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第3章 完結編
第3話 広がっていく噂
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キリヤたちが湖畔の任務を終えてから数日後、テレビではその湖畔の戦いが大々的に放映されていたのだった――。
――ミーティングルームにて。
「これ……なんで」
キリヤは優香と共に『グリム』のミーティングルームにあるモニターで、その日に放映されたニュース番組の内容を確認していた。
「まあ、あれだけ人が多いところであんなに激しい戦いをすれば、誰かしらは面白がってテレビ局に情報提供をするでしょ」
優香はモニターに映る映像を見ながら、淡々とそう呟く。
「そうだけど、でも……」
「別にいいじゃない。キリヤ君のことは悪く言われていないし、むしろ顔がいいから、ファンがついたみたいだよ」
そう言ってSNSに書き込まれているコメントをキリヤに見せる優香。
『映ってる男子、超イケメンじゃん!? やばっ!! アイドルか何かなん!?』
『朝から良いもの見られて、幸せなり( ;∀;)』
「そうなんだけど……」
褒められて嬉しくないわけじゃないけど……なんだか見せ物にされたみたいに感じるんだよね。それに、そこまで言われるほど顔が良いって思っているわけじゃないんだけどな――
そう思いながら、ため息を吐くキリヤ。
「まあ『グリム』にとってはプラスのイメージになったわけだし、いいんじゃない?」
楽しそうな顔でそう言う優香。
確かに、優香の言う事には一理あるけど――
そう思いながら、キリヤはニュースで聞いた能力者関連のことがどうしても気がかりになっていた。
「でも、能力者への今後の対応を検討し直すって政府が――」
「そうね。私もそれは引っ掛かった……確か、あの湖畔の事件は『エヴィル・クイーン』が関連していたんだよね」
「うん。優香と戦ったあの少年がいたことと、龍の子も『魔女様』って言っていたしね」
「ってことは、私達の都合の良い方に事を運ぶつもりなんてないんでしょうね。それにこれからまた、私達に何かを仕掛けるつもりなのかもしれないし……今回の事件をうまく利用してさ」
優香は真剣な顔でそう言った。
「――僕が、もっとうまくやっていたらよかったのかな」
そう言って俯くキリヤ。
「キリヤ君はよくやったって私は思うよ。君は君の最善を尽くした。だから君への評価が悪くないわけじゃない?」
優香は俯くキリヤの顔を覗き込みながら、笑顔でそう言った。
「そう、かな。でもさ――」
「ああ、もう! うじうじしない!! 男でしょ? それにこれからまた何かが起こっても、その度に私達で解決すればいいじゃない!」
「――そっか。そうだったよね!」
僕は、これからも優香と一緒に――
キリヤはそう思いながら、優香を見つめて微笑んだ。
「そうそう。だから、ほら! 今日も訓練行こう? 黙っていても時間は過ぎていくだけなんだから!」
「うん、わかった!」
それからキリヤと優香はいつも通りに訓練室へと向かったのだった。
そしてこの数日後。優香を含めた『ゼンシンノウリョクシャ』たちは大きな事件に巻き込まれることになる――
――ミーティングルームにて。
「これ……なんで」
キリヤは優香と共に『グリム』のミーティングルームにあるモニターで、その日に放映されたニュース番組の内容を確認していた。
「まあ、あれだけ人が多いところであんなに激しい戦いをすれば、誰かしらは面白がってテレビ局に情報提供をするでしょ」
優香はモニターに映る映像を見ながら、淡々とそう呟く。
「そうだけど、でも……」
「別にいいじゃない。キリヤ君のことは悪く言われていないし、むしろ顔がいいから、ファンがついたみたいだよ」
そう言ってSNSに書き込まれているコメントをキリヤに見せる優香。
『映ってる男子、超イケメンじゃん!? やばっ!! アイドルか何かなん!?』
『朝から良いもの見られて、幸せなり( ;∀;)』
「そうなんだけど……」
褒められて嬉しくないわけじゃないけど……なんだか見せ物にされたみたいに感じるんだよね。それに、そこまで言われるほど顔が良いって思っているわけじゃないんだけどな――
そう思いながら、ため息を吐くキリヤ。
「まあ『グリム』にとってはプラスのイメージになったわけだし、いいんじゃない?」
楽しそうな顔でそう言う優香。
確かに、優香の言う事には一理あるけど――
そう思いながら、キリヤはニュースで聞いた能力者関連のことがどうしても気がかりになっていた。
「でも、能力者への今後の対応を検討し直すって政府が――」
「そうね。私もそれは引っ掛かった……確か、あの湖畔の事件は『エヴィル・クイーン』が関連していたんだよね」
「うん。優香と戦ったあの少年がいたことと、龍の子も『魔女様』って言っていたしね」
「ってことは、私達の都合の良い方に事を運ぶつもりなんてないんでしょうね。それにこれからまた、私達に何かを仕掛けるつもりなのかもしれないし……今回の事件をうまく利用してさ」
優香は真剣な顔でそう言った。
「――僕が、もっとうまくやっていたらよかったのかな」
そう言って俯くキリヤ。
「キリヤ君はよくやったって私は思うよ。君は君の最善を尽くした。だから君への評価が悪くないわけじゃない?」
優香は俯くキリヤの顔を覗き込みながら、笑顔でそう言った。
「そう、かな。でもさ――」
「ああ、もう! うじうじしない!! 男でしょ? それにこれからまた何かが起こっても、その度に私達で解決すればいいじゃない!」
「――そっか。そうだったよね!」
僕は、これからも優香と一緒に――
キリヤはそう思いながら、優香を見つめて微笑んだ。
「そうそう。だから、ほら! 今日も訓練行こう? 黙っていても時間は過ぎていくだけなんだから!」
「うん、わかった!」
それからキリヤと優香はいつも通りに訓練室へと向かったのだった。
そしてこの数日後。優香を含めた『ゼンシンノウリョクシャ』たちは大きな事件に巻き込まれることになる――
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