オムライス食べたい ～ゲーム漫画アニメの感想、それからオカルトや都市伝説について思ったこと書く意識の低いエッセイ～

【ニュートンは】地球平面説はキリスト教【オカルティスト】

　最初これを知ったとき、筆者は高度なギャグセンスに笑っていたものだ。
　しかし、よく考えてみればこれキリスト教だろ。
　ガリレオ・ガリレイの地動説を否定しまくって、天動説をゴリ押ししたあいつらの主張だろ。
　なぜかガリレオ・ガリレイを（申し訳程度に）題材にしたアニメがあって、「それでも地球は回っている」の有名なセリフを聞いたとき、なぜか筆者は号泣してしまった。
　精神に変な隠しスイッチがありすぎだろ、筆者。
　権力にどれだけ否定されようと、正しいことを正しいと言う。
　そこに感じ入るものが、当時の筆者にはあったのかもしれない。
　そんな筆者なので、まあ一貫性としては地球平面説は肯がえんずることはできない。
　かつてコヤッキースタジオ様にたびたび出演しておられた、某秘密結社３２階級のマスター様が仰っていたことを思い出す。
　世に出回る都市伝説や陰謀論、どうしてキリスト教ベースのものばかりなんですか？
　問いを投げかけて考えさせることに意義があるとする彼は、その答えを動画で語ることはなかった。　
　サバクトビバッタの大量発生、疫病の蔓延、そしてエゼキエル戦争。
　黙示録に予言された終末の世界の通りになるよう、権力者は世界を動かしている。
　何のために……？
　世界人類に、聖書が真実の書だと思い込ませようと企んでいるから？
　何のために……？
　キリスト教的終末世界を演出した上で、それにとって代わるニューワールドオーダーをこそ神の千年王国として、喧伝するため？
　本当に、そんな安直な答えなのか？

　今回はその答えの考察ではないので、そこは掘り下げずに切り上げる。
　興味のある方は、考えてみてほしい。

　地球平面説そのものはともかくとして、その周辺にあるものは興味深い。
　宇宙船内で宇宙飛行士が持っていたボールを取り落とすと、重力があるかのように落下する。それを慌てて拾う映像をして宇宙は存在しないとする主張、または人類の宇宙航行技術への疑いを喚起するもの。
　重力を発見したとされるニュートンは、錬金術や魔術もたしなむオカルティストだったということ。
　他にも、飛行機が南極を飛んではならないのは地球平面説が真実だとバレるからだとか、宇宙の写真がニューロンに似ているのをして天地自然と人体の相応を説くに止まらず宇宙は存在しないまで飛躍するものだとか、面白い話はいろいろある。
　筆者は自分が宇宙に行ったことがないので、宇宙が存在する可能性は高いとは思うが絶対に存在するとは確信はしていない。ひょっとしたら、存在しないのかもしれない。それはそれで面白い。
　仮に宇宙が存在しないとしたら、どうして宇宙があると思わせる必要があったのか。
　この世界は仮想空間である可能性の方が高い、などと著名人が発言する時代だ。
　筆者も、これを読んでいるあなたもただのデータで実際には存在しないかもしれないのだ。
　宇宙とは単なる「プレイエリアの外」なのだろうか？
　心が腐っているときの筆者はそれを元にして「こんな嘘の世界で努力とかしてるやつみんな馬鹿」みたいな文系メタフィクションを書くのにハマっていた時期がある。
　暗黒微笑を楽しみたい向きは、書いてみて欲しい。
　それを書き飽きたとき、あなたは毒を吐き切って少し元気になっているかもしれない。