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第三章 舞踏会と武闘会
第三百六十三話 第三第四試合混合 バトルロイヤル ハーヴァルの秘密
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俺は久しく利用していないアナライズをハーヴァルさんへ使用した。
死流七支である師匠にも昔一度使用したが……はてさて。
ヴァン・ボルドシュティン・クライヴ
クライヴ家嫡男
士爵の位を持つ騎士であり、かつての戦乱から姫を救った英雄
現在は身をやつし放浪の旅に出ている
姫を救った折、連関の呪いをかけられ離れられなくなっている
死流七支としての名前はハーヴァル・ボルドー
忠義に厚く卓越した剣技の他器用になんでもそつなくこなす
「え? 貴族?」
「あん? お前さん突然何言ってるんだ? ぼーっとしてると叩き斬るぜ! ここなら復活できるんだろ?」
「うお、やっぱり戦闘中アナライズは危険だ! 妖楼!」
「ちっ、妖魔ってのは本当にいい術使えるな。無詠唱による回避技なんて反則だぜ」
「そうは言っても結構疲れるんですよ、この術!」
アデリーはどうしてもハーヴァルさんを敵として認識できないようだ。
無理もない、普通に顔なじみなうえ町にいたし。敵として戦えとかは命令したくないから大人しく
させておこう。
しかし……じっくり弱点を探ろうとしたが弱点らしい弱点がないぞ。
伊達に死流七支に数えられていない。知り合った時は信じられないくらい格上だったんだよな。
今こうして肩を並べられているのが信じられないくらいだ。
しかしハーヴァルさんも落ち着かない。かなりきょろきょろしている。
どうしたんだろう? ……あーいや、セフィアさんの位置を確認しながら戦ってるのか。
そういえばここで一度やられて復活すれば呪いとけないのかな?
「ハーヴァルさん。ここで倒されると、その呪い解除されると思います?」
「恐らくは難しいだろう。なにせセフィアと双方にかかってる呪いだ。俺が死ぬとあいつも死ぬんだよ。
だからますます死ぬわけにはいかねえ」
「連関の呪い……恐ろしいですね」
「あれ? お前さんに呪いの話したか?」
「あーいや。ちょいと小耳にはさんだもので」
「……そうか。誰にも言ってない内容なんだがな。お前さんの能力か何かか……本当、味方じゃないと
恐ろしくてしょうがないぜ」
「この能力に関してはごもっとも。俺でも怖くてあまり使いたくないですしね」
他人の知らない情報を知る事が出来れば恐ろしいアドバンテージだが、脅威に感じられる可能性も
一気に跳ね上がる。使用は用法要領を守ってね! っとやってる場合じゃなかった。
「そろそろこちらから行きますよ! 赤閃!」
「赤い斬撃か! ヘインズの盾。こいつがお前さんに破れるかな」
「く……あれは厄介だな。死流七支のメンバーはどれも個性的な防御技を持ってますね!」
「お前さんにはまだ見せていないが……本来俺も攻めの方が得意なんだよ。範囲でのな! ゴリアテ!
バルトラングルク!」
ただでさえでかい剣が数十倍に巨大化し、くるくると回転し始める。それは風をまといながらこちらへ
飛翔してきた! 遠隔で操る巨大武器? 確かに範囲を薙ぎ払える。だが剣を手放した本体は無防備……
じゃなくてヘインズの盾に守られたままかよ!
「く……ティソーナ、あの剣どうにかならないか?」
「麿より本来はコラちゃんの方がそういったのは適任でごじゃろ。コラちゃん使いこなせて
ないでごじゃろ?」
「まじかよ。全然使いこなせてないわ! ていうかどうやったら使いこなせるんだ?」
「ちゃんと頭を使うでごじゃろ! ただ振り回したり教えられたりするだけが剣技じゃ
ないでごじゃろ!」
自分で考えろ……か。確かに。固有技だってブレディーに教えてもらった。
このままじゃだめだ。師匠にも笑われる。使える属性や技の範囲は増えた。
今こそ自分の技を昇華すべき時だろう。
……もっとも最初に考えていた銃剣のスタイルへ。
死流七支である師匠にも昔一度使用したが……はてさて。
ヴァン・ボルドシュティン・クライヴ
クライヴ家嫡男
士爵の位を持つ騎士であり、かつての戦乱から姫を救った英雄
現在は身をやつし放浪の旅に出ている
姫を救った折、連関の呪いをかけられ離れられなくなっている
死流七支としての名前はハーヴァル・ボルドー
忠義に厚く卓越した剣技の他器用になんでもそつなくこなす
「え? 貴族?」
「あん? お前さん突然何言ってるんだ? ぼーっとしてると叩き斬るぜ! ここなら復活できるんだろ?」
「うお、やっぱり戦闘中アナライズは危険だ! 妖楼!」
「ちっ、妖魔ってのは本当にいい術使えるな。無詠唱による回避技なんて反則だぜ」
「そうは言っても結構疲れるんですよ、この術!」
アデリーはどうしてもハーヴァルさんを敵として認識できないようだ。
無理もない、普通に顔なじみなうえ町にいたし。敵として戦えとかは命令したくないから大人しく
させておこう。
しかし……じっくり弱点を探ろうとしたが弱点らしい弱点がないぞ。
伊達に死流七支に数えられていない。知り合った時は信じられないくらい格上だったんだよな。
今こうして肩を並べられているのが信じられないくらいだ。
しかしハーヴァルさんも落ち着かない。かなりきょろきょろしている。
どうしたんだろう? ……あーいや、セフィアさんの位置を確認しながら戦ってるのか。
そういえばここで一度やられて復活すれば呪いとけないのかな?
「ハーヴァルさん。ここで倒されると、その呪い解除されると思います?」
「恐らくは難しいだろう。なにせセフィアと双方にかかってる呪いだ。俺が死ぬとあいつも死ぬんだよ。
だからますます死ぬわけにはいかねえ」
「連関の呪い……恐ろしいですね」
「あれ? お前さんに呪いの話したか?」
「あーいや。ちょいと小耳にはさんだもので」
「……そうか。誰にも言ってない内容なんだがな。お前さんの能力か何かか……本当、味方じゃないと
恐ろしくてしょうがないぜ」
「この能力に関してはごもっとも。俺でも怖くてあまり使いたくないですしね」
他人の知らない情報を知る事が出来れば恐ろしいアドバンテージだが、脅威に感じられる可能性も
一気に跳ね上がる。使用は用法要領を守ってね! っとやってる場合じゃなかった。
「そろそろこちらから行きますよ! 赤閃!」
「赤い斬撃か! ヘインズの盾。こいつがお前さんに破れるかな」
「く……あれは厄介だな。死流七支のメンバーはどれも個性的な防御技を持ってますね!」
「お前さんにはまだ見せていないが……本来俺も攻めの方が得意なんだよ。範囲でのな! ゴリアテ!
バルトラングルク!」
ただでさえでかい剣が数十倍に巨大化し、くるくると回転し始める。それは風をまといながらこちらへ
飛翔してきた! 遠隔で操る巨大武器? 確かに範囲を薙ぎ払える。だが剣を手放した本体は無防備……
じゃなくてヘインズの盾に守られたままかよ!
「く……ティソーナ、あの剣どうにかならないか?」
「麿より本来はコラちゃんの方がそういったのは適任でごじゃろ。コラちゃん使いこなせて
ないでごじゃろ?」
「まじかよ。全然使いこなせてないわ! ていうかどうやったら使いこなせるんだ?」
「ちゃんと頭を使うでごじゃろ! ただ振り回したり教えられたりするだけが剣技じゃ
ないでごじゃろ!」
自分で考えろ……か。確かに。固有技だってブレディーに教えてもらった。
このままじゃだめだ。師匠にも笑われる。使える属性や技の範囲は増えた。
今こそ自分の技を昇華すべき時だろう。
……もっとも最初に考えていた銃剣のスタイルへ。
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