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第1章 ようこそ!ノトール学園へ!
ようこそ!ラ・スーメルへ!
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タッタッタッタッ タッタッタッタッタッタッ キュッ タッタッ タッ
「ここ、どこ」
部屋を出たら誰かと会って一緒に入学式に行こうと思っていたが、一向に誰とも会わない。
もうみんな行ってしまったの?
ここから会場までどれくらいかかるの?
あと何分くらいで始まっちゃうの?
手のひらが汗でにじむのがわかる。
どこまで行っても本棚の壁。階段もない。
詰んだ。
私は分かりやすくうなだれた。すると
「あれ、こんな所で何しているのだ?入学式はじまっちゃうのだ」
顔を上げると本が喋っている。
正確には本が聞こえてきた。
「あ、あなたは一体?」
「本なのだ、ただの」
「本は喋るの?」
「事実の前では常識は無力なのだ。常に知識はアップデートはされねばならないのだ」
「そういうものなんですね、、」
「それよりもしかして迷ってるのだ?入学式への行き方しらないのだ?」
「あ、そうなんです!みんなどこに行ったんだろう」
「みんな転移魔法を使ったのだ。ここのフロアには階段も外へのドアもないのだ。入学式の会場は中央の第5の塔、スロテミスの間で行われるのだ。急ぐのだ」
「あ、あの~その転移魔法ってどうやって」
「えっ、入学式の案内書に書いてあったのだ。その紙はどうしたのだ?」
「あはは、急いで部屋を出てきたので、置いてきちゃいました。テヘ☆」
「テヘ☆、じゃないのだ!まったく、仕方ないのだ。我輩を持って『カリタイスタ』と唱えるのだ。大体しか場所がわからないけど近くまで連れってやるのだ。感謝するのだ」
「ありがとう!えーと、、」
「吾が輩の名前はエミオンなのだ。覚えておくことなのだ」
「エミオン!よろしくね!」
私はエミオンを本棚から出し
スッ ギュッ フゥーー スゥゥーー
『カリタイスタ!!』
すると足元に魔方陣ができた。
魔方陣は回り始め、だんだん早くなり
グルグルグル グルグルグルグル ピカーーン
「まぶしっ」
霞む目を擦り、段々と視界がはっきりしていく。
私が最初に見たのは、全校生徒の顔だった。
ザワザワザワ エッダレアレ コソコソ ザワザワザワ
「えっ、えっーとー」
どうしよう、パニックだ。どこに視線をやっても誰かと目が合う。
回る目、回らない思考。
ドウシヨウ ドウシヨウ ドウシヨ ドウシヨ ドドドド
「コホン、そこをどいてくれるかな。ミス・ニナ」
「えっ?」
後ろを振り向くと、頭が音符、体はスーツ姿の人が立っていた。
「ミス・ニナ、あなたに3つ、良いことを教えましょう。
・1つ、時間は守ること。
・2つ、転移魔法は正しく唱えること。
・そして3つ、過ちをおかしても気にしないこと。
席に戻りなさい。ソーレー!」
すると私の身体は宙へ浮いた。
音符みたいなものが私を引っ張り、席に着かせる。
右斜め後ろにはネコがいた。
「ニナ、、クックッ、遅かっ、フフッ、たね」
あとで10倍以上の杖グィをしてやろう。
私の顔は完熟トマトより真っ赤になり、その後の先生達の話はとても聞けたものではなかった。
1時間程すると入学式は終わった。
手に持っていた本のエミオンに顔を埋めている私に、ネコはそっと手を差しのべ、寮へ連れていってくれた。
その間誰も何も言わなかったが、その優しさはさらに私を恥ずかしい思いにさせた。
自分の部屋に着き。私はお風呂にも入らず、ブーツを脱ぎ捨て、ベッドに入った。
寝たら全て忘れるだろう。ひょっとしたら全部夢だったかも。
月明かりに照らされる、放置されたリュックをぼんやりと、私はただボーッと見つめていた。
そうしていると、いつの間に眠ってしまい。私の学園初日は終わったのであった。
「ここ、どこ」
部屋を出たら誰かと会って一緒に入学式に行こうと思っていたが、一向に誰とも会わない。
もうみんな行ってしまったの?
ここから会場までどれくらいかかるの?
あと何分くらいで始まっちゃうの?
手のひらが汗でにじむのがわかる。
どこまで行っても本棚の壁。階段もない。
詰んだ。
私は分かりやすくうなだれた。すると
「あれ、こんな所で何しているのだ?入学式はじまっちゃうのだ」
顔を上げると本が喋っている。
正確には本が聞こえてきた。
「あ、あなたは一体?」
「本なのだ、ただの」
「本は喋るの?」
「事実の前では常識は無力なのだ。常に知識はアップデートはされねばならないのだ」
「そういうものなんですね、、」
「それよりもしかして迷ってるのだ?入学式への行き方しらないのだ?」
「あ、そうなんです!みんなどこに行ったんだろう」
「みんな転移魔法を使ったのだ。ここのフロアには階段も外へのドアもないのだ。入学式の会場は中央の第5の塔、スロテミスの間で行われるのだ。急ぐのだ」
「あ、あの~その転移魔法ってどうやって」
「えっ、入学式の案内書に書いてあったのだ。その紙はどうしたのだ?」
「あはは、急いで部屋を出てきたので、置いてきちゃいました。テヘ☆」
「テヘ☆、じゃないのだ!まったく、仕方ないのだ。我輩を持って『カリタイスタ』と唱えるのだ。大体しか場所がわからないけど近くまで連れってやるのだ。感謝するのだ」
「ありがとう!えーと、、」
「吾が輩の名前はエミオンなのだ。覚えておくことなのだ」
「エミオン!よろしくね!」
私はエミオンを本棚から出し
スッ ギュッ フゥーー スゥゥーー
『カリタイスタ!!』
すると足元に魔方陣ができた。
魔方陣は回り始め、だんだん早くなり
グルグルグル グルグルグルグル ピカーーン
「まぶしっ」
霞む目を擦り、段々と視界がはっきりしていく。
私が最初に見たのは、全校生徒の顔だった。
ザワザワザワ エッダレアレ コソコソ ザワザワザワ
「えっ、えっーとー」
どうしよう、パニックだ。どこに視線をやっても誰かと目が合う。
回る目、回らない思考。
ドウシヨウ ドウシヨウ ドウシヨ ドウシヨ ドドドド
「コホン、そこをどいてくれるかな。ミス・ニナ」
「えっ?」
後ろを振り向くと、頭が音符、体はスーツ姿の人が立っていた。
「ミス・ニナ、あなたに3つ、良いことを教えましょう。
・1つ、時間は守ること。
・2つ、転移魔法は正しく唱えること。
・そして3つ、過ちをおかしても気にしないこと。
席に戻りなさい。ソーレー!」
すると私の身体は宙へ浮いた。
音符みたいなものが私を引っ張り、席に着かせる。
右斜め後ろにはネコがいた。
「ニナ、、クックッ、遅かっ、フフッ、たね」
あとで10倍以上の杖グィをしてやろう。
私の顔は完熟トマトより真っ赤になり、その後の先生達の話はとても聞けたものではなかった。
1時間程すると入学式は終わった。
手に持っていた本のエミオンに顔を埋めている私に、ネコはそっと手を差しのべ、寮へ連れていってくれた。
その間誰も何も言わなかったが、その優しさはさらに私を恥ずかしい思いにさせた。
自分の部屋に着き。私はお風呂にも入らず、ブーツを脱ぎ捨て、ベッドに入った。
寝たら全て忘れるだろう。ひょっとしたら全部夢だったかも。
月明かりに照らされる、放置されたリュックをぼんやりと、私はただボーッと見つめていた。
そうしていると、いつの間に眠ってしまい。私の学園初日は終わったのであった。
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