竜人の溺愛

クロウ

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話し合い

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「いずれはこういうことが起きると思ってたけど、随分と遅かったわね。」


「ええ、お義母様。エドなんて出会って1週間くらいで
暴走しかけましたもの。お義母様もそのくらいで?」


「ほほほほ、私は出会った翌日よ。文官に言伝てを頼んだだけなのに」


「?」




 今回のイディオスの暴走は予測していたかのような話をしている。




「セシリアちゃん、竜人族の番の執着は凄まじいの。王族ともなれば尚更」


「監禁・束縛はザラらしいわよ?自由を好むのなら手綱を握るべし。

で、今回のイディオスの暴走は何があったのかしら?」


「実は………イディオスが構ってくれなくて」


「「………ん?」」


「私の夜会デビューだからドレスを豪華にしようって言うのはありがたいけど、デザインやら何やらで3時間近くも放置されたんです」


「……ああ。男に嫉妬しての暴走じゃないのね。珍しいパターンだわ」




 お義母様とお義姉様に話すのはちょっぴり気恥ずかしいけど、同年代との恋ばなだと思って話すことにした。




「セシリアちゃん、イディオスのことをどう思っているの?」


「………優しくて、側にいて心地よくて、カッコいい
です」


「………そう、惚気ね。確かに執着はかなりするけれどいいところは沢山あるわ」


「私達女性の番に伝えられているおねだりの方法なんだけど、ゴニョゴニョ……………」


「えっ!?」


「何かお願い事があるならそれでしてみたら?」


「………1つだけイオにお願いしたいことがあったんです。早速、頼んでみようと思います」




 女子会は解散。隣の部屋にいる男性陣の元へと向かった。




「イオ!」


「リア……」


「私、ドレスの話し合いをしている時、構ってくれなくて不安になっちゃったの」


「リアしか目に入っていない!!他の女なんてそこにいたんだレベルの認識だ!

これからは一緒の部屋にいる時は常に脚の上に乗せる。だから安心してくれ」


「うん。それでね、お願いがあるんだけど………」


「(安心するの!?………セシリアちゃんのお願いが
くるわっ!!)」


「(監禁・束縛への一直線を進んでいるわよ!?)」


「何だ?リアの望みは自分の望みでもある。叶えてみせよう」


「あのね、イオの訓練している所を見たい」


「ぐっ」


「(あ、膝から崩れ落ちたわ)」


「(初見で耐えきるのは難しいわよねえ)」


「真面目に訓練をしているイオ。きっといつもより増し増しでカッコいいと思うの。皆にイオは私のだって見せつけたい」


「(セシリアちゃんもそれなりに独占欲があるみたいね)」


「(そりゃ我が息子ながらハイスペックだもの)」


「………………………………それがリアの望みであるなら。

その代わり顔を隠し、男とは喋らないように」


「善処する」


「(しないって言い切らないところが肝よね。いざ言われたことをできなくても言い訳できるし)」


「(話した相手が死ぬことになるわ。私達も後で話して一緒に行きましょ?)」


「(分かりましたわ)」




 今日は夜会で着るドレスの話をしていたけどドレスの製作に時間がかかるだろうから約1ヶ月前のこの日に話し合いをしていたのだ。


夜会よりも先に公開訓練。王妃と王太子妃が隣を固めていれば女性絡みで何か起きても対処できるだろう。


 公開訓練では色々と魔法をかけてじゃないと安心して行かせられない。イディオスは何の魔法を使おうか今から考えることにした。勿論、膝にセシリアを乗せて愛でることを忘れずに。
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