ある日仕事帰りに神様の手違いがあったが無事に転移させて貰いました。

新たな町へ

55話 商業ギルドも……×なの？ 改稿

　

　金を受け取る為に、カウンターで暫く待つと受付の男が金が乗るトレーを持って戻って来た。

　良かったよぉ～、此処のところ全てにおいてトラブルが付いて来たからな、今回は何も無さそうだね。

　さっきの嫌な感じはどうやら俺の気の所為だった様だ！

《主…それはフラグでは？》

『…ナビ、覚えたね？』

「お待たせしました。では、此方が回復薬の代金になります。お確かめ下さい」

　渡された貨幣を数える。ええっと……先に2枚後は……10…15と………よしあるよ。

「確かにあります。有り難う御座いました」

「いえいえ、こちらこそ、まだ良い品がありましたら。お売り下さいね……坊や」

　ぼ、坊や……怖！
　なんか怖いんですけど…。

　でも……何かすんなり行き過ぎて本当に怖いんだけど……。
　なんだろう？俺の気の所為かな？
　何故か怪しいと、俺の感が動いてたんだけど…。
　もう！違うの？正解なの？どっちなのかが、わからん。
　まあ外に出ればわかるのかな？そう思って、そそくさと商人ギルドを出る。

　よ、よし無事に？ギルドを出た。
　本当にハラハラしたよぉ～怖かったよ～。
　だけど念の為に、マップ表示！俺を狙う奴ら赤表示。

　すると、なんて事だ！今出来た商人ギルドから赤い点が4つ出てくるよ。どうしてかなぁ～！ここはわざと捕まってみるのもあり？

《バカを言わないでください！》

『はい、ごめんなさい。自分が可愛いです』

　怒られちゃったよ、だったらどうする？
　あっ、ここは外だよねなら歩きながらもう少し人気のない所で上に飛んで逃げるか！
　で、素早く歩いて誰もいない場所まで来ると【フライ】おっとと、危ねぇ。

　「よっ屋根に上がれたぞ！」

　人の家の屋根づたいに歩いて、商業ギルドのそばまで来ると屋根の上からそぉ～っと下を見ふ。すると…赤い点の四人がギルドを出てうろうろしてる。

　あの人ら、俺の後を付けて俺を捕まえてから回復薬の出所を問い質すか、脅すかのどっちかだったんだろうなぁ～。
　まったく…本当にこの町駄目だ次に行こう。

『ナビさん』

《はい？》

『何かさっ、もっと治安の良い町無いの??　アルシャの世界ってこんな感じなの？』

《・・・・・・・》

　ナビさん？何故無言ですか？
　何か言ってよ～