ある日仕事帰りに神様の手違いがあったが無事に転移させて貰いました。

いくみ

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新たな町へ

76話 宿での騒動 21 改稿

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 帰ろうとする俺をバンス隊長が止める。

 腹減ってるんですよ俺はもうさぁここから出たいの俺は!

「まぁ、待てアキヒコ君」

「な、なんですか?」

「ほら、まだ金の話が終わって無いぞ!」

 か、金の話し……ああ懸賞金がどうとかの話しか。別に要らないけど…。
 それよりは、ギルドで魔物を売りたい。アイテムボックスの中に結構入ってる。俺は、あれを売りたいのだが……。冒険者ギルドとは、疎遠になっちゃっから次の町に行かない行けないのに…。

 足止めすんなよぉ……

「ああ、そんな事を……言ってましたね?」

「そうだ、賞金は女盗賊親子とは思わなかったがな。その金と、後は掏摸の賞金と併せると大金貨3枚と金貨4枚だ。これらの金が冒険者ギルドから出す事になるそうだ。それと、奴隷商人からの金がまぁ……、此方は少ないが大銀貨8枚だな」



 ん……大金貨3枚、金貨4枚?
 え、円換算だと340万か、えっ……。

「えぇぇぇーーーー、そんなに?ですか?あと8千円は置いといて、えぇ~!」

「後は、この町の領主にも会って貰う事になるのでな。暫くはこの町に滞在して貰うぞ。くれぐれも、町から出て行くなんてしないでくれ」

「ちょと、ちょっと待って下さい。り、領主様に合う? 冒険者ギルドから賞金が出る? あっ!パ、パトリックさんはどうなります?」

「ん? パトリックとは誰だ?」

「た、隊長!今回の賞金首が潜伏していた宿の主人ですよ」

「あぁ……知らん!ワハハハ」

 ドタッと、コケそうになる。
 まるで漫才を見ているようだな。(笑)

「た、隊長ぉー。勘弁した下さいよ!私からちゃんと報告してま居りますが?」

「……そうだったか?儂も年かな?ハハハ」

 豪快に笑うけど…このおっさんヤベェ~!マジ!脳筋だよこの人。

「隊長ぉ~」

 頭を抱える騎士さん。

 ハハハッ、苦労人なんだなこの騎士さん。

 御愁傷様です。

 しっかし………腹へった。

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