紅王

めーめ

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「獅子王入って来い」

ガラガラ

「「「きゃーーー!」」」

「黙れ(殺気 獅子王自己紹介」

一ノ瀬いちのせ しょうです」

「え・・・それだけか?」

照じゃなくてしょうにするって言ってなかったから驚いて思わず出た声だな
すぐに取り直してそれだけか?って言えたのはある意味紹介が短かったから驚いたとも取れるようにしたんだな~
正直どうでもいい事だが、虐めが増えるのは好きじゃないし

「あ~俺に近付いたからと嫉妬して影で虐めたりする子は好きじゃないからアピールしてくるならちゃんと考えて下さいね?」

「質問がある奴は手を上げろ。前野」

「か、彼女は居ますか/////」

「いませんよ(ニコ」

「はぅ/////」

「坂道」

「つ、付き合ってください!/////」

「まだ君の名前すら知りません、知り合いからでいいですか?」

「は、はぃ/////」

「双子」

「「族に所属してる?」」

「族?しててもしてなくても変わらず接するから大丈夫ですよ」

切り上げろ優
目線で伝わった!?マジか優すげぇ
後2時間で昼休みだが、それまでこの笑顔持つか?

「質問は休み時間にしてくれ、一ノ瀬はあの左から番目の金髪頭の隣に座ってくれ」

「ん」

「王さっきぶりやな。一ノ瀬言うねんな~」

「玉さっきぶりだな。周りが王子やら王と言うからだ、他の名前で呼ばれても反応出来ねぇ」

「そっちが素やな、敬語使っとるのも悪うないけどそっちの方が好感持てるわ」

「そうかふぁ~眠、昼休みに起こしてくれ」

「え゛澤城先生の授業で寝るのは辞めといた方がえぇで」

「ん、眠、寝る」

優は授業受けなくても僕が賢いの知ってるから何も言わないだろ
そもそもこの学校に来たのだって仲間が通ってるって聞いたからだ、じゃなきゃ態々僕が入る必要無い

「お・・ろ、いち・・きろ、起きろ」

「「起きないね。どうする?黄粉手伝って?」」

「黄粉言うな!王、起きい」

優が起こした辺りから起きてた
顔を上げて起きたら面倒事に引き込まれる気がした。寝たふり続けて続きを聞くか

「「おーきーてー」」

「余り乱暴に起こすな!寝起きは機嫌が悪いんだぞ!此処まで寝ると暫く目を開けねぇし保健室連れて行くか」

おいおいマジかよ、男って設定で入ってるんだがお姫様抱っこって嫌がらせか!
優が助けてくれようとしたのは分かるが運び方まで気を使って欲しかったぞ

「一ノ瀬起きてるか?」

「起きてますよ澤城先生」

「やっぱりな。保健室以外のどっか行くか?」

「綺麗から裏庭に隠れスポットがあると聞きました、そこに居ようと思います」

「裏庭なら2階から行った方が早いぞ、余り遅くなるなよ」

「ん。理事長に寄ります」

「あ、久々だから忘れてた。あいつ極度の方向音痴だ、絶対辿り着けてねぇ!」

なんて言葉は聞こえなかった
因みに今居る場所は迷った時の対策法、屋上から見渡して場所を探し屋上から飛び降りる、だ

「お、綺麗の学校なだけあって屋上は空いてたか。・・・人の気配、まあどうでもいいか」

ガチャ

「白玉連れて来・・・誰ですか?」

「さてね~お前こそ、誰だ?」

「知らないのですか?」

「知らないのかと聞かれるのは今日で2度目だ。先に名前を聞いてきたのはそっちだ、そっちから名乗るのが礼儀だろ」

「2-Sおおとり 氷牙ひょうがです」


一ノ瀬いちのせ しょう1-Sだ、知ってるだろうがな。そっちの男は?」

白井しらい とら同じクラスだ。・・・お前何処かで会ったことあるか?」

昔助けた中にいたのかもしれない、見たことある気がしないでもないが・・・
ん~分からん理事長室で調べてみるか
後で調べられるだろうな

「・・・さてね~もし会ったことがあっても俺は知らないと答える、と思うぞ」

「そうか、それならお前のこと調べてもいいか?」

「いいぞ、ただあの人がロックしてるから調べても出てこないと思うがな」

「氷牙調べろ」

「ま、頑張りな~」

裏庭辺りは見つけたがこいつらが居たら飛び降りられねぇ
チャイム鳴ったら居なくなると思ってたのによ←今授業中です

「ふぁ~眠・・・昼休みに起こしてくれ、よな」


お前がいなければ俺は社長にもなれたんだ!

恥晒し、どうして暴走族何て野蛮な所に入ったの!

お前など望まれて産まれたのでは無い、父親などと呼ぶな!

「嫉妬され、恨まれ、理解者は居ない。望まれなかったのなら堕胎すればよかったのに、産まれてから言うなんて無駄な事しないで欲しい。死んで欲しいと言うのなら殺してくれれば大人しく死んだのに」

気持ち悪い、悪魔の子供が

死んで!死んでよ!

お前等須藤家の者では無い!バケモノが!

「髪と眼の色が違うだけで悪魔だの化け物だの、くだらない。結局僕の才能に嫉妬してたんだろ?天才だと言われ努力を否定されて挙句化け物だもんな。ただ娘であると言って欲しかっただけなのに、私達の子供だと言って欲しくて努力したのに」

家来るか?家には娘が居なくてな

貴女が私達の娘になる子?宜しくね

笑え、此処はお前を認めない奴は居ない

「獅子王さんが言ったから来ただけです。貴方方家族の邪魔はしませんので俺の事など捨て置いて下さい」

この人達は良い人だ、暴力はふるわないし横取りもしない
昔も今も変わらなかった、変わって、いなかった
裏切られるのは慣れてる。何時裏切られても良いように国外で卒業して経歴がバレないようにセキュリティを弄ってる間に世界No.1を取った
もうあの人達を頼る必要も無い、なのに僕は日本に帰ってきたどうしてだろう?


……………………………………………
次回未定
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