7 / 13
話し合い
しおりを挟む
「いずれはこういうことが起きると思ってたけど、随分と遅かったわね。」
「ええ、お義母様。エドなんて出会って1週間くらいで
暴走しかけましたもの。お義母様もそのくらいで?」
「ほほほほ、私は出会った翌日よ。文官に言伝てを頼んだだけなのに」
「?」
今回のイディオスの暴走は予測していたかのような話をしている。
「セシリアちゃん、竜人族の番の執着は凄まじいの。王族ともなれば尚更」
「監禁・束縛はザラらしいわよ?自由を好むのなら手綱を握るべし。
で、今回のイディオスの暴走は何があったのかしら?」
「実は………イディオスが構ってくれなくて」
「「………ん?」」
「私の夜会デビューだからドレスを豪華にしようって言うのはありがたいけど、デザインやら何やらで3時間近くも放置されたんです」
「……ああ。男に嫉妬しての暴走じゃないのね。珍しいパターンだわ」
お義母様とお義姉様に話すのはちょっぴり気恥ずかしいけど、同年代との恋ばなだと思って話すことにした。
「セシリアちゃん、イディオスのことをどう思っているの?」
「………優しくて、側にいて心地よくて、カッコいい
です」
「………そう、惚気ね。確かに執着はかなりするけれどいいところは沢山あるわ」
「私達女性の番に伝えられているおねだりの方法なんだけど、ゴニョゴニョ……………」
「えっ!?」
「何かお願い事があるならそれでしてみたら?」
「………1つだけイオにお願いしたいことがあったんです。早速、頼んでみようと思います」
女子会は解散。隣の部屋にいる男性陣の元へと向かった。
「イオ!」
「リア……」
「私、ドレスの話し合いをしている時、構ってくれなくて不安になっちゃったの」
「リアしか目に入っていない!!他の女なんてそこにいたんだレベルの認識だ!
これからは一緒の部屋にいる時は常に脚の上に乗せる。だから安心してくれ」
「うん。それでね、お願いがあるんだけど………」
「(安心するの!?………セシリアちゃんのお願いが
くるわっ!!)」
「(監禁・束縛への一直線を進んでいるわよ!?)」
「何だ?リアの望みは自分の望みでもある。叶えてみせよう」
「あのね、イオの訓練している所を見たい」
「ぐっ」
「(あ、膝から崩れ落ちたわ)」
「(初見で耐えきるのは難しいわよねえ)」
「真面目に訓練をしているイオ。きっといつもより増し増しでカッコいいと思うの。皆にイオは私のだって見せつけたい」
「(セシリアちゃんもそれなりに独占欲があるみたいね)」
「(そりゃ我が息子ながらハイスペックだもの)」
「………………………………それがリアの望みであるなら。
その代わり顔を隠し、男とは喋らないように」
「善処する」
「(しないって言い切らないところが肝よね。いざ言われたことをできなくても言い訳できるし)」
「(話した相手が死ぬことになるわ。私達も後で話して一緒に行きましょ?)」
「(分かりましたわ)」
今日は夜会で着るドレスの話をしていたけどドレスの製作に時間がかかるだろうから約1ヶ月前のこの日に話し合いをしていたのだ。
夜会よりも先に公開訓練。王妃と王太子妃が隣を固めていれば女性絡みで何か起きても対処できるだろう。
公開訓練では色々と魔法をかけてじゃないと安心して行かせられない。イディオスは何の魔法を使おうか今から考えることにした。勿論、膝にセシリアを乗せて愛でることを忘れずに。
「ええ、お義母様。エドなんて出会って1週間くらいで
暴走しかけましたもの。お義母様もそのくらいで?」
「ほほほほ、私は出会った翌日よ。文官に言伝てを頼んだだけなのに」
「?」
今回のイディオスの暴走は予測していたかのような話をしている。
「セシリアちゃん、竜人族の番の執着は凄まじいの。王族ともなれば尚更」
「監禁・束縛はザラらしいわよ?自由を好むのなら手綱を握るべし。
で、今回のイディオスの暴走は何があったのかしら?」
「実は………イディオスが構ってくれなくて」
「「………ん?」」
「私の夜会デビューだからドレスを豪華にしようって言うのはありがたいけど、デザインやら何やらで3時間近くも放置されたんです」
「……ああ。男に嫉妬しての暴走じゃないのね。珍しいパターンだわ」
お義母様とお義姉様に話すのはちょっぴり気恥ずかしいけど、同年代との恋ばなだと思って話すことにした。
「セシリアちゃん、イディオスのことをどう思っているの?」
「………優しくて、側にいて心地よくて、カッコいい
です」
「………そう、惚気ね。確かに執着はかなりするけれどいいところは沢山あるわ」
「私達女性の番に伝えられているおねだりの方法なんだけど、ゴニョゴニョ……………」
「えっ!?」
「何かお願い事があるならそれでしてみたら?」
「………1つだけイオにお願いしたいことがあったんです。早速、頼んでみようと思います」
女子会は解散。隣の部屋にいる男性陣の元へと向かった。
「イオ!」
「リア……」
「私、ドレスの話し合いをしている時、構ってくれなくて不安になっちゃったの」
「リアしか目に入っていない!!他の女なんてそこにいたんだレベルの認識だ!
これからは一緒の部屋にいる時は常に脚の上に乗せる。だから安心してくれ」
「うん。それでね、お願いがあるんだけど………」
「(安心するの!?………セシリアちゃんのお願いが
くるわっ!!)」
「(監禁・束縛への一直線を進んでいるわよ!?)」
「何だ?リアの望みは自分の望みでもある。叶えてみせよう」
「あのね、イオの訓練している所を見たい」
「ぐっ」
「(あ、膝から崩れ落ちたわ)」
「(初見で耐えきるのは難しいわよねえ)」
「真面目に訓練をしているイオ。きっといつもより増し増しでカッコいいと思うの。皆にイオは私のだって見せつけたい」
「(セシリアちゃんもそれなりに独占欲があるみたいね)」
「(そりゃ我が息子ながらハイスペックだもの)」
「………………………………それがリアの望みであるなら。
その代わり顔を隠し、男とは喋らないように」
「善処する」
「(しないって言い切らないところが肝よね。いざ言われたことをできなくても言い訳できるし)」
「(話した相手が死ぬことになるわ。私達も後で話して一緒に行きましょ?)」
「(分かりましたわ)」
今日は夜会で着るドレスの話をしていたけどドレスの製作に時間がかかるだろうから約1ヶ月前のこの日に話し合いをしていたのだ。
夜会よりも先に公開訓練。王妃と王太子妃が隣を固めていれば女性絡みで何か起きても対処できるだろう。
公開訓練では色々と魔法をかけてじゃないと安心して行かせられない。イディオスは何の魔法を使おうか今から考えることにした。勿論、膝にセシリアを乗せて愛でることを忘れずに。
10
あなたにおすすめの小説
逃した番は他国に嫁ぐ
基本二度寝
恋愛
「番が現れたら、婚約を解消してほしい」
婚約者との茶会。
和やかな会話が落ち着いた所で、改まって座を正した王太子ヴェロージオは婚約者の公爵令嬢グリシアにそう願った。
獣人の血が交じるこの国で、番というものの存在の大きさは誰しも理解している。
だから、グリシアも頷いた。
「はい。わかりました。お互いどちらかが番と出会えたら円満に婚約解消をしましょう!」
グリシアに答えに満足したはずなのだが、ヴェロージオの心に沸き上がる感情。
こちらの希望を受け入れられたはずのに…、何故か、もやっとした気持ちになった。
最愛の番に殺された獣王妃
望月 或
恋愛
目の前には、最愛の人の憎しみと怒りに満ちた黄金色の瞳。
彼のすぐ後ろには、私の姿をした聖女が怯えた表情で口元に両手を当てこちらを見ている。
手で隠しているけれど、その唇が堪え切れず嘲笑っている事を私は知っている。
聖女の姿となった私の左胸を貫いた彼の愛剣が、ゆっくりと引き抜かれる。
哀しみと失意と諦めの中、私の身体は床に崩れ落ちて――
突然彼から放たれた、狂気と絶望が入り混じった慟哭を聞きながら、私の思考は止まり、意識は閉ざされ永遠の眠りについた――はずだったのだけれど……?
「憐れなアンタに“選択”を与える。このままあの世に逝くか、別の“誰か”になって新たな人生を歩むか」
謎の人物の言葉に、私が選択したのは――
運命の番?棄てたのは貴方です
ひよこ1号
恋愛
竜人族の侯爵令嬢エデュラには愛する番が居た。二人は幼い頃に出会い、婚約していたが、番である第一王子エリンギルは、新たに番と名乗り出たリリアーデと婚約する。邪魔になったエデュラとの婚約を解消し、番を引き裂いた大罪人として追放するが……。一方で幼い頃に出会った侯爵令嬢を忘れられない帝国の皇子は、男爵令息と身分を偽り竜人国へと留学していた。
番との運命の出会いと別離の物語。番でない人々の貫く愛。
※自己設定満載ですので気を付けてください。
※性描写はないですが、一線を越える個所もあります
※多少の残酷表現あります。
以上2点からセルフレイティング
【完結】2番目の番とどうぞお幸せに〜聖女は竜人に溺愛される〜
雨香
恋愛
美しく優しい狼獣人の彼に自分とは違うもう一人の番が現れる。
彼と同じ獣人である彼女は、自ら身を引くと言う。
自ら身を引くと言ってくれた2番目の番に心を砕く狼の彼。
「辛い選択をさせてしまった彼女の最後の願いを叶えてやりたい。彼女は、私との思い出が欲しいそうだ」
異世界に召喚されて狼獣人の番になった主人公の溺愛逆ハーレム風話です。
異世界激甘溺愛ばなしをお楽しみいただければ。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
婚約者が実は私を嫌っていたので、全て忘れる事にしました
Kouei
恋愛
私セイシェル・メルハーフェンは、
あこがれていたルパート・プレトリア伯爵令息と婚約できて幸せだった。
ルパート様も私に歩み寄ろうとして下さっている。
けれど私は聞いてしまった。ルパート様の本音を。
『我慢するしかない』
『彼女といると疲れる』
私はルパート様に嫌われていたの?
本当は厭わしく思っていたの?
だから私は決めました。
あなたを忘れようと…
※この作品は、他投稿サイトにも公開しています。
【完結】転生したので悪役令嬢かと思ったらヒロインの妹でした
果実果音
恋愛
まあ、ラノベとかでよくある話、転生ですね。
そういう類のものは結構読んでたから嬉しいなーと思ったけど、
あれあれ??私ってもしかしても物語にあまり関係の無いというか、全くないモブでは??だって、一度もこんな子出てこなかったもの。
じゃあ、気楽にいきますか。
*『小説家になろう』様でも公開を始めましたが、修正してから公開しているため、こちらよりも遅いです。また、こちらでも、『小説家になろう』様の方で完結しましたら修正していこうと考えています。
乙女ゲームの悪役令嬢の兄の婚約者に転生しましたが傷物になったので退場を希望します!
ユウ
恋愛
平凡な伯爵令嬢のリネットは優しい婚約者と妹と穏やかで幸福な日々を送っていた。
相手は公爵家の嫡男であり第一王子殿下の側近で覚えもめでたく社交界の憧れの漆黒の騎士と呼ばれる貴族令息だった。
結婚式前夜、婚約者の妹に会いに学園に向かったが、そこで事件が起きる。
現在学園で騒動を起こしている第二王子とその友人達に勘違いから暴行を受け階段から落ちてしまう…
その時に前世の記憶を取り戻すのだった…
「悪役令嬢の兄の婚約者って…」
なんとも微妙なポジション。
しかも結婚前夜で傷物になる失態を犯してしまったリネットは婚約解消を望むのだが、悪役令嬢の義妹が王子に婚約破棄を突きつける事件に発展してしまう。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる