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この世界のこと
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始まりはお婆ちゃんのこんな一言から始まった
「シルキーちゃん、図書館に行ってみるかい?」
「図書館ですか?」
この世界にも図書館あるんだ
「この前、ティアナちゃんがきた時に」
「シルキーちゃんの種族について話したでしょう?」
「はい、話しました。」
「でも、そんなに多く聞けませんでした。」
「もうちょっと聞きたかったのですが。」
「そうだ、これを持っていきなさい。」
そう言って渡されたのは小さな本とペンが紋章のように彫られた金色のペンダントだった。
「これは?」
見るからに大事そうだけど?
「それを図書館の人に見せれば、何でも見せてくれるだろうから持っていくといい。」
そんな物を持っているなんて何者なんですかねぇ。
「そうなんですね、ありがとうございます。」
「では、行ってきますね。」
そう言って私は歩き出した
「えぇ、いってらっしゃい♪気を付けてねぇ!」
「はい!」
「あっ!シルキーちゃんに図書館の場所を教えてない!!」
なんて声があったとか
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
家から10分ほどで大通りに出ることができ
大通りでは色んな屋台が出ていていつも賑やかです
まるで前世で小さい頃行った夏祭りみたいな雰囲気が漂ってきます。
あれ?目的地は...図書館だけど
場所はどこだっけ?
そう考えていると大きな声が聞こえてきた。
「新鮮なリンガが入ってるよぉ!うまいぞぉ! 誰か、買わねぇかぁ! 」
大きな声で宣伝している
リンゴみたいなのを売っているあのおじちゃんに聞いてみようかな
「すみません!二個ください」
そういって銅貨四枚を店主に渡す
ちなみにリンガ一個銅貨二枚です!
「はいよ!リンガ二個ね..代金は銅貨4枚だ」
店主のおじさんは銅貨を受け取り
「たしかに受け取ったぜ、ほれ、かわい子ちゃんには一個サービスだ」
ほらっと赤く色づいたリンガ?を一個余分に渡してくる。
買ったリンガは持ってきたバックに入れて尋ねる
「んぁ?どうした?お嬢ちゃん」
「あの、図書館に行くにはどの道を行けばいいのでしょか?」
「図書館か?図書館ならこの道をまっすぐ進んであの教会のところで左に曲がればあるぞ?案内してやろうか?」
親切ですねぇこのおじさん。
「いえ、大丈夫です、教えてくださりありがとうございます!」
「そうかい、気いつけてなぁ。」
「はい!」
八百屋のおじさんと別れ、買ったリンガは持ってきたバックに入れて歩き出す。
おじさんに言われた通りに道を進んでいくと教会があって左に道を曲がるとそこにはレンガで出来ているであろう大きな建物があり。窓にはステンドグラスが使われていて、太陽の光に反射してキラキラ光っているその姿がまるでお城みたいな雰囲気だった。図書館だけど
「おぉ、すごく大きい図書館ですね.....」
建物はヨーロッパのデザインですかねぇなんか古そう
「いらっしゃいませ、ここはこの町随一の図書館です、貸し出しは窓口までお願いします」
「はい、わかりました」
「あの、歴史関連の資料ってありますか?」
「歴史の資料ですか?どの年代のをお探しでしょうか?」
「これを見せるといいといわれてるんですが」
「それは...それでしたら、こちらにです」
案内されたのは奥の書庫に案内された。
そこには100年以上経っているであろう古い書物や最新の論文まで様々な書物がぎっしりと本棚にしまわれていた
その中から歴史にかかわる書物と蚕妖精に関係する書物を探し出す。
書物の中には猿でもわかる魔法入門、種族魔法大辞典、アーサー王伝説があった。
アーサー王伝説は何であったし。ほかの棚に目を走らせていると、ある本が目に止まった。
その本は三百年前に起こった人類対魔族の戦争についての資料だった。
気になってその本に目を落とす。
本によればこの世界では三百年前
人類対魔族の戦争があった
魔族といっても色々な種族の連合のようなもので、魔族は代表として魔族のなかで王をしていた魔王四人が統率していていたようで、魔族には種族ごとに階級制度があったようだ。種族地位は一位から百位までで順位は希少度、能力、知性で判断される。ちなみに蚕妖精は何位かと言うと九位だった
大戦末期人類側が召喚した勇者によって四人の魔王の内三人が倒されたが残る一人の魔王によって人類側の総人口の六割が死んでしまったが魔族側も絶滅する種族も出てきたと記されている。そして絶滅した種族はハイエルフ、真祖吸血鬼、 魔人、ヒッポグリフ、グリーンマン、その他複数。
そして残った一人の魔王に関する書物はなぜか黒く塗りつぶされていた。まるで何かを隠すように。ただ、一つの予言?は決まって塗りつぶされていなかった
その予言はこう書かれている
{許されよ、許されよ 我らの罪を許されよ}
{罪を犯し、感謝を忘れ、今も争う愚かな子らよ}
{いつかの大地、いつかの未来、かの王が目覚めるとき我らはその身をもって知るでしょう}
{大地も・・・空も・・・何もかも終わる頃に・・・}
この予言が何を意味するのか。何を伝えようとしたのかは今となってはもうわからない ただ言えるのは.....この予言は今より近い未来のことを指すのだろうと
話を戻そうか、私の種族蚕妖精は大戦初期に人類側についたが参戦直後に一族の多くがある病に陥ってしまった。
その名は微粒子病
微粒子病に感染すると皮膚に黒褐色の斑点が現れ食欲不振と身体中の麻痺がみられ、口の中には不透明な病斑が現れる。微粒子病は母親、又は父親から伝染し広まること。そして最後には動けなくなり餓死に至る危険な病気だが他の種族には感染しない。まるでこの種族だけを狙うように....
これにより蚕妖精は衰退して絶滅したと考えられてきたと記されていた。
いやこれは病気じゃない....まるで呪い?
でもまぁこれは置いておいて...
次は魔法関連の本も調べてみますか
異世界ファンタジーといえば魔法って決まってるんです!
銃?いえしりませんねそんな時代に合ってないもの
マスケットと大砲ならぎり許せますが
そんなことは置いておいて...魔法関連の棚を見つけました
魔法関連の棚は部屋の入り口から右に進んだところにある五番目から七番目の棚にあります。棚にある書籍はサルでもわかる魔法入門、ドレイクが教える攻撃魔法の極意、生活を楽に!加工、生産魔法全集などなど、色んな魔法があったけど決まってマーリンと言う人物が出てきた。
マーリン...どこかで聞いたことが有るような無いようなぁ
まぁ、すごい人と思っとけばいいや
すごい....いろんな魔法が載ってる...これなら私でもいけるかな
でもティアナさんが言っていたことが本当なら
火の魔法とかの攻撃系は使えないかもなぁ
調べていると、ある古びた本を見つけた。
それは...
「これは......蚕妖精の魔法全集?」
これが...ティアナさんが言っていた種族魔法かな?
見た目はずいぶん古いなぁ多分二百年くらい前のやつか?よくもまぁそんなに残ってるもんですね。
種族魔法は一般的な属性魔法とは違って
書籍には種族魔法はその魔法の開発者の種族しか使えないこと
その魔法を開発したその種族が種族名と魔法名を声に出し特定の詠唱すると使えると書いてあった。
魔法は種族ごとに使える魔法に得意不得意があること
例えばドライアドなら火の魔法が苦手で水や回復の魔法が得意だそうです。
なるほどねぇ、じゃあとりあいずやってみますか!
「種族魔法の魔法の詠唱は.....」
あった!
「ハベトロット ドレーエン」(意味は糸を紡ぐらしい)
展開した魔法陣は緑色の円形で外側には何かの文字が描かれている
光が収まると生成されたのは十センチくらいの白い繭の形をした物体
後日伸ばした時の長さを測ってみると大体1000メートルから1500メートルの長さで驚いた。
白くてとても柔らかくて魔力を帯びたその糸は編むと柔らかいのに衝撃を吸収して軽減するというチート性能
「この糸でハンカチでも織ってみましょうかね」
つづく
「シルキーちゃん、図書館に行ってみるかい?」
「図書館ですか?」
この世界にも図書館あるんだ
「この前、ティアナちゃんがきた時に」
「シルキーちゃんの種族について話したでしょう?」
「はい、話しました。」
「でも、そんなに多く聞けませんでした。」
「もうちょっと聞きたかったのですが。」
「そうだ、これを持っていきなさい。」
そう言って渡されたのは小さな本とペンが紋章のように彫られた金色のペンダントだった。
「これは?」
見るからに大事そうだけど?
「それを図書館の人に見せれば、何でも見せてくれるだろうから持っていくといい。」
そんな物を持っているなんて何者なんですかねぇ。
「そうなんですね、ありがとうございます。」
「では、行ってきますね。」
そう言って私は歩き出した
「えぇ、いってらっしゃい♪気を付けてねぇ!」
「はい!」
「あっ!シルキーちゃんに図書館の場所を教えてない!!」
なんて声があったとか
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
家から10分ほどで大通りに出ることができ
大通りでは色んな屋台が出ていていつも賑やかです
まるで前世で小さい頃行った夏祭りみたいな雰囲気が漂ってきます。
あれ?目的地は...図書館だけど
場所はどこだっけ?
そう考えていると大きな声が聞こえてきた。
「新鮮なリンガが入ってるよぉ!うまいぞぉ! 誰か、買わねぇかぁ! 」
大きな声で宣伝している
リンゴみたいなのを売っているあのおじちゃんに聞いてみようかな
「すみません!二個ください」
そういって銅貨四枚を店主に渡す
ちなみにリンガ一個銅貨二枚です!
「はいよ!リンガ二個ね..代金は銅貨4枚だ」
店主のおじさんは銅貨を受け取り
「たしかに受け取ったぜ、ほれ、かわい子ちゃんには一個サービスだ」
ほらっと赤く色づいたリンガ?を一個余分に渡してくる。
買ったリンガは持ってきたバックに入れて尋ねる
「んぁ?どうした?お嬢ちゃん」
「あの、図書館に行くにはどの道を行けばいいのでしょか?」
「図書館か?図書館ならこの道をまっすぐ進んであの教会のところで左に曲がればあるぞ?案内してやろうか?」
親切ですねぇこのおじさん。
「いえ、大丈夫です、教えてくださりありがとうございます!」
「そうかい、気いつけてなぁ。」
「はい!」
八百屋のおじさんと別れ、買ったリンガは持ってきたバックに入れて歩き出す。
おじさんに言われた通りに道を進んでいくと教会があって左に道を曲がるとそこにはレンガで出来ているであろう大きな建物があり。窓にはステンドグラスが使われていて、太陽の光に反射してキラキラ光っているその姿がまるでお城みたいな雰囲気だった。図書館だけど
「おぉ、すごく大きい図書館ですね.....」
建物はヨーロッパのデザインですかねぇなんか古そう
「いらっしゃいませ、ここはこの町随一の図書館です、貸し出しは窓口までお願いします」
「はい、わかりました」
「あの、歴史関連の資料ってありますか?」
「歴史の資料ですか?どの年代のをお探しでしょうか?」
「これを見せるといいといわれてるんですが」
「それは...それでしたら、こちらにです」
案内されたのは奥の書庫に案内された。
そこには100年以上経っているであろう古い書物や最新の論文まで様々な書物がぎっしりと本棚にしまわれていた
その中から歴史にかかわる書物と蚕妖精に関係する書物を探し出す。
書物の中には猿でもわかる魔法入門、種族魔法大辞典、アーサー王伝説があった。
アーサー王伝説は何であったし。ほかの棚に目を走らせていると、ある本が目に止まった。
その本は三百年前に起こった人類対魔族の戦争についての資料だった。
気になってその本に目を落とす。
本によればこの世界では三百年前
人類対魔族の戦争があった
魔族といっても色々な種族の連合のようなもので、魔族は代表として魔族のなかで王をしていた魔王四人が統率していていたようで、魔族には種族ごとに階級制度があったようだ。種族地位は一位から百位までで順位は希少度、能力、知性で判断される。ちなみに蚕妖精は何位かと言うと九位だった
大戦末期人類側が召喚した勇者によって四人の魔王の内三人が倒されたが残る一人の魔王によって人類側の総人口の六割が死んでしまったが魔族側も絶滅する種族も出てきたと記されている。そして絶滅した種族はハイエルフ、真祖吸血鬼、 魔人、ヒッポグリフ、グリーンマン、その他複数。
そして残った一人の魔王に関する書物はなぜか黒く塗りつぶされていた。まるで何かを隠すように。ただ、一つの予言?は決まって塗りつぶされていなかった
その予言はこう書かれている
{許されよ、許されよ 我らの罪を許されよ}
{罪を犯し、感謝を忘れ、今も争う愚かな子らよ}
{いつかの大地、いつかの未来、かの王が目覚めるとき我らはその身をもって知るでしょう}
{大地も・・・空も・・・何もかも終わる頃に・・・}
この予言が何を意味するのか。何を伝えようとしたのかは今となってはもうわからない ただ言えるのは.....この予言は今より近い未来のことを指すのだろうと
話を戻そうか、私の種族蚕妖精は大戦初期に人類側についたが参戦直後に一族の多くがある病に陥ってしまった。
その名は微粒子病
微粒子病に感染すると皮膚に黒褐色の斑点が現れ食欲不振と身体中の麻痺がみられ、口の中には不透明な病斑が現れる。微粒子病は母親、又は父親から伝染し広まること。そして最後には動けなくなり餓死に至る危険な病気だが他の種族には感染しない。まるでこの種族だけを狙うように....
これにより蚕妖精は衰退して絶滅したと考えられてきたと記されていた。
いやこれは病気じゃない....まるで呪い?
でもまぁこれは置いておいて...
次は魔法関連の本も調べてみますか
異世界ファンタジーといえば魔法って決まってるんです!
銃?いえしりませんねそんな時代に合ってないもの
マスケットと大砲ならぎり許せますが
そんなことは置いておいて...魔法関連の棚を見つけました
魔法関連の棚は部屋の入り口から右に進んだところにある五番目から七番目の棚にあります。棚にある書籍はサルでもわかる魔法入門、ドレイクが教える攻撃魔法の極意、生活を楽に!加工、生産魔法全集などなど、色んな魔法があったけど決まってマーリンと言う人物が出てきた。
マーリン...どこかで聞いたことが有るような無いようなぁ
まぁ、すごい人と思っとけばいいや
すごい....いろんな魔法が載ってる...これなら私でもいけるかな
でもティアナさんが言っていたことが本当なら
火の魔法とかの攻撃系は使えないかもなぁ
調べていると、ある古びた本を見つけた。
それは...
「これは......蚕妖精の魔法全集?」
これが...ティアナさんが言っていた種族魔法かな?
見た目はずいぶん古いなぁ多分二百年くらい前のやつか?よくもまぁそんなに残ってるもんですね。
種族魔法は一般的な属性魔法とは違って
書籍には種族魔法はその魔法の開発者の種族しか使えないこと
その魔法を開発したその種族が種族名と魔法名を声に出し特定の詠唱すると使えると書いてあった。
魔法は種族ごとに使える魔法に得意不得意があること
例えばドライアドなら火の魔法が苦手で水や回復の魔法が得意だそうです。
なるほどねぇ、じゃあとりあいずやってみますか!
「種族魔法の魔法の詠唱は.....」
あった!
「ハベトロット ドレーエン」(意味は糸を紡ぐらしい)
展開した魔法陣は緑色の円形で外側には何かの文字が描かれている
光が収まると生成されたのは十センチくらいの白い繭の形をした物体
後日伸ばした時の長さを測ってみると大体1000メートルから1500メートルの長さで驚いた。
白くてとても柔らかくて魔力を帯びたその糸は編むと柔らかいのに衝撃を吸収して軽減するというチート性能
「この糸でハンカチでも織ってみましょうかね」
つづく
応援ありがとうございます!
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