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アンネマリー編〜転生に気付いたのでやり直します
解放と援護射撃
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剣術大会は青年の部で、予想通りに彼が優勝し、国王陛下より王家と剣の紋章の入ったブローチを賜ったんだって。良かったね!前から強かったもんね!努力していたもんね! 以上
そして、剣術大会が終わったある日のこと、両親と公爵夫妻で話し合い、正式に婚約の話は白紙になりました。今までありがとうございました。
自由ってこんなに幸せなのねーって感じで毎日過ごしている私。
時々婚約の白紙について、嫌味ったらしく聞いてくる令嬢方がいるが、
「仮の婚約の話が白紙になったのです。やっと解放されて幸せです。そういえば、あの方の婚約者の席が空いてますよ。どうですか?」
って本気の笑顔でいうと、
「よ、良かったですわね。」
ってみんな言ってくれる。
よし、後は勉強に集中しよう。
図書室で根を詰める私。…でも、頑張っても解らないこともあるのです。天才じゃないので。すると助けてくれるお方が。シリル様です。さすが、学園一と言われる秀才。説明も分かりやすいし、レポート作成も的確に助言してくれる。この人は、本当にすごいのね。
気がつくと、シリル様と図書室で過ごす時間が増えていた。司書や他の学生もいるから、二人きりにはなってないですが。まぁ、アラサー杏奈から見たら、楽しい青春の1ページみたいな。でも、そんな風に見てくれない人もいるのです。
それは、いつもの様に図書室でレポート作成をしていた、ある日の昼休みにおこるのであった。
少し離れた席でレベッカ達がロマンス小説を読み漁っていたので、私が1人でいると思ったのだろう。そこに、あまり見たことがない、モブっぽい御令嬢らしい方々が、3名で私のところにいらっしゃいました。
「スペンサー様でしょうか?」
誰だ?と思いつつ「はい。」と言うと、
「仮の婚約が白紙になったからと言って、早速、ほかの殿方と仲良くされるなんて、はしたないと思いませんの?」
「勉強を教えてもらうフリして、マディソン様に付きまとうなんて、図々しいわ。」
と、それぞれ言っていたので、ちょっと面白くなってきた私は、その令嬢方に付き合うことにした。
「発言、許しておりませんが!」
とても、ハッキリ低い声で言ってみた。そして、言い返す隙を与えずすぐに、
「どちらの御令嬢か知りませんが、名も名乗れない非常識な方達にお聞きいたしますわ。もしかして、シリル様の事をお慕いしている方でもいらっしゃるのかしら?私を僻んでらっしゃるの?良かったら、紹介しましょうか、シリル様を。」
ニヤりとした顔でストレートに聞いてみたら、少し怯んでいる。図星ね。若くて羨ましいわ。
楽しすぎて、次はどう攻撃しようかなぁと思っていたら、
「そちらは、キューリ子爵令嬢ですわよ。うちの商会でいつも取引させて頂いてますの。」
うわー、リーゼ来ちゃったわよ。あれは怒っているわね。あの子爵令嬢、終わったわ。
「キューリ様、こんなところで格上の侯爵令嬢の人間関係に口を出す余裕がおありになるなら、ご実家のこれからのことを考えた方がよろしいのではなくて。余裕がないって聞いてますわよ。もしよろしければ、私から父に何か出来ないか相談してみましょうか?今日の出来事も一緒に。」
今日も腹黒さ全開で、恐ろしい笑顔のリーゼ。怖いわね。お人形のようなかわいい美少女なのに、敵と認めたら容赦しないもの。あーあ、あの子爵令嬢、顔色が悪くなっちゃったわ。
大商会のリーゼの家の伯爵家を敵に回したら、どことも取り引き出来なくなるし、実家の資金繰り指摘されるし、リーゼのお父様に今日の事をチクると言われたら、ある意味での死刑宣告ね。ご愁傷様です。
しかし、彼女たちの本当の地獄はこれからであった。
「楽しいお話をされているようね。私達も入ってよろしいかしら?」
この声は!学園のラスボス、ソフィア・ファーエル公爵令嬢の登場である。
大輪の薔薇のように華やかで、気の強そうな美人。王太子殿下の婚約者で令嬢の代表格のような方が、江戸城、大奥もビックリの沢山の取り巻き令嬢を引き連れ、颯爽とやってきた。
しかし幼馴染の私は知っている。あの取り巻き令嬢たちは、ただの取り巻きではなく、ロマンス小説を愛する会の皆さんだ。趣味を通して仲良くなった集団、と言うか仲良しグループである。故に結束が強い。ソフィア様は俗に言うツンデレで、付き合ってみるとそのかわいい性格にハマるのだ。
「仮の婚約が白紙になったからと言って、早速、ほかの殿方と仲良くされるなんてはしたないと、先程話されていましたけど。私の知り合いに、婚約が白紙になる前から、複数の異性を取り巻きにして仲良くされているように見えた方がいまして。そういう方はもっとはしたないと思いません?」
そんな事を言われたらNOとは言えない。
「そ、そうですわね。」
子爵令嬢たちが答える。
「やはり、そう思いますわよね。でしたら、あなた達で、そのことを本人に伝えてきてくださらない?格上の侯爵令嬢に物申すことが出来たのですから…出来ますわよねぇ。」
怖い!このお方も怒らせると、恐ろしいのだ。
「そのお方は、剣術大会で優勝するくらいの実力をお持ちの公爵子息なのですけど、異性関係は全くのポンコツで情け無い男ですの。なので、ぜひあなた達で伝えてきて欲しいのですわ。好きでもない女を侍らせて、はしなたいと。」
その人って、あのお方ですよね?さり気なくディスってますけど。
子爵令嬢達はもう泣きそうだ。分かるよ!私だったら泣いてるもん。
「あら、出来ないの?結局、あなた達はスペンサー侯爵令嬢に嫉妬しただけなのかしら。嫉妬出来る立場でないのに。かわいそうな方々だわぁ。」
はーい!試合終了です。
今日学んだこと…ラスボスは強い。リーゼは怖い。
特に私の出番はなく、この出来事は終了した。ちょっと不完全燃焼かなと思ったのは贅沢かな。秘密だけどね。
そして、この出来事を聞いたらしい、シリル様からは、放課後や休日は王宮にある図書館を使って勉強した方がよいのではと提案された。
許可がおりている人しか利用できないので、つまらない事で絡む面倒な令嬢は入館できないことと、資料となる専門書が沢山揃っているし、司書が優秀なので、必要な本をすぐに探してくれるのでオススメとのこと。
そして、私ならすぐに許可証を発行してもらえるだろうとのことなので、すぐにお父様にお願いして発行してもらうことにした。
その提案は私にとって、とても素晴らしいものとなるのであった。
そして、剣術大会が終わったある日のこと、両親と公爵夫妻で話し合い、正式に婚約の話は白紙になりました。今までありがとうございました。
自由ってこんなに幸せなのねーって感じで毎日過ごしている私。
時々婚約の白紙について、嫌味ったらしく聞いてくる令嬢方がいるが、
「仮の婚約の話が白紙になったのです。やっと解放されて幸せです。そういえば、あの方の婚約者の席が空いてますよ。どうですか?」
って本気の笑顔でいうと、
「よ、良かったですわね。」
ってみんな言ってくれる。
よし、後は勉強に集中しよう。
図書室で根を詰める私。…でも、頑張っても解らないこともあるのです。天才じゃないので。すると助けてくれるお方が。シリル様です。さすが、学園一と言われる秀才。説明も分かりやすいし、レポート作成も的確に助言してくれる。この人は、本当にすごいのね。
気がつくと、シリル様と図書室で過ごす時間が増えていた。司書や他の学生もいるから、二人きりにはなってないですが。まぁ、アラサー杏奈から見たら、楽しい青春の1ページみたいな。でも、そんな風に見てくれない人もいるのです。
それは、いつもの様に図書室でレポート作成をしていた、ある日の昼休みにおこるのであった。
少し離れた席でレベッカ達がロマンス小説を読み漁っていたので、私が1人でいると思ったのだろう。そこに、あまり見たことがない、モブっぽい御令嬢らしい方々が、3名で私のところにいらっしゃいました。
「スペンサー様でしょうか?」
誰だ?と思いつつ「はい。」と言うと、
「仮の婚約が白紙になったからと言って、早速、ほかの殿方と仲良くされるなんて、はしたないと思いませんの?」
「勉強を教えてもらうフリして、マディソン様に付きまとうなんて、図々しいわ。」
と、それぞれ言っていたので、ちょっと面白くなってきた私は、その令嬢方に付き合うことにした。
「発言、許しておりませんが!」
とても、ハッキリ低い声で言ってみた。そして、言い返す隙を与えずすぐに、
「どちらの御令嬢か知りませんが、名も名乗れない非常識な方達にお聞きいたしますわ。もしかして、シリル様の事をお慕いしている方でもいらっしゃるのかしら?私を僻んでらっしゃるの?良かったら、紹介しましょうか、シリル様を。」
ニヤりとした顔でストレートに聞いてみたら、少し怯んでいる。図星ね。若くて羨ましいわ。
楽しすぎて、次はどう攻撃しようかなぁと思っていたら、
「そちらは、キューリ子爵令嬢ですわよ。うちの商会でいつも取引させて頂いてますの。」
うわー、リーゼ来ちゃったわよ。あれは怒っているわね。あの子爵令嬢、終わったわ。
「キューリ様、こんなところで格上の侯爵令嬢の人間関係に口を出す余裕がおありになるなら、ご実家のこれからのことを考えた方がよろしいのではなくて。余裕がないって聞いてますわよ。もしよろしければ、私から父に何か出来ないか相談してみましょうか?今日の出来事も一緒に。」
今日も腹黒さ全開で、恐ろしい笑顔のリーゼ。怖いわね。お人形のようなかわいい美少女なのに、敵と認めたら容赦しないもの。あーあ、あの子爵令嬢、顔色が悪くなっちゃったわ。
大商会のリーゼの家の伯爵家を敵に回したら、どことも取り引き出来なくなるし、実家の資金繰り指摘されるし、リーゼのお父様に今日の事をチクると言われたら、ある意味での死刑宣告ね。ご愁傷様です。
しかし、彼女たちの本当の地獄はこれからであった。
「楽しいお話をされているようね。私達も入ってよろしいかしら?」
この声は!学園のラスボス、ソフィア・ファーエル公爵令嬢の登場である。
大輪の薔薇のように華やかで、気の強そうな美人。王太子殿下の婚約者で令嬢の代表格のような方が、江戸城、大奥もビックリの沢山の取り巻き令嬢を引き連れ、颯爽とやってきた。
しかし幼馴染の私は知っている。あの取り巻き令嬢たちは、ただの取り巻きではなく、ロマンス小説を愛する会の皆さんだ。趣味を通して仲良くなった集団、と言うか仲良しグループである。故に結束が強い。ソフィア様は俗に言うツンデレで、付き合ってみるとそのかわいい性格にハマるのだ。
「仮の婚約が白紙になったからと言って、早速、ほかの殿方と仲良くされるなんてはしたないと、先程話されていましたけど。私の知り合いに、婚約が白紙になる前から、複数の異性を取り巻きにして仲良くされているように見えた方がいまして。そういう方はもっとはしたないと思いません?」
そんな事を言われたらNOとは言えない。
「そ、そうですわね。」
子爵令嬢たちが答える。
「やはり、そう思いますわよね。でしたら、あなた達で、そのことを本人に伝えてきてくださらない?格上の侯爵令嬢に物申すことが出来たのですから…出来ますわよねぇ。」
怖い!このお方も怒らせると、恐ろしいのだ。
「そのお方は、剣術大会で優勝するくらいの実力をお持ちの公爵子息なのですけど、異性関係は全くのポンコツで情け無い男ですの。なので、ぜひあなた達で伝えてきて欲しいのですわ。好きでもない女を侍らせて、はしなたいと。」
その人って、あのお方ですよね?さり気なくディスってますけど。
子爵令嬢達はもう泣きそうだ。分かるよ!私だったら泣いてるもん。
「あら、出来ないの?結局、あなた達はスペンサー侯爵令嬢に嫉妬しただけなのかしら。嫉妬出来る立場でないのに。かわいそうな方々だわぁ。」
はーい!試合終了です。
今日学んだこと…ラスボスは強い。リーゼは怖い。
特に私の出番はなく、この出来事は終了した。ちょっと不完全燃焼かなと思ったのは贅沢かな。秘密だけどね。
そして、この出来事を聞いたらしい、シリル様からは、放課後や休日は王宮にある図書館を使って勉強した方がよいのではと提案された。
許可がおりている人しか利用できないので、つまらない事で絡む面倒な令嬢は入館できないことと、資料となる専門書が沢山揃っているし、司書が優秀なので、必要な本をすぐに探してくれるのでオススメとのこと。
そして、私ならすぐに許可証を発行してもらえるだろうとのことなので、すぐにお父様にお願いして発行してもらうことにした。
その提案は私にとって、とても素晴らしいものとなるのであった。
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