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新たな町へ
246話 面接 5
しおりを挟む「失礼します………」
おや?気が弱そうだけど……感じは良いね?
「どうぞ、座って下さい」
「あ!はい」
オズオズと座る。
「お名前、教えて下さい?」
「あ!イリヤです」
「お年は?」
「あ!20才です」
「ここへはどうして?」
「あ!えっと………私は、元々貴族様のお宅に務めてたメイドで………」
「売られた?それとも………」
「………」
言いたくないか?
「ええっと、メイドと聞きましたが?仕事は全般出来ますか?」
「あ!はい!で、出来ます」
鑑定
ステータス
名前 イリヤ
種族 人間種
年齢 18才
職業 元子爵家メイド 奴隷
レベル 2
HP 15
MP 20
体力 30
魔力 15
生活魔法
スキル
なし
『スキル無しって……居るんだ?』
《当たり前です!》
『すみません……』
「えっとうちに来てもメイドの仕事を頼むと思いますが……それでも良いですか?」
「あ!は、はい!それしか出来ませんので……」
「分かりました。次の人と替わって下さい」
「あ!はい……」
「あ!」が口癖ね?鬱陶しいかな?
そしてまた、次の人とが入ってくる。
「どうぞ?座って下さい」
「…………」
なにも言わずに据わるね?と………。
ここからは、出たくないのかね?まぁ良いや。
「お名前と、お年は?」
「………」
仕方ない取り敢えず、一応鑑定………。
鑑定
ステータス
名前 カシュー
種族 人間種
年齢 20才
職業 元冒険者 奴隷 呪い
レベル 90
HP 150
MP 100
体力 250
魔力 100
生活魔法
スキル
風魔法 火魔法 土魔法 水魔法
おお!今までで一番良い人材だけど………呪い?
…………なんで?
「えっとカシューさん?で良いですか?」
すると、カシューと呼ばれた男が目を見開いて口をパクパクとさせる。
あぁ、声が出なかったのかその他にもあるのかな?
そして涙をながす。
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