322 / 428
夢の内容を元に書いたイオ視点の話
第65話:氷雪の洞窟
しおりを挟む
洞窟の中も、あちこち凍ってる。
壁や床は氷にコーティングされてツルツルだし、天井からは鋭い氷柱がいくつも下がってて危なそう。
気温は氷点下っぽいけど、入った瞬間温かく感じたからマイナス1桁くらいかな。
-15℃以下の屋外から来たら、-5℃でも春の陽気に感じるからね。
「そこの床、トラップあるぞ」
「はーい」
スタスタスタ…
…ドスドスドスッ!
大量に氷の槍が降ってきたけど、もちろん俺は無傷。
「そこの壁、触るとトラップな」
「はーい」
ペシッ、ペシッ、ペシッ…
…シュッ! シュッ! シュッ!
至近距離の壁から槍が突き出ても、当たらない。
「その先は落とし穴だ」
「はーい」
スタスタスタ…
…ボコッ!
大穴が開いて落ちたけど、下から突き出てる氷の槍に刺さる事も無い。
右手からシュルンと出てきた福音鳥のベノワが、落下途中でサッと背中に乗せて脱出させてくれた。
呼ばなくても出てくる召喚獣は、役目を終えるとまた右手に戻ってゆく。
なんでわざわざ罠を発動させてるかって?
一度発動したら24時間は発動しないからだよ。
24時間経つと罠は発動前の状態に戻るけど、戻るまでの期間は無害になるんだって。
それで俺は、罠があると言われた床をわざと踏んだり壁を触ったりして、発動させる係をしてる。
後ろを歩くメンバーは安全になった通路を進んでゆく。
しばらく進むと、前方に魔物が現れた。
白色レグホンみたいな白い鶏に見える。
日本の鶏と違って、翼バッサバッサさせて吹雪起こすけど!
「コケーッ!」
鳴き声まで鶏だ。
その声は仲間呼びだったようで、わらわらと白鶏が駆け付け増えてゆく。
集まった鶏モドキたちが、次々に飛び蹴りを仕掛けてきた。
「小学校の飼育小屋に、こんなのいたなぁ」
「嫌な飼育小屋だなそれ!」
俺が呟いたら後方にいるモチからツッコミきた。
ちょうどこんな狂暴な鶏いたんだよ、俺の母校。
俺が飼育係になった時、そいつは既に飼育小屋の主と化していて、飼育係たちをビビらせていた。
蹴りを繰り出すその姿から、付いた名前はライダーキック。
「「「コケーッ!!!」」」
「…あ~、キックちゃんがまた増えた」
「名前つけんな、食い辛くなるから!」
俺が呟いたら後方のモチから再びツッコミがきた。
「よ~し大体集まったみたいだな。攻撃!」
松本先生の号令で、白鶏モドキの大群を様々な魔法が襲う。
「最上位氷魔法!」
寒冷耐性高い筈の魔物に、あえてその属性魔法をぶつけるチャレンジャー・モチ。
範囲を絞り威力を上げたその魔法は、寒冷地に棲む魔物すら凍らせる。
バタバタと倒れた鶏っぽいものを、みんなで異空間倉庫に収納した。
「近くにタマゴがある筈だから、それも回収するぞ」
先生の指示で付近の小さい岩穴を探すと、20~30コくらいタマゴが見つかった。
「全校生徒の夕食にはまだ足りないな。カラアゲルートを進むぞ」
「先生、お腹空くから食べ物の名前をルートに付けないで下さい」
松本先生のネーミングに、お腹空きそうな俺がツッコミ入れた。
壁や床は氷にコーティングされてツルツルだし、天井からは鋭い氷柱がいくつも下がってて危なそう。
気温は氷点下っぽいけど、入った瞬間温かく感じたからマイナス1桁くらいかな。
-15℃以下の屋外から来たら、-5℃でも春の陽気に感じるからね。
「そこの床、トラップあるぞ」
「はーい」
スタスタスタ…
…ドスドスドスッ!
大量に氷の槍が降ってきたけど、もちろん俺は無傷。
「そこの壁、触るとトラップな」
「はーい」
ペシッ、ペシッ、ペシッ…
…シュッ! シュッ! シュッ!
至近距離の壁から槍が突き出ても、当たらない。
「その先は落とし穴だ」
「はーい」
スタスタスタ…
…ボコッ!
大穴が開いて落ちたけど、下から突き出てる氷の槍に刺さる事も無い。
右手からシュルンと出てきた福音鳥のベノワが、落下途中でサッと背中に乗せて脱出させてくれた。
呼ばなくても出てくる召喚獣は、役目を終えるとまた右手に戻ってゆく。
なんでわざわざ罠を発動させてるかって?
一度発動したら24時間は発動しないからだよ。
24時間経つと罠は発動前の状態に戻るけど、戻るまでの期間は無害になるんだって。
それで俺は、罠があると言われた床をわざと踏んだり壁を触ったりして、発動させる係をしてる。
後ろを歩くメンバーは安全になった通路を進んでゆく。
しばらく進むと、前方に魔物が現れた。
白色レグホンみたいな白い鶏に見える。
日本の鶏と違って、翼バッサバッサさせて吹雪起こすけど!
「コケーッ!」
鳴き声まで鶏だ。
その声は仲間呼びだったようで、わらわらと白鶏が駆け付け増えてゆく。
集まった鶏モドキたちが、次々に飛び蹴りを仕掛けてきた。
「小学校の飼育小屋に、こんなのいたなぁ」
「嫌な飼育小屋だなそれ!」
俺が呟いたら後方にいるモチからツッコミきた。
ちょうどこんな狂暴な鶏いたんだよ、俺の母校。
俺が飼育係になった時、そいつは既に飼育小屋の主と化していて、飼育係たちをビビらせていた。
蹴りを繰り出すその姿から、付いた名前はライダーキック。
「「「コケーッ!!!」」」
「…あ~、キックちゃんがまた増えた」
「名前つけんな、食い辛くなるから!」
俺が呟いたら後方のモチから再びツッコミがきた。
「よ~し大体集まったみたいだな。攻撃!」
松本先生の号令で、白鶏モドキの大群を様々な魔法が襲う。
「最上位氷魔法!」
寒冷耐性高い筈の魔物に、あえてその属性魔法をぶつけるチャレンジャー・モチ。
範囲を絞り威力を上げたその魔法は、寒冷地に棲む魔物すら凍らせる。
バタバタと倒れた鶏っぽいものを、みんなで異空間倉庫に収納した。
「近くにタマゴがある筈だから、それも回収するぞ」
先生の指示で付近の小さい岩穴を探すと、20~30コくらいタマゴが見つかった。
「全校生徒の夕食にはまだ足りないな。カラアゲルートを進むぞ」
「先生、お腹空くから食べ物の名前をルートに付けないで下さい」
松本先生のネーミングに、お腹空きそうな俺がツッコミ入れた。
0
あなたにおすすめの小説
ホスト異世界へ行く
REON
ファンタジー
「勇者になってこの世界をお救いください」
え?勇者?
「なりたくない( ˙-˙ )スンッ」
☆★☆★☆
同伴する為に客と待ち合わせしていたら異世界へ!
国王のおっさんから「勇者になって魔王の討伐を」と、異世界系の王道展開だったけど……俺、勇者じゃないんですけど!?なに“うっかり”で召喚してくれちゃってんの!?
しかも元の世界へは帰れないと来た。
よし、分かった。
じゃあ俺はおっさんのヒモになる!
銀髪銀目の異世界ホスト。
勇者じゃないのに勇者よりも特殊な容姿と特殊恩恵を持つこの男。
この男が召喚されたのは本当に“うっかり”だったのか。
人誑しで情緒不安定。
モフモフ大好きで自由人で女子供にはちょっぴり弱い。
そんな特殊イケメンホストが巻きおこす、笑いあり(?)涙あり(?)の異世界ライフ!
※注意※
パンセクシャル(全性愛)ハーレムです。
可愛い女の子をはべらせる普通のハーレムストーリーと思って読むと痛い目をみますのでご注意ください。笑
おっさん料理人と押しかけ弟子達のまったり田舎ライフ
双葉 鳴
ファンタジー
真面目だけが取り柄の料理人、本宝治洋一。
彼は能力の低さから不当な労働を強いられていた。
そんな彼を救い出してくれたのが友人の藤本要。
洋一は要と一緒に現代ダンジョンで気ままなセカンドライフを始めたのだが……気がつけば森の中。
さっきまで一緒に居た要の行方も知れず、洋一は途方に暮れた……のも束の間。腹が減っては戦はできぬ。
持ち前のサバイバル能力で見敵必殺!
赤い毛皮の大きなクマを非常食に、洋一はいつもの要領で食事の準備を始めたのだった。
そこで見慣れぬ騎士姿の少女を助けたことから洋一は面倒ごとに巻き込まれていく事になる。
人々との出会い。
そして貴族や平民との格差社会。
ファンタジーな世界観に飛び交う魔法。
牙を剥く魔獣を美味しく料理して食べる男とその弟子達の田舎での生活。
うるさい権力者達とは争わず、田舎でのんびりとした時間を過ごしたい!
そんな人のための物語。
5/6_18:00完結!
異世界でカイゼン
soue kitakaze
ファンタジー
作者:北風 荘右衛(きたかぜ そうえ)
この物語は、よくある「異世界転生」ものです。
ただ
・転生時にチート能力はもらえません
・魔物退治用アイテムももらえません
・そもそも魔物退治はしません
・農業もしません
・でも魔法が当たり前にある世界で、魔物も魔王もいます
そこで主人公はなにをするのか。
改善手法を使った問題解決です。
主人公は現世にて「問題解決のエキスパート」であり、QC手法、IE手法、品質工学、ワークデザイン法、発想法など、問題解決技術に習熟しており、また優れた発想力を持つ人間です。ただそれを正統に評価されていないという鬱屈が溜まっていました。
そんな彼が飛ばされた異世界で、己の才覚ひとつで異世界を渡って行く。そういうお話をギャグを中心に描きます。簡単に言えば。
「人の死なない邪道ファンタジーな、異世界でカイゼンをするギャグ物語」
ということになります。
世紀末ゾンビ世界でスローライフ【解説付】
しおじろう
SF
時は世紀末、地球は宇宙人襲来を受け
壊滅状態となった。
地球外からもたされたのは破壊のみならず、
ゾンビウイルスが蔓延した。
1人のおとぼけハク青年は、それでも
のんびり性格は変わらない、疲れようが
疲れまいがのほほん生活
いつか貴方の生きるバイブルになるかも
知れない貴重なサバイバル術!
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
異世界で至った男は帰還したがファンタジーに巻き込まれていく
竹桜
ファンタジー
神社のお参り帰りに異世界召喚に巻き込まれた主人公。
巻き込まれただけなのに、狂った姿を見たい為に何も無い真っ白な空間で閉じ込められる。
千年間も。
それなのに主人公は鍛錬をする。
1つのことだけを。
やがて、真っ白な空間から異世界に戻るが、その時に至っていたのだ。
これは異世界で至った男が帰還した現実世界でファンタジーに巻き込まれていく物語だ。
そして、主人公は至った力を存分に振るう。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
帰国した王子の受難
ユウキ
恋愛
庶子である第二王子は、立場や情勢やら諸々を鑑みて早々に隣国へと無期限遊学に出た。そうして年月が経ち、そろそろ兄(第一王子)が立太子する頃かと、感慨深く想っていた頃に突然届いた帰還命令。
取り急ぎ舞い戻った祖国で見たのは、修羅場であった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる