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2章 隠れ鬼
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~屋敷~
暗い屋敷の中をフィロはラルカを連れて進んでいった。やがて一つの部屋の前へ辿り着く。扉を開けると暖炉やソファ、机が目に飛び込んで来た。どうやら談話室のようだ
フィロ「ただいま」
フシール「おかえりなさい…あれ?その子って…」
ラルカ「キラキラしてる…」
フシール「まさか…誘拐してきたの!?」
フィロ「ちげぇよw迷子…かな?ラルカって言うんだって」
フシール「ラルカちゃんか、小さくて可愛い…よろしくね?」
屋敷の談話室でソファに座っていたのは黒髪の少女だった。フィロと同じ黒色の髪と明るい紅の瞳で不思議そうにラルカを写していた
フシール「でも…こんなに小さなお嬢さんがよく森の奥まで入ってこれたね」
フィロ「兎を追いかけて来たんだとよ」
フシール「へ~あっそうだ、ラルカちゃんは人形とか好きかな?」
ラルカ「にん…ぎょう、なぁに?それ」
フシール「知らないの?」
フィロ「あの町にはそんなもの無いだろ、そういやフシールは銃の手入れ中じゃねぇの?」
フシール「さっき終わったよ。だから暇しててさwせっかくならこの子と遊びたいなぁ」
フィロ「加減苦手だろ?」
フシール「苦手だけど…今回は大丈夫だよ!」
ラルカ「なんのお話してるの?」
フィロ「あぁwごめんな…そうだな~ラルカちゃん、俺等と遊ぶか?」
ラルカ「遊ぶ!何して遊ぶの?」
フシール「じゃあ鬼ごっこでもする?隠れ鬼w範囲は屋敷の中とかどうかな?」
ラルカ「楽しそう!」
フィロ「なら隠れるか~ラルカちゃん、こっちにおいで?こっちの方が隠れる場所多いから」
そう言ってフィロが連れてきたのは地下の部屋だった。扉を開けると中はぬいぐるみなどで溢れかえっていた。
ラルカ「可愛い…」
フィロ「気に入った?ここなら隠れる場所も多いだろ?」
ラルカ「うん!」
フィロ「それじゃあ俺は違う場所に行こうかな」
フィロが部屋を出たあとにラルカはそのまま素直に部屋の中に隠れていた。数分後地下室の扉がキィーと音を立てて開いた
フシール「ラルカちゃんはここかな?もしかして…ぬいぐるみの下とか?w」
ラルカ「見つかった…早く逃げなくちゃ!」
フシール「お~やっぱりかぁw見つけた…っと…ごめんね?逃さないよ?」
バン!
ラルカ「え…?あ…あぁ…痛い…痛いぃぃ!」
フシール「右足が動かせないし…これで逃げられなくなるね」
ラルカ「あ…あぁ…足が…」
フシール「さぁ…どうしよっか?」
バン!バン!
~屋敷1階~
フィロ「叫び声がここまで聞こえてくるな…また遊んでんのか…ん?…誰か入ってきたな…珍しいなw一日に二人も客人なんて」
フシールは服に隠し持っていた銃を取り出しラルカを撃ち続けた。一発目が太ももを貫通し、ラルカは動けず逃げる事も出来ないまま頬や腕、足を銃の弾が掠っていった。一方フィロは森の方に誰かの気配を感じて屋敷の外へ出て行ったのだった
暗い屋敷の中をフィロはラルカを連れて進んでいった。やがて一つの部屋の前へ辿り着く。扉を開けると暖炉やソファ、机が目に飛び込んで来た。どうやら談話室のようだ
フィロ「ただいま」
フシール「おかえりなさい…あれ?その子って…」
ラルカ「キラキラしてる…」
フシール「まさか…誘拐してきたの!?」
フィロ「ちげぇよw迷子…かな?ラルカって言うんだって」
フシール「ラルカちゃんか、小さくて可愛い…よろしくね?」
屋敷の談話室でソファに座っていたのは黒髪の少女だった。フィロと同じ黒色の髪と明るい紅の瞳で不思議そうにラルカを写していた
フシール「でも…こんなに小さなお嬢さんがよく森の奥まで入ってこれたね」
フィロ「兎を追いかけて来たんだとよ」
フシール「へ~あっそうだ、ラルカちゃんは人形とか好きかな?」
ラルカ「にん…ぎょう、なぁに?それ」
フシール「知らないの?」
フィロ「あの町にはそんなもの無いだろ、そういやフシールは銃の手入れ中じゃねぇの?」
フシール「さっき終わったよ。だから暇しててさwせっかくならこの子と遊びたいなぁ」
フィロ「加減苦手だろ?」
フシール「苦手だけど…今回は大丈夫だよ!」
ラルカ「なんのお話してるの?」
フィロ「あぁwごめんな…そうだな~ラルカちゃん、俺等と遊ぶか?」
ラルカ「遊ぶ!何して遊ぶの?」
フシール「じゃあ鬼ごっこでもする?隠れ鬼w範囲は屋敷の中とかどうかな?」
ラルカ「楽しそう!」
フィロ「なら隠れるか~ラルカちゃん、こっちにおいで?こっちの方が隠れる場所多いから」
そう言ってフィロが連れてきたのは地下の部屋だった。扉を開けると中はぬいぐるみなどで溢れかえっていた。
ラルカ「可愛い…」
フィロ「気に入った?ここなら隠れる場所も多いだろ?」
ラルカ「うん!」
フィロ「それじゃあ俺は違う場所に行こうかな」
フィロが部屋を出たあとにラルカはそのまま素直に部屋の中に隠れていた。数分後地下室の扉がキィーと音を立てて開いた
フシール「ラルカちゃんはここかな?もしかして…ぬいぐるみの下とか?w」
ラルカ「見つかった…早く逃げなくちゃ!」
フシール「お~やっぱりかぁw見つけた…っと…ごめんね?逃さないよ?」
バン!
ラルカ「え…?あ…あぁ…痛い…痛いぃぃ!」
フシール「右足が動かせないし…これで逃げられなくなるね」
ラルカ「あ…あぁ…足が…」
フシール「さぁ…どうしよっか?」
バン!バン!
~屋敷1階~
フィロ「叫び声がここまで聞こえてくるな…また遊んでんのか…ん?…誰か入ってきたな…珍しいなw一日に二人も客人なんて」
フシールは服に隠し持っていた銃を取り出しラルカを撃ち続けた。一発目が太ももを貫通し、ラルカは動けず逃げる事も出来ないまま頬や腕、足を銃の弾が掠っていった。一方フィロは森の方に誰かの気配を感じて屋敷の外へ出て行ったのだった
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