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新たな町へ
635話 俺の仕事って……
しおりを挟む~ 一方の暁彦は ~
やっと!戻って来たなぁニングスが。
戻って来てビックリ。息子付きでしたよ。しかも息子さんニングスに似てたねぇ。フフフ。
まあ、少しは予想していたけどな。
着いたそうそうニングスと話し、そして親子二人を見送って再びソファーに座り直して考える。
むぅ…あれ?ニングスの部屋。
部屋か…えっと、今の現状ニングスの部屋って今どうなってた?
執事の部屋だから少し広めの部屋を一間使って貰ってるはずだが…。
あれ…思い出せないぞ?
これから親子で部屋を使うのか?
それとも親子とはいえ相部屋は…嫌か?
ん~わからん。
食事の時に二人に聞こう。
よしそれが良い。
と、一人考え込んでいるとマイナから声をかけられた。
「だ、旦那様!」
「ん? あっマイナか…なに?」
「ニングス戻って来て良かったね? けどぉ~これからどうするの?」
「どうとは?」
「だって、旦那様って今わ~ぁ…無職?」
なにその言い方!
マイナサンきみ…首を傾げて可愛く言うな。可愛いじゃねえか。
「……む、無職?」俺がかな?
「そう、無職」
無職……無職ねぇ……それって冒険者してないからかな?
最近は、まあそうか。
ムムム…まて、待ってくれマイナ。
俺ってちゃんと他の町に行って魔物とか売ったりしてるぞ?
「………マイナさん?」
「なに? 主 」
「俺は、無職ではないぞ。今もちゃんと他の町で魔物売ってるし。商人ギルドに行って物を売ってるしな。これでも一応冒険者なのだよ!」
「ええぇーそうなの?」
「ええぇーそうなのだよ。マイナさん。ワハッハッハッ。ハァ~」
俺はマイナと同じテンションで驚いて見せ。そして笑ったが、脱力感が沸いてしおれた。シオシオ。
「……もう、旦那様って!ばマイナの真似しないで。そして笑うな!で、萎れないで。シオシオ、ウザイ」
「ハハハ、それはすまん。それで、マイナさんは、今まで俺が仕事してないと思ってたのかな?」
「ん~ごめんなさい。そう思ってた。だって………」
「だってってなによ?」
「だって、あのギルドマスターとか、領主とか来てから…主ってば、変なんだもん」
へっ、変とか!
「変だったかなぁ~? 俺。」
何気にショックだ。おれ頑張って働いて……るよな?
「旦那様ってば、あの三人が来てから変~」
「……まあそうかな?」
あれ?俺って皆に言って無かったっけ?
「あのーマイナさん」
「なに? 旦那様」
「俺があちこちに動いてるの、君も知ってるでしょ?」
「う~ん…………知らない…かな。えへっw」
えへって……笑って誤魔化すな!
「えええ!!だって俺、あちこち出かけてて……あれ?」
此ってなに?
「だって、旦那様が時々居ないのは知ってるけど…何してるのかは知らない」
「時々、居ない…って………」
「うん、居ないねぇ」
「カナル!(お前もかよ!)」
「そう、旦那の正体は謎すぎる」
「…………」
まあ秘密が多すぎるから仕方ないな。
うん……
「まあそうだね。でも、仕事はしてるのよ俺は。これでも一応は冒険者だからな」
「そうそう、旦那様は冒険者!」
「カシュー~!」
お前も乗っかるな!凹む。
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