中卒の獄卒~春からいよいよ高校生と思ったら理不尽に死んだので、血で血を洗う戦いに身を投じます!?~

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中卒の獄卒~春からいよいよ高校生と思ったら理不尽に死んだので、血で血を洗う戦いに身を投じます!?~

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 バス停から車道を挟んだ先の駅へ向かう、中学の同級生を見つけて「おーい」と声を張り上げる。
 名前を呼んで手を振ると、やっとこっちを見てくれたが睨んでいるようにも見えた。
 あいつ、視力悪いんだっけ。
 反応はそれだけで、そそくさとかつての同級生は駅内へと消えた。
 卒業式では柄にもなく泣いていたくせに、つれない態度だ。
 やがてバスが到着した。
 同じ校章のついた学生服の先輩や、サラリーマンの人たちと一緒にバスへと乗り込む。
 駅よりもバス停の方が、学校に近いから俺はバス通学を選んだ。
 今日から、高校生。
 部活は何に入ろうか、とか、彼女はできるだろうか、みたいな。
 小学校から中学校へ上がったときに感じた希望を、また抱いている。
 今度こそ、と拳を握りしめているとバス内で人を不安にさせる警報音が一斉に響き渡った。
 乗客の持つスマホからなるけたたましいそれは、新年度や新生活に抱く不安と希望を絶望に塗り替える死の宣告。
「怪獣警報が発令されました。ただちに批難行動を取ってください。繰り返します、怪獣警報が……」
 空にぽっかりと空いた暗い穴から、爬虫類然とした巨大な足が出現。
 影となって覆いかぶさったそれは、バスを一瞬で踏み砕いた。
 当然、乗客Aでしかない俺もただの肉塊と成り果てた。
 なんてこった、これじゃ中卒じゃないか。

「ハロー、少年。災難だったね」

 漫画的な表現をするならば糸目、と言うのがしっくりくる。
 スキンヘッドに面食らったものの、柔和な笑みを浮かべる女性が俺の前に立っていた。
 材質不明な仄かに発光する法衣を身に纏い、首元には赤いスカーフ。
 年上っぽいが、ギリギリ十代に見えるくらいの見た目。
 あれ、俺は確か高校入学当日に怪獣に踏み潰されて死んだのでは?
「おや、理解できていないのかい。可哀想に」
 スキンヘッドの女性は眉を下げて、口元を隠す。
「あの、俺は一体」
「君は死にました」
「やっぱりかぁ」
「よって、君は決闘裁判に挑むことになります」
「……は?」
 決闘? 裁判?
 裁判ってことは、あれか。
 閻魔大王に生前の行いを云々っていう、あれか。
 じゃあ、決闘とは?
「申し遅れました、私は地蔵菩薩様の使いの者です」
「待て待て待て! この流れは異世界に転移とか転生するやつだろ」
「よくご存じですね。矢流真人(やながれ‐まと)」
「俺の名前をなぜか知っている! あんた、女神様なんだろ? 俺にチート能力をくれるんだろ?」
「いえ、ですから地蔵菩薩様の使いです」
「えーい、神々しい女の人なんだから俺解釈で女神ってことにしとくわ!」
「あなたはこれから、地獄の獄卒との決闘裁判をすることになっています」
「なんで!? 俺そんな極悪人か!?」
「あなたが死ぬ直前に声をかけた同中の学生、彼はあなたが声をかけなければ怪獣災害を逃れ、無事高校に辿り着けました」
「あいつも死んだのか」
「彼は極楽浄土の高校へ転入しました」
「極楽浄土行ってまで高校入って、大学受験とか就職活動とかしたくねぇ~~~」
「と仰ると思っておりましたので、地獄へご案内しますね」
「なんでや!! 代案が地獄て!! おかしいやろがい!!」
 つか、他人を怪獣災害に巻き込んだ罪で地獄に落ちるんじゃなくて、適性での判断じゃねぇか。
 わざわざ罪状を告げたくせに、余計納得いかんわ。
「え~? クソつまんない現世とは異なる世界への転移ですよ? 楽しみですね」
「全然楽しみじゃねええええええええええええええええええっ!!」
「ともかく、決闘裁判への出頭は決定事項です」
「そんなぁ。中卒がどうやって獄卒と戦うんだよぉ」
「お任せください、そのために我々地蔵菩薩様の使いがいるのです」
 使いさんはおもむろにタブレットを取り出した。
 いや、タブレットて。
 人差し指で使いさんがタブレットの電源を入れると、ブオン、と音を立てて立体映像が画面から空間へと投射された。
 武器を持った頭が牛や馬の筋骨隆々なヒューマノイドと、角と翼と尻尾を持った赤い肌の魔人が浮かび上がる。
 これは、なんだ。
 獄卒と悪魔か?
「決闘裁判に赴くに至り、あなたも魔性の者に魂を改造することになるのですが」
「俺は人間をやめるのだああああああああああああああああっ!?」
 どうやら、俺がなる姿の選択肢らしい。
 こんな姿になったら彼女できなさそう。
「あなたの魂は知性よりも暴力性に秀でているので、近接系獣人型がおすすめですね」
 暴力性に秀でている、って。最悪な評価だな、おい。
「……魔人型を選んだら?」
「えー? 弱っちくて負けて罪人まっしぐらですね」
「よーし、やっぱり男は筋肉と暗器だよな! ガハハハッ!! 肉食いてー!!」
「では、牛獣人にしますね」
「牛!? もっとチートキャラにしてくれよ」
「チッ」
「舌打ちした!?」
「……していません、そんな下品なこと。これでも地蔵菩薩様の使いですので」
「へぇ~? じゃあ、黙っといてやるからチートキャラにしてくれよ」
「仕方ありませんね。では、ゾウ獣人にして差し上げます。トラもライオンも蹴散らす地上最強種です」
「なるほど。トラとかライオンとかグリズリーにしてもらおうと思っていたけど、確かにデカさは強さ、防御こそ最大の攻撃か」
「はい、自在に振り回せる長く強靭な鼻、すべてを踏み抜きすべてを弾くボディ、突進の威力を上げる牙。まさにチートです」
「よっしゃ! 行ける気がする!」
「では、“ビーストオン!”の掛け声で変身できますので、がんばってくださいね」
 使いさんが早口で注げると、足元に穴が開き、俺は闇の中へと落ちて行った。
「うわあああああああああああああああっ!! 勝訴って書いた紙用意しててくださいね~~~!!」

「うおおおおおおおおお、ビーストオン!!」
 着地の衝撃で足が折れてはたまったもんではない。
 早速、変身の言葉を唱えると足が肥大して硬化する。
 ズシィィィィィィィン!!
 地響きを立てて降り立ったのは、闘技場だった。
 ぐるりを囲む観客席は超満席で、まさに亡者の群れ。
 割れんばかりの歓声、ヤジ、いわれのない罵倒が飛んでくる。
「こいつはすげぇ」
 圧倒されそうになりながらも、驚くべきは足元の有り様だった。
 石造りの床が蜘蛛の巣状にひび割れている。
 だというのに、まったく足には衝撃が伝わっておらず、痛くもかゆくもない。
 階段をひとつ降りたくらいの感覚。
「ハハハハ!! 相手はゾウさんと来たか!! これは勝ったな!!」
 上空から、というのも妙な話だがともかく頭上から不遜な勝利宣言が聞こえてくる。
 バッサバッサと大仰な羽ばたきとともに、対戦相手がリングに降り立った。
「な、何ぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!?」
 降り立った、と言ってもわずかにホバリングして対戦相手は地に足を付けない。
「この俺、ドラゴン獄卒の前ではゾウもキリンも飛べない豚だ」
「ドラゴンは卑怯だろうがあああああああああああああああああああああああっ!!」
 コウモリめいた大きな二枚の翼を持ち、全身を硬い鱗とトゲで固め、ゆらゆらと尻尾を揺する様はまさしくドラゴン。
 しかも、呼吸の度に火の粉が散っている。
 まさか、火を噴くというのか。
 くっそぉぉぉ、使いさんめぇ!!
 最初に牛とか言うからゾウで納得しちまったが、ドラゴンありとか聞いてねぇ!!
 だったら俺だってベヒーモスとか、リヴァイアサンとか、ヒュドラとかにしたわ!!
「これより、決闘裁判を開廷する!!」
 観客席よりも上の、特別席とも言うべき場所。
 他の観客より二回りほど大きい人影が立ち上がり、大音声での宣言をした。
 赤い肌に厳かな裁判官めいた衣装、威厳に満ちた表情、牙と角を備えた鬼神ともいうべき相貌。
「あれが、閻魔大王か……」
「そうだ、ゾウさん野郎。敗北のあかつきに、貴様を針の山に突き刺して地獄の責め苦を味あわせるお方だ」
「やってみないとわかんないだろうが、そんなこと!」
 精一杯の虚勢を張るが、そうだと見抜かれているようでドラゴン獄卒は鼻で笑った。
 今までの呼吸に比べ、激しく火の粉が散っている。
 いくらゾウの皮膚が硬く、脂肪と筋肉が分厚くても火炎には耐えられまい。
「決闘裁判、始め!!」
 閻魔大王の号令と同時に、ドラゴン獄卒が高く飛び上がった。
「くっ、ビーストオン!」
 着地に際に足だけゾウ化していたのを、顔までゾウ化させる。
 しかし、長所である鼻をどれだけ伸ばそうと、ドラゴン獄卒には届かない。
「そらよっ!」
「うわぁっ!」
 かと思えば、鼻を振り下ろした隙にドラゴン獄卒が滑空。
 鋭い爪で、がら空きの背中をひっかいて来た。
 がら空きだったから、無論ゾウ化していない。
 人間そのもののボディが傷を負い、燃えるような痛みに襲われる。
 腹立ちまぎれに鼻を振り回すも、空を薙ぐのみ。
 ばかりか、先端が地面に叩きつけられて地味に痛かった。
「戦いはヒットアンドアウェイが基本! あ、インファイト型のお前には無理だったな!! ギャハハハハハハハ!!」
「くそっ! 降りて来やがれ!!」
「降りて来いと言われて、降りる馬鹿はいねぇんだよ!!」
 滞空しながら嘲るドラゴン獄卒の口の端から、火が漏れる。
 まずい、と思うものの、体が動かない。
 ゆっくりと開かれたドラゴン獄卒の口内が、禍々しい赤に染まる。
「まる焦げになれ!! ドラゴンフレア!!」
 それは、太陽の衝突。
 尾を引いて迫りくる火球が、俺の全身を包む。
 吸い込んだ空気が燃え、気道が焼け付く。
 地面を転がり、消火に努める。
「ふははは!! 苦しめ、もっと苦しめ!! 火傷した肌に針を突き刺してもらえ!! ギャハハハハハハハ!!」
 哄笑が耳に障る。
 悶え苦しむうちに、リングの床を強く叩いたところ。
「……熱っ!!」
 炎とは違う熱が、ゾウ化した腕に伝う。
「ギャハハハハハハハ!! 間欠泉を噴き上げたところで、そんなものでは俺は撃ち落せんぞ!!」
 確かに俺の生きていた日本では、煮えたぎる温泉のことを比喩的に地獄と呼んだりしていた。
 まさか、地獄の闘技場の地下に温泉があるとは思いもしなかった。
「今度は火傷では済まさんぞ!! トドメの、ドラゴンフレアだあああああっ!!」
 再度、火球がドラゴン獄卒の口から吐き出される。
「ならば……!」
 俺は煮えたぎる湯を噴き上げる間欠泉へと、鼻を突っ込む。
「愚かな! そんなのは焼け石に水だ!!」
 汲み上げた温泉を、俺はゾウ鼻から勢いよく噴射する。
「ドラゴンの火球を、そんなもので防げるとでも……な、何ぃぃぃぃっ!?」
 火球と激突した、噴出温泉水。
 それは一瞬で蒸発し、リングはおろかコロシアム全体に水蒸気が拡散される。
「み、見えん……何も、見えない!!」
 圧倒的優位に立っていたドラゴン獄卒が、たった一手で狼狽えるのは愉快だった。
 俺の姿を求めて右往左往する。
「畜生っ! ならばリングごと破壊してくれるっ!! ドラゴンフレア乱れうちーっ!!」
 闇雲に火球を吐く、ドラゴン獄卒。
 それに当たらないよう注意しながら、俺は砕けた床の破片を鼻で拾う。
 上体を反らし、ゾウ鼻のスナップを思いっきり利かせる。
 狙いをつけると、渾身の力を込めて破片を投擲した。
「ぐぇぇぇっ!?」
 空を切って飛ぶ破片が、ドラゴン獄卒の背中に突き刺さる。
 きりもみ回転しながら、ドラゴン獄卒は墜落した。
 落下点へ向け、俺は全力で駆ける。
「獲った――――!!」
 伸びたドラゴン獄卒へと躍りかかり、全身のばねを使ってゾウ化した四肢を振り下ろす。
「ぎぃぃぃぃぃやぁぁぁぁぁぁっ!!」
 断末魔の悲鳴を上げるドラゴン獄卒の背中へと、拳を、蹴りをゾウの膂力で叩き込む。
 鎧のごとき鱗は剥がれ、トゲは潰れ、剥き身となった筋肉を蹂躙して骨と攪拌する。
 やがて、水蒸気が晴れたときには足元に何のものともわからぬ肉塊が潰れていた。
 途端、歓声が爆発した。
 むごたらしい攻撃を貫いたこと、下馬評を覆したことを称える下品な言葉があちこちから聞こえる。
 こんなことが褒められるのかと呆然としつつも、なんとなくゾウ化した両手を上げてガッツポーズを取った。
「判決を言い渡す……」
 厳かなるは、閻魔大王の一声。
 あたりには水を打ったように静まり返る。
 誰もが、固唾を飲んで続きを待ちわびているのがわかった。
「矢流真人、無罪!! ゾウ獄卒として、これより我が下で働くが良い!!」
 新たな獄卒の誕生に、再び会場が湧き上がる。
 喜ぶというよりも、戸惑いが大きかった。
 ゾウ獄卒として、これより我が下で働くが良い。
 その言葉の意味する重みが、中卒の俺にはあまりに重かったからだ。
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