ある日仕事帰りに神様の手違いがあったが無事に転移させて貰いました。

いくみ

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619話 苦情は言っておかないとな!

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 そんなこんなで暁彦は庭に新た妖精たちが移れる庭を造ったが、まだ妖精達には伝えてない。
 だからまだ勝手に妖精たちは庭に移れないはず。
 ……多分。

 妖精に伝える前に遣ることが!そうそれは暁彦がアルシャにクレームを言ってないからだ。

 暁彦が彫った神の像…全部で十八体の神像その社の前に立ち跪いてアルシャ神に声を掛けた。

 因みに、社に祀る像はこんな感じに。
 アルシャの像を中央に置き他の神たちの像を並べてある。


世界神    アルシャ

聖魔法    メルア 
創造神    グレジュ 
時空間魔法神 ルーラン

魔法神    ゼイル
光魔法の神  サルジュ 
闇魔法の神  サンズ 
風魔法の神  ロマール 
 
火魔法神   グランバル 
水魔法神   リンデル 
氷魔法神   ジャルジュ
土魔法神   ドールム

美の神    パラミア
武人の神   ルゼール
薬の神    ドクール
酒の神    グルム
幸運神    ルディーン 
遊戯神    バレス 


の全部十八体……多い。




***



 ふぅ~俺頑張った!

 よしよしこれで妖精たちは移動はさせられる。
 俺は妖精たちのご希望通り、アルシャ達の神の像を社に設置したが、ここでお祈りと行こうではないか!

『アルシャ神!居るか』

「おやおや……誰かと思えば珍しい!」

『珍しくもないだろ?』

「いえいえ、我らからは押し掛けますが、君からのお呼び出しは珍しい。毎度アイテムボックスに物を入れてくれてますがね。フフフ」

 それっきりメッセージ等は無いしね。
 と、アルシャが言う。

『そうだっか?忘れた。っと、そんなことはどうでもいい。アルシャ、妖精って誰が管理してるんだ? 妖精王とか居ねぇの?』

「はて、妖精? 管理ですか?」

『そうだよ、俺の屋敷に妖精が居着いてて、我が儘し放題で困ってる。ブルーと一緒で役に立たないしな。まあ畑の害虫は駆除してくれてるがな』

 それ以外はなんもしてねぇ~し!
 契約した三人の妖精以外は、早く森に帰って貰いたい。

「そ、そうですか……妖精の管理者は……魔法神のゼイルだと思いますが……」

『はぁ~またゼイル様ですか?』

 何やってんだ?あの神は。

『ま、良いや。なら早く呼んでくれよ』

「少し待って下さい……………い、今呼びましたから少し待って下さい」


 アルシャが、ゼイル神を呼び出して少し待っていると、呼び出されたゼイルが現れた。

「……おうアルシャ、突然呼ばれたが…いったいなんだ?」

「ゼイルきましたね、暁彦さんが呼んで欲しいそうなので貴方を呼んだんですよ」

「ほぅ……暁彦なんだよいったい?」

 惚けてゼイル神が聞いてくるが…アルシャ!お前ら下界の…俺の動きは覗いてて知ってるんだろうがよ!まったく……白々しい。

「……で、どうしたのだ?」

『どうしたのって……ゼイル神の庇護で妖精たちが居るだろ?』

「……ああ、あいつらか。奴らがどうしたのだ?」

『………奴ら勝手に俺の家に住み着いてて困ってる。我が儘ばかり言いやがって、人の話も聞かんなんとかしてくれない』

「あいつらか……(確か妖精王が居たはずだし、精霊たちも居るはずだが……)」

「分かった…少し待て、王に話をしておこう」

『そう?なら早めに頼む。アルシャ!あんたにも話があるんだ』

「わ、私もですか?(いったいなんでしょう。最近は落ち着いてるはずですが)」

 取り敢えずアルシャに……今の現状を相談したいんだよなぁ~。
 まっ、アルシャたちの事だから所中ここ覗いてんだろうけど。
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