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新たな町へ
152話 事の顛末を聞く。
しおりを挟むさて、騎士の二人の食事が終わり、今は俺の部屋に来て貰い話を聞いて居るところだ。
「でな、なんでお前を拐いたかったのか。それはお前を、性奴隷にしたかったそうだよ」
「はぁ?マジか。なんだそれ!!」
キモイ!!キモイ!うぇ~。サブイボが立った!
「だよな?俺もそう思うよ。だがな……他にも言ってたぞ。回復薬の出処も知りたかったとか。お前の持ち物が目当てだ。とも言っていた」
まぁ、これみよがしに贅沢品を嫌味で出して見せたしな。だが、それとこれとは話が違うな?最初にお茶に眠り薬を仕込んだの、はあっちだしな!
「完璧に……。犯罪者思考じゃないですかそれ。良く、ギルドマスターなんかになれましたね?」
くっそ!あのスケベ親父!!殴りてぇ~!!
「はぁ~本当に捕まって良かった。ありがとうございました。これで安心ですね。暫く……は」
「でも、もうないだろう?もうすぐ、領主と合うんだろ」
「ええ、そう聞いてますよ?」
「で、当日はどうするんだ?」
「あぁ、詰所で待ち合わせて、隊長が領主邸に付き添って頂けるそうですよ?」
「そうなのか?なら安心だな」
「そうだな」
「お二人共、ありがとうございます。わざわざ知らせてくれて、そう言えばワルドって結局どうなるのです?」
気になったので聞いてみた。
「奴は、まぁ奴隷落ちだろうな?強制労働で鉱山行きだ」
「へぇ~」
奴隷ね!
良かったぁ~、直ぐに牢から出て来られても困るし。
「それと、奴の命令で動いてた奴らも、芋づる式で捕まるだろうから、暫くは俺らが大変だ。しかも、明日から祭りも始まるしな」
面倒だとアルムがいう。
「ほんとだな?だがここの飯を目当てにして、頑張るぞ俺は!!」
「ロバロお前は……」
「ハハハ。じゃぁ、とびきり旨い飯をだして貰う様に、パトリックさんに頼んでおきますよ?」
「おお、そうしてくれ。期待してるぞ!」
「さて!それじゃ明日も早いからな、俺らは帰るよ?アキヒコ君も祭り楽しんでくれ?じゃあな!」
「今日は、ありがとうございました。じゃあまた、お休みなさい。気をつけて」
と言って二人を部屋から送り出した。
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