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第二章 神と人
第三百二話 赤雪鬼と黒雪鬼
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ヒーローものの応援をされながら真化し、二体の巨大ゴーレムへ相対する。
「時間をかけるわけにはいかんな。赤海星の殺戮群じゃ食い尽くせない相手だ。
先制を襲ったブネの技、試してみるか……妖赤雪造形術、赤雪鬼」
「レドッピーノ!」
「頼むぞ!」
「レドッピーノ!」
「……あれ? おいおい、なぜそんな外見だよ。赤鬼の雪だろう? こじんまりとした小鬼ちゃんだよ?」
「レドッピーノ!」
おかしいぞ。ぐおーとか叫びながら暴れまわる、俺の足を貫いた鬼が出来るはずだ!
「ええい、妖黒雪造形術、黒雪鬼」
「ブラッピーノ!」
「……」
「ブラッピーノ!」
「よ、よしお前らいけえーー!」
『ピーノ!』
二体の雪造形術が左右へ展開し行く。ゴーレムの許へ素早く駆け寄り、手に持った
雪こん棒を振り回す。
今のうちに手だてを考えよう。きっと持っても数秒だ。
あいつらは海水に弱い。一気に大海嘯で沈めてみるか……しかしあの技は効果が無かった時
消耗がかなり激しい。
「この形態でも圧縮赤海水はいける……か。距離が遠いから走るか。あれ? あいつら
どこいった」
「レドッピーノ!」
「ブラッピーノ!」
「うお、お前らいつの間に戻って来たんだ? どうし……え? 嘘だろ」
アスタリスク二のゴーレムが雪まみれで粉々になっていた。三よりは小さい
といっても相当なでかさのゴーレムをあっという間に粉砕したってのか。
数秒後にはやられると思っていてごめんよ。頼りになるじゃないか!
「お前らにも名前をつけよう。赤鬼がレドッピー、黒鬼がブラッピーだ。よろしく頼む!」
二匹は雪こん棒を掲げて、おー! と応じてくれているようだ。
しかしどうやって倒したのかみていなかった。一体どうやったんだ。
「っ! 赤海星の吸盾」
巨大な岩を放り投げてきたアスタリスク三。どうやらあいつも遠距離攻撃できるらしい。
すまない、お前らの分の盾は出せなかった……あれ? 放り投げた岩が雪になってる。
もしかして、この雪こん棒で叩くと、岩を雪化できるとかなのか?
だとすると相性がかなりいい。雪へ変換して削りつつ圧縮赤海水で一気に仕留める!
「いくぞ、レドッピー、ブラッピー! あいつをどうにかしないと次が来るかもしれないんだ!」
『ピーノ!』
一気にバネジャンプで近づく。雪鬼コンビは、さすがに速度はコウテイたちよりかなり遅い。
小さいのでゴーレムが捉えるのは困難だろう。
ついでに俺へ注意がいくように、赤星の矢を撃ちながら右回りへ展開する。
「一発でかいのくらいな! 赤海星の圧縮赤海水!」
「ゴロオオオオオオオオオオオオ!」
「やっぱり海水が弱点みたいだ! もう一発! 圧縮赤海水!」
二発無事だった足の方へ撃ったところで、片膝をついたままだったゴーレムが崩れ落ちる。
その崩れ落ちたところへレドッピーとブラッピーが雪こん棒を叩きつけていった。
まるでアイスクライマーのごとくサクサクと雪こん棒をつきたて、どんどんと雪へ変わっていく。
超巨体の半分程が雪に変わり、アスタリスク三は動かなくなった。
そしてタイムアップ。俺の真化は解け、レドッピー、ブラッピーも消滅する。
「レドッピーノ!」
「ブラッピーノ!」
「ありがとう。お前らのおかげでどうにかなった……ぐっ、こりゃやばい。真化解いたのはいいけど
ふらふらだぞ……」
「ツイン、次、来る。大丈夫?」
「うっ……ちょっと辛いな……だが諦めるわけには……」
「……いえお終いですよ。諦めましょうか」
「なっ!? 人型のゴーレムだと? ここにきて……おいおい冗談だろ……」
突如として上空の闇から降りてきたそれは、三指の剣を両手に備え持ち、胸の前で交差
させて構え、長い髪を後ろになびかせ降りてくる。
顔は仮面で見えないが、外装は軽装備。見るからに素早そうだ。
女型だろうか……どう見ても強敵だ。
真化直後のこの状況で、こんなやばそうなやつとやれってか。
「アスタリスク一。幻魔人形、ジェネスト」
「ネームドさんかよ。幻魔人形? ゴーレムも人形っちゃ人形だが……さて、どうしたもんか」
ジェネストは上空に静止してこちらをじっとみている。
三連戦、この感じ久しぶりだな……。
「時間をかけるわけにはいかんな。赤海星の殺戮群じゃ食い尽くせない相手だ。
先制を襲ったブネの技、試してみるか……妖赤雪造形術、赤雪鬼」
「レドッピーノ!」
「頼むぞ!」
「レドッピーノ!」
「……あれ? おいおい、なぜそんな外見だよ。赤鬼の雪だろう? こじんまりとした小鬼ちゃんだよ?」
「レドッピーノ!」
おかしいぞ。ぐおーとか叫びながら暴れまわる、俺の足を貫いた鬼が出来るはずだ!
「ええい、妖黒雪造形術、黒雪鬼」
「ブラッピーノ!」
「……」
「ブラッピーノ!」
「よ、よしお前らいけえーー!」
『ピーノ!』
二体の雪造形術が左右へ展開し行く。ゴーレムの許へ素早く駆け寄り、手に持った
雪こん棒を振り回す。
今のうちに手だてを考えよう。きっと持っても数秒だ。
あいつらは海水に弱い。一気に大海嘯で沈めてみるか……しかしあの技は効果が無かった時
消耗がかなり激しい。
「この形態でも圧縮赤海水はいける……か。距離が遠いから走るか。あれ? あいつら
どこいった」
「レドッピーノ!」
「ブラッピーノ!」
「うお、お前らいつの間に戻って来たんだ? どうし……え? 嘘だろ」
アスタリスク二のゴーレムが雪まみれで粉々になっていた。三よりは小さい
といっても相当なでかさのゴーレムをあっという間に粉砕したってのか。
数秒後にはやられると思っていてごめんよ。頼りになるじゃないか!
「お前らにも名前をつけよう。赤鬼がレドッピー、黒鬼がブラッピーだ。よろしく頼む!」
二匹は雪こん棒を掲げて、おー! と応じてくれているようだ。
しかしどうやって倒したのかみていなかった。一体どうやったんだ。
「っ! 赤海星の吸盾」
巨大な岩を放り投げてきたアスタリスク三。どうやらあいつも遠距離攻撃できるらしい。
すまない、お前らの分の盾は出せなかった……あれ? 放り投げた岩が雪になってる。
もしかして、この雪こん棒で叩くと、岩を雪化できるとかなのか?
だとすると相性がかなりいい。雪へ変換して削りつつ圧縮赤海水で一気に仕留める!
「いくぞ、レドッピー、ブラッピー! あいつをどうにかしないと次が来るかもしれないんだ!」
『ピーノ!』
一気にバネジャンプで近づく。雪鬼コンビは、さすがに速度はコウテイたちよりかなり遅い。
小さいのでゴーレムが捉えるのは困難だろう。
ついでに俺へ注意がいくように、赤星の矢を撃ちながら右回りへ展開する。
「一発でかいのくらいな! 赤海星の圧縮赤海水!」
「ゴロオオオオオオオオオオオオ!」
「やっぱり海水が弱点みたいだ! もう一発! 圧縮赤海水!」
二発無事だった足の方へ撃ったところで、片膝をついたままだったゴーレムが崩れ落ちる。
その崩れ落ちたところへレドッピーとブラッピーが雪こん棒を叩きつけていった。
まるでアイスクライマーのごとくサクサクと雪こん棒をつきたて、どんどんと雪へ変わっていく。
超巨体の半分程が雪に変わり、アスタリスク三は動かなくなった。
そしてタイムアップ。俺の真化は解け、レドッピー、ブラッピーも消滅する。
「レドッピーノ!」
「ブラッピーノ!」
「ありがとう。お前らのおかげでどうにかなった……ぐっ、こりゃやばい。真化解いたのはいいけど
ふらふらだぞ……」
「ツイン、次、来る。大丈夫?」
「うっ……ちょっと辛いな……だが諦めるわけには……」
「……いえお終いですよ。諦めましょうか」
「なっ!? 人型のゴーレムだと? ここにきて……おいおい冗談だろ……」
突如として上空の闇から降りてきたそれは、三指の剣を両手に備え持ち、胸の前で交差
させて構え、長い髪を後ろになびかせ降りてくる。
顔は仮面で見えないが、外装は軽装備。見るからに素早そうだ。
女型だろうか……どう見ても強敵だ。
真化直後のこの状況で、こんなやばそうなやつとやれってか。
「アスタリスク一。幻魔人形、ジェネスト」
「ネームドさんかよ。幻魔人形? ゴーレムも人形っちゃ人形だが……さて、どうしたもんか」
ジェネストは上空に静止してこちらをじっとみている。
三連戦、この感じ久しぶりだな……。
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