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第12章 残酷な定められた天命
第16話 ダリルの忠誠の誓い
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数多くの貴族達とダンスをしたリーラはさすがに宴の終盤を迎えると靴のせいで踵に痛みを覚えていた。
「陛下、リーラをそろそろ解放頂けますか?」
ダリルはリーラの疲れを気遣い、クリストファーに退出を懇願する。
「そうだな、リーラ、ゆっくり休むがいい」
「ありがとうございます、陛下」
リーラはクリストファーに礼を取るとダリルの手を取った。
「履き慣れない靴だから限界だった。ありがとう」
「そうだと思ったよ」
リーラはそっとダリルの腕に手を絡ますとダリルは優しく笑う。
「今日は楽しめたか?」
リーラはうんと笑顔で頷いた。
「こんな綺麗な娘を持てて、俺は本当に幸せだよ」
「ふふふ、今日の娘はしっかり淑女だったでしょ」
「リーラのせいでいつも冷や冷やするからな、安心して身守れたよ」
「ハルクさんと結構飲んでたね。何を話してたの?」
「無事国を奪還できて、リーラが嫁に行ったら、二人で旅でもしようかって話をしてたんだ」
「嫁に行ったらは余計だけど。でも、いいね。旅、楽しんできてね」
「ははは、楽しみのために頑張らないとな」
二人の部屋の前に戻ってくるとリーラはもじもじしながら、
「……。父さん、もう少し話そうよ」
と切り出した。
「あぁ、いいぞ。俺もリーラと戦の話を詰めておきたいと思っていたからな」
ダリルの居室に入るとリーラはミーラに温かい飲み物を頼む。
「あの頃が懐かしいなぁ、ミーラさんのような侍女さんなんていないから、朝から晩までリーラの世話ばかりで子育ては本当に大変だと実感したよ。特に食事の準備が大変だったな」
「私も手伝ったよ!」
「思い出してみろ!始めて作ったシチューをどれだけ塩を放り込んだんだ?」
リーラはあの塩辛いシチューを思い出す。野営訓練の時に塩の重要性を知り、思い切り放り込んだのだ。
「まぁ、薄めて食べたじゃん?」
「俺が薄めたんだけどな」
と昔を思い出し、二人で笑い合う。ミーラがお茶を用意してくれると暫く席を外してもらうようにお願いする。
「さぁ、作戦を詰めておこう」
ダリルがリヴァリオンの地図を開くとリーラが城を指で差し示した。
「恐らく、城にゾーンの教皇が待ち構えているわ」
「えっ??」
と突然の話にダリルは不思議そうな顔をする。
「今までの戦いから水の精霊が戦力として使われたでしょう」
「あぁ…」
「古の水の精霊の力を扱う教皇がリヴァリオンに水の精霊達を集め、私を来るのを待っている。もはや人間が戦って勝てる相手ではないわ。恐らく教皇と私の一騎打ちになる。だから戦いが始まる前に出来るだけ多くの民を避難させて欲しい」
「何を?!」
リーラはダリルの話を遮り話を続ける。
「私達王族は神から与えられた特別な力を持っている。自身の力を最大限に発揮するために命を使い、願いを叶えることが出来るの。昔、リンダ王女は…」
ダリルは懐かしい人の名前を聞き、目を見開いた。
「自身の命と引き換えに国の危機を救う為に剣に自身の魂を封じ込めたの。ある目的の為に父さんをこの時代に送り込み、私をゾーンとの戦いへと導いた」
「リンダは…どんな目的を持っていたんだ…」
「それは……、初代王ラクラインの弟リディアムと古の水の精霊アクアベルを葬る為に」
「ラクライン王の弟と水の精霊が融合してこの時代まで生きているのか?!まさかそれがゾーンの教皇だったのか……」
衝撃的な内容にそれ以上ダリルは言葉を続けることが出来ないでいた。
「ラクラインの弟リディアムもリンダ王女もその特別な力を使い、今世まで魂を残しているの」
ダリルは掲げてある短剣を見る。
「リンダがあの中に生きているのか…」
「リディアムは多くの人々を苦しめ殺している…同じ種族の過ちを私のこの手で片付けなければならない」
「リーラ…」
「父さん…私がいなくなった後、リヴァリオンをお願いできますか?」
ダリルは静かに首を振る。
「6番隊、第3戦闘部隊を生きてノーザンランドへ返してくれますか?」
ダリルはリーラの手を握る。
「嫌だ、俺が代わりにやるからリーラは生き残れ」
「無理。私はリヴァリオン王族、最後の生き残りなの。私しか、この力は使えない」
ダリルは下を向くと瞳から涙がポタリと落ちる。
「ダリル…」
リーラに呼ばれダリルは顔を上げる。
「泉での誓いはまだ有効ですか?」
「………」
ダリルは涙を拭い、リーラの決意を受け止める。
「もちろんです、姫様……」
ダリルはの太陽と月の紋章のついた剣を手に取ると両手でリーラに捧げるように剣を持ち上げた。
「ダリル・ハントンはリヴァリオン国とリーラ・リヴァリオン・ラクライン姫にこの命ある限り、忠誠と信義を捧げることを誓います」
リーラはダリルの剣を受けとり刃先を肩に置くと、
「おまえの忠誠と信義しかと受け取った…おまえにに命ずる。必ずや隊員達、民を救え、私亡き後リヴァリオン再建に力を注げ」
ポタッ
ポタッ
ダリルの涙が床に落ちる。
「仰せのとおりに」
長きに渡り共に過ごしてきた偽りの父と娘の繋がりは終わりを告げる。ダリルは静かに部屋を出るリーラを見送る、その姿はもはや娘ではなく主君の姿だった。
◇◇◇
翌朝、侍女ミーラが居室をノックすると既にリーラは白い6番隊の騎士服を身に纏い身支度を整えて起きていた。
「おはよう御座います。すぐに朝食のご準備を」
「いや、ミーラお願いがあるんだ」
いつもと雰囲気が違うリーラの様子に戸惑いながらミーラは御用を伺う。
「髪を顎辺りから切ってほしい」
「リーラ様!!」
ミーラは口を押さえて驚く。
「切った髪は木箱にいれ、リッチモンド侯爵邸の姉上に届けてくれ。話は通してある」
「リーラ様……」
ミーラはリーラの決意を感じ取り、
「かしこまりました」
と髪を切り始めた。
バサッ
バサッ
切り終わった髪を鏡越しに見てリーラはクスッと笑う。
「四年前と一緒……。ミーラ、今までありがとう」
リーラはミーラに別れを告げると肩から白い外套を羽織り歩き出す。
「行ってらっしゃいませ」
どうかご無事でと思いをこめてミーラは頭を深々と下げた。
◇◇◇
帝国暦321年 冬 ゾーン国出征
朝から冬ならではの冷たい風が吹き荒れていた。皇宮広場にざっと並んだ黒、白の騎士服を身に纏った帝都騎士隊の前に隊長達か一人、一人と現れる。そして、白い外套を靡かせて現れた六番隊隊長リーラの姿を見た隊員達は驚きの声を上げる。
「おまえ、髪をどうしたんだ…」
リーラの短くなった髪をハルクが1番に指摘する。
「切りました。何か問題でも?」
無表情に淡々と答えるリーラにハルクは
「え、あっ、いや、問題はありません」
いつもと雰囲気が違うリーラに狼狽えるハルク。
「陛下の御成!!」
帝都総隊長のエドモンドの号令に騎士隊は礼を取り皇帝を迎える。
黒い騎士服に身を包み、黒の外套を靡かせたクリストファー・ルシュルツ・ノーザンランド皇帝が現れる。
クリストファーは隊員とそして、隊長達に目を配るとリーラと自然と目が合う。
「………」
クリストファーは何事もなかったように正面を向くと騎士達の前で出征宣誓を行なう。その後、騎士達の「オーッ!」雄叫び広場に響く。ノーザンランド皇帝率いるノーザンランド騎士隊は帝都を出るとゾーン国へと進軍を開始させたのだ。
「陛下、リーラをそろそろ解放頂けますか?」
ダリルはリーラの疲れを気遣い、クリストファーに退出を懇願する。
「そうだな、リーラ、ゆっくり休むがいい」
「ありがとうございます、陛下」
リーラはクリストファーに礼を取るとダリルの手を取った。
「履き慣れない靴だから限界だった。ありがとう」
「そうだと思ったよ」
リーラはそっとダリルの腕に手を絡ますとダリルは優しく笑う。
「今日は楽しめたか?」
リーラはうんと笑顔で頷いた。
「こんな綺麗な娘を持てて、俺は本当に幸せだよ」
「ふふふ、今日の娘はしっかり淑女だったでしょ」
「リーラのせいでいつも冷や冷やするからな、安心して身守れたよ」
「ハルクさんと結構飲んでたね。何を話してたの?」
「無事国を奪還できて、リーラが嫁に行ったら、二人で旅でもしようかって話をしてたんだ」
「嫁に行ったらは余計だけど。でも、いいね。旅、楽しんできてね」
「ははは、楽しみのために頑張らないとな」
二人の部屋の前に戻ってくるとリーラはもじもじしながら、
「……。父さん、もう少し話そうよ」
と切り出した。
「あぁ、いいぞ。俺もリーラと戦の話を詰めておきたいと思っていたからな」
ダリルの居室に入るとリーラはミーラに温かい飲み物を頼む。
「あの頃が懐かしいなぁ、ミーラさんのような侍女さんなんていないから、朝から晩までリーラの世話ばかりで子育ては本当に大変だと実感したよ。特に食事の準備が大変だったな」
「私も手伝ったよ!」
「思い出してみろ!始めて作ったシチューをどれだけ塩を放り込んだんだ?」
リーラはあの塩辛いシチューを思い出す。野営訓練の時に塩の重要性を知り、思い切り放り込んだのだ。
「まぁ、薄めて食べたじゃん?」
「俺が薄めたんだけどな」
と昔を思い出し、二人で笑い合う。ミーラがお茶を用意してくれると暫く席を外してもらうようにお願いする。
「さぁ、作戦を詰めておこう」
ダリルがリヴァリオンの地図を開くとリーラが城を指で差し示した。
「恐らく、城にゾーンの教皇が待ち構えているわ」
「えっ??」
と突然の話にダリルは不思議そうな顔をする。
「今までの戦いから水の精霊が戦力として使われたでしょう」
「あぁ…」
「古の水の精霊の力を扱う教皇がリヴァリオンに水の精霊達を集め、私を来るのを待っている。もはや人間が戦って勝てる相手ではないわ。恐らく教皇と私の一騎打ちになる。だから戦いが始まる前に出来るだけ多くの民を避難させて欲しい」
「何を?!」
リーラはダリルの話を遮り話を続ける。
「私達王族は神から与えられた特別な力を持っている。自身の力を最大限に発揮するために命を使い、願いを叶えることが出来るの。昔、リンダ王女は…」
ダリルは懐かしい人の名前を聞き、目を見開いた。
「自身の命と引き換えに国の危機を救う為に剣に自身の魂を封じ込めたの。ある目的の為に父さんをこの時代に送り込み、私をゾーンとの戦いへと導いた」
「リンダは…どんな目的を持っていたんだ…」
「それは……、初代王ラクラインの弟リディアムと古の水の精霊アクアベルを葬る為に」
「ラクライン王の弟と水の精霊が融合してこの時代まで生きているのか?!まさかそれがゾーンの教皇だったのか……」
衝撃的な内容にそれ以上ダリルは言葉を続けることが出来ないでいた。
「ラクラインの弟リディアムもリンダ王女もその特別な力を使い、今世まで魂を残しているの」
ダリルは掲げてある短剣を見る。
「リンダがあの中に生きているのか…」
「リディアムは多くの人々を苦しめ殺している…同じ種族の過ちを私のこの手で片付けなければならない」
「リーラ…」
「父さん…私がいなくなった後、リヴァリオンをお願いできますか?」
ダリルは静かに首を振る。
「6番隊、第3戦闘部隊を生きてノーザンランドへ返してくれますか?」
ダリルはリーラの手を握る。
「嫌だ、俺が代わりにやるからリーラは生き残れ」
「無理。私はリヴァリオン王族、最後の生き残りなの。私しか、この力は使えない」
ダリルは下を向くと瞳から涙がポタリと落ちる。
「ダリル…」
リーラに呼ばれダリルは顔を上げる。
「泉での誓いはまだ有効ですか?」
「………」
ダリルは涙を拭い、リーラの決意を受け止める。
「もちろんです、姫様……」
ダリルはの太陽と月の紋章のついた剣を手に取ると両手でリーラに捧げるように剣を持ち上げた。
「ダリル・ハントンはリヴァリオン国とリーラ・リヴァリオン・ラクライン姫にこの命ある限り、忠誠と信義を捧げることを誓います」
リーラはダリルの剣を受けとり刃先を肩に置くと、
「おまえの忠誠と信義しかと受け取った…おまえにに命ずる。必ずや隊員達、民を救え、私亡き後リヴァリオン再建に力を注げ」
ポタッ
ポタッ
ダリルの涙が床に落ちる。
「仰せのとおりに」
長きに渡り共に過ごしてきた偽りの父と娘の繋がりは終わりを告げる。ダリルは静かに部屋を出るリーラを見送る、その姿はもはや娘ではなく主君の姿だった。
◇◇◇
翌朝、侍女ミーラが居室をノックすると既にリーラは白い6番隊の騎士服を身に纏い身支度を整えて起きていた。
「おはよう御座います。すぐに朝食のご準備を」
「いや、ミーラお願いがあるんだ」
いつもと雰囲気が違うリーラの様子に戸惑いながらミーラは御用を伺う。
「髪を顎辺りから切ってほしい」
「リーラ様!!」
ミーラは口を押さえて驚く。
「切った髪は木箱にいれ、リッチモンド侯爵邸の姉上に届けてくれ。話は通してある」
「リーラ様……」
ミーラはリーラの決意を感じ取り、
「かしこまりました」
と髪を切り始めた。
バサッ
バサッ
切り終わった髪を鏡越しに見てリーラはクスッと笑う。
「四年前と一緒……。ミーラ、今までありがとう」
リーラはミーラに別れを告げると肩から白い外套を羽織り歩き出す。
「行ってらっしゃいませ」
どうかご無事でと思いをこめてミーラは頭を深々と下げた。
◇◇◇
帝国暦321年 冬 ゾーン国出征
朝から冬ならではの冷たい風が吹き荒れていた。皇宮広場にざっと並んだ黒、白の騎士服を身に纏った帝都騎士隊の前に隊長達か一人、一人と現れる。そして、白い外套を靡かせて現れた六番隊隊長リーラの姿を見た隊員達は驚きの声を上げる。
「おまえ、髪をどうしたんだ…」
リーラの短くなった髪をハルクが1番に指摘する。
「切りました。何か問題でも?」
無表情に淡々と答えるリーラにハルクは
「え、あっ、いや、問題はありません」
いつもと雰囲気が違うリーラに狼狽えるハルク。
「陛下の御成!!」
帝都総隊長のエドモンドの号令に騎士隊は礼を取り皇帝を迎える。
黒い騎士服に身を包み、黒の外套を靡かせたクリストファー・ルシュルツ・ノーザンランド皇帝が現れる。
クリストファーは隊員とそして、隊長達に目を配るとリーラと自然と目が合う。
「………」
クリストファーは何事もなかったように正面を向くと騎士達の前で出征宣誓を行なう。その後、騎士達の「オーッ!」雄叫び広場に響く。ノーザンランド皇帝率いるノーザンランド騎士隊は帝都を出るとゾーン国へと進軍を開始させたのだ。
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