38 / 43
未来への招待状
12話
しおりを挟む
氷川の表情がそんな心の言葉を体現している。自ら指先を舐めて唾液を絡め濡らすと、逸ったように冰の後孔へと突っ込んだ。
一本、二本、三本と――立て続けに押し入れて内部を掻き回す。冰が感じる一番いい箇所を探り当て、これでもかというくらいにしつこくしつこく弄り倒す――
「……ッあ! ……りゅ……うぅ……ッ!」
「我慢してくれ……! 俺に掴まってろ」
冰の手を取り上げ、自らの背中へと導きながら氷川は荒い吐息交じりで続ける。
「そうだ、しっかり……俺を掴んで……ぜってえ放すな、冰ッ……!」
「ん……っ、んぁ……ああッ……りゅ……!」
氷川は冰のボトムを下着ごと摺り下ろすと、それを床へと放り、下肢だけを全裸に剥いた。自身のも前だけを開けて、腰を使いゆるりと弧を描くように動きながら、雄を擦り付ける。たったそれだけで、ゾクゾクと背筋が打ち震えるようだった。
指を引き抜くと同時に、熱で滾ったそれを愛しい者の中へと呑み込ませてゆく。ゆっくり、じっくり、一瞬一瞬を味わうように呑み込ませてゆく――
その独特の感覚に、堪らない身震いを覚えながら一気に彼を貫いた。
「やッ……っう……龍……ッッ……!」
「冰……ッ、く……はッ……お前は俺ンだ――! 他の誰にもやらねえッ……俺だけのもんだ……ッ!」
「ああ……ッ、りゅ……うぅッ……龍……ッ」
そうして自らを愛しい者の中へと収め、繋がったという事実を確かめると、氷川はようやくと安堵したかのように冰を抱き締めた。両の腕でガッシリと、しっかりと強く強く抱き締めた。
「すまねえ、冰――痛え……か?」
今の今までの狂った野獣のような荒々しさが、氷川の気持ちの全てなのだろう――言葉に出さずとも冰にはそれが充分過ぎるほどに分かっていた。
一本、二本、三本と――立て続けに押し入れて内部を掻き回す。冰が感じる一番いい箇所を探り当て、これでもかというくらいにしつこくしつこく弄り倒す――
「……ッあ! ……りゅ……うぅ……ッ!」
「我慢してくれ……! 俺に掴まってろ」
冰の手を取り上げ、自らの背中へと導きながら氷川は荒い吐息交じりで続ける。
「そうだ、しっかり……俺を掴んで……ぜってえ放すな、冰ッ……!」
「ん……っ、んぁ……ああッ……りゅ……!」
氷川は冰のボトムを下着ごと摺り下ろすと、それを床へと放り、下肢だけを全裸に剥いた。自身のも前だけを開けて、腰を使いゆるりと弧を描くように動きながら、雄を擦り付ける。たったそれだけで、ゾクゾクと背筋が打ち震えるようだった。
指を引き抜くと同時に、熱で滾ったそれを愛しい者の中へと呑み込ませてゆく。ゆっくり、じっくり、一瞬一瞬を味わうように呑み込ませてゆく――
その独特の感覚に、堪らない身震いを覚えながら一気に彼を貫いた。
「やッ……っう……龍……ッッ……!」
「冰……ッ、く……はッ……お前は俺ンだ――! 他の誰にもやらねえッ……俺だけのもんだ……ッ!」
「ああ……ッ、りゅ……うぅッ……龍……ッ」
そうして自らを愛しい者の中へと収め、繋がったという事実を確かめると、氷川はようやくと安堵したかのように冰を抱き締めた。両の腕でガッシリと、しっかりと強く強く抱き締めた。
「すまねえ、冰――痛え……か?」
今の今までの狂った野獣のような荒々しさが、氷川の気持ちの全てなのだろう――言葉に出さずとも冰にはそれが充分過ぎるほどに分かっていた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
84
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる