ある日仕事帰りに神様の手違いがあったが無事に転移させて貰いました。

いくみ

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新たな町へ

520話 俺は!女じゃねぇよ! 改稿

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 ギルマス達が戻る間に茶を飲みつつ、メルさんやギルマス達を待つ暁彦達三人だが…。
 結構な時間待たされてないかな?そろそろ屋敷に帰りたいのだが?

 カナルとカシューだけでも屋敷に戻すかな?

「旦那様?」 

「なんか、そわそわしてませんか?」

「え?わかる?待つの飽きててさぁ~。屋敷に帰りたいかな?なんて…」

「まあそうですが、ここで待ってないと話しに為りませんよ?」

 と大人なカシューくん。真面目か!

「だよね?でもさぁ~、お前達二人だけでも屋敷にもどらん?」

「ええ、そりゃないぜ!旦那様!俺らは旦那の護衛だろ?」

 むぅ…それを言われるとそうだな。
 それも含めての仕事か。

「分かった、けど暇なんだよねぇ~」

「それは、そうですがね?もう少し待ってしましょう」

「分かった…」

 時間の無駄だ、しかも二人が居るからなにも出来ないし!
 ならマップ見てるかな?ギルマスは何処に居んのかね?

 マップを開きギルマスを探す、ギルマスは青点メルさんはピンク点で検索……居た。

 ギルマスとメルさんが執務室に居るから…話してるのかな?
 それから、お!これは護衛さん達かな?執務室に入って行ってたね。

 あっメルさんが一階に下りた……。

 ギルマスは……あっ!ラッキーこっちに来る!

「アキヒコ!待たせたな……」

「待ってたよ、もう早くしてよねっ!」

「……わ、悪いな。ってかよ、お前らなんでそこで…茶!飲んでんだよ!」

「ええ!だって、中々ギルマスもメルさんも来ないからさっ?それに、こいつらも喉が乾いたって言うしね?俺も飲みたいし?」

 飲みたいしっと言って首を横に首をコテンと傾けた。

「っ!お前!そんな顔をするな!」

 ん?なんか不味かった?カシューとカナルを見ると顔を背ける。

 ん?

「なにそれ?というか、早くこいつら連れてってよ!見張りはもういいだろ?」

「…お、おう!お前ら、こいつらを下の牢にぶち込んでおいてくれ」

「「了解…」しっかし…そこの嬢ちゃんが絡むと、毎回面倒だなおい!」

 なんで俺を知ってんの?だが待て!だれが嬢ちゃんだ?

「っ!しっしぃ~!ヘルスこいつは男だよ。間違ってもそんな事いうな!こいつに謝れ」

「……へぇ~そんな生りで男ねぇ……?」

「ギルマス!良いから、そいつら早くその人たちに運ばせてよ。目障り!」

「お、おう…。お前ら、早くこいつら連れて出てけよ」

「ヘイヘイ!嬢ちゃん!またな?今度俺と遊ぼうぜ?」

「っ!誰が嬢ちゃんだ!それに、お前みたいな不細工と誰が遊ぶかよ!」

「ッ!テメェークソガキこっちこい!」

「だれが行くか!不細工!」

「いい度胸だな、おい!」

「ヘルス!止めろ」

「ギルマス!止めんなよ!この餓鬼が俺の……」

「お前がこいつに失礼過ぎんだよ!良いから早く連れて出てけよ!ヤイノス!ヘルスと一緒にこいつら頼む」

「……ふぅ~仕方ない。……ほら、そいつ担げ!ヘルス」

 といって、ヤイノスと謂う護衛のおっさんが双子の弟を持ち上げてヘルスに投げ付けた!
 スッげぇ!自分より少し低い男を持ち上げて投げた……。なにこのおっさんパワー!だなハハハ!

「危ぶねぇ~テメーヤイノス!こんなもん俺に投げるんじゃねぇよ!人を投げるな!人をよぉ」

 ヤイノスが弟の方を投げたが、それを避けたヘルス反射神経は良いんだ。一方の投げられた弟は、床にそのままべしゃりと落ちた……。
 なんか雑すぎだけどいいのかあれで?
 にしても、あれでも起きねぇのな?あっ魔法で眠らせてるからかな?

「良いから持てよ!いくぞ?」

「ちっ!仕方ねぇ……。ギルマス!これは高く付くからな!」

「なに言ってんだよ!こっちは適正価格で雇ってんだよ!不満なら直ぐに辞めてくれ。ギルドの護衛なんて、募集すれば直ぐに人は雇えるからな!」

「……ちっ!」

 ヘルスと言う男は、双子の弟の首根っこを持ちそのまま床に引きずってヤイノスと一緒に出て行った。

「なんだったのかね、あれは?」

「さぁ?」

「全く失礼な!旦那様を馬鹿にしゃがって!」

「ギルマス…なにあれ?」

「すまん……ちょっと癖が強くてな…アハハ」

「あれがちょっと?ギルドに顔出した時、あの人とバッティングしたくは無いんだけど?」

「……それは、大丈夫だとは思うぞ?あいつらは一応ギルドの護衛で雇われてるからな!」

「ふぅ~んなら会わないよね?二度と会いたくない!」

 人を女呼ばわりしゃがって!
 何が遊ぶだ不細工!俺が女だったとしても!間違えたってお前みたいなやっと遊ぶかよ!

《思考が、ぶれてますよ?》

『へっ?』

《イケメンだったら遊ぶんですか?》

『あっ!』


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