ある日仕事帰りに神様の手違いがあったが無事に転移させて貰いました。

いくみ

文字の大きさ
705 / 763
新たな町へ

640話 お話続行。

しおりを挟む


 二人の執事が使う執務と、応接間のシャンデリアも有るけどそこはランクを下げた。
 でも、この世界の貴族が使うシャンデリアよりは豪華だぞ。
 何せ俺が造ってるし。
 無駄に豪華、ローソク使わない。

 電気だし。
 配線は魔法で何とかなった。www
 ほんと惜しいよな。

 今回の屋敷は、無駄にだだっ広いから色んな部屋がある。だから説明は面倒。
 誰に?

 おっと、話がずれた部屋の説明だな。
 だから誰にだ?

 入口を入ると一番先に目に入るのは、ソファーセット。それとテーブルが鎮座してる。
 で、そのまた後ろにドでかいデスクと椅子。
 その後ろには、だだっ広いガラス窓とカーテンが目に入る。
 左右の壁側に置いたのは、書棚とガラス棚を設置した。隠し扉は敢えて設置してない。

 右端に置いた書棚には、適当にこ難しい本を陳列した。古本屋で買い漁った。で、反対の左端に置いたガラス棚には、宝飾品とか、まっetcetcを飾って見た。キラキラしてる。

《ここは、貴族に視られたら一発でトラブルになりますね》

『まあ……そうね。そうなると思う。俺の自己まんだもん』

《はぁ~》

 何せこの飾って有る品々は、前の屋敷の客間に飾った物をここに移して、そして数を数点程増やしたのだ。

 一階の応接間は、余り派手な飾りを置かない事にした。(トラブルの元)

《今さらですね》

『すんません』


 居間は、ソファーセットとテーブルだけを置いた。
 要は応接セットだね。
 後、サイドボードは置いたけど
 何もないと寂しいしな。
 でも、色味も地味な引き出しと扉付きのやつ。この中には適当なグラスや各々小物を中に入れて仕舞った。
 使わないだろうけど。だからブランドもハイブランドではない物を。

 サイドボードの上の飾りは、写真立てと時計と花瓶だけを飾った。
 花瓶には花を入れて飾っても良いが、まあ毎日変えるのも手間だ。
 花を飾らなくても良い。
 誰が花の世話を遣るって話よ。
 マイナたちに負担は掛けられん。

 何せ、屋敷にはメイドとハウスキーパの、二人しかおらんのだよ。
 屋敷の中の掃除には手間が掛かる、何せ今回屋敷がでかく成ったしな。それに、メイドの仕事は掃除以外にもする事が多い筈だ。だから床掃除の掃除くらいはこれ!

 お掃除ロボットだ!是非頑張って欲しいものだ。お掃除ロボ頑張れ!!

 それに、執事たち二人はそこまで細かい事はしないだろうし。ニングスも子供の世話で、細かい所は手が回らないだろうしな。
 あっ、ニングスにはこの話もせんとならんな。

 っと、言う事で、二度言うぞ!
 お掃除ロボ頑張れ!!
 それはさておき…話があちこちに飛んだが、元に戻る戻す。

「さてさて、お二人さん」

「はい」

「は、はい」

「まあ、そこに座んなさいな。部屋に驚いてるのは分かるけどさ」

 話が出来ん、座って下さいよ。

「では失礼します」

「失礼します」

「それで、お話とは?」

「あのですね、実はですね俺、とある物件を探しに出掛けたのですよ」

「とある物件ですか?」

「探しにって、どちらへ?」

「それは、町の商人ギルドへね。なんとなぁ~く良い物があればとね」

「はぁ~それで?」

「良い物件?それは何故」

「まあまあ、訊きなさいよニングスくん。で、ギルドで紹介されて、物件視たんだよね」

「失礼しましたが……」

「はぁ?」

「でもね、そこ気に入らんの」

「えっと…」

「だから断る」

「あの……旦那様?」

「なに?ケイルスくん」

「話が見えません」

「ケイルスの言う通りですね」

「ん?? 見えない?」

「そう、見えませんねぇ」

 アハ、話をはしょったか?

《大部分を、ですね》

『アハハ。俺話ベタね。♡』

《キモ!》

「あの、旦那様ちゃんと筋道立てて話して下さいませんか。主語しか訊こえません」

「アハハ、済まん。えっと何処から話そうか」

「申し訳ありませんが、ちゃんと一から文章にして話して下さい」

「り、了解だ。えっとな………つまりな……」

 と、俺は二人に俺の考えをつらつらと話して訊かせた。

「そう言う訳なのだが、二人はどう思う?」

「どう思うと、訊かれましても」

「私は反対ですよ!是非、えぇ是非その物件とやらの話はお断りして下さい」

 おっとニングスくんがオコです。

「うん、だから断るんだが…良いの?ニングス。断って」

「構いませんよ。私と息子の事を思ってとか要りません。必要ないです。それから、移住の件も無しです」

「ええ、移住もか?」

「そうですよ、この町で暮らしましょうよ。あの馬鹿三人は、放って置きましょうって」

 おお、ケイルスくん強気だね?
 だけど仮にもお貴族様にギルマスだぞ?

「だけど逃げ場は作らんかね?」

「旦那様、爺臭いですよ? 逃げるは恥です」

「なにそれ? 立ち向かっても良いの?俺」

「まあ遣れる所迄は?」

 何処までだぁ!!
 加減が分からん。

「なに、その疑問符は」

 なぜ疑問符で話す!
 良いのかなぁ~。
 住めなくなるぜ、ここに…。


 


しおりを挟む
感想 124

あなたにおすすめの小説

あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~

深楽朱夜
ファンタジー
13人の神がいる異世界《アタラクシア》にこの世界を治癒する為の魔術、異界人召喚によって呼ばれた主人公 じゃ、この世界を治せばいいの?そうじゃない、この魔法そのものが治療なので後は好きに生きていって下さい …この世界でも生きていける術は用意している 責任はとります、《アタラクシア》に来てくれてありがとう という訳で異世界暮らし始めちゃいます? ※誤字 脱字 矛盾 作者承知の上です 寛容な心で読んで頂けると幸いです ※表紙イラストはAIイラスト自動作成で作っています

異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?

よっしぃ
ファンタジー
よう!俺の名はルドメロ・ララインサルって言うんだぜ! こう見えて高名な冒険者・・・・・になりたいんだが、何故か何やっても俺様の思うようにはいかないんだ! これもみんな小さい時に頭打って、記憶を無くしちまったからだぜ、きっと・・・・ どうやら俺は、転生?って言うので、神によって異世界に送られてきたらしいんだが、俺様にはその記憶がねえんだ。 周りの奴に聞くと、俺と一緒にやってきた連中もいるって話だし、スキルやらステータスたら、アイテムやら、色んなものをポイントと交換して、15の時にその、特別なポイントを取得し、冒険者として成功してるらしい。ポイントって何だ? 俺もあるのか?取得の仕方がわかんねえから、何にもないぜ?あ、そう言えば、消えないナイフとか持ってるが、あれがそうなのか?おい、記憶をなくす前の俺、何取得してたんだ? それに、俺様いつの間にかペット(フェンリルとドラゴン)2匹がいるんだぜ! よく分からんが何時の間にやら婚約者ができたんだよな・・・・ え?俺様チート持ちだって?チートって何だ? @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 話を進めるうちに、少し内容を変えさせて頂きました。

最初から最強ぼっちの俺は英雄になります

総長ヒューガ
ファンタジー
いつも通りに一人ぼっちでゲームをしていた、そして疲れて寝ていたら、人々の驚きの声が聞こえた、目を開けてみるとそこにはゲームの世界だった、これから待ち受ける敵にも勝たないといけない、予想外の敵にも勝たないといけないぼっちはゲーム内の英雄になれるのか!

転生したらスキル転生って・・・!?

ノトア
ファンタジー
世界に危機が訪れて転生することに・・・。 〜あれ?ここは何処?〜 転生した場所は森の中・・・右も左も分からない状態ですが、天然?な女神にサポートされながらも何とか生きて行きます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 初めて書くので、誤字脱字や違和感はご了承ください。

異世界帰りの最強勇者、久しぶりに会ったいじめっ子を泣かせる

枯井戸
ファンタジー
学校でイジメを受けて死んだ〝高橋誠〟は異世界〝カイゼルフィール〟にて転生を果たした。 艱難辛苦、七転八倒、鬼哭啾啾の日々を経てカイゼルフィールの危機を救った誠であったが、事件の元凶であった〝サターン〟が誠の元いた世界へと逃げ果せる。 誠はそれを追って元いた世界へと戻るのだが、そこで待っていたのは自身のトラウマと言うべき存在いじめっ子たちであった。

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

前世は最強の宝の持ち腐れ!?二度目の人生は創造神が書き換えた神級スキルで気ままに冒険者します!!

yoshikazu
ファンタジー
主人公クレイは幼い頃に両親を盗賊に殺され物心付いた時には孤児院にいた。このライリー孤児院は子供達に客の依頼仕事をさせ手間賃を稼ぐ商売を生業にしていた。しかしクレイは仕事も遅く何をやっても上手く出来なかった。そしてある日の夜、無実の罪で雪が積もる極寒の夜へと放り出されてしまう。そしてクレイは極寒の中一人寂しく路地裏で生涯を閉じた。 だがクレイの中には創造神アルフェリアが創造した神の称号とスキルが眠っていた。しかし創造神アルフェリアの手違いで神のスキルが使いたくても使えなかったのだ。  創造神アルフェリアはクレイの魂を呼び寄せお詫びに神の称号とスキルを書き換える。それは経験したスキルを自分のものに出来るものであった。  そしてクレイは元居た世界に転生しゼノアとして二度目の人生を始める。ここから前世での惨めな人生を振り払うように神級スキルを引っ提げて冒険者として突き進む少年ゼノアの物語が始まる。

R・P・G ~女神に不死の身体にされたけど、使命が最低最悪なので全力で拒否して俺が天下統一します~

イット
ファンタジー
オカルト雑誌の編集者として働いていた瀬川凛人(40)は、怪現象の現地調査のために訪れた山の中で異世界の大地の女神と接触する。 半ば強制的に異世界へと転生させられた凛人。しかしその世界は、欲と争いにまみれた戦乱の世だった。 凛人はその惑星の化身となり、星の防人として、人間から不死の絶対的な存在へとクラスチェンジを果たす。 だが、不死となった代償として女神から与えられた使命はとんでもないものであった…… 同じく地球から勇者として転生した異国の者たちも巻き込み、女神の使命を「絶対拒否」し続ける凛人の人生は、果たして!? 一見頼りない、ただのおっさんだった男が織りなす最強一味の異世界治世ドラマ、ここに開幕!

処理中です...