9 / 26
8
しおりを挟む
「知ってるって、何を?」
「随分前の話だけど、この廃墟で殺人事件が起こったんだって」
「もしかして、君はその被害者?」
「そう思う?」
問いに問いで返してきた少女に、オレは断固として首を振った。
「いいや。だって、その事件の犯人は単独犯だ」
「犯人はまだ捕まってないのに、どうしてわかるの?」
オレは鼻から息を大きく吸って、吐き出した。馬鹿馬鹿しい。
「警察も単独犯だって言ってるよ」
「ふぅん」
少女は興味なさそうに返事をしながらも、オレの手元や足元に視線を彷徨わせた。
オレは……
【選択肢】
▽少女と別れる→2へ
▼少女と別れない→13へ
「随分前の話だけど、この廃墟で殺人事件が起こったんだって」
「もしかして、君はその被害者?」
「そう思う?」
問いに問いで返してきた少女に、オレは断固として首を振った。
「いいや。だって、その事件の犯人は単独犯だ」
「犯人はまだ捕まってないのに、どうしてわかるの?」
オレは鼻から息を大きく吸って、吐き出した。馬鹿馬鹿しい。
「警察も単独犯だって言ってるよ」
「ふぅん」
少女は興味なさそうに返事をしながらも、オレの手元や足元に視線を彷徨わせた。
オレは……
【選択肢】
▽少女と別れる→2へ
▼少女と別れない→13へ
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる