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第25話 妖精の村 ウェールズ

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シルキーsaido
やあ、皆さんグーテンモルゲン、みんなのアイドルシルキーちゃんです。
いやーめちゃくちゃ怖かったね。もうちょっとで危ない所でしたよ...
そういえば、なんですが。妖精の発祥の地ってどこだと思いますか?
?フランス?スウェーデン?スイス?いいえ違います。
正解はイギリスです。もっとも昔のイギリス人...即ち、ブリトン人です。
ブリトン人に昔から伝わる妖精は人間と同じかもしくは人間より背が高いとされていて、ブリトン族の人々は、妖精は冷たい鉄が苦手であると信じていたようです。 歴史家や神話の研究者は、この迷信の存在から、ケルト族がやってくる前にグレートブリテン島に住んでいた人々の民間伝承が妖精の起源であると推測しているそうですよ。そしてこの世界は色んな国の妖精が存在しているので。
結構おもしろいですよね。....そういえば、蚕妖精のモデルは何なんだろ?
シルキーって名前のシルキー(英:Silky)は、イングランドの伝承で語られる、何世紀にも続く旧家に現れる女の亡霊である。妖精の一種だともいわれている[1]。
シルキーは灰色か白のシルクのドレスを着ている[1]。動いたときにそれが擦れてさわさわと音を立てるため、そこからシルキーと呼ばれるという説もある。
家事などの手伝いをしてくれる妖精である。しかし、怒らせてしまうと嫌がらせをしたり怖がらせたりしてその家から住人を追い出してしまうと言われていたり。イングランドのニューカッスルの近く、ヘドン・ホール(デルドン・ホール)の屋敷に住んでいるシルキーが最も有名である。このシルキーは、屋敷に住んでいる老女たちを手伝って掃除をしたり、暖炉の火の番をしたりしていた。しかし、屋敷の主の代が変わり、次の代の人とは性が合わなかったので、怖がらせて屋敷から追い払ってしまったと言われる。とか...そしてイングランドのノーサンバーランドのブラックヘルドンのシルキーは、部屋が散らかっていたり家事がなされていないと部屋を片づけたり家事をするが、逆に部屋が片づいたり家事がきちんとされていると散らかしたりする、天の邪鬼のような性格を持っていると言われている。んで多分...今行ったやつと糸つぎの妖精ハベトロットが混ざっているんだろうね。それじゃあ長くなりましたが、本編に入りたいと思います。
ではどうぞ。


「はい。来客は久しぶりですし、案内させてください」
優しいですね....
「あの....お名前はなんて言うんですか?」
「ミーティアです。小さな妖精さんよろしくね?あと妖精さんのお名前を聞いていいかな?」私?私はねぇ
「私はシルキーって言います!妖精族です。そしてこっちがティアナさんです。」

「よろしくね。ミーティアちゃん」
挨拶するティアナさん。ちゃん付けなんだ...
「そういえば、ここにくるまでにエルフの方を見かけたのですが...この村に居るんですか?」

「はい。いらっしゃいますよ?エルフの方達も多くこの村に住んでおられます。」
そうなんだ。...この村には結構エルフが住んでいるんだ...
「シルキーちゃんはなんて妖精族なんですか?ふわふわの翅生えているから....もしかして、噂の蚕妖精かな?」
「なんで知っているんですか!」
「え!当たっちゃた?」

「はい。確かに私は蚕妖精ですが...」
何で分かったんだろうか....あっ羽を隠してなかったからかな?
「やっぱりぃ!いやーまさかひさしぶりに来たお客さんが蚕妖精だったなんてえ!」

「そんなに...ここには客が来ないんですか?」

「うん...まぁ前は結構来ていたらしいんだけど、ここ、一週間はパッタリ来なくなっっちゃったんだよねぇ...」
そうですか....こんなに賑やかなのに来ないなんて...ん?そういえば、なんか霧が紫だったり霧が濃かったりしたから。観光客が来ないのもまぁわかるけど...
というか、あの霧一週間前に発生したのか...へぇ...
ん?なんかあるな....あれなんだろ?
ミーティアさんに案内してもらっている途中に近くの家の周りに何かの膜が見えていた。
よーく見てみるとそれは...
「これは...結界?でしょうか?」
しかも高位な結界術式ですよ...これは...流石は妖精の村...魔力の流れから見て
多分魔力をあそこに見える家の前にある門とその周りの木の柵に術式を込めた魔石的なのを起点にして発動しているんだろうな...こりゃ相当高位な魔法師だなぁ...
なんで結界を張っているかは...まぁわかんないけど...
そして道を少し進むと何かの扉らしき建造物が見えて来た。
何の扉だろ?ティアナさんはなんかソワソワしてるし...

「この奥が集会所になっています。」
「そうなんですか....おお!広い!」

集会所に設置された椅子に座っていると奥の扉から複数の人?が出てきて
あれは....
「ようこそ!ウェールズの森へ!」
小さな体に背中に水色の羽をはやしている妖精らしき少女がそう言った。
案内してくれたミーティアさんと似ているから多分姉妹だな。
めちゃくちゃ似てるし。服装とか見た目とか
「どうも...こんにちは」

???「おやおや、人間と妖精が一緒に来るのは珍しいですね」
変な仮面をして濃い紫の服をしたエルフらしき男性とドアーフ?らしき男性が声をかけてきた。なんだこいつ。胡散臭い、と言うかエルフとドアーフって妖精でいいのか?(良いです)
「ここに人間と一緒にくるのは珍しいんですか?」
観光地って聞いたから来てるのかと思ったけど違うのかな
「そうですねぇ...私の生きている限りではなかったですね」
「そもそもこの村に人間が来ること自体珍しいですし、なにより最近はこの村に来る人はほとんど居なかったので」
確かに、あの霧じゃあ、この村に辿り着くことはできないだろうなぁ...
一般人じゃ無理

近くの家から出てきた、人間?のお爺さんが一瞬驚いた顔をして表情でこっちに向かってくる

「帰れ!」
何で?
「お前たち何故ここに来た!此処に来てはいけないのだ!」
「呪われるぞ!!」
呪われる??
「呪われるって何でですか?」

「君もここに来るまでに紫色の煙を見ただろう...」

「はい。ここに来るまでに確かに見ました。」
「あれは...多く魔力を含んでいるが、一般人には毒になるだろう...気をつけたまえ」え!あれマジで毒だったの!?やべぇなこの村。立て札立てとけよ
でも自分、一般人じゃないから毒は意味ないと思う....けど蚕妖精の死因が呪いっぽいんだよなぁ...もしかしたらやばいかも
「毒?何のことですか?ないこと吹き込むのはやめていただきたいのですが。」
胡散臭い仮面を被ったエルフの男が老人の手を掴んで話しかける。
....?
「いや!これは本当の事だ!瘴気に汚染された貴様らにはわからんだろうな!」
老人はエルフの男の手を振り払い、こちらに向かってくる
「.....汚染?」
そんな危険地帯だったのか?
「おやおや、心外ですね。汚染されるわけないじゃないですか。それに彼女に何も症状が無いではありませんか?」確かに症状は何もないけど、それは一般人だからでは?あとティアナさんは騎士なので一般人ではありません。
え?私は大丈夫なのか?だって?ないです。元気いっぱいです。
でも、何かあっては遅いからティアナさんに指示を仰ごう
「ティアナさん...どうします?」
「そうだな...一様あのお爺さんにを聞こうか...」
そうですね...おkです
つづく
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