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旅立ち
街を出る前に 1 改稿
しおりを挟むギルドを出た暁彦は急いで宿探しする。
宿を決めて宿の女将さんに武器屋の場所を聞いて、その武器屋で長剣と防具を購入した。
途中服屋も見掛けたので寄る事にしたのだが。
店の中にある服がどうにも…薄汚れていて買う気にはなれずに悩んでいる。中古の服を購入して、そのあとから多少手を加えて綺麗にしてから売り物にしてあるのだろが……どうも……。
服は手に取る事が出来たので、服を触って見ると手触りがゴワゴワする。それに、良く見ると若干だが、服に付いた汚れが取り切れてないのである。
これは、中古も良いところだな……。無理して買わなくても良いな?と、服を見ていたら店のおばち……ゲフンゲフン。お姉さんに、声をかけれる。だが、逆に俺の服に興味を持ったらしく俺の着てる服を売ってくれとせがまれた。
お姉さんによると、この世界の服は平民だと中古の服が多いらしい。
多少裕福なら、オーダで服を作るのが普通との事だ。
なので、俺の服が仕立ての良い上物なので売っくれと言うが。断る事にした。
「どうしても、売ってくれないのかい」
「ええ、気に入ってるんですよ。これ」
これといってシャツの肩辺りを摘まんで見せる。
「………あっ、そうだ」
「なんだい?!」
と、目を輝かせる。お姉さんが食い気味で聞いてくる。
「何か別なものが、あるのかい?」
「いえ、売れる様な物はないですが。魔物の毛皮なら持ってますが…」
でも…いらないでしょ?と、お姉さんの顔を見る。
「はぁ~、毛皮かい?うちは、仕立て屋もやってるから買取りできるよ。どんな毛皮があるんだい?」
「そんな大きな物では……無いのですが」
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《あっこれ!長くなるやつだ、すみませんお付きあいください。》
服屋だけで3話にもなるかも。
お読み頂きありがとうございます。
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