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新たな町へ
33話 注文してみた。 改稿
しおりを挟む女将に案内されたテーブルの椅子を引いて座って店でだしてる料理を一応聞いてみる。
まあ、この世界にきたばかりで、メニューなんぞ聞いてもわからんが。一応は聞く。
「今日の、メニューはなんですか?」
笑みを浮かべて聞いてみる。
「今日は~、ちょっと待ってておくれよ」
女将は、食堂の奥の厨房に行き女将の旦那っぽい…いや従業員かな?に声をかけなにか話してる。声が聞こえる。俺って耳も良いんだ。今知ったよ。
「あんた、今日のお薦めは何だったかね?」
すると、デカイ体格の男が出てきて料理の説明をしているようだ。女将はその説明を聞き終わったのか、女将が席まで戻って来た。
「悪かったね、今日のお薦めは、マボのムニエルに角ウサギのスープ、野菜の湯でたのと、黒パンだそうだよ」
全く聞いたことがない、マボってなんだ?
魚か? 分からないが頼んでみる。
「じゃ、それでお願いします」
「はいよ!お代は、あら、いくらだったかね?あぁそうだ、大銅貨7枚と銅貨5枚になるよ」
またか、イラってなる。じゃこれで、銀貨一枚渡す。
「お、お釣りだね待っててね」
おかみさんが、厨房にオーダーを通しに行った。
料理が出来る間、何か飲みたいと思ったので女将に聞いてみた。
「すみません、あの女将さん?」
「なんだい?お釣りなら今渡すよ」
「お釣りもですが。なにか、飲む物は何かありますか」
「飲み物なら、水は鉄貨6枚、あとは、酒になるね」
「お酒は、何がありますか?」
「ワインに蜂蜜酒と、果実酒だ。どれも大銅貨8枚だ」
足算意外は、すんなり言えるんだな。
「なら、蜂蜜酒下さい。さっきのお金に追加で」
もう一枚銀貨を渡す。
「あいよじゃお釣りが、えっと、大銅貨4枚と、銅貨5枚だね」
「飲み物は、待ってておくれ?その内食事も出来て来るからね」
女将が計算出来ないのは、大丈夫なのかな?
注文が終わると暫く暇である。なんとなく食堂に居る人の目線が痛いが、気にせずにいよう。
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