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スマホの時計が深夜3時を告げる。
それと同時に、僕は、アプリのダウンロードを開始した。しかし、深夜にも関わらず、やはり回線が混み合っているのか、なかなかダウンロードができない。予想していたことではあるけれど、何度もダウンロードに失敗。
スマホ上部に表示されている時計を睨む。時間だけが刻々と過ぎていき、気持ちばかりが焦る。
しかし、焦ったところで、スマホ画面には、もう何度目になるかわからないダウンロード待機を示す画面が、呑気にクルクルと廻り続けるばかりだった。
ゲームの配信開始から30分が経った頃、ようやく、ダウンロード完了の文字が表示された。
「よしっ!」
僕は小さくガッツポーズをすると、急いで、アプリをタップ。待ちに待ったゲームスタートである。
先ずは、故人ステータスの入力っと……
「表記、いきなり間違ってるじゃん。まぁ、リリース直後だし、しょうがないか。後で、余裕ができたら、運営に報告しよ」
1人でぶつぶつと言いながら、個人ステータスである、名前と生年月日、居住区の入力を手早く終える。すると、小気味良い音楽とともに、ブラックホールに吸い込まれていくような演出画面に切り替わり、表示されていた個人ステータスが、グニャリと飲み込まれていった。
個人ステータスが全て飲み込まれ、暗転した画面には、次第にゆっくりと文字が浮かび上がってきた。
“現在イベント開催中
現在の参加人数 98人
クリア人数 0人
イベントに参加されますか?
参加希望の方は、スタートボタンを押してください”
本編開始よりも、先にイベントの参加希望の確認なんて、変わった作り方をしてるなと瞬間的に思うが、アレコレと考えている暇はない。一攫千金を狙うには、イベントをクリアしてさらに、プレミアイベントに参加しなくてはいけないのだ。
イベントクリア者はまだ出ていない。プレミアイベントへの参加は、まだ可能だ。
僕は、表示されたイベントスタートボタンを勢いよく押す。すると、それを合図に、デフォルメされた悪魔のような黒い衣装を纏ったキャラが画面に現れた。
悪魔が、ケケケと意地悪そうに笑いながら大鎌を振るう。
悪魔の大鎌に斬られた画面は粉々に砕け散るエフェクトを撒き散らしながら、新たな画面へと切り替わった。
新たに文字が浮かび上がる。どうやらこれがイベント開始画面らしい。新たな画面を、僕は食い入る様に見つめた。
“【ミッション】
20人の知人に怒りのメッセージを送れ”
それと同時に、僕は、アプリのダウンロードを開始した。しかし、深夜にも関わらず、やはり回線が混み合っているのか、なかなかダウンロードができない。予想していたことではあるけれど、何度もダウンロードに失敗。
スマホ上部に表示されている時計を睨む。時間だけが刻々と過ぎていき、気持ちばかりが焦る。
しかし、焦ったところで、スマホ画面には、もう何度目になるかわからないダウンロード待機を示す画面が、呑気にクルクルと廻り続けるばかりだった。
ゲームの配信開始から30分が経った頃、ようやく、ダウンロード完了の文字が表示された。
「よしっ!」
僕は小さくガッツポーズをすると、急いで、アプリをタップ。待ちに待ったゲームスタートである。
先ずは、故人ステータスの入力っと……
「表記、いきなり間違ってるじゃん。まぁ、リリース直後だし、しょうがないか。後で、余裕ができたら、運営に報告しよ」
1人でぶつぶつと言いながら、個人ステータスである、名前と生年月日、居住区の入力を手早く終える。すると、小気味良い音楽とともに、ブラックホールに吸い込まれていくような演出画面に切り替わり、表示されていた個人ステータスが、グニャリと飲み込まれていった。
個人ステータスが全て飲み込まれ、暗転した画面には、次第にゆっくりと文字が浮かび上がってきた。
“現在イベント開催中
現在の参加人数 98人
クリア人数 0人
イベントに参加されますか?
参加希望の方は、スタートボタンを押してください”
本編開始よりも、先にイベントの参加希望の確認なんて、変わった作り方をしてるなと瞬間的に思うが、アレコレと考えている暇はない。一攫千金を狙うには、イベントをクリアしてさらに、プレミアイベントに参加しなくてはいけないのだ。
イベントクリア者はまだ出ていない。プレミアイベントへの参加は、まだ可能だ。
僕は、表示されたイベントスタートボタンを勢いよく押す。すると、それを合図に、デフォルメされた悪魔のような黒い衣装を纏ったキャラが画面に現れた。
悪魔が、ケケケと意地悪そうに笑いながら大鎌を振るう。
悪魔の大鎌に斬られた画面は粉々に砕け散るエフェクトを撒き散らしながら、新たな画面へと切り替わった。
新たに文字が浮かび上がる。どうやらこれがイベント開始画面らしい。新たな画面を、僕は食い入る様に見つめた。
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