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夢の内容を元に書いたイオ視点の話
第49話:水神の必中
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「イオは身体強化魔法が使えるんだよね?」
「うん」
「その中に命中率を上げるものはある?」
「あるよ」
「じゃあ時間余ってるし、ちょっと試しに行こうよ」
……という事で、チッチの誘いで、行ってみたのは【夏夜の夢】と呼ばれるダンジョン。
そこには、【夢幻種】という固有種が生息しているという。
固有種とは、特定の国や地域にしか生息・生育・繁殖しない種の事。
日本でいうと奄美大島と徳之島に棲息するアマミノクロウサギが、それにあたる。
ちなみに西表島にしかいないイリオモテヤマネコは、ベンガルヤマネコの固有亜種だ。
「昨日ここで怪我をしてる動物を見かけて、うちの学部で保護しようとしてるんだけど、捕獲アイテムを投げても回避されちゃって…」
と言うチッチが、ベルトポーチからピンポン玉くらいの丸い玉を取り出して渡してくる。
透明な玉で、手触りや重さはゴムボールっぽい。
「つまり、これを夢幻種に投げて捕獲を試したらいいのかな?」
「うん」
……というわけで。
夢幻種保護作戦開始だ。
「本番前に、他の個体で夢幻種の回避がどれくらいなのか試してみてもいい?」
「そうだね、その方がいいと思う」
話しながら洞窟を進んでいたら、前方に真っ白いウサギっぽい動物が現れた。
普通のウサギとは違い、背中に鳥のような翼と、額に1本の小さいツノがはえてる。
その瞳は地球のウサギよりも身体の割に大きくて、1つの虹彩の中に虹のように7つの色が混じっていた。
「あの瞳が夢幻種の特徴だよ」
チッチが教えてくれた。
「試しに、みんなで投げてみよう」
チッチがベルトポーチから捕獲玉を取り出して、モチにも手渡す。
3人で一斉に投げてみると……
フイッ
……夢幻ウサギ、あっさり避ける。
おまけに、凄い速さで走り去ってしまった。
「………」
モチが鼻の穴広げて真顔になってる。
「ね?」
普通だと当たらないでしょ?という意味を込めて、こちらを見るチッチ。
「当たらない上に逃げちゃうんだね」
「うん」
もはや影も形も無い夢幻ウサギ。
反撃する暇があったら逃げるタイプか。
洞窟を更に進むと、また夢幻ウサギが現れた。
今度は数匹の群れになってる。
「じゃあ、身体強化をかけるよ」
ウサギたちが逃げないように、まだ距離があるうちに俺は禁書魔法を起動した。
「水神の必中!」
起動言語に応じて出現したのは、水で出来た龍。
前回身体強化魔法【火神の激怒】を使った時は自分1人の単体効果をイメージして起動したけど、今回は3人に効果が及ぶようにイメージした。
水の龍は俺とモチとチッチを囲むように旋回した後、3つの水の玉に変わって3人の身体に吸い込まれた。
スッと気持ちが冷静になる感じがする。
3人の身体は、淡い水色の光に覆われていた。
「じゃあ、投げてみよう」
「俺はアイツ狙い」
「僕はあっち」
狙う対象を教え合い、投げてみると……
「「「!!!」」」
……夢幻ウサギ3匹、捕獲!!!
3つの透明な玉の中、それぞれ驚きのあまり固まってる夢幻ウサギが入ってる。
残りのウサギは、猛スピードで逃げ去った。
「うん」
「その中に命中率を上げるものはある?」
「あるよ」
「じゃあ時間余ってるし、ちょっと試しに行こうよ」
……という事で、チッチの誘いで、行ってみたのは【夏夜の夢】と呼ばれるダンジョン。
そこには、【夢幻種】という固有種が生息しているという。
固有種とは、特定の国や地域にしか生息・生育・繁殖しない種の事。
日本でいうと奄美大島と徳之島に棲息するアマミノクロウサギが、それにあたる。
ちなみに西表島にしかいないイリオモテヤマネコは、ベンガルヤマネコの固有亜種だ。
「昨日ここで怪我をしてる動物を見かけて、うちの学部で保護しようとしてるんだけど、捕獲アイテムを投げても回避されちゃって…」
と言うチッチが、ベルトポーチからピンポン玉くらいの丸い玉を取り出して渡してくる。
透明な玉で、手触りや重さはゴムボールっぽい。
「つまり、これを夢幻種に投げて捕獲を試したらいいのかな?」
「うん」
……というわけで。
夢幻種保護作戦開始だ。
「本番前に、他の個体で夢幻種の回避がどれくらいなのか試してみてもいい?」
「そうだね、その方がいいと思う」
話しながら洞窟を進んでいたら、前方に真っ白いウサギっぽい動物が現れた。
普通のウサギとは違い、背中に鳥のような翼と、額に1本の小さいツノがはえてる。
その瞳は地球のウサギよりも身体の割に大きくて、1つの虹彩の中に虹のように7つの色が混じっていた。
「あの瞳が夢幻種の特徴だよ」
チッチが教えてくれた。
「試しに、みんなで投げてみよう」
チッチがベルトポーチから捕獲玉を取り出して、モチにも手渡す。
3人で一斉に投げてみると……
フイッ
……夢幻ウサギ、あっさり避ける。
おまけに、凄い速さで走り去ってしまった。
「………」
モチが鼻の穴広げて真顔になってる。
「ね?」
普通だと当たらないでしょ?という意味を込めて、こちらを見るチッチ。
「当たらない上に逃げちゃうんだね」
「うん」
もはや影も形も無い夢幻ウサギ。
反撃する暇があったら逃げるタイプか。
洞窟を更に進むと、また夢幻ウサギが現れた。
今度は数匹の群れになってる。
「じゃあ、身体強化をかけるよ」
ウサギたちが逃げないように、まだ距離があるうちに俺は禁書魔法を起動した。
「水神の必中!」
起動言語に応じて出現したのは、水で出来た龍。
前回身体強化魔法【火神の激怒】を使った時は自分1人の単体効果をイメージして起動したけど、今回は3人に効果が及ぶようにイメージした。
水の龍は俺とモチとチッチを囲むように旋回した後、3つの水の玉に変わって3人の身体に吸い込まれた。
スッと気持ちが冷静になる感じがする。
3人の身体は、淡い水色の光に覆われていた。
「じゃあ、投げてみよう」
「俺はアイツ狙い」
「僕はあっち」
狙う対象を教え合い、投げてみると……
「「「!!!」」」
……夢幻ウサギ3匹、捕獲!!!
3つの透明な玉の中、それぞれ驚きのあまり固まってる夢幻ウサギが入ってる。
残りのウサギは、猛スピードで逃げ去った。
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