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ヒロインがやって来た
攻略対象者が怖い
ヤンデレって言ったら、監禁や身体拘束したり、逃げられないように四六時中、監視されたり、暴力を受けたりするやつだよね。あの人達、そんな危険な人達なの?あんなにイケメンなのに!怖いんだけど。
「あの、ヤンデレっていうのは?」
「好きすぎて、病んでしまうようですよ。私は深く愛されているのが羨ましくて、嫌いじゃないですけど。実は、前世でこの本を全部読む前に、私は死んでしまったので、攻略対象者達がどんな風にヤンデレに変わるのかまでは知らなくて。クリアしたヤンデレ好き友人の話だと、そこまで酷いヤンデレではないとは言っていたのですけど。ただ、愛を通り越して、ひどい執着だって言ってたような気がします。フィリップ様もマリーベル様にベタベタって言ってましたよね?」
「…はい。かなり嫉妬深いですし。」
フィル兄様の独占欲や嫉妬深さ、それによく『誰にも渡さない』とか『逃げないでね』とか言っているのは、ヤンデレの前兆だったりして。ひぃぃー。恐怖だわ。
「すごい!本当に愛されてるのですね!」
へこむ私とは反対に、なぜが嬉しそうなアンジュ様。この子も、ヤンデレが好きだからこのゲームをしていたのね。
「あのー、例えばの話ですが。もし、恋人になってしまったとしたら、無事に別れることは出来るのかしら?」
「うーん?色々なヤンデレのゲーム…じゃなくて、本を読みましたけど、なかなか難しいかと思いますよ。監禁はまだマシで、下手すると『お前は永遠に私のモノだ』とか言って殺されるかもしれないし、『貴女を殺して私も死ぬ』とか言うかもしれないし。もしかしたら当て付けのように、目の前で自殺するかも。…あれっ?マリーベル様、大丈夫ですか?今言ったのは、ヤンデレの例え話であって、この本の攻略対象者達は、分かりませんよ。初めに話したように、見た目と名前は本と同じですが、性格とかは、全く違っているので。でも、あのフィリップ様にそこまで愛されているなんて、本当にすごいですよ!尊敬します。フィリップ様を不安にさせないように、上手く付き合えば大丈夫じゃないですかね?」
いや!ヤンデレもヤバいが、悪役令嬢もヤバいのに上手く付き合える程、私は器用でも、強い人間でもないぞ。アンジュ様は、前向きな性格なのね。ここに来て、ヒロインの凄さを感じてしまったわ。
「アンジュ様はとても前向きで、私は元気をもらえますわ。今後のことは、色々考えてみようと思います。本当にありがとう。貴女がいてくれて良かった。」
「そんな…。そこまで私に言ってくれるなんて。私もマリーベル様のお役に立てるように頑張ります!」
何も知らない私に、貴重な情報をくれたからね。アンジュ様には感謝しかないわ。
それより、これからの事を考えないとね。やはり、逃亡の用意をしておこうか。フィル兄様のヤンデレも、どうなるか分からなくて怖いから無理だし。悪役令嬢もヤバいし。
とりあえず、学園の卒業試験は受けておくか。いつ学園に来れなくなるのか分からないからね。前に先生方から言われたのよね。卒業後の予定が決まってないなら、試験に合格した後も、在籍していることも可能だから、しばらくは学園にいて欲しいとね。何でも、私達腹黒が問題行動の多い令嬢達のストッパーになってくれているから、いると助かるんだってさ。その時は、何だ?って思ったけど、せっかくだから、そうさせてもらおう。ミッシェルは、学年末に合わせて卒業試験を受けるようなので、一足お先に受けさせてもらうことにした。
ということで、卒業試験をお願いして、あっさり合格した私。だって、転生チートか何だか知らないけど、頭に入っているんだもん。
卒業試験の合否を職員室に聞きに行って、合格を知らされた時、ルーベンス先生は、かなり喜んでくれていた。だって子供の頃から、先生にお世話になっているんだもんね。
ルーベンス先生ともいつまで会えるのか、お別れがいつ来るのかも分からない。本当にお世話になった先生だから、寂しいわね。最後に少しでもルーベンス先生の株が上がるよう、学園長や他の先生方がいる前で、私はルーベンスに感謝を伝える事にした。
「ルーベンス先生。私が卒業試験に合格出来たのは、先生のおかげですわ。先生は私の人生での、初めての先生でした。幼少の頃、まだ幼くて何も知らない私に、先生は勉強の楽しさを沢山教えてくれましたわね。あの頃は両親と離れて暮らしていて、寂しいはずの毎日も、先生がいたからこそ、乗り越える事が出来たのです。先生がいなかったら、今の私はいなかったと思います。先生に出会えたことに、深く感謝しておりますわ。本当にありがとうございました。ルーベンス先生は、私が1番尊敬する、大好きな先生ですわ。」
私のルーベンス先生への感謝の言葉を聞いて、職員室にいた先生方から、拍手が沸き起こる。よし!ルーベンス先生は優秀なだけでなく、生徒に慕われる、素敵な先生だって、他の先生も分かってくれたに違いない。
感謝を伝えておいて、何となく寂しく感じる。涙が出てしまいそうなのを我慢して、微笑む。そんな私の心情を察したのか、ルーベンス先生も複雑そうに、優しく微笑んでくれた。この先生は、こうやっていつも優しく微笑んでくれたよね。気付くと、我慢していたはずの涙が溢れて来たので、さっさと職員室を去る私であった。ちょっとトイレに行って、涙が落ち着くのを待とうか。
しかし、涙を拭きながら廊下を歩いていると
「マリーベル嬢?どうしたんだ?」
げっ!泣いている時には、知り合いに会いたくないのに。
「あっ!副会長。ご機嫌よう。」
「ああ。何で泣いているんだ?大丈夫か?」
「みっともない姿をお見せして、申し訳ありません。大したことではないので、気になさらず。それでは、失礼し…」
「ちょっと、こっちに来てくれ。」
副会長は、私の手を強引に引き、職員室近くの空き教室へ連れて行く。えー!ヤンデレなる攻略対象者とは、あまり深く関わりたくないのだけど。
「君が泣くなんて、何があったんだ?私には話せない事か?」
「あの、ヤンデレっていうのは?」
「好きすぎて、病んでしまうようですよ。私は深く愛されているのが羨ましくて、嫌いじゃないですけど。実は、前世でこの本を全部読む前に、私は死んでしまったので、攻略対象者達がどんな風にヤンデレに変わるのかまでは知らなくて。クリアしたヤンデレ好き友人の話だと、そこまで酷いヤンデレではないとは言っていたのですけど。ただ、愛を通り越して、ひどい執着だって言ってたような気がします。フィリップ様もマリーベル様にベタベタって言ってましたよね?」
「…はい。かなり嫉妬深いですし。」
フィル兄様の独占欲や嫉妬深さ、それによく『誰にも渡さない』とか『逃げないでね』とか言っているのは、ヤンデレの前兆だったりして。ひぃぃー。恐怖だわ。
「すごい!本当に愛されてるのですね!」
へこむ私とは反対に、なぜが嬉しそうなアンジュ様。この子も、ヤンデレが好きだからこのゲームをしていたのね。
「あのー、例えばの話ですが。もし、恋人になってしまったとしたら、無事に別れることは出来るのかしら?」
「うーん?色々なヤンデレのゲーム…じゃなくて、本を読みましたけど、なかなか難しいかと思いますよ。監禁はまだマシで、下手すると『お前は永遠に私のモノだ』とか言って殺されるかもしれないし、『貴女を殺して私も死ぬ』とか言うかもしれないし。もしかしたら当て付けのように、目の前で自殺するかも。…あれっ?マリーベル様、大丈夫ですか?今言ったのは、ヤンデレの例え話であって、この本の攻略対象者達は、分かりませんよ。初めに話したように、見た目と名前は本と同じですが、性格とかは、全く違っているので。でも、あのフィリップ様にそこまで愛されているなんて、本当にすごいですよ!尊敬します。フィリップ様を不安にさせないように、上手く付き合えば大丈夫じゃないですかね?」
いや!ヤンデレもヤバいが、悪役令嬢もヤバいのに上手く付き合える程、私は器用でも、強い人間でもないぞ。アンジュ様は、前向きな性格なのね。ここに来て、ヒロインの凄さを感じてしまったわ。
「アンジュ様はとても前向きで、私は元気をもらえますわ。今後のことは、色々考えてみようと思います。本当にありがとう。貴女がいてくれて良かった。」
「そんな…。そこまで私に言ってくれるなんて。私もマリーベル様のお役に立てるように頑張ります!」
何も知らない私に、貴重な情報をくれたからね。アンジュ様には感謝しかないわ。
それより、これからの事を考えないとね。やはり、逃亡の用意をしておこうか。フィル兄様のヤンデレも、どうなるか分からなくて怖いから無理だし。悪役令嬢もヤバいし。
とりあえず、学園の卒業試験は受けておくか。いつ学園に来れなくなるのか分からないからね。前に先生方から言われたのよね。卒業後の予定が決まってないなら、試験に合格した後も、在籍していることも可能だから、しばらくは学園にいて欲しいとね。何でも、私達腹黒が問題行動の多い令嬢達のストッパーになってくれているから、いると助かるんだってさ。その時は、何だ?って思ったけど、せっかくだから、そうさせてもらおう。ミッシェルは、学年末に合わせて卒業試験を受けるようなので、一足お先に受けさせてもらうことにした。
ということで、卒業試験をお願いして、あっさり合格した私。だって、転生チートか何だか知らないけど、頭に入っているんだもん。
卒業試験の合否を職員室に聞きに行って、合格を知らされた時、ルーベンス先生は、かなり喜んでくれていた。だって子供の頃から、先生にお世話になっているんだもんね。
ルーベンス先生ともいつまで会えるのか、お別れがいつ来るのかも分からない。本当にお世話になった先生だから、寂しいわね。最後に少しでもルーベンス先生の株が上がるよう、学園長や他の先生方がいる前で、私はルーベンスに感謝を伝える事にした。
「ルーベンス先生。私が卒業試験に合格出来たのは、先生のおかげですわ。先生は私の人生での、初めての先生でした。幼少の頃、まだ幼くて何も知らない私に、先生は勉強の楽しさを沢山教えてくれましたわね。あの頃は両親と離れて暮らしていて、寂しいはずの毎日も、先生がいたからこそ、乗り越える事が出来たのです。先生がいなかったら、今の私はいなかったと思います。先生に出会えたことに、深く感謝しておりますわ。本当にありがとうございました。ルーベンス先生は、私が1番尊敬する、大好きな先生ですわ。」
私のルーベンス先生への感謝の言葉を聞いて、職員室にいた先生方から、拍手が沸き起こる。よし!ルーベンス先生は優秀なだけでなく、生徒に慕われる、素敵な先生だって、他の先生も分かってくれたに違いない。
感謝を伝えておいて、何となく寂しく感じる。涙が出てしまいそうなのを我慢して、微笑む。そんな私の心情を察したのか、ルーベンス先生も複雑そうに、優しく微笑んでくれた。この先生は、こうやっていつも優しく微笑んでくれたよね。気付くと、我慢していたはずの涙が溢れて来たので、さっさと職員室を去る私であった。ちょっとトイレに行って、涙が落ち着くのを待とうか。
しかし、涙を拭きながら廊下を歩いていると
「マリーベル嬢?どうしたんだ?」
げっ!泣いている時には、知り合いに会いたくないのに。
「あっ!副会長。ご機嫌よう。」
「ああ。何で泣いているんだ?大丈夫か?」
「みっともない姿をお見せして、申し訳ありません。大したことではないので、気になさらず。それでは、失礼し…」
「ちょっと、こっちに来てくれ。」
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