81 / 161
マリーベル編〜楽しく長生きしたい私
閑話 従兄妹 2
しおりを挟む
騎士団の遠征から戻ったある日、邸に入ると、子供の頃に嗅いだ覚えのある、甘い良い匂いがする。過去に、午後のこの時間にお菓子を焼いていたのは、姉だけだったなと思い出す。良い匂いが気になった私は、調理場の中を覗いてみることにした。
すると、そこには、亡くなったはずの姉上そっくりの少女がいたのだ。
焼き上がったクッキーを嬉しそうに見つめる、美しい少女。調理場の使用人と会話する声も心地良く、姉の声にそっくりな気がする。私は思わず、
「…姉上」
と、口にしていた。すると、私がいることに気付いた少女は、不思議そうに私を見つめる。水色の綺麗な大きな瞳でじっと見つめられ、心臓がドキンとした。それが何なのかよく分からないが、少女は、見れば見るほど姉に似ている気がする。その時、
「フィル?帰って来たのね。あなた、そこで何をしているの?」
「………あっ。母上、今帰りました。その、懐かしい匂いがしてきたので、気になって覗いたのですが…。」
「ああ、マリーがクッキーを焼いているのよ。まだフィルには紹介していなかったわね。マリー、あなたにも紹介するから、こっちに来てくれる?」
その少女は、私の従兄妹になるらしい。母の歳の離れた弟、フォーレス侯爵家の令嬢。体が弱く、領地で生活している従姉妹がいることは聞いていたが、こんなに姉によく似た、美しい少女だったとは…。
マリーのクッキーを味見させてもらうと、懐かしい味がした。姉がよく焼いてくれた、大好きなクッキーと同じ味がする。母も同じように感じたのだろう。言葉を詰まらせていた。とても美味しくて、何枚でも食べれた。治癒魔法を込めて焼いたと言っていたからか、騎士団の遠征の疲れが無くなっていたような気がする。
クッキーが美味しかったと礼を言うと、マリーは微笑んでくれる。ずっと忘れていたが、私はこの優しい微笑みが大好きだった…。マリーは姉上と同じように微笑むのだな。
夜、王宮から帰ってきた父は、マリーがクッキーを焼いたと聞くと、いつもは夜に甘い物は食べないのに、涙目になりながら何枚も食べていた。溺愛していた姉を思い出したのだろうな。調子に乗った父は、今度はクッキーを焼いたら、王宮に届けて欲しいとまでマリーに頼んでいた。母は呆れていたが、何となく嬉しそうだった。父は母が言うように、マリーが生き甲斐になっているようだ。
そういえば、同じ近衛騎士の友人が、父が王宮の図書館で、すごい美少女をエスコートしていたけど、あれは隠し子か?とか言っていたな。もしかしてと思い、両親に聞いてみると、マリーの勉強の為に、父が一緒に連れて行って案内したという。隠し子と思われていたことを話すと、母がすごく笑っていた。
マリーが自室に戻った後に、何故うちで預かることになったのか話を聞く。
マリーは、幼少期は、体が弱く領地にずっと住んでおり、初等教育は聖女子学園に入学して寮に住んでいたと言う。そして今年、貴族学園に入学したが、その時に初めて、養子で義理の兄のアルベルトに会う。アルベルトは優しいマリーを溺愛し過ぎて、兄妹以上の執着を見せるようになり、しばらく2人を離した方がよいと侯爵夫人が判断したらしい。そして、学園から近くて便利なうちに預けることにしたと言うのだ。
その話を聞いて正直驚いた。アルベルトも色々な令嬢に言い寄られるくらいモテていた。しかし、全く興味を示さないし、素っ気なくあしらっていたはず。そんなアルベルトがマリーに執着するなんて。
母は、マリーは自分に執着するアルベルトに、涙を流すくらい、疲れてしまっているようだから、フィルも関わり方には注意しなさないと話す。マリーが泣くくらいの執着って、あのアルベルトは何をしたのか気になるが…。
マリーは私に対して、従兄妹として当たり障りない感じで接してくれるが、どこか一歩引いているような気がする。アルベルトのことがあったから、警戒されているのか?今までは、しつこい令嬢にうんざりしていたのに、マリーからは壁を感じて、こんなよく分からないような気持ちになるなんて。
マリーはすっかりスペンサー家に慣れて、父も母も実の娘のように可愛がっているようだ。マリーが来てから、邸の雰囲気が明るくなったような気がする。そして、父はマリーが来てから、忙しくても早く帰ってくるようになった。そして私も、無意識にそうなっていたらしい。騎士団の寮の部屋には全く行かなくなっていた。
そんな時、マリーの母のフォーレス侯爵夫人が来て、義兄のアルベルトがちゃんと反省しているので、マリーはそろそろ学園に復帰しても大丈夫だろうと話す。マリーは学業に専念する為に、学園に寮を借りて住んでいたらしいが、その寮に、アルベルトが無理に訪ねてくることはもうないだろうと言うのだ。…アルベルト、そんなことをしていたのか。胸がチクリとした。
マリーは、寮での生活に戻りたいようだが、うちの両親が引き止めていた。せっかく楽しく生活しているのだからと。マリーの母も、うちの両親の思いを汲んでくれたようで、せっかくだから、もうしばらくはお世話になったらと言ってくれ、マリーはしばらくは、うちの邸で生活しながら、学園に通うことになる。そのことで、私はなぜ、安心しているのだろう…?
そして、16歳のマリーのデビュタントを迎える。マリーの父は王弟で陛下の側近としての仕事があるようで、デビュタントは別行動になると聞いた母は、マリーのエスコートを私にさせてくれないかと、マリーの母親に頼んだらしい。そんなことを母がわざわざ頼むなんて珍しいと思ったが、何となく嬉しく感じていた。
デビュタントの白いドレスを着たマリーは、あり得ないくらい美しかった。それをみた両親は、マリー本人より喜んでいたと思う。可愛くて仕方がないのだろう。そして、母はマリーのいないところで、
「フィル!今日はマリーをしっかりエスコートしなさい。マリーには沢山の虫が寄ってくるわ。」
母から気合いを入れられるが、それは、言われなくても分かっている!こんなに可愛くて美しいマリーは、恐らく今日の主役だろう。
会場になる王宮まで移動し、馬車を降りると、マリーは何となく緊張したような表情になる。そんなところが可愛くて、守ってあげたいと庇護欲をそそられる。こんな気持ちは初めてだと思う。不安そうなマリーの手を離したくなくて、エスコートする手をしっかり握る。マリーに大丈夫だと微笑むと、マリーもあの綺麗な微笑みを返してくれる。マリーのこの微笑みは、他の誰にも見せたくないと思う自分がいる。百歩譲って、父と母ならいいけど。…私はどうしてしまったのだろう。
マリーをエスコートして歩いているだけで、沢山の視線を感じる。特に令息達は目を見開いて、マリーを見るのだ。同僚のモテる近衛騎士達も、マリーに見惚れている。アイツら、後で色々とマリーのことに探りを入れてきそうだな。
マリーの母の侯爵夫人と義兄のアルベルトとは、大広間近くの控室で待ち合わせするらしい。
本能的に、アルベルトにマリーを会わせたくないと思う自分がいる。そして、控室でアルベルトを見たマリーも、何となく気不味そうだ。不安にさせたくなくて、また手をギュッとする。マリーはそれに気付いてくれたらしく、手を握り返してくれる。この手を離したくないな…。
アルベルトと2人きりで話すことになり、少し私達から離れるマリー。無意識に、マリーの腕を掴んでいた。涙を流すほど嫌な事をされたヤツと、2人きりで話が出来るのか?…それに、同じ部屋だとしても、2人で話をさせたくなかった。しかし、マリーは大丈夫と言うので、待つことにした。
無意識に、マリーとアルベルトの会話に聞き耳を立てていた。少し離れているから、ハッキリは聞こえないが、アルベルトは謝っているようだ。しかも、マリーが大切だとか、可愛くて仕方がないとか言っている。それは、同じ歳の義妹に言うセリフじゃないだろう!イライラして聞いていると、マリーは殺される夢をみて不安だとか話している。何を言ってるんだ?アルベルトも、泣きそうな声で、あの時守れなかったとか、もう死なせない、守るとか言っている。何のことを言っているのか?両親も、険しい顔で聞き耳を立てている。マリーの母だけは、向こうでのんびりお茶を飲んでいるようだが。
結局、アルベルトはマリーと何か約束をして、仲直りしたらしい。最後に、2人は指切りをしていた。指切りって!今思い出したが、よく姉上がやっていたものだ。というか、姉上以外にやっている人を見たことがない。両親もギョッとして、無言で指切りする2人見ている。そんな私達に気付かないマリーは、アルベルトの手を引いて自分の母親のところで、和解を報告していた。アルベルトは嬉しそうな表情を見せる。マリーの母は、相変わらず、マイペースに報告を喜んでいた。
マリーはやはり……。いや、それも気になるが、アルベルトの手を引くマリーを見て、胸の中がモヤモヤするような、嫌な感じがする。いくら義兄といえ、他の男を触って欲しくない。
生まれて初めて自覚する、この気持ちは……。
すると、そこには、亡くなったはずの姉上そっくりの少女がいたのだ。
焼き上がったクッキーを嬉しそうに見つめる、美しい少女。調理場の使用人と会話する声も心地良く、姉の声にそっくりな気がする。私は思わず、
「…姉上」
と、口にしていた。すると、私がいることに気付いた少女は、不思議そうに私を見つめる。水色の綺麗な大きな瞳でじっと見つめられ、心臓がドキンとした。それが何なのかよく分からないが、少女は、見れば見るほど姉に似ている気がする。その時、
「フィル?帰って来たのね。あなた、そこで何をしているの?」
「………あっ。母上、今帰りました。その、懐かしい匂いがしてきたので、気になって覗いたのですが…。」
「ああ、マリーがクッキーを焼いているのよ。まだフィルには紹介していなかったわね。マリー、あなたにも紹介するから、こっちに来てくれる?」
その少女は、私の従兄妹になるらしい。母の歳の離れた弟、フォーレス侯爵家の令嬢。体が弱く、領地で生活している従姉妹がいることは聞いていたが、こんなに姉によく似た、美しい少女だったとは…。
マリーのクッキーを味見させてもらうと、懐かしい味がした。姉がよく焼いてくれた、大好きなクッキーと同じ味がする。母も同じように感じたのだろう。言葉を詰まらせていた。とても美味しくて、何枚でも食べれた。治癒魔法を込めて焼いたと言っていたからか、騎士団の遠征の疲れが無くなっていたような気がする。
クッキーが美味しかったと礼を言うと、マリーは微笑んでくれる。ずっと忘れていたが、私はこの優しい微笑みが大好きだった…。マリーは姉上と同じように微笑むのだな。
夜、王宮から帰ってきた父は、マリーがクッキーを焼いたと聞くと、いつもは夜に甘い物は食べないのに、涙目になりながら何枚も食べていた。溺愛していた姉を思い出したのだろうな。調子に乗った父は、今度はクッキーを焼いたら、王宮に届けて欲しいとまでマリーに頼んでいた。母は呆れていたが、何となく嬉しそうだった。父は母が言うように、マリーが生き甲斐になっているようだ。
そういえば、同じ近衛騎士の友人が、父が王宮の図書館で、すごい美少女をエスコートしていたけど、あれは隠し子か?とか言っていたな。もしかしてと思い、両親に聞いてみると、マリーの勉強の為に、父が一緒に連れて行って案内したという。隠し子と思われていたことを話すと、母がすごく笑っていた。
マリーが自室に戻った後に、何故うちで預かることになったのか話を聞く。
マリーは、幼少期は、体が弱く領地にずっと住んでおり、初等教育は聖女子学園に入学して寮に住んでいたと言う。そして今年、貴族学園に入学したが、その時に初めて、養子で義理の兄のアルベルトに会う。アルベルトは優しいマリーを溺愛し過ぎて、兄妹以上の執着を見せるようになり、しばらく2人を離した方がよいと侯爵夫人が判断したらしい。そして、学園から近くて便利なうちに預けることにしたと言うのだ。
その話を聞いて正直驚いた。アルベルトも色々な令嬢に言い寄られるくらいモテていた。しかし、全く興味を示さないし、素っ気なくあしらっていたはず。そんなアルベルトがマリーに執着するなんて。
母は、マリーは自分に執着するアルベルトに、涙を流すくらい、疲れてしまっているようだから、フィルも関わり方には注意しなさないと話す。マリーが泣くくらいの執着って、あのアルベルトは何をしたのか気になるが…。
マリーは私に対して、従兄妹として当たり障りない感じで接してくれるが、どこか一歩引いているような気がする。アルベルトのことがあったから、警戒されているのか?今までは、しつこい令嬢にうんざりしていたのに、マリーからは壁を感じて、こんなよく分からないような気持ちになるなんて。
マリーはすっかりスペンサー家に慣れて、父も母も実の娘のように可愛がっているようだ。マリーが来てから、邸の雰囲気が明るくなったような気がする。そして、父はマリーが来てから、忙しくても早く帰ってくるようになった。そして私も、無意識にそうなっていたらしい。騎士団の寮の部屋には全く行かなくなっていた。
そんな時、マリーの母のフォーレス侯爵夫人が来て、義兄のアルベルトがちゃんと反省しているので、マリーはそろそろ学園に復帰しても大丈夫だろうと話す。マリーは学業に専念する為に、学園に寮を借りて住んでいたらしいが、その寮に、アルベルトが無理に訪ねてくることはもうないだろうと言うのだ。…アルベルト、そんなことをしていたのか。胸がチクリとした。
マリーは、寮での生活に戻りたいようだが、うちの両親が引き止めていた。せっかく楽しく生活しているのだからと。マリーの母も、うちの両親の思いを汲んでくれたようで、せっかくだから、もうしばらくはお世話になったらと言ってくれ、マリーはしばらくは、うちの邸で生活しながら、学園に通うことになる。そのことで、私はなぜ、安心しているのだろう…?
そして、16歳のマリーのデビュタントを迎える。マリーの父は王弟で陛下の側近としての仕事があるようで、デビュタントは別行動になると聞いた母は、マリーのエスコートを私にさせてくれないかと、マリーの母親に頼んだらしい。そんなことを母がわざわざ頼むなんて珍しいと思ったが、何となく嬉しく感じていた。
デビュタントの白いドレスを着たマリーは、あり得ないくらい美しかった。それをみた両親は、マリー本人より喜んでいたと思う。可愛くて仕方がないのだろう。そして、母はマリーのいないところで、
「フィル!今日はマリーをしっかりエスコートしなさい。マリーには沢山の虫が寄ってくるわ。」
母から気合いを入れられるが、それは、言われなくても分かっている!こんなに可愛くて美しいマリーは、恐らく今日の主役だろう。
会場になる王宮まで移動し、馬車を降りると、マリーは何となく緊張したような表情になる。そんなところが可愛くて、守ってあげたいと庇護欲をそそられる。こんな気持ちは初めてだと思う。不安そうなマリーの手を離したくなくて、エスコートする手をしっかり握る。マリーに大丈夫だと微笑むと、マリーもあの綺麗な微笑みを返してくれる。マリーのこの微笑みは、他の誰にも見せたくないと思う自分がいる。百歩譲って、父と母ならいいけど。…私はどうしてしまったのだろう。
マリーをエスコートして歩いているだけで、沢山の視線を感じる。特に令息達は目を見開いて、マリーを見るのだ。同僚のモテる近衛騎士達も、マリーに見惚れている。アイツら、後で色々とマリーのことに探りを入れてきそうだな。
マリーの母の侯爵夫人と義兄のアルベルトとは、大広間近くの控室で待ち合わせするらしい。
本能的に、アルベルトにマリーを会わせたくないと思う自分がいる。そして、控室でアルベルトを見たマリーも、何となく気不味そうだ。不安にさせたくなくて、また手をギュッとする。マリーはそれに気付いてくれたらしく、手を握り返してくれる。この手を離したくないな…。
アルベルトと2人きりで話すことになり、少し私達から離れるマリー。無意識に、マリーの腕を掴んでいた。涙を流すほど嫌な事をされたヤツと、2人きりで話が出来るのか?…それに、同じ部屋だとしても、2人で話をさせたくなかった。しかし、マリーは大丈夫と言うので、待つことにした。
無意識に、マリーとアルベルトの会話に聞き耳を立てていた。少し離れているから、ハッキリは聞こえないが、アルベルトは謝っているようだ。しかも、マリーが大切だとか、可愛くて仕方がないとか言っている。それは、同じ歳の義妹に言うセリフじゃないだろう!イライラして聞いていると、マリーは殺される夢をみて不安だとか話している。何を言ってるんだ?アルベルトも、泣きそうな声で、あの時守れなかったとか、もう死なせない、守るとか言っている。何のことを言っているのか?両親も、険しい顔で聞き耳を立てている。マリーの母だけは、向こうでのんびりお茶を飲んでいるようだが。
結局、アルベルトはマリーと何か約束をして、仲直りしたらしい。最後に、2人は指切りをしていた。指切りって!今思い出したが、よく姉上がやっていたものだ。というか、姉上以外にやっている人を見たことがない。両親もギョッとして、無言で指切りする2人見ている。そんな私達に気付かないマリーは、アルベルトの手を引いて自分の母親のところで、和解を報告していた。アルベルトは嬉しそうな表情を見せる。マリーの母は、相変わらず、マイペースに報告を喜んでいた。
マリーはやはり……。いや、それも気になるが、アルベルトの手を引くマリーを見て、胸の中がモヤモヤするような、嫌な感じがする。いくら義兄といえ、他の男を触って欲しくない。
生まれて初めて自覚する、この気持ちは……。
198
あなたにおすすめの小説
【完結】公爵家の秘密の愛娘
ゆきむらさり
恋愛
〔あらすじ〕📝グラント公爵家は王家に仕える名門の家柄。
過去の事情により、今だに独身の当主ダリウス。国王から懇願され、ようやく伯爵未亡人との婚姻を決める。
そんな時、グラント公爵ダリウスの元へと現れたのは1人の少女アンジェラ。
「パパ……私はあなたの娘です」
名乗り出るアンジェラ。
◇
アンジェラが現れたことにより、グラント公爵家は一変。伯爵未亡人との再婚もあやふや。しかも、アンジェラが道中に出逢った人物はまさかの王族。
この時からアンジェラの世界も一変。華やかに色付き出す。
初めはよそよそしいグラント公爵ダリウス(パパ)だが、次第に娘アンジェラを気に掛けるように……。
母娘2代のハッピーライフ&淑女達と貴公子達の恋模様💞
🔶設定などは独自の世界観でご都合主義となります。ハピエン💞
🔶稚拙ながらもHOTランキング(最高20位)に入れて頂き(2025.5.9)、ありがとうございます🙇♀️
「君以外を愛する気は無い」と婚約者様が溺愛し始めたので、異世界から聖女が来ても大丈夫なようです。
海空里和
恋愛
婚約者のアシュリー第二王子にべた惚れなステラは、彼のために努力を重ね、剣も魔法もトップクラス。彼にも隠すことなく、重い恋心をぶつけてきた。
アシュリーも、そんなステラの愛を静かに受け止めていた。
しかし、この国は20年に一度聖女を召喚し、皇太子と結婚をする。アシュリーは、この国の皇太子。
「たとえ聖女様にだって、アシュリー様は渡さない!」
聖女と勝負してでも彼を渡さないと思う一方、ステラはアシュリーに切り捨てられる覚悟をしていた。そんなステラに、彼が告げたのは意外な言葉で………。
※本編は全7話で完結します。
※こんなお話が書いてみたくて、勢いで書き上げたので、設定が緩めです。
有能女官の赴任先は辺境伯領
たぬきち25番
恋愛
お気に入り1000ありがとうございます!!
お礼SS追加決定のため終了取下げいたします。
皆様、お気に入り登録ありがとうございました。
現在、お礼SSの準備中です。少々お待ちください。
辺境伯領の当主が他界。代わりに領主になったのは元騎士団の隊長ギルベルト(26)
ずっと騎士団に在籍して領のことなど右も左もわからない。
そのため新しい辺境伯様は帳簿も書類も不備ばかり。しかも辺境伯領は王国の端なので修正も大変。
そこで仕事を終わらせるために、腕っぷしに定評のあるギリギリ貴族の男爵出身の女官ライラ(18)が辺境伯領に出向くことになった。
だがそこでライラを待っていたのは、元騎士とは思えないほどつかみどころのない辺境伯様と、前辺境伯夫妻の忘れ形見の3人のこどもたち(14歳男子、9歳男子、6歳女子)だった。
仕事のわからない辺境伯を助けながら、こどもたちの生活を助けたり、魔物を倒したり!?
そしていつしか、ライラと辺境伯やこどもたちとの関係が変わっていく……
※お待たせしました。
※他サイト様にも掲載中
【完結】記憶にありませんが、責任は取りましょう
楽歩
恋愛
階段から落ちて三日後、アイラは目を覚ました。そして、自分の人生から十年分の記憶が消えていることを知らされる。
目の前で知らない男が号泣し、知らない子どもが「お母様!」としがみついてくる。
「状況を確認いたします。あなたは伯爵、こちらは私たちの息子。なお、私たちはまだ正式な夫婦ではない、という理解でよろしいですね?」
さらに残されていたのは鍵付き箱いっぱいの十年分の日記帳。中身は、乙女ゲームに転生したと信じ、攻略対象を順位付けして暴走していた“過去のアイラ”の黒歴史だった。
アイラは一冊の日記を最後の一行まで読み終えると、無言で日記を暖炉へ投げ入れる。
「これは、焼却処分が妥当ですわね」
だいぶ騒がしい人生の再スタートが今、始まる。
婚約者が他の女性に興味がある様なので旅に出たら彼が豹変しました
Karamimi
恋愛
9歳の時お互いの両親が仲良しという理由から、幼馴染で同じ年の侯爵令息、オスカーと婚約した伯爵令嬢のアメリア。容姿端麗、強くて優しいオスカーが大好きなアメリアは、この婚約を心から喜んだ。
順風満帆に見えた2人だったが、婚約から5年後、貴族学院に入学してから状況は少しずつ変化する。元々容姿端麗、騎士団でも一目置かれ勉学にも優れたオスカーを他の令嬢たちが放っておく訳もなく、毎日たくさんの令嬢に囲まれるオスカー。
特に最近は、侯爵令嬢のミアと一緒に居る事も多くなった。自分より身分が高く美しいミアと幸せそうに微笑むオスカーの姿を見たアメリアは、ある決意をする。
そんなアメリアに対し、オスカーは…
とても残念なヒーローと、行動派だが周りに流されやすいヒロインのお話です。
【電子書籍化進行中】声を失った令嬢は、次期公爵の義理のお兄さまに恋をしました
八重
恋愛
※発売日少し前を目安に作品を引き下げます
修道院で生まれ育ったローゼマリーは、14歳の時火事に巻き込まれる。
その火事の唯一の生き残りとなった彼女は、領主であるヴィルフェルト公爵に拾われ、彼の養子になる。
彼には息子が一人おり、名をラルス・ヴィルフェルトといった。
ラルスは容姿端麗で文武両道の次期公爵として申し分なく、社交界でも評価されていた。
一方、怠惰なシスターが文字を教えなかったため、ローゼマリーは読み書きができなかった。
必死になんとか義理の父や兄に身振り手振りで伝えようとも、なかなか伝わらない。
なぜなら、彼女は火事で声を失ってしまっていたからだ──
そして次第に優しく文字を教えてくれたり、面倒を見てくれるラルスに恋をしてしまって……。
これは、義理の家族の役に立ちたくて頑張りながら、言えない「好き」を内に秘める、そんな物語。
※小説家になろうが先行公開です
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました【完結】
iru
恋愛
第19回 恋愛小説大賞エントリーしています。ぜひ1票お願いします。
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
行動あるのみです!
棗
恋愛
※一部タイトル修正しました。
シェリ・オーンジュ公爵令嬢は、長年の婚約者レーヴが想いを寄せる名高い【聖女】と結ばれる為に身を引く決意をする。
自身の我儘のせいで好きでもない相手と婚約させられていたレーヴの為と思った行動。
これが実は勘違いだと、シェリは知らない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる