291 / 763
新たな町へ
241話 奴隷商
しおりを挟むギルマスから、教えられた奴隷を扱う店の前に立つ。
『な、なんだか暗い雰囲気だねぇ?まぁ扱ってるのが……奴隷なんだから、問題無いのだろうけどね?』
《それは、当たり前です。この世界の奴隷の仕組みは、重犯罪者奴隷は、直ぐに鉱山で労働する様ですね。したがって、ここに居るのは借金奴隷が大半です。まぁ、借金奴隷にも色々種類はありますが》
店先で中に入りもせずに、突っ立ってると店から人が出てくる。
「なんだ?店の前に突っ立つって?何か用か?ガキ?」
厳つい大男が俺に話し掛けてくる。
「ええっと、ここ奴隷商で合ってます?」
「ああ、何の用だ?奴隷でも買うのか?なら、中に入れ!今店主を呼ぶ」
そう言って、親切?に店の中へ案内された。
店の中は、入口を入るとロビーのような部屋でそこで待たされる。
最初に声を掛けて来た大男は、そのまま店の奥に消えて行った。
そして、さき程の厳つい男と一緒に細身の身形が良い男が奥から出てきた。
「ようこそ、いらっしゃいました。私はここの店主で、メルバルンと申します。なにやら当店に、ご用だとか?」
この店の店主だと言う男は、俺の姿を舐める様に見てくる。(キモイ!)
まぁ。ここは我慢だ!
「ええっと………ここで、奴隷を買えると聞いて来たのだが……ああ!これ紹介状だ」
懐から、ギルマスに渡された紹介状をメルバルンに手渡す。
「はぁ………お預かりします…………………。こ、これは、偽物ではないですね?ギルマスの紹介なら仕方がないですね?さて、どういった条件でお探しですか?」
「先ずは、畑仕事が出来る者と腕の立つ者がいいな?あとは、読み書きと算術が出来る者と料理が出来る者を。ざっと8人程だ」
「では、ご覧になりますか?」
「ああ、宜しく頼むよ?」
では、此方へとへと建物の奥に案内をされる。
案内され場所はやたら広いが、檻があちら此方に積み重ねてあり、余り衛星的に環境が宜しくはなかった。
「う!これは………(酷いね)」
「ハハハ。こういう場所は始めてですか?」
「ええ、私が育った国は奴隷という者は居ませんでしたらからね」
「そんな、国があるのですか?なんと世界は広い!さぁ、お探しの奴隷ですが………、取り敢えずお好きに見て回って下さい。私はここに居りますので」と言ってニヤリと笑う。
「好きにですか………なら見せて貰いますね?」
なら、一つ一つの檻に居る人を鑑定しながら見て回ろうか?
先ずはここから…………。
借金奴隷に、軽犯罪者か………年は36才29才25才40才の4人が入る牢ね。
次ぎも借金奴隷………ここはそれだけの牢ね。
中は、15才13才12才16才で農家の口減らしね?
その他もそんな感じだな。
檻の中の人と、話し掛たいが………。
「なぁ!メルバルンさん?」
「なんでしょうか?」
「ちょっと話したいから、今から指をさした人と別室で話したい………」
「構いませんよ?でしら、私が伺いますよ?」
そう言って俺の隣にくる。
「なら、あの子供と………………」
「分かりました、この15人ですか………。別室を儲けますので此方にどうぞ」
48
あなたにおすすめの小説
あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~
深楽朱夜
ファンタジー
13人の神がいる異世界《アタラクシア》にこの世界を治癒する為の魔術、異界人召喚によって呼ばれた主人公
じゃ、この世界を治せばいいの?そうじゃない、この魔法そのものが治療なので後は好きに生きていって下さい
…この世界でも生きていける術は用意している
責任はとります、《アタラクシア》に来てくれてありがとう
という訳で異世界暮らし始めちゃいます?
※誤字 脱字 矛盾 作者承知の上です 寛容な心で読んで頂けると幸いです
※表紙イラストはAIイラスト自動作成で作っています
異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?
よっしぃ
ファンタジー
よう!俺の名はルドメロ・ララインサルって言うんだぜ!
こう見えて高名な冒険者・・・・・になりたいんだが、何故か何やっても俺様の思うようにはいかないんだ!
これもみんな小さい時に頭打って、記憶を無くしちまったからだぜ、きっと・・・・
どうやら俺は、転生?って言うので、神によって異世界に送られてきたらしいんだが、俺様にはその記憶がねえんだ。
周りの奴に聞くと、俺と一緒にやってきた連中もいるって話だし、スキルやらステータスたら、アイテムやら、色んなものをポイントと交換して、15の時にその、特別なポイントを取得し、冒険者として成功してるらしい。ポイントって何だ?
俺もあるのか?取得の仕方がわかんねえから、何にもないぜ?あ、そう言えば、消えないナイフとか持ってるが、あれがそうなのか?おい、記憶をなくす前の俺、何取得してたんだ?
それに、俺様いつの間にかペット(フェンリルとドラゴン)2匹がいるんだぜ!
よく分からんが何時の間にやら婚約者ができたんだよな・・・・
え?俺様チート持ちだって?チートって何だ?
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
話を進めるうちに、少し内容を変えさせて頂きました。
最初から最強ぼっちの俺は英雄になります
総長ヒューガ
ファンタジー
いつも通りに一人ぼっちでゲームをしていた、そして疲れて寝ていたら、人々の驚きの声が聞こえた、目を開けてみるとそこにはゲームの世界だった、これから待ち受ける敵にも勝たないといけない、予想外の敵にも勝たないといけないぼっちはゲーム内の英雄になれるのか!
転生したらスキル転生って・・・!?
ノトア
ファンタジー
世界に危機が訪れて転生することに・・・。
〜あれ?ここは何処?〜
転生した場所は森の中・・・右も左も分からない状態ですが、天然?な女神にサポートされながらも何とか生きて行きます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初めて書くので、誤字脱字や違和感はご了承ください。
異世界帰りの最強勇者、久しぶりに会ったいじめっ子を泣かせる
枯井戸
ファンタジー
学校でイジメを受けて死んだ〝高橋誠〟は異世界〝カイゼルフィール〟にて転生を果たした。
艱難辛苦、七転八倒、鬼哭啾啾の日々を経てカイゼルフィールの危機を救った誠であったが、事件の元凶であった〝サターン〟が誠の元いた世界へと逃げ果せる。
誠はそれを追って元いた世界へと戻るのだが、そこで待っていたのは自身のトラウマと言うべき存在いじめっ子たちであった。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
前世は最強の宝の持ち腐れ!?二度目の人生は創造神が書き換えた神級スキルで気ままに冒険者します!!
yoshikazu
ファンタジー
主人公クレイは幼い頃に両親を盗賊に殺され物心付いた時には孤児院にいた。このライリー孤児院は子供達に客の依頼仕事をさせ手間賃を稼ぐ商売を生業にしていた。しかしクレイは仕事も遅く何をやっても上手く出来なかった。そしてある日の夜、無実の罪で雪が積もる極寒の夜へと放り出されてしまう。そしてクレイは極寒の中一人寂しく路地裏で生涯を閉じた。
だがクレイの中には創造神アルフェリアが創造した神の称号とスキルが眠っていた。しかし創造神アルフェリアの手違いで神のスキルが使いたくても使えなかったのだ。
創造神アルフェリアはクレイの魂を呼び寄せお詫びに神の称号とスキルを書き換える。それは経験したスキルを自分のものに出来るものであった。
そしてクレイは元居た世界に転生しゼノアとして二度目の人生を始める。ここから前世での惨めな人生を振り払うように神級スキルを引っ提げて冒険者として突き進む少年ゼノアの物語が始まる。
R・P・G ~女神に不死の身体にされたけど、使命が最低最悪なので全力で拒否して俺が天下統一します~
イット
ファンタジー
オカルト雑誌の編集者として働いていた瀬川凛人(40)は、怪現象の現地調査のために訪れた山の中で異世界の大地の女神と接触する。
半ば強制的に異世界へと転生させられた凛人。しかしその世界は、欲と争いにまみれた戦乱の世だった。
凛人はその惑星の化身となり、星の防人として、人間から不死の絶対的な存在へとクラスチェンジを果たす。
だが、不死となった代償として女神から与えられた使命はとんでもないものであった……
同じく地球から勇者として転生した異国の者たちも巻き込み、女神の使命を「絶対拒否」し続ける凛人の人生は、果たして!?
一見頼りない、ただのおっさんだった男が織りなす最強一味の異世界治世ドラマ、ここに開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる