驚きました。適性者の特殊ジョブコンバートは無料で行えます」
特殊ジョブ……それもそうか。そんなジョブ聞いた事はない。
舞踏剣士では格闘を持っていない今の俺には戦いづらい。達人などの目が塞がれた剣使いか?と
考えたが、今の状態になればコンバート出来るって事か。
「ではジョブコンバートをお願いします」
俺は祭壇え案内された。
「金の幻、銀の幻 祈りを持ってかの物の真髄を呼び覚まさん。
持つべき力を幻の形に」
儀式を終えた。ゆっくり目を開けると、先ほど見えなかったのが噓のようにハッキリした。
視野が広くて気持ち悪い。多少後方まで見える。
「なんと、お目が不自由だった方が」
「いえ、少し怪我をしていただけです。ありがとうございました」
幻魔神殿にあまりいい思い出がない俺は、話を色々聞いた後、礼を言うと二人を連れてさっさと出た。
「リル、フェドラートさん付き合ってくれて有難う。二人はジョブ適性とか調べたのかい?」
「いや、僕ら妖魔だよ。地上に住む妖魔はいないからあまり大きな声では言えないけど」
「妖魔にジョブなんてありませんよ。そもそもあなたが半幻半妖という異常な状態だから出来る芸当でしょう」
「妖魔神殿とか建てたくなっちゃうよね。あれで強くなれるなら羨ましい」
言われてみればそうだな。適性はあるがジョブカードがあれば適性が無くてもそのジョブになれる。
つまり勇者や魔王にだってジョブカードがあればなれるってことだ。
そんなカード見たことはないが、シーブルー大陸の幻魔神殿に行けば
その手のカードも可能性としてはあるってことだよな。
「僕とフェドラートが調べた感じでは、幻魔神殿てのはかなり高位の神が造った物だね。
君が儀式してる間に僕は周りをグルっと調べたけど、この
建物にも地下がある」
「そうなのか。三夜の町にもあった。ガーランドのアジトだけど中はデイスペルの幻魔神殿地下とは大分違ったな」
「ここで働く者達は、知らないでしょうね。ただの町人
のようですし、受付の男性も普通の人間です」
俺は念のためリルとフェドラートさんに闘技大会での出来事を考え警戒するようお願いしていた。
杞憂で済んだのならそれでいい。
「でもついて来てよかったなー。あれがジョブコンバート。
超越した神の力はすごいね」
「ええ、この項目も古代樹の図書館で調べませんと。
辿り着くのが楽しみです」
……超越した神の力か。俺には少し恐ろしく感じるな。
圧倒的な力の前で、まだまだ無力だ。だが徐々に力は
ついている。
「二人とも、もう少し付き合ってもらえないか?このソードアイってジョブ、かなり特殊っぽいんだ」
「ええ勿論構いません。あなたと武で対峙するのは初めてですね」
「いいのかい? 凄く弱くなってるから早く状態を戻したくて」
フェドラートさんには付き合わせる形になって申し訳ないな。
俺たちは町の外を出て少し行った砂浜に足を踏み入れる。
周りに誰もいない事を確認した。
正面にリルとフェドラートさんが立つ。
さて、どう変わったかな。
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