ある日仕事帰りに神様の手違いがあったが無事に転移させて貰いました。

いくみ

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新たな町へ

40話 宿替えを考えるか? 改稿

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 ん~朝か~眠い。ベッドの上でごろっりと寝返りを打つ暁彦。
 あまりにも、ベッドの寝心地は最高でまだ寝てたい気持ちに駆られる。
 うう~二度寝したいその気持ちが強いので、まだ目が臼ぼんやりとしか意識が覚めていない。
 だが、そろそろ起きねば………ナビが居ないんだった。。

 二度寝の誘惑に打ち勝ち暁彦は目を開けると、知らない天井だ!と呟やいたが、当たり前だな馬鹿な事した。
 このボケにも、ナビからの突っ込みが無いのは寂しい。



「ん~~ふぁ~!いま何時?」

 大きく伸びをして、ナビからの答えを待つが……ない。ナビさんまだ拗ねてるのかなぁ~。長いね?
 でもまぁ、俺も悪かったけどさっ!

 にしても、未だそんなに遅くない時間なのかね? 時間は……なんだ、まだ朝の6つ前だよ。
 ベッドの中で二度寝も出来ずに、ウダウダと考える。
 
 あ~もう良いや!起きよう!

 顔を洗いに行きますかね?水場が外らしいのでジーパンにTシャツと、サンダルと言うとラフな格好で下に降りる。

 宿の朝は早いらしく、もうロビーで音がすし食堂からも音がする。はや!



「あ!アキ君おはよう」

 階段を降ると声を掛けられた。

「おはようございます…」

 馴れ馴れしいのは変わらないと。
 それから早起きなんだね宿の子は。

 しかしグイグイ来るな。昨日あんなに覚めた態度を取ったのに、全然響いてないのか?それに、本当に苦手。あ~もうさ、いっそ宿替えようかな?

「ねえアキ君、また今日も変わった格好してて、その…カッコいいね? お兄ちゃんは、アキ君を見習って欲しいな」

 …………お兄ちゃん?

「メリダちゃん、お兄ちゃん居るんだ?」

「うん!あっ、お兄ちゃん。この人がお父さん達が言ってた、アキ君だよ!」

「メリダ!お客さんに失礼だろ!すみません。僕マルクと言います」

「えっあぁ、アキヒコと言います。さっそくですが、顔を洗いたいのですが、水場所在りますか?」

「それなら、中庭に出ると小屋があって。その中に井戸が在るので、そこを使って下さい」

 ここから出れますと、案内をしてくれた。 

「ありがとう。それじゃ使わせて貰いますね」

 マルク君に連れられて、中庭に出ると直ぐに小屋があった。

 その中に入ると、床は土ではなく砂利が敷き詰められていた。水捌け良くしてるのかな?
 それで、井戸の近くに行くと棚があってそこに桶が置いてあった。

「マルク君、ここを使うのかい?」

「そうです、ではごゆっくり」

 ありがとうと、いってマルク君を見送るとまた小屋を眺める。

 えっと?井戸かぁ~でもさぁここ、釣部も無いしガチャポンプでもないのか。井戸水、桶は紐で唯縛ってあるだけだ。これをを使うのか「よっと」桶を、井戸の中に投げ入れて水を汲む。
そして、汲んだ水を鑑定する。

 にしても、桶がぬるぬるしてて…ここまで掃除ができてないのか……。
 これが現実かぁ…日本の清潔な環境が恋しい暁彦だった。

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