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第97話 魔導書1
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俺が付与した剣でバーサク(狂戦士化)に近い状態で魔獣を狩り捲って来たアイルさんだったが、流石に魔力が切れたらしく本日はこれにて終了と言う事で家路に付く事になった。
しかし……魔力があればまだ狩り続行だったのかもしれない………。
あの子達ほんと怖い。
特級復癒液(エリクサー)を持っている事は黙っておこう……。
俺はうず高く積まれているモンスターを収納して二人の後を追った。
そう言えば、アイルがフラグを立ててたのに強いモンスターに遭遇したりしなかったな。良かった良かった。
ある意味モンスター(女神)には遭遇する事にはなったけど……。
しかし……不老不死で魔法使いたい放題の身体的にも無敵に近い存在……とんでもねぇ事してくれたなあの女神様。
まだ半信半疑ではあるが、夜中にまたこっそり抜け出して試して行こう。
翌朝
「なぁ……アイル。」
「何?」
「あんまりモンスターを狩り過ぎるとこの辺りの生態系が崩れたりしないのか?」
「せいたいけい?何それ?」
どうやら生態系の認識自体がないみたいだな。
「この辺のモンスターを狩り過ぎると悪影響とか出ないのか?狩り過ぎて今後、モンスターの数が減ったり、弱いモンスターがいなくなる事でそれを餌にしている強い魔獣が村に出てきたりするんじゃないか?」
俺の前の世界でも人間が動物の住処を奪い、食料が取れずに街中まで降りてきて人に危害を加える事件が毎年の様に報道されていた。
動物として食らう物であれば、どの世界でも共通に起こりえる事だろう。
「大丈夫よ。モンスターなんて腐る程いるんだから。昨日程度の数を狩った所で影響なんてないよ。」
「今日はお姉ちゃんより、狩って(勝って)やるんだからぁ!!」
「ねぇ……昨夜、少し考えたんだけど、今日は昨日倒したモンスターを換金しに行かない?」
「え~?お姉ちゃんどうしてぇ?」
「ほら、私達、ルク・スエルで調査隊として働くでしょ?向こうで住む為に入用になる道具とか買っておいた方がいいかなって思ってさ。」
「え!?ルク・スエルに行くのぉ?やったぁ!!また図書館行くぅ!」
俺の意思を無視して今日の予定が組まれていく。
ま、いいんだけどさ。
居候の身だし……。形見狭いし。
しかしソフィちゃんと一緒に図書館で魔法の勉強をするのもいいかもしれない。
また魔法効果を知らずにとんでもない魔法を使ったり属性付与したらマズイからな……。
「何じゃ、お前達、またルク・スエルに行くのか?」
「「うん!!」」
「余りパンツ君を困らせるんじゃないぞ?」
「じゃぁ私も行こうかしらね!」
「お母さんも行く?」
「当たり前じゃない!」
「じゃぁ、ワシも行こうかのぉ。」
「あなたは村長の仕事があるでしょ。ダメです。」
「……はい。」
コフィさんはガガンさんに有無を言わせずにピシャリと言い放つ。
ガガンさん、完全にコフィさんの尻に敷かれてるな。
これで家庭が上手く行ってるならいいけど。
「朝食食べたら早速行こう!!」
「「おおぉぉおぉ~!!」」
「「はぁぁ~……」」
俺とガガンさん二人で溜息を付く。
「パンツ君、大変だと思うけど女衆の事、宜しく頼むよ。」
「……はい。」
「そうじゃ。一つ頼みがあるんじゃが、ステフの所から酒を貰って来てくれんか。」
「お酒ですか?いいですよ。晩酌でもするんですか?」
「止めておった訳ではないんじゃが、久々に飲むとやはり酒はええのぉ。」
「ガガンさん、酒に溺れない様にして下さいね?お仕事忙しいとは思いますけど……。」
「大丈夫じゃ!ワシ、こう見えて酒は弱いから!!」
それは胸を張って言う事じゃないと思いますけど……。
「ほら!!パンツ!早く行くよ!!」
「お兄ちゃ~ん!!行くよぉ~!!」
アイルとソフィちゃんに促されて俺は空間転移(ワープ)の魔法を発動する。
「「「じゃ、行ってきま~す!!」」」
ガガンさんを残して俺達は再びルク・スエルへと降り立った。
「寂しいぃのぉ……。」
ガガンさんを一人残して、女性陣3人と俺はルク・スエルへ移動する。
そしてコフィさんとアイルは買い物組、俺とソフィちゃんは図書館組と分かれる。
「お兄ちゃん、魔法に興味出てきたの?ソフィ嬉しいよぉ!」
ソフィちゃんはそう言うと、俺の手を握り上下にブンブン振る。
「興味……と言うか、魔法の効果を知っておかないとおちおち魔法使えないしね。」
「?どーゆー事?」
「余り強い魔法を使ったりすると面倒事に巻き込まれるだろ?」
俺は記憶にあるラノベを思い出す。
チート能力を使って周囲を驚かすラノベだ。
『あれ?俺、何かやっちゃいました?』とか。
以前も誓ったけど、俺は絶対そんな事しないぞ!!
……ってもうやらかし気味ではあるんだけど…。
まだそこまで周囲からツッコまれてないから大丈夫の筈!……と思いたい……。
まだ俺の規格外の力を知っているのはアイルとソフィちゃんとガガンさんぐらい……。
それでも口止めしている状態ではあるのだが………アイルはお口が軽いから心配だ。
空間移動(ワープ)の事も危うくバラしそうになったし……先が心配だ……。
しかし……魔力があればまだ狩り続行だったのかもしれない………。
あの子達ほんと怖い。
特級復癒液(エリクサー)を持っている事は黙っておこう……。
俺はうず高く積まれているモンスターを収納して二人の後を追った。
そう言えば、アイルがフラグを立ててたのに強いモンスターに遭遇したりしなかったな。良かった良かった。
ある意味モンスター(女神)には遭遇する事にはなったけど……。
しかし……不老不死で魔法使いたい放題の身体的にも無敵に近い存在……とんでもねぇ事してくれたなあの女神様。
まだ半信半疑ではあるが、夜中にまたこっそり抜け出して試して行こう。
翌朝
「なぁ……アイル。」
「何?」
「あんまりモンスターを狩り過ぎるとこの辺りの生態系が崩れたりしないのか?」
「せいたいけい?何それ?」
どうやら生態系の認識自体がないみたいだな。
「この辺のモンスターを狩り過ぎると悪影響とか出ないのか?狩り過ぎて今後、モンスターの数が減ったり、弱いモンスターがいなくなる事でそれを餌にしている強い魔獣が村に出てきたりするんじゃないか?」
俺の前の世界でも人間が動物の住処を奪い、食料が取れずに街中まで降りてきて人に危害を加える事件が毎年の様に報道されていた。
動物として食らう物であれば、どの世界でも共通に起こりえる事だろう。
「大丈夫よ。モンスターなんて腐る程いるんだから。昨日程度の数を狩った所で影響なんてないよ。」
「今日はお姉ちゃんより、狩って(勝って)やるんだからぁ!!」
「ねぇ……昨夜、少し考えたんだけど、今日は昨日倒したモンスターを換金しに行かない?」
「え~?お姉ちゃんどうしてぇ?」
「ほら、私達、ルク・スエルで調査隊として働くでしょ?向こうで住む為に入用になる道具とか買っておいた方がいいかなって思ってさ。」
「え!?ルク・スエルに行くのぉ?やったぁ!!また図書館行くぅ!」
俺の意思を無視して今日の予定が組まれていく。
ま、いいんだけどさ。
居候の身だし……。形見狭いし。
しかしソフィちゃんと一緒に図書館で魔法の勉強をするのもいいかもしれない。
また魔法効果を知らずにとんでもない魔法を使ったり属性付与したらマズイからな……。
「何じゃ、お前達、またルク・スエルに行くのか?」
「「うん!!」」
「余りパンツ君を困らせるんじゃないぞ?」
「じゃぁ私も行こうかしらね!」
「お母さんも行く?」
「当たり前じゃない!」
「じゃぁ、ワシも行こうかのぉ。」
「あなたは村長の仕事があるでしょ。ダメです。」
「……はい。」
コフィさんはガガンさんに有無を言わせずにピシャリと言い放つ。
ガガンさん、完全にコフィさんの尻に敷かれてるな。
これで家庭が上手く行ってるならいいけど。
「朝食食べたら早速行こう!!」
「「おおぉぉおぉ~!!」」
「「はぁぁ~……」」
俺とガガンさん二人で溜息を付く。
「パンツ君、大変だと思うけど女衆の事、宜しく頼むよ。」
「……はい。」
「そうじゃ。一つ頼みがあるんじゃが、ステフの所から酒を貰って来てくれんか。」
「お酒ですか?いいですよ。晩酌でもするんですか?」
「止めておった訳ではないんじゃが、久々に飲むとやはり酒はええのぉ。」
「ガガンさん、酒に溺れない様にして下さいね?お仕事忙しいとは思いますけど……。」
「大丈夫じゃ!ワシ、こう見えて酒は弱いから!!」
それは胸を張って言う事じゃないと思いますけど……。
「ほら!!パンツ!早く行くよ!!」
「お兄ちゃ~ん!!行くよぉ~!!」
アイルとソフィちゃんに促されて俺は空間転移(ワープ)の魔法を発動する。
「「「じゃ、行ってきま~す!!」」」
ガガンさんを残して俺達は再びルク・スエルへと降り立った。
「寂しいぃのぉ……。」
ガガンさんを一人残して、女性陣3人と俺はルク・スエルへ移動する。
そしてコフィさんとアイルは買い物組、俺とソフィちゃんは図書館組と分かれる。
「お兄ちゃん、魔法に興味出てきたの?ソフィ嬉しいよぉ!」
ソフィちゃんはそう言うと、俺の手を握り上下にブンブン振る。
「興味……と言うか、魔法の効果を知っておかないとおちおち魔法使えないしね。」
「?どーゆー事?」
「余り強い魔法を使ったりすると面倒事に巻き込まれるだろ?」
俺は記憶にあるラノベを思い出す。
チート能力を使って周囲を驚かすラノベだ。
『あれ?俺、何かやっちゃいました?』とか。
以前も誓ったけど、俺は絶対そんな事しないぞ!!
……ってもうやらかし気味ではあるんだけど…。
まだそこまで周囲からツッコまれてないから大丈夫の筈!……と思いたい……。
まだ俺の規格外の力を知っているのはアイルとソフィちゃんとガガンさんぐらい……。
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