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第6章 確率は50%
勝率は0%
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「ど、どうする?ピカン?」
ピカン「どうするって、、【ん】から始まる言葉なんてピカン知らないよ!」
〖ククク、せいぜい迷い、苦しむがよい〗
制限時間が迫ってきている。
私の浅知恵だとこれが限界か…
私が諦めかけていると
ピカン「はぁ、知らないなら、調べるしかないか」
スッ サラサラサラサラ
『ピクト』!
ピカンは杖をとりだり、本を描く。
そしてそれを絵から出すと
ポワン パラパラバラバラ
ピカン「えーっと、、あった【ンタラ・ドードー】!」
〔分かりました。そのシルエットを紙に反映させます〕
ブォン フォワァン フォワァン ヒューーー バチン!!
〔反映完了。現在黒52%、白48%〕
上手く答えることが出来た。
「よ、良かった。実際にそんな言葉あるのね」
ピカン「そうだね、{魔道具図鑑}にその項目があって良かったよ」
ポンポン
ピカンは手に持っている図鑑を見せる。
〖ハッハッハッ!!いいぞいいぞ!それでこそ魂をかけた戦いとなる!まだまだ続けなければ〗
ポーラの魂は興奮と狂乱の顔に満ちている。
〔次はポーラチーム、【ドー】です〕
〖分かった〗
さっきと同じように絵画を取り出し、題名をつける。
〖【ドー・ナフラン】だ〗
〔分かりました。そのシルエットを紙に反映させます〕
ブォン フォワァン フォワァン ヒューーー バチン!!
〔反映完了。現在黒0%、白100%〕
〖さあ、続けようか〗
「くっ、こんなんじゃキリがないわ!」
ピカン「でも続けるしかなさそうだ。まだ図鑑や辞書は沢山ある。何とかして最後に繋げよう」
「そうね…最後に答えるのは私達なんだから」
そして私達とポーラの魂はお互い一歩も譲らず、言葉を出しあっていく。
「【ンソテノ】!」
〖【ノトローン】〗
ピカン「【ン・テンポ】」!
〖ポモケン〗
…
そして最後のターン
私の番へと回ってきた。
「ハァハァ、これで最後なのね」
ピカン「そうだね。今は100対0だけど、ここで50%以上とらないと」
「でもラストはシルエットが半分になってしまうから、結果的に100%のシルエットを出さないと負けてしまうわ」
〖ククク、そうだ。そしてそんなものは存在しない。ましてや見つかったとしても半分の50%になって同点。つまり君達の勝ちはなくなったって訳だ〗
ピカン「くっ!さすがに【ん】から始まる言葉はまだあるが、ほぼ真っ黒なシルエットなものなんてないぞ!」
「うーん…まずいわね」
自らが仕掛けた罠
もしかしたら普通に戦っていた方が勝ち目はあったのかもしれない。
いや、ポーラの魂も最後に同じことをしようと、先行を選んだのだろうか。
どちらにせよ、制限時間は迫ってきている。
私は再びピンチに立たされたのだった。
ピカン「どうするって、、【ん】から始まる言葉なんてピカン知らないよ!」
〖ククク、せいぜい迷い、苦しむがよい〗
制限時間が迫ってきている。
私の浅知恵だとこれが限界か…
私が諦めかけていると
ピカン「はぁ、知らないなら、調べるしかないか」
スッ サラサラサラサラ
『ピクト』!
ピカンは杖をとりだり、本を描く。
そしてそれを絵から出すと
ポワン パラパラバラバラ
ピカン「えーっと、、あった【ンタラ・ドードー】!」
〔分かりました。そのシルエットを紙に反映させます〕
ブォン フォワァン フォワァン ヒューーー バチン!!
〔反映完了。現在黒52%、白48%〕
上手く答えることが出来た。
「よ、良かった。実際にそんな言葉あるのね」
ピカン「そうだね、{魔道具図鑑}にその項目があって良かったよ」
ポンポン
ピカンは手に持っている図鑑を見せる。
〖ハッハッハッ!!いいぞいいぞ!それでこそ魂をかけた戦いとなる!まだまだ続けなければ〗
ポーラの魂は興奮と狂乱の顔に満ちている。
〔次はポーラチーム、【ドー】です〕
〖分かった〗
さっきと同じように絵画を取り出し、題名をつける。
〖【ドー・ナフラン】だ〗
〔分かりました。そのシルエットを紙に反映させます〕
ブォン フォワァン フォワァン ヒューーー バチン!!
〔反映完了。現在黒0%、白100%〕
〖さあ、続けようか〗
「くっ、こんなんじゃキリがないわ!」
ピカン「でも続けるしかなさそうだ。まだ図鑑や辞書は沢山ある。何とかして最後に繋げよう」
「そうね…最後に答えるのは私達なんだから」
そして私達とポーラの魂はお互い一歩も譲らず、言葉を出しあっていく。
「【ンソテノ】!」
〖【ノトローン】〗
ピカン「【ン・テンポ】」!
〖ポモケン〗
…
そして最後のターン
私の番へと回ってきた。
「ハァハァ、これで最後なのね」
ピカン「そうだね。今は100対0だけど、ここで50%以上とらないと」
「でもラストはシルエットが半分になってしまうから、結果的に100%のシルエットを出さないと負けてしまうわ」
〖ククク、そうだ。そしてそんなものは存在しない。ましてや見つかったとしても半分の50%になって同点。つまり君達の勝ちはなくなったって訳だ〗
ピカン「くっ!さすがに【ん】から始まる言葉はまだあるが、ほぼ真っ黒なシルエットなものなんてないぞ!」
「うーん…まずいわね」
自らが仕掛けた罠
もしかしたら普通に戦っていた方が勝ち目はあったのかもしれない。
いや、ポーラの魂も最後に同じことをしようと、先行を選んだのだろうか。
どちらにせよ、制限時間は迫ってきている。
私は再びピンチに立たされたのだった。
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